• ベストアンサー

コスモ石油の植林CMについて

はじめてお世話になります。  友人と話している時  コスモ石油が「CO2抑制のために、オーストラリアに 5100ヘクタールの植林をしています云々」(文章は不正確です) というCMが流れたので、この植林の効果が、コスモ石油が売った ガソリンが排出したCO2に対して、どの程度のものなのか?という 議論になりました。  私は、「ほとんど効果はないだろう!悪くするとマイナス」派  友人は「やらないよりはかなりマシ!」派 でした。  コスモ石油の1年あたりのガソリン販売額は、約6.6ギガリットル という値が、すぐにわかったのですが、1ヘクタール当たりのCO2 の年間吸収量、植林に要するエネルギー、携わる人間の使うエネルギー など、分からないファクターが多すぎて、計算までには至りませんでした。  何か、ご見解か、簡易な資料がありましたら、ご教示いただければ 幸いです。

  • CaF2
  • お礼率82% (46/56)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hideyuka
  • ベストアンサー率50% (2/4)
回答No.3

コスモ石油のホームページが参考になると思います。 http://www.cosmo-oil.co.jp/inf/press/p_020919/menu.html 1haの森林が吸収するCO2の量は、20トン前後と考えて良いと思います(色々な考え方があると思いますので、あくまでも一つの指標)。まぁ、正直に言って、石油元売りが販売するガソリンから排出されるCO2量とは比較にもならないでしょう。そういう観点で見ると、偽善に思えるかもしれません。しかしながら、だからといってやらなくて良いということにはならないと思います。 ちなみに、5100haについては、コスモ石油は自分で植林しているのではないと思います。豪州の会社(これがつぶれて、今ではZurichが引き継いでいるようですが)が植林した森林での排出権を、優先的に購入できるオプション契約を結んでいるだけのようです。そしてそこで獲得したCO2排出権を、ユーザーが排出するCO2のオフセットに活用しています。 石油会社の中では、出光興産も植林をしていると新聞で見たことがありますが、コスモ石油の場合はtaro1121さんの言うとおり、うまくCMに活用したと思います。

参考URL:
http://www.cosmo-oil.co.jp/inf/press/p_020919/menu.html
CaF2
質問者

お礼

どうも、お礼が遅れましてもうしわけありません。 (ちょっと、出張しておりました m(_ _)m ) コメントと、興味深いリンクの御紹介、ありがとうございます。 とても参考になりました。 http://www.cosmo-oil.co.jp/press/p_020919/menu.html  つい、忘れてしまうのは、 「木は、CO2を、木の形でしか保持できない」 という事ですね。  木が多ければ、どんどんCO2が減って酸素が増える と考えますが、木が腐ってしまえば、かなりの部分がCO2 となり、再度空気中に帰るわけですから・・・  昔、地球の大気が、ほとんどCO2だった頃、海のサンゴは せっせとCO2を取り込み、自分達が死ぬことによって、ついには 石灰岩の形で、大気中のCO2を固化したわけですが  今、我々は、その大恩人のサンゴを破壊しながら、片やCO2を どんどん排出しているわけで・・・情けない話です。  hideyuka様の御説明によると、コスモ石油が植林しているのではなく また、植林を指導しているわけでもなく、植林をする私企業が、植えた 木の、計算上のCO2排出量を、自分のCO2排出権に、オフセット として乗せる「権利を金で買った」・・・とゆ~わけで・・・  これは、これで、トホホな話ですね~。いったい何重に金がからんで いるんだか・・・一回考えただけでは、よく理解できません・・・。 木を植えた人間の善意なんて、はるか彼方に霞んでしまっていそうです。  まあ、金だろうと、善意だろうと、結果的にCO2が減ってくれれば 文句はないのですが、総合収支として、それをやった人間たちが排出した CO2の量の方が多かったとか、オーストラリアで作業移動に使った車の 出したCO2と、植えた木のCO2吸収がトントンだった、なんて結果 だけはいやなんですけど・・・  1ha=20トンという、あまりに少ない量を知ると、暗い予想に なってしまいます。  今回はどうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • taro1121
  • ベストアンサー率43% (178/409)
回答No.2

 tama4622さんの書かれている内容が回答の本筋だと思われます。  付け加えるなら、他の石油会社・産業も同じような仕事をしています。コスモさんは上手にCMしたなと言うのが私の印象でした。  批判的になってしまうのは、企業だからでしょうか?もし国の予算を使う協力隊であるとか、寄付によって活動するNGO・NPOだとしたらどのように感じたでしょう。  海外で農林水産業の活動をしている友からのメールではどのような形態であれ、その環境に憂いを持ち、少しでもより良い環境を作り出そうとしています。  PS、最近、アフガニスタンの農業支援に旅立った友がいます

