• ベストアンサー

鉄筋の靭性と強度の役割

柱や梁において主筋は強度、帯(あばら)筋は靭性に効果を発揮しますが、 これらは今まで定番問題で当たり前のように理解していていました。 主筋が靭性確保に効果があると言う問題が出た場合は不正解となりますが、 別の問題の解説では梁の場合など圧縮鉄筋(上部主筋)はクリープの防止や地震に対する靭性の確保に効果がある。 と言う主筋の効果に靭性を謳っている解説もあり矛盾するのでは?とも思います。 実際、帯(あばら)筋はどう言う作用で靭性効果を発揮させているのでしょうか? そして主筋量が多くなるとどう言う作用で靭性効果がなくなるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#102385
noname#102385
回答No.1

今日は cyoi-obakaです。 またあんたか!なんて思ってるでしょう? でも、今回の質問は簡単ですから、さっと回答します。 RC造の場合、通常、剪断破壊を防止する事=靭性確保と考えています。 それは間違っていませんし、妥当な解釈だと思います。 では、何故に梁の圧縮鉄筋が靭性に関与するか?と申しますと、 これは、コンクリートの圧縮破壊を少しでも遅らせる効果があるからです。 鉄筋の圧縮強度は、コンクリートの圧縮強度より遥かに大きい(桁が違う)からです。 コンクリートの断面に対して圧縮鉄筋の断面積は少ないですが、役にはたちます。 以上のような事からの解説です!! 最近の建物の梁端部配筋は、上下共に同量の鉄筋とする設計が多いですよ! 次に >実際、帯(あばら)筋はどう言う作用で靭性効果を発揮させているのでしょうか? 基本的に鉄筋籠形状の維持により籠内のコンクリートの爆裂を防止する。 これは、剪断破壊の防止でもあるのです。 柱(短柱)の剪断破壊した写真等を見た事あるでしょう? 破壊線の方向が部材方向に対して45°程度になっているでしょう! つまり、剪断破壊はスパッと部材方向に垂直に起こるのではないのです(特に柱は長期軸方向力が作用しているので顕著です)。 梁の場合無筋でしたらスパッと垂直ですが、RC造は鉄筋が入っているので剪断方向が拘束されて、やはり約45°方向に進行します。 このような力が作用した場合に主筋位置が安易に移動しては曲げモーメントに対抗する事もできません。 従って、Hoop及びSTP鉄筋が重要な役割を果たしているのですヨ! 尚、 >主筋量が多くなるとどう言う作用で靭性効果がなくなるのでしょうか? の意味は私判らないです? 以上、参考意見です。  

mezaken
質問者

お礼

どうも!師匠 いつもレスポンス悪くてすみません。 >またあんたか!なんて思ってるでしょう? 毎度毎度あつかましくご期待しております^^; 冗談はさておき^^ つまり、圧縮鉄筋にしろ帯(あばら)筋にしろそれらが直接靭性に関与するのではなく 脆性破壊させないための効果が間接的に靭性効果となっていると 言うことですか。 あと主筋量が多くなると靭性効果がなくなるのではなく 主筋量を多くしても靭性効果は期待できないと言うことのようですね。 話は変わりますが Fqの+3Nがなくなっちゃいましたね。 と言うことは温度補正だけですむと言うことですか…

その他の回答 (2)

noname#102385
noname#102385
回答No.3

cyoi-obakaです。 そうですね! また、JASS5改正に成ったんですネ! この件はチョット理解できません。 他の規準との兼ね合いも有るようですが、果たして実務的にこれでOKなのか?は、もう少し様子を見ないと…………不安です。 構造体の強度=供試体の強度は無茶なように思います。 不安だったら、コア抜きして試験しろ!!って事ですかね~? 何だか、材料試験会社に仕事を斡旋しているような改正です!! こんなにしばしば改正されては、チマタは混乱困惑するばかりです。 最近の建築行政は、官僚の天下り先の仕事確保のために躍起に成って関係規準や規制を改正しているようですヨ! 困った事です!!!

