倒産と買収の違い（証券）

質問

いわゆる買収と倒産の違いをお伺いしたいと思います。

例えば日興コーディアル証券など、現在買収の苦境に立たされて

おりますが、ちゃんとした利益を出しているのにもかかわらず、なぜこ

の企業は親会社が必要であり、自分たちの手で経営することができない

のでしょうか。粉飾決算の過去があるからでしょうか。

よろしくお願いします。

回答No.1

kamo0424

日興コーディアル証券の、有価証券報告書を見ていないので、
限定して回答はできませんが、黒字経営（利益が出ていても）
破綻することはあります。

というのは、「キャッシュ・フロー」という言葉を
お聞きになったことはあるでしょうか？

これは簡単に説明すれば、「金銭の流れ」です。

例えば、質問者殿が今月末までに１０円払わなければならないとします。
手許にお金があれば支払いが可能ですが、質問者殿がりんごを１００円
で売り、それで支払おうと考えており、その１００円が来月にならない
と受け取れない場合、今月の１０円は払えません。

この様に、企業の利益の中には、「近い将来お金を受け取れる権利」も
利益として加算します。
したがって、利益はでているが、それは将来のものであり、
現時点での支払いをできるお金がないことになります。

加えて、２回続けて、支払日に支払いが出来なかった場合、
会社は倒産しなければならないといるルールが存在します。

以上より、利益はでているが、現時点での支払いができず
会社は倒産するのです。

日興コーディアル証券も、キャッシュ・フローの粉飾をしていたんで
はないでしょうか。ふたを開けてみたら、明日の支払いもできない。
まさに「勘定あって銭足らず」の状態です。