CaF2
質問者

お礼

 どうも、熱意あるお答え、ありがとうございます。  今回のご意見を拝見して、私がまだ若かった頃、 マザーテレサが来日された時のことを思いだしました。 ・・・それは、  日本に旅客機で到着された時、出された食事の使い捨て食器を、 「祖国では、まだまだ使える、大切なものなのです」とだいじに 持ち帰った、というマザーの話が、「美談」として新聞に取り 上げられた事です。  ガチガチの合理主義者だった当時の私には、マザーのその 不合理さが理解できませんでした。  「マザーが、もし、簡易食器が欲しいと、日本企業に依頼すれば 100万個だって、一瞬に手に入るだろうに・・・。ほんと~に 貧しい者たちのために欲しいならそうすべきなのに・・・ なぜそうしない??・・・。蟷螂の斧に自己満足する、マゾヒスト じゃないんだから・・・??」  私は、この事が、頭からずっ~と離れませんでした。たぶん、あれから 20年近く考えつづけて、マザーが亡くなられた時ですら、考えてました。  でもわかりませんでした。  しかし、最近は、なんとなく、こう思うことにしたのです。 「マザーは、日本人である私に、『考えさせる』ために、あんな不合理な 行動をとったんだろう・・・『考えさせ続ける』ために・・・確かに、私 は考え続けてのだから・・・私は、マザーの行動の事を考えている時、 確かに、いつも、『環境と貧困』を考えていたのだから・・・」 『啓蒙』とは、こ~ゆ~事を言うんだろう、と思っています。  ただ、「啓蒙するような行為」が許されるのは、価値観の定まった 指導的立場の方だけだと思います。  実働部隊こそ、合理的・効果的に活動するのが一番大事だろうと思います。 そうゆう意味で、その活動が効果があるのか否か、を見極めることが、若い 方に、最も肝要であるという気持ちは、20年前も、今もかわりません。  お答えどうもありがとうございました。  

  • tama4622
  • ベストアンサー率32% (67/205)
回答No.1

根拠はありませんが「ほとんど効果はないだろう」と思います ただ、「悪くするとマイナス」ではないと思います このCM、確かこんな趣旨のバージョンがあります 毎年森林を燃やす人たちがいます CO2を吸収してくれる貴重な森林を燃やすな という言葉は 彼らには届きません それは本当の飢えをしらない私達の言い分に過ぎません かれらは食べるために森林を燃やし作物作ります 森を燃やさなくても食べていけるように ○○石油は稲作りの指導と普及をはじめています 単純に「罪滅ぼしに森を植えています」だけのCMだったら 「そんなもん売って儲けている石油の量に比べたら 問題にならないほど微々たるもんでねえの?なんか偽善的」 と私も思ったと思います そして質問のように じゃあ5100ヘクタールがなんぼのもんか調べてから 批判しようなじゃいか となったと思います でも、そういう批判を封じるための「稲作作りの指導」で これも一種のポーズだとしたらやはり偽善的ではあります なんかご質問の趣旨とははずれてますが 私も5100ヘクタールの森林の効果 知りたいです

CaF2
質問者

お礼

さっそくのお答、ありがとうございます。  確かに、企業広告には、いつも多少の胡散臭さや偽善を 感じます。が、まあ、それは営利企業ですから、仕方ない ことなんでしょうね。  私が不満に思うのは、エセ統計といいますか、数学オンチ といいますか・・・なんとなく日本人のロジカルでない部分 なんです。  よくマスコミが使う「東京ドーム4杯分のビール」とか 「富士山の高さの10倍の量の厚さの云々」とか ああゆう、「バカな国民に教えてやろうか」的なところと 同じ尊大さ、ズルさを感じるんですよね・・・  今回はどうもありがとうございました。 もう少し、更にお答をお待ちいたします。m(_ _)m

関連するQ&A

  • フィリピンでの植林事業に対する投資について

    はじめまして。 友人がフィリピンでの植林事業に対する投資をしないか?といっておりまして、本当に儲かるのか疑問に思っております。 友人曰く、一年間で回収できるといっています。 はっきりしたことはわからないのですが、ジトロファという木を植林し、排出権取引をにらみつつ、バイオエタノール燃料の原料にして利益を上げようとしているようです。 鳩山首相がCO2を25%削減を打ち出し、排出権取引が現実味を帯びてきているのは理解できますが、本当に一年足らずで回収できるほど儲かる仕組みだと思いますか? 実際は詐欺に近いものではないかとおもっています。

  • 天然ガスのCO2排出量はなぜ石油より少ない?

    石油よりクリーンなエネルギーとして天然ガスが紹介され、CO2排出量が少ないと書いてあるHPがたくさんありますが、どういう意味なんでしょうか?燃えれば含有炭素がCO2になるわけだから、単位量(体積?重量?得られるエネルギー)あたりの炭素量が、天然ガス<石油なんでしょうか?

  • ガソリン1LあたりのCO2排出量

    ガソリン車で走行する時、ガソリン1Lにつき、どれくらいのCO2を排出しているのでしょうか? 1Lあたり「2.3kg」、「2360g」という説明を見かけ、一応納得したのですが、それには石油精製時のCO2排出などが含まれていないように思います。 原油を掘り出すところから、とは言いませんが、ガソリンを作るところから計算したCO2排出量を御存じの方はいらっしゃいませんか。

  • 石油燃焼で発生するCO2の量

    温室効果ガスのひとつであるCO2について質問します。端的に石油を1トン燃焼させると○○トン(またはkg)のCO2が発生するのでしょうか。気体を重量で表現するのはおかしいようですが、排出削減の目標値などもすべてトンの単位になっていますので、比較のためにそろえる必要があります。

  • 植林して埋めたらCO2対策にならないか?

