• 締切済み

お勧めの外国のミステリーは何ですか

これまで、日本のミステリー中心に読んできました。 好きなジャンルは、本格推理系。綾辻行人、横溝正史、鮎川哲也、歌野晶午、山村美紗、東野圭吾などなど好きです。外国の作家では、アガサクスティーをチョロット読んだくらいです。これから海外の作品も挑戦していきたいなと思っています。本格物で最初は文体が軽く読みやすく、それでいて、あっと驚くようなトリックやどんでん返しがあったり、意外な犯人だったりといったものを探しています。仕掛けが複雑すぎたり登場人物があまり多くてややこしいものは最初なんでパスしたいです。なにかお勧めのものがあれば是非教えて下さい。

  • 52114
  • お礼率67% (23/34)

みんなの回答

  • ABAsan
  • ベストアンサー率56% (274/489)
回答No.2

 本格と言うよりはサスペンスですが、流麗な文章と強烈なサスペンス、そしてあっと驚く大どんでん返しと三拍子そろったウイリアム・アイリッシュの『幻の女』は必読の名作ですね、無実の罪で死刑判決を受けた親友を救うため、犯行時間に彼と一緒に過ごしたまま消えてしまった女を死刑執行までに必死に探すものの、やっとたどり着いた証人たちも次々と殺されて行くという物語で、何年か前に早川書房が実施した読者アンケートで、海外ミステリのオールタイム総合ベスト1になりました。誰に勧めてもまず外れないので、1作読むならこれをどうぞ。  クリスティの作品は、読みやすい文章と意外な結末で、ほぼ条件を満たします。トリックもそんなに複雑ではなく、使い方の巧さが光る作風です。また、クリスティがいいのは駄作らしい駄作がほとんどない事で、何を読んでもそこそこ面白いために本選びで失敗しにくい事でしょう。個人的には『オリエント急行の殺人』、『アクロイド殺害事件』、『ABC殺人事件』といった有名な作品はむしろ出来はよくなく、あまり語られない作品に佳作が多いと思います。  『白昼の悪魔』、『愛国殺人』、『メソポタミアの殺人』、『三幕の悲劇』『ナイルに死す』、『予告殺人』『葬儀を終えて』『鏡は横にひび割れて』あたりは、もしも読んでいなければどうぞ。  本格派の代表作家であるエラリー・クイーンは、その高い論理性に特徴があります。ラストで展開されるエラリーの推理はパズルのピースを一つ一つピタリとはめていくような爽快感があります。ただ、その分、意外性やトリックという点ではやや弱いです。  まずは日本で圧倒的な人気を誇る『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』『レーン最後の事件』のレーン4部作、そして『エジプト十字架の謎』、『ギリシア棺の謎』の国名シリーズや最高傑作の評価も高い『災厄の町』あたりをお勧めしておきます。  クイーン、クリスティと来れば、次はジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン)となりますが、カーの場合は密室に代表される不可能犯罪物が中心です。いったいこの状況でどうやって犯行を実行したのかの解明が読みどころでしょう。  初期の作品は非常に凝った複雑なトリックのうえ、アクが強くて個性的な作風なので、最初に読むには取っつきにくく、後期のすっきりとわかりやすく読みやすい作品から入るのがよいと思います。『ユダの窓』、『皇帝のかぎ煙草入れ』、『緑のカプセルの謎』あたりかな。面白ければ『三つの棺』、『プレーグ・コートの殺人』、『火刑法廷』といった傑作群に進むのがよいと思います。  あと海外本格派でわりとよく見るのが、ラストのどんでん返しと言うより、途中で二転三転して真相が五里霧中となるようなタイプで、アントニィ・バークリー『毒入りチョコレート事件』、コリン・デクスターの『ウッドストック行最終バス』、『キドリントンから消えた娘』などがありますが、個人的な一押しはクリスチアナ・ブランドの『ジェゼベルの死』です。怪しい容疑者が次々と出てきて、こいつが真犯人だと思われると新たな証拠によってそれが覆され、ならばこいつこそ真犯人だとなるまた別の証拠でひっくり返され、ついには容疑者が誰もいなくなってしまい、どう考えても実行不可能としか思えなくなった所で、ラストで読者の度肝を抜く衝撃的なトリックが解明されて真犯人が明かされるという、本格ミステリ史上、傑作中の傑作です。入手難なのが残念ですが、手に入れば是非ご一読を。

