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系統誤差について
stomachmanの回答
おおざっぱに言えば、ランダムじゃない誤差の事です。何か特定の原因があって生じている誤差。 一般に、理論と観測データの差が誤差です。理論がなければ誤差もない。たとえば最も単純な理論と言えば「同じ物を何度測っても答は同じの筈」というものでしょうが、その場合、実際に測ると毎回ちょっとずつ違うから、これが誤差。また「いつもごはんをちょうど100g茶碗に入れた筈」が理論なら、「測ってみると随分ばらつく」これが誤差。 で、サイコロを振ったようなランダムな誤差しか無ければ、まあ、理論と観測は合っている。でも、何か特定のくせがある場合、理論が観測に合っていない。理論が考慮していない何らかの現象が見つかったと考えられるわけです。それが 単に気のせいだったり、 計算間違いやデータの入力ミスだったり、 サンプルの取り方にへんな偏りがあったんだったり、 目盛りを大きめに読んじゃう癖のある人のせいだったり、 計測器の異常(たとえば気温の影響で秤が狂うとか)であったり、 理論の近似がいい加減過ぎたんだったり、 そして、ひょっとすると従来の理論では知られていない全く新しい現象の発見だったりするわけです。 さらには「この計測の誤差はこういう統計的性質があるはず」という、誤差に関する理論が出来ている場合もある。その理論から外れた場合、誤差の理論が間違っているのか、あるいは未知の原因による系統誤差である可能性を考える。
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本当に有難うございます。系統誤差が何なのか大雑把ではありますが、理解できたような気がします。親切に例までつけていただいて、有難うございました。