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大学教授・学者という職業について

大学の先生というのは、 大学での講義と研究活動の主に二つのお仕事があると思います。 学生相手に自分の研究した内容を平易な言葉で分かりやすく述べなければならないとか、 それと並行してリサーチもしなければならないので、 資質がないとできない仕事だと思います。 私は学生時代、ある教授の考えに傾倒して、 授業を熱心に聴くのはもちろん、 その先生の書いた論文も必死に読んだ覚えがあります。 大学教授が発表する論文で、 学術雑誌などに出る比較的短い論文は理論的に組み立てられていて説得力があると思うのですが、 一般向けに(共著ですが)出された本(主にハードカバー)を読んでいると、 研究、検証にもとづいて導き出された結論を書いているようにはとても思えませんし、 最初からご自分のおっしゃりたい趣旨は決まっていて、 それをサポートするのに都合のいい言い回しや文言を有名人の文献などから引っ張ってきているだけのような感じがいたしました。 私たちは学生時代、仮定→検証→実行→結果のようなプロセスに基づいて、 論文を書きように指導され、 今も頑なにそのやり方を信じているのですが、 先生方の出版される本は一般受けを狙っているせいか、 内容が期待はずれです。 その一般受けに出された本を講義で使用して、 今の生徒に宿題として読ませているのかと思うと ぞっとしますし気の毒だなと思わざるを得ません。 もしかしたら自分たちが昔読まされていたものも、 そういったものだったのかもしれません。 私が大学を卒業して歳を重ねたから、 そう思うようになったのか、 大学の先生というのは一般の人に受けるように書かなければならないものなのか、 どちらなのでしょうか。 どのようなご意見でもかまいません。 よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • owata-www
  • ベストアンサー率33% (645/1954)
回答No.1

学術論文は説得力があり、論理的な文章を書かないと誰も信用しない 逆に一般向けの本の場合は、大学教授という肩書きがあるので論理的な文章を書かなくて結論だけ書いても皆が納得してくれる みたいな差だと思いますが

6280marmaid
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに学術論文の読者の大半は学者であるのに対し、 一般著書は一般の読者が対象になりますよね。

その他の回答 (4)

  • come2
  • ベストアンサー率32% (594/1811)
回答No.5

こんにちは この質問を読んで最初に思い出したのが 竹内均さん http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%86%85%E5%9D%87 この方の業績は、研究実績そのものよりも、科学知識の啓蒙活動に集約されると思います 竹内教授の学術論文は読んだことありませんが、プレートテクニクスであり さぞ難解だろうと思いますが、教授が編集長を勤めたNEWTONでは プレートは色分けされ、海溝ではさもプレートがもぐりこんでるように 描かれています。実際は色ついてないですけどね もう一名は、 吉村作治さん http://www.egypt.co.jp/ エジプトと言えば、この人。この方の学術論文は読んだことありませんが 著書やTV解説はみなさんご存知でしょうね 質問者さんがいうところの「一般向け」の最たる活動をしている 教授の1人でしょう。学術論文では無味乾燥かもしれないエジプトの物語を さも雄大に語ります。その語る内容は、教授の裏打ちされた研究実績から 語られていると思いますが、TVでは一切語りませんよね 中には、エジプト研究の世界的権威のザヒ博士と違う意見もあります しかしTVでそこが深く突っ込まれることはなく、むしろテレビタレントの 映像を見た感想コメントとを相手にする必要があったりもしますね そして逆のパターンが ノーベル賞を受賞したある日本人教授 受賞後もちょっと変わったコメントを連発する教授の普段の講義風景が 映し出されてました。 ノーベル賞を受賞するぐらいですから、論文は仮説検証のプロセスをはじめ 立派なものだと思います。TV後のコメントを見ても、ユーモアのある教授として 伝わってきてました。そしてTVでの講義風景が映し出されました。 TV取材側としては、それこそ吉村作治先生のようなおもしろくTV映えするような 講義を期待していたんでしょうね。 それがその講義は・・・・・とてもじゃないがTV受けするような感じではあり ませんでした笑。私の大学時代に確かに学会でそれなりの地位にあり、著書も立派 なんだけど授業はつまらんし、単位取得は厳しい教授を思い出しました あぁ~まさに大学教授だよな・・という感じです つまり学術論文や著書は立派なんだけど、講義は学生受けしないし 自分の専門領域を一般に対してわかりやすく解説もできない おそらくほとんどの大学教授は、ここに属するんではないかと思います いやたいした実績もない、著書もない、学会にしばらく論文も発表してない 教授も多数いると言ったほうがいいのか・・? >大学の先生というのは一般の人に受けるように書かなければならないものなのか、 >どちらなのでしょうか。 だらだらと書いてきましたが、どちら?と切り分けできるものでもなく 研究が得意だけど、一般解説は苦手な教授もいれば 研究そのものより、一般解説が大得意な教授もいる 研究そこそこ、講義そこそこ、一般向け著書なんか書いたこともない という感じでいろいろなパターンの教授が存在するんだろうと思います