mezaken
質問者

お礼

どうも^^ こういうのって最終形態はないんでしょうね… 少しずつ少しずつ何年何百年たっても改定はされ続けていくんでしょうね。 将来にわたっても必ず改定される部分が発生すると言う事は 緩和側ならいいですが厳しい側に改定されるとした場合 時の基準には常に不適格な部分が存在しているということですよね。 その点、力学は新しい法則は発見されるかもしれませんが 理論上確立されているものなので何百年たっても不変ですもんね。 「今回の改訂でたわみの公式が変更になりました」 な~んてあったら怖いし^^;

noname#102385
noname#102385
回答No.2

今晩は cyoi-obakaです。 >あと主筋量が多くなると靭性効果がなくなるのではなく >主筋量を多くしても靭性効果は期待できないと言うことのようですね。   ↑  ↑  ↑ これなら判るよ! その通りですネ!! >Fqの+3Nがなくなっちゃいましたね。 >と言うことは温度補正だけですむと言うことですか…   ↑  ↑  ↑ 「Fq」て何でしたっけ?  コンクリートの品質基準強度の事かな~? だとしたら、Fq=max(Fc+3) 又は max(Fd+3) でしょ! この+3が無く成ったの? ホント? どこの書いてありましたか? この+3は、構造体と供試体の強度差を考慮した補正値(割増し値)ですから無く成る事は考え難いのですがね~~?  

mezaken
質問者

お礼

ありがとうございます >この+3が無く成ったの? ホント? 見たいですね。 もう既に確認されているかと思いますが 今回のJass5の改定で Fq=max(Fc)又はmax(Fd)に変更になってました。 >この+3は、構造体と供試体の強度差を考慮した補正値(割増し値)ですから無く成る事は考え難いのですがね~~? 今回の改定では、構造体の強度をコア供試体で表すことにしたためだそうで、そのため供試体との差の補正は不要になったそうです。 Fdの計画供用期間の級も 200年の超長期が参加して4種類になってました。 せっかく暗記しても改定されちゃぁ語呂合わせも役にたたんようになるじゃぁないか~^^;

関連するQ&A

  • 鉄筋工事における柱主筋間違いについて

    鉄筋工事における柱主筋間違いについて。 お世話になります。 昨日私の知り合いの現場で上階施工中にその階で 柱主筋径がサイズダウンD35→D32にならなければいけない 物を間違えてしまいD35→D35とそのまま継手してしまったとの事です。 主筋本数、帯筋の@、径は合っており、主筋径が違うだけだそうです。 そうした場合構造計算上は問題無いのでしょうか。 素人考えですが主筋がサイズダウンしていない分強固な感じがし 実際施工しなければいけない物より頑丈な気がするのですが・・ 教えて下さい。

  • コンクリート強度

    建築勉強中です。 初歩的な質問ですみません。 『必要付着長さを算定するときに用いる許容付着応力度については、「上端筋(曲げ材の鉄筋で、その下に300mm以上のコンクリートが打ち込まれている場合の水平鉄筋)」より「その他の鉄筋」のほうが大きい』 っとあるのですが、 これは、鉄筋コンクリートの主筋の定着位置は、梁の上端筋より、その他のあばら筋や帯筋の方が、付着できる力が大きいという事でしょうか? また許容付着応力度とは、付着できる力の事でしょうか? 宜しくお願いします。

  • 最上階の梁筋定着

    鉄筋工事において「最上階の柱梁接合部に定着する大梁の主筋は、柱せいの3/4を超えて折り曲げて、余長で直線定着L2を確保する」ことについての質問です。1階床までの地下躯体がRC造で地上はS造の場合、柱も梁も鉄筋としては1階床で終わりますが、1階も最上階として扱うのでしょうか。参考になる資料等ありましたら併せてご教示をお願いします。

  • コンクリートの強度を上げての柱・梁のサイズダウン?

