• ベストアンサー

バイオ燃料に含まれるCO2ってなんですか。

バイオ燃料に関するあるニュースに、「バイオ燃料に含まれるCO2は作物が成長する過程で大気から取りこんだものなので、燃やすことによってそれを排出しても大気中のCO2濃度は変わらないとされる」と書いてありました。 植物が成長する時、光合成でCO2を取り入れるのはわかるのですが、 それをずっと蓄えていてバイオ燃料になって、燃えた時にそれを排出するというのがわかりません。それから燃える時は大気中の酸素と反応してCO2ができるのではないのですか。 知識がないものです。教えてください。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • cat-food
  • ベストアンサー率61% (124/201)
回答No.6

ニュースに「バイオ燃料に含まれるCO2は作物が成長する過程で大気から取りこんだものなので・・・」と書かれていたとすれば、そのニュースが間違っています。バイオ燃料にCO2 は含まれていませんから、貴方が理解できないのは当然です。 植物が光合成でCO2を取り入れることは事実ですが、しかし、「それをずっと蓄えている」わけではなく、そのCO2と根から取り入れた水を化学的に反応させて、デンプンやセルロースあるいは油脂の形にして蓄えています。そして、バイオ燃料はこのデンプンなどを原料としてエタノールや脂肪酸メチルエステルの形にして使用します。このエタノールなどが燃えるときに大気中の酸素と反応してCO2に戻ることになります。 植物はCO2を吸収しますが、そのままCO2 を蓄えているわけではなく、またバイオ燃料にCO2 が含まれているわけでもありません。(ニュースが間違っています) 植物に取り込まれたCO2は様々な化学反応を経由して最終的に大気中の酸素と反応してCO2に戻ることになります。その結果、植物に取り込まれたCO2は、バイオ燃料として燃やして出てきたCO2(および植物自体が呼吸によって出したCO2の合計)が量的に同じになります。この結果、大気中のCO2の量は変わらないことになります。

rocky05
質問者

お礼

とてもよくわかりました。バイオ燃料が燃える時、形を変えて蓄えられていたCO2が大気中の酸素と反応してもとのCO2の形に戻り、大気に帰るわけですね。 これでなぞがすっかり解けましたl。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • evy
  • ベストアンサー率52% (32/61)
回答No.5

バイオ燃料も化石燃料もどちらも燃やせばCO2が出ます。 ただ、燃料として使用した場合、バイオ燃料と化石燃料では大気中にあるCO2総量の増加に違いがあると思われます。それはバイオ燃料と化石燃料のできる過程に違いがあるからです。 化石燃料は大昔にできたもので、燃やせばCO2を排出するだけです。一方、バイオ燃料になる植物は質問者さんもご存知のように成長段階でCO2を消費してくれます。ですから植物をバイオ燃料として利用し栽培すれば現在大気中にあるCO2を消費してくれるため、バイオ燃料を燃やした分だけ排出されるCO2とプラスマイナス0になり、「燃やすことによってそれを排出しても大気中のCO2濃度は変わらない」ということになります。 ただ、バイオ燃料をつくるために植物を育て、刈り取り、加工し、輸送する際に使う車や工場などで排出されるCO2の増加分に関しては考慮にいれられていないという指摘がされており、結局のところ、バイオ燃料を利用しても全く「CO2濃度が変わらない」というわけではないようです。

rocky05
質問者

お礼

ニュースの表現は難しそうな感じがしましたが、単に「成長段階でCO2を取り入れてるから、燃える時CO2を出しても同じだ」ということなんですね。でも皆さんのおっしゃるように、加工や輸送など、他のところでCO2が排出されるのを計算に入れていないということですね。 ご回答どうもありがとうございました。

  • yasuhiga
  • ベストアンサー率27% (168/620)
回答No.4

ごもっともなお考えです。 CH3CH2OH + 3O2 = 2CO2 + 3H2O + 熱 (合ってるかな?) 排出する場合、万人には「炭素を排出する」といった方が分かりやすいはず。炭素取引という言葉もある。この炭素取引のことを排出権取引というから訳が分からなくなる。 CO2を排出ではなく、生成ですからね。

rocky05
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • mojitto
  • ベストアンサー率21% (945/4353)
回答No.3

例えばある植物が光合成で44gの二酸化炭素を取り込んだとします。 すると32gの酸素を放出し、残りの12gの炭素分は植物内に糖などに変えられて蓄えられます。 その炭素12gを含む糖などをアルコールなどのバイオ燃料として加工します。 炭素12gを含むバイオ燃料が燃えると、炭素分12gは酸素32gと反応して44gの二酸化炭素を排出します。 すると、植物が取り込んだ二酸化炭素の量と、燃料が燃えることによって排出された二酸化炭素の量が同じになります。 つまりトータルとして±0となるわけです。 (とはいえ、バイオエタノールに変換する際のエネルギーや輸送に必要なエネルギーがクリーンなものでないと±0の意味合いは薄れてしまいますが…)

rocky05
質問者

お礼

>炭素分は植物内に糖などに変えられて蓄えられます。 そういうことなんですね。 具体的な例でよくわかりました。 ご回答ありがとうございました。

  • hiko3323
  • ベストアンサー率37% (226/595)
回答No.2

まったく貴方の考え通りですよ。 物が燃えれば、可燃物が何であろうとも、酸素結合してCo2を排出します、 バイオの理念としては「排出はするけど、生産過程で吸収してるから+-ゼロでしょ!」と言いたいのです。 しかし、実際にはそうでもありません、バイオにする為に、沢山の生産工程があり、その時点で電力などを使っている為、そのまま食用にする以上にCo2を助長しています・・・

rocky05
質問者

お礼

わかりました。 バイオにするため生産工程で電力も使ってやっぱりCO2が出るんですね。 ご回答ありがとうございました。

  • nayu-nayu
  • ベストアンサー率25% (967/3805)
回答No.1

大気中(CO2)→植物(有機化合物の形でCを蓄える)→バイオ燃料にする(例:CH3CH2OH)→燃料を燃やして大気に放出(CO2)→