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下弦の月って?

puni2の回答

  • puni2
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回答No.3

古文は専門外なのと,手元にあまり資料がないので憶測になりますが,私も満月(の前後)だと思っていました。 今までよく言われた解釈では,「かぎろひ」=東の空が日の出前に明るくなる現象,天文用語で言う薄明(はくめい),として,また「かたぶきぬ」を「すっかり西空に傾いてしまった=月没直前」と解釈していますので,これですと満月ですね。 かぎろひが「光るもの」だとして,「東の空にすでに上って(日出から2~3時間ぐらい経過して)いる太陽」と解釈して,さらに「かたぶく」を「月が南西の空で徐々に高度を下げて西に向かいつつある」と解釈すれば,下弦になるかもしれません。 確かに,(現代語の感覚ですが)「日が西に傾いてきた」という場合,必ずしも日没の直前ではなく,日差しが西の方に移ってきたというニュアンスのこともありますので,沈むまでにはもう2~3時間あってもよいかもしれません。 しかし,万葉集には「山の端(やまのは)に月かたぶけば」という言い方もあるので,沈む直前だったとしてもおかしくはなさそうです。 一方,既に上っている太陽を「(かぎろひの)立つ」と表現するかなあ?という気はします。 手元の古語辞典では,(全訳古語例解辞典) 「かぎろひ」=明け方東方に見える光。曙光。 「かたぶく」=(太陽や月が)西に沈みかける。 「東の野に曙の光が立つのが見えて,振り返って見ると月はもう(西に)傾いてしまっていることだ。」 という訳を与えています。また,「小学館国語大辞典」では, 「かぎろひ」=1.かげろう。2.明け方の日の出る頃に空が赤みを帯びて見えるもの。3.炎などによって空の赤く染まって見えるもの。 となっています。これらから考えると,通説の「満月ごろ」のほうが合うように思われるのですが。 「かぎろひ」を光るもの一般に拡げたところに解釈の新しさがあるのでしょうか。 出題者は古文の専門家なのでしょうか。それとも何かのクイズでしょうか。 問題の背景などお教えいただければ幸いです。

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