    RCラーメン構造のコンクリートの強度を上げると柱・梁のサイズは小さくすることは可能ですか? 3~5階建て程度のRCラーメン構造(7x9mスパン程度)のコンクリートの強度を上げると柱・梁のサイズは小さくすることは可能ですか? ・現在、超強度コンクリートの実用化が進んでますが、3~5階建て程度のRCラーメン構造(7x9mスパン程度)で利用した場合、 通常のコンクリートを使用するよりも柱・梁のサイズは小さくすることは可能でしょうか? ・その際には鉄筋の種類も超強度コンクリートにマッチするような鉄筋があるのでしょうか? ・また、どの程度のサイズまで小さくできるものなのでしょうか? どなたか、ご教授、宜しくお願いします。

  • 2級建築士を勉強している皆さん教えてください。

    現在、来年の2級建築士試験を目指して日々勉強しています。学科「施工」部門でわからないんですが、答えと問題解説を詳しく教えてくれませんか。お願いします。 【問題】 鉄筋コンクリート造の柱の帯筋の加工・組立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.帯筋の端部におけるフックの長さは、帯筋径の6倍とした。 2.帯筋のフックの位置は、直近のものと同じ位置とならないようにした。 3.柱の鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、帯筋の外側から測定した。 4.円柱に用いる丸形の帯筋の端部と端部を溶接としない場合、重なり部分の長さは、帯筋径の12倍とした。 5.帯筋の端部と端部を両面フレア溶接とする場合、溶接長さは、帯筋径の5倍とした。

  • 一級の問題について解説願います。

    平成13年の法規の問題で 鉄筋コンクリート造の建築物において、保有水平耐力が必要保有水平耐力以上であることが確かめられた場合、構造耐力上主要な部分である柱の主筋は、帯筋と緊結しなくてもよい。 ・・・× このような問題があるのですが、 法令集をたどる場合はどのようにしてこの回答に導いていけばいいのでしょうか? アドバイスをお願いします。

  • 木造の梁を鉄筋スレーブで釣ってもいいか。

    木造一戸建てを新築予定です。スパン3m以上の梁があり、1階には柱がなく2階は壁になるので、梁がたわむのを防ぐために鉄筋スレープで二階の両端の柱からM字型に釣ろうと考えています。梁にはボルトの穴は開けず、コの字型の鉄板をかませて釣ります。このような方法は何か問題があるでしょうか?

  • 折り曲げ筋とは?(配筋について)

    折り曲げ筋とは?(配筋について) 二級建築士を勉強しています。 折り曲げ筋という言葉が出てきたので調べてみたのですが、折り曲げ筋とは「鉄筋コンクリート梁の中央部付近で引張り側の主筋を反曲点近くで折り曲げ、梁端部の引張り鉄筋を兼ねるようにしたもの」と出てきました。 問題の回答では”せん断力に抵抗する”となっていたのですが、主筋なら曲げモーメントに抵抗するのでは??と疑問に思っています。 答えが間違ってる…??…というほど、自分の考えに自信はありません^^;どなたか解説お願いします

  • 呼び強度について

    現在戸建てを建設中ですが、基礎コンクリートの呼び強度が21Nでした。 今更ですが、少し強度が弱いような気がします。 戸建ての場合、どれくらいがいいのでしょうか? 21Nでも鉄筋のかぶり量さえ確保できていれば、問題ないのでしょうか? 21N以上にするとどんなメリットがあるのでしょうか?

  • 鉄筋コンクリート梁のたわみと配筋要領について

    鉄筋コンクリート梁のたわみについて下記のモデルの場合の配筋要領の考え方をアドバイスよろしくお願い致します。 RC片持ち梁、 支持部剛接合、 全長L=1800、 梁幅W=150、 梁せいH=600、 先端荷重P=24840N/m2 コンクリート強度N21  上記の条件で、長期最大たわみδ×変形増大係数8.0<1/250 としたい場合の 配筋要領をどのように考えたら良いのか、アドバイスよろしくお願い致します。 (例えば、 主筋 1-D13  腹筋D10  あばら筋D10@200 の場合のたわみ量はどのくらいになるのでしょうか?)

専門家に質問してみよう