6280marmaid
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 研究や執筆活動などでは業績を上げていても、 講義は全く面白くない教授がいると言う話を聞いたことがあります。 研究と教える才能はまた別ということでしょうか。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.4

学術論文 考えられる反論をすべてつぶしておく。 あるいは、反論できるように、追試・検証ができる情報をすべて盛り込む。 というのものです。くどいです。 一般書で、そんなことをされたら、読む人がいない。

6280marmaid
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 反論をつぶすわけですね。 なるほど、学者の世界も競争ですからね。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.3

学者には4つの仕事が有るような気がします。 1.研究して論文を書く 2.学部の学生の教育をする   これは自分の書いた論文を使ったり、自分の書いた著書(かなり狭い範囲)を使ったり網羅的な本(自著、他著)を使ったり 3.研究者の指導をする 4.一般社会を啓蒙する   これが自分の研究実績だけではほとんど書けないわけで結局は受け売りになります。   当然の話ですね。 4つとも大事だと思いますよ。 そもそも大学教育というのはよくT型教育と言われます。 2年で幅広い教養を身に付けて(横棒-) 残りの2年間で専門分野を深く学ぶ(縦棒|)。 これで教養×専門的能力(専門的知識ではありません)を面積として身に付けられる基礎が出来たということですね。 社会に出てからは専門的知識はほとんど役に立たない部署に配属されることも多いですが、その場合でも面積は役に立ちますね。 一つ、面白い例をお話しましょう。若干端折りますが。 電気通信主任技術者と言う通信の最高レベルの国家試験があります。 このある資格の受験では、専門的能力という科目があって3分野から一つ選んで回答することになっています。 この中に無線という分野があります。 無線以外を選択して合格した場合にも第一級陸上無線技術士国家試験(無線の最高資格です)の無線工学(無線機器) が科目免除になります。 最初はとても不思議に思いましたが、結局は面積で可能性を認定しているらしいという結論に達しました。 本論に戻りますが貴方の敬愛する先生が自著、他著、またどういう分野の教科書を使ったかは重要ではないと思います。 貴方にものの考え方、学問への取り組み方をいかに熱く語られたか、またそれが貴方にどんな影響を及ぼしたかが 重要なのだと思います。

6280marmaid
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 その先生は授業中の生徒の質問に対しても、 非常に論理的で筋の通った答えを返してくれましたし、 マンツーマンで話していても、 私などから見ると驚くほど、 広く深い知識を持っていらっしゃると感じたものです。 しかしながら、後に出版された本に載っていた先生の論文を読んだときは、 授業や実際にお話したときとは、 政治的スタンスも考え方も全く変わっていると感じました。 やはり先生と言えども人間であり、 私が見たのは沢山ある面の一面に過ぎなかったということでしょうか。

回答No.2

TPOでしょ。一般向けの本は一般ウケを狙うでしょうし、学術論文なら学者ウケを狙うでしょう。学術論文誌というのがあるのに、何故一般向けの本で論文とまったく同じに書かなければいけないのか、私はそちらの方が理解できません。 もっともハードカバーなら大学系の出版社から出ている本はそのまんま論文のような気もしますし、学者向けに書かれているモノも多いと思うのですが、たぶんご質問は普通の本屋で売っている本という意味ですよね?

6280marmaid
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 その本はハードカバーですが、ターミナル駅周辺の少し大きい本屋ならどこでもおいてあるようなものです。

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