    カーボンニュートラルを目指して、原子力発電の見直し、再エネの導入、安定供給、C02の地下貯留、水素社会、などなど言われている中でものすごく素朴な疑問があります。 大気中のC02を減らしたいのなら、植林してその木を地中に埋めればよいのではないでしょうか? 例えば森林の間伐材、食物廃棄物等、紙等はすぐに埋められますし、さらに植林した森の間伐材や養殖した藻やミドリムシを埋めれば実質大気中のCO2はマイナスに転ずるのではないかと。 一部の有機物はバイオエタノールにしてガソリンに代替させれば、化石燃料を掘る必要もなくなります。 この方法で問題があるとすれば下記ですが、 ・採算性 →バイオエタノールとしては今リッター500円くらいですが、技術や規模が大きくなれば値段は下がります。一方でガソリンはすごい勢いで値上がりしてます。これがどこかで逆転すればバカ売れするはず。  現在研究中のCCS技術の採算性はよくわかってませんが、まだ実用段階ではない認識です。 ・CO2を減らす性能 →植林だとまともにCO2を吸ってくれるまでに数十年かかると思いますが、ミドリムシなどは速攻でイネの10倍くらい吸ってくれますので、性能面も申し分ないのでは。 ・スケールするか →「ユーグレナ」という会社が陸地にミドリムシ工場作ったくらいなので、水辺の近くでないといけないなどの縛りもなさそうなので、工場を作るのと同じノリで拡大できるはず。 ・環境問題 →有機物を埋めることで自然環境にどのような影響があるかは正直わかりませんが、木も食物ももともと土から生えてきたものですし、もっと言うなら石油や石炭も動植物が埋まってできたものですので、影響はないんではと思ってしまいます。 ほかに問題があるか調べているのですが、いまだそういった書籍・動画・Webページに当たりません。 どなたか、動画やWebページ、ニュース記事や論文や書籍等形式は問いませんので、これに関する情報をいただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • エナジードリンクと消化・吸収

    食後にエナジードリンクを飲むと交換神経を刺激して腸管運動を抑制し食べ物の栄養の吸収が抑制されるんじゃないでしょうか。 ちょっとググったら食後にエナジードリンクを飲むのが効果的という情報がたくさん出てきたのですが、エナジードリンクが効果的に効いても食物の吸収が悪くなり身体にはよくないような気がするのですが… それと食後の飲むと次の日下痢になりやすいような気がします もし食べ物の栄養の吸収が抑制されるのであれば、どれぐらい栄養の吸収に影響が出るんでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 石油会社のTVコマーシャルについて

    最近テレビである石油会社が自社が発行するカードで給油をすると環境保護にお金が使われるので「エコ」だと良い事の様に宣伝していますが、これってそれ程たいそうに宣伝する程本当にエコロジーに貢献するなんでしょうか? もちろん環境に寄付しないよりした方が良いのは分かっていますが、給油したガソリンで発生するCO2の排出量の汚染の方が、はるかに環境に与える影響が多いと思うので、詭弁にすぎないのではないでしょうか。みなさんはどうお考えですか?

  • 人類のエネルギー問題

    現在、人類の大きな課題の一つとしてエネルギー問題があり、様々な場所で議論されています、しかしエネルギー問題の本質の議論は必ずしも一致していません(例1:石油に代わるエネルギーを探すのが一番大切 例2:人類の人口増加がエネルギー問題の一番の問題なので抑制させる対策をとる事が大事←私はここだと思います)。  そこでここをお読みいただいているあなたはエネルギー問題の本質はどこにあると思いますか?幅広い意見をお待ちしております。

  • ガソリンとハイオクに隠された謎とは

    エネオスやコスモ石油などのガソリンスタンドによって、ガソリンやハイオクの種類が違うと聞きました。 1.本当に違うのですか? 2.ハイオクは洗浄効果があるらしいのですが、原付にハイオクを初めて入れました。ずっと使い続けたり、3回目くらいから洗浄効果があると聞いたのですが、本当ですか?

  • 「できることから始めよう」ってよく言いますが・・・

     マスコミや身近な集合体における環境問題に関する議論の最後に「私たちのできることから始めよう」っていう結論でまとめられることが多いように思いますが、私は特に温暖化防止に関しては(あくまで温暖化が人的な原因であるとした場合)、個人の細かな行動による効果はほとんどないと考えています。  例えば、夏にクールビズや冷房をつけないなどの効果は電気代の節約ですが、これで余分に残ったお金は企業なら別の設備投資に使うだけでありその機械を造る際のエネルギーに替わるだけですし、家庭ならガソリンやらに替わるだけだと思います。(こっちの方がCO2が少ないということなのかも知れませんが。)  結局、CO2削減にはエネルギー変換効率を上げるか、または節約したお金を他に使わずに”捨てる”しかないと思うのです。皆さんはどう思っておられるでしょうか。