52114
質問者

お礼

ホント沢山の作品をお読みになっていらっしゃるのですね。 クリスティー以外は、文庫を手に取るも、なんか活字が小さくてギッチリ文字が詰まっているので、読みにくいのなかという先入観があり敬遠がちでした。これからはまず一冊チャレンジしてみます。

  • reviewer
  • ベストアンサー率34% (165/484)
回答No.1

ジェームズ・アンダソン 血染めのエッグ・コージイ事件 扶桑社ミステリー文庫 切り裂かれたミンクコート事件 同上 ニ作ともイギリスのカントリーハウスが舞台のユーモアとアイデアの富んだ 本格ミステリー 他に ・ガストン・ルルー 黄色い部屋の謎 創元推理文庫  ミュージカルで有名な「オペラ座の怪人」の著者による”密室犯罪”と“意外な犯人”の二大トリックで国内外の評価が高い本格ミステリーの古典 ・パット・マガー 探偵を捜せ 創元推理文庫  犯人が探偵を捜すという“異色”の本格ミステリー などどうでしょうか 

52114
質問者

お礼

色々候補を挙げていただきありがとうございました。 早速、本屋さんで立ち読みして面白そうなものを選んでみます。

関連するQ&A

  • ミステリー小説のオススメ教えてください!

    知ってる本は結構読んでしまったので、これからなにを読もうか迷っています。 綾辻行人さんの『十角館の殺人』のような、最後にどんでん返しのある、「うわっ!やられた!!」と思うようなミステリーが読みたいです。 好きな作家さんは、綾辻行人さん、島田荘司さん、有栖川有栖さん。このお三方の作品は大好きで全て読みました。 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』もまんまとだまされて、とても楽しく読めました。 東野圭吾さん、宮部みゆきさん、横山秀夫さんの作品はいくつか読みましたが、普通に好きな感じでした。 ダメだったのは、桐野夏生さん『柔らかな頬』。なんだかよく分からないまま終わってしまった感じで。消化不良でした。(ファンの方、ごめんなさい) 今読んでいるのは雫井脩介さん『犯人に告ぐ』です。(まだ半分くらいなのでなんとも言えませんが) 作品、作者、なんでもいいのでオススメを教えてください。 外国ミステリーは苦手なので、パスです。

  • 本格ミステリ探してます!

    初めて質問させて頂きます。私は24歳の♀です。 小学生の頃に初めてシャーロック・ホームズを読んでから読書が趣味になりました。 特にミステリが大好物です。 なかなか忙しいので次に読む本を決める時間がありません。 そこで皆様にお願いです! ミステリ、本格ミステリでお勧めの本がありましたら是非教えて下さい。 特に謎解きに重きを置いたものが嬉しいです。最後に凄い驚きがあれば、なおの事良いです。 参考までに私の特に好きな作家さんを挙げておきます。 国内作家は綾辻行人、泡坂妻夫、歌野晶午、恩田陸、京極夏彦、島田荘司、殊能将之、高木彬光、竹本健治、東野圭吾、平石貴樹、森博嗣、横溝正史です。 海外作家はアイザック・アシモフ、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーン、ヴァン・ダイン、コナン・ドイル、ジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン)、ロアルド・ダールです。 たくさんの作家さんを書いてしまいましたが、どうしてもこれ以上、省く事は出来なかったのです。 参考にして下さい。 是非、時間のない私に変わって私に本を選んでやって下さい。どうぞ宜しくお願いします!

  • 本格ミステリでおすすめの本を教えて下さい。

    ミステリ読書を趣味にしています。 初めてコナン・ドイルの「ホームズもの」を読んで以来、推理、と名のつくものが大好物になりました。 特に「本格ミステリ」が好きなのですが、皆さんのお勧めの本がありましたら教えて下さらないでしょうか? 参考までに特に好きな作家は、国内ですと、島田荘司、綾辻行人、高木彬光、泡坂妻夫、京極夏彦、横溝正史、森博嗣等です。 海外は、カー、エラリークイーン、ドイル、ヴァンダインが特にお気に入りです。 これは!というものがあったらぜひ教えて下さい。宜しくお願いします。。。

  • 20代~70代の読書家に薦められるミステリー

    こんにちは。過去の回答も見たのですが、良さそうな本が見つかりません。 推理小説の同好会に参加しており、毎月、その月の担当者が指定する本を全員で読む事になっています。メンバーは本読みの方ばかりなので、めったな本は指定できませんが、自分の番が来るのにネタがつきてしまったというか‥。何かいい本はないでしょうか? 以下の条件を満たす本でお願いします。 (1)20代~70代の読書家の男女が読む (2)文庫本で皆が手に入れやすく、あまり古くなく、ページが厚すぎない。 (3)後味の良いもの。余韻が残るもの。できたら「どんでん返し」があるか、意外な結末があるもの。 (4)ホラー系、オカルト系、ハードボイルド系、メフィスト賞系は除く。 (5)日本の作家で文章が読みやすいもの。 (6)以下の作家はもう取り上げたのでそれ以外。 江戸川乱歩、横溝正史、藤原伊織、馳星周、綾辻行人、有栖川有栖、鈴木光司、竹内久美子、東野圭吾、松本清張、仁木悦子、樋口有介、赤川次郎、内田康夫、泡坂妻夫、柴田よしき、筒井康隆、岩崎正吾、森雅裕、都築道夫、津村秀介、岡嶋二人、井上夢人、恩田陸、北村薫、鮎川哲也、宮本輝、宮部みゆき、貴志祐介、乃南アサ、藤沢周平、打海文三、乙一、横山秀夫、井上ひさし、島田荘司、小池真理子、高村薫。 よろしくお願いいたします。

  • 有名推理作家の最後の作品は?

    松本清張氏、横溝正史氏、高木彬光氏、山村美紗女史などなどの有名推理作家の最後の作品を知りたいのですが、そのようなことを調べるサイトをご存知ないでしょうか。 また、それらの作品名をご存知の方、教えてくださると助かります。 最後の作品というと「絶筆」とか「遺稿」と言うのか(?)未完成のものだったりするようですが、未完成ではなく完成して最後に発表された作品が知りたいので、よろしくお願いします。 山村女史の場合、確か西村京太郎さんが続きを補足して完成させた、というのを聞いたことがありますが、出来ればその前の作品が知りたいと思います。

  • 本格ミステリ

    本格ミステリが好きで次に何を読もうか迷っています あなたの読んだ中でおすすめを教えてください! 既読本をあげておきます 西澤保彦…七回死んだ男・瞬間移動死体・人格転移の殺人 綾辻行人…館シリーズ 岡嶋二人…クラインの壺・ダブルプロット・そして扉が閉ざされた 東野圭吾…仮面山荘殺人事件・ある閉ざされた雪の山荘で アガサクリスティー…そして誰もいなくなった・アクロイド殺し 天使のナイフ・ハサミ男・殺戮にいたる病・星降り山荘の殺人・13階段・ロートレック荘殺人事件 などがあります。 西澤さんの作品はSF要素がトリックに絡んでいて推理するのが楽しかったです。 綾辻さんの館シリーズでは時計館・十角館が好きです。反対にびっくり館はあまり好みではありませんでした。 純粋にトリックを楽しみたいためホラー要素はあまり求めていません。古典的なものが好きです。よろしくお願いします。

  • 日本の本格?推理小説でおすすめは

    日本の本格?推理小説でおすすめがありましたら お教えいただきたいです。 (以下の皆様以外にです) いわゆる「吹雪の山荘」的ジャンルを好んでます 私が好きな作家(敬称略)さんは 宮部みゆき 北村薫 綾辻行人 有栖川有栖 辻真先 島田荘二 東野圭吾 二階堂零人 若竹七海 法月倫太郎 我孫子武丸 折原一 よろしくお願い致します

  • お勧めの推理小説

    推理小説が好きで時々読んでいます。ですが、食わず嫌い(読まず嫌い?)なところがあるのか、ついつい作者が偏りがちなんです。それで、みなさんが読んだものでお勧めのものを教えてください。下に挙げる中に含まれないようなものでも大丈夫です。 今までに読んだものは 「赤川次郎」…トリックがどうのより、すらすら読めてしまうから読むといった感じで読みました。 「山村美紗」…キャサリンシリーズが多いです。アメリカ人と日本人の視点の違いを活かして推理するような話が好きです。 「宮部みゆき」…「理由」「レベル7」などを読みました。「火車」はまだ読んでいません。 「横溝正史」…「人形佐七」を読んでいます。 といった感じです。ホラー系は好きではないです。海外の作家のものはあまり読んだことがありません。エラリー・クイーンを少しかじった程度です。あとは怪盗ルパンを大体読みました。 ちなみに読んで面白くなかったのは、「すべてがFになる」です。トリックがあまりにつまらなくて、読んだあと疲れました。機械的なトリックを使ったものより、心理的トリックを上手く使った話の方が好きです。いい意味で裏切られた気分になるので。長々書いてしまいましたが、国内、海外問わず、お勧めありましたら教えてください。

  • おすすめのミステリ、小説を教えてください

    おすすめのミステリ、またはスピード感のあって面白い小説を教えてください。 ラノベでもOKです。 どんでん返しがあったり、しっかりした世界観があるのが好きです。 文庫化されているもので、出来れば簡単なあらすじを書いていただけると助かります。 面白いと思った本、思わなかった本は下記の通りです。 これを参考におすすめしてください。 あくまで参考なので、こだわらなくても大丈夫です。 よろしくお願いします。 【面白いと思った本】 ハリーポッター シリーズ (J.K.ローリング) 学校を出よう! シリーズ (谷川流)   →補足:有名な「涼宮ハルヒ」シリーズは数ページ読んで挫折しました…。 十角館の殺人 (綾辻行人)    →補足:水車館は面白くなかったです。人形館、黒猫館、暗黒館、びっくり館は未読。 No.6 (あさのあつこ) 告白 (湊かなえ) キノの旅 シリーズ (時雨沢恵一) ゴールデンスランバー (伊坂幸太郎) コールドゲーム/噂 (荻原浩) それは、自殺5分前からのパワープレー (黒岩勉) 【あまり面白いと思わなかった本】 すべてがFになる (森博嗣) レベル7/ICO (宮部みゆき) インシテミル/ボトルネック (米澤穂信) 七回死んだ男 (西澤保彦) イニシエーション・ラブ (乾くるみ) 失はれる物語/暗いところで待ち合わせ (乙一) バッカーノ! (成田良悟) 密室の鍵貸します (東川篤哉) 殺戮にいたる病 (我孫子武丸) 葉桜の季節に君を想うということ (歌野昌午) 東京島 (桐野夏生)

  • こんな私に合う推理小説を教えて下さい。

    こんな私に合う推理小説を教えて下さい。 題名通りなのですが、あんまり難しいのは苦手でエラリィ・クイーンなど字数が多くてページ数が多いのはご遠慮願いたいです(>へ<; 今までハマったのが以下です。ホームズ、ルパン、江戸川乱歩は省略させて戴きます。よろしくお願い致します。 コロンボシリーズ W・リンク R・レビンソン 館シリーズ    綾辻行人 戯言シリーズ   西尾維新 心霊探偵八雲  神永学 金田一耕介    横溝正史 神津恭介     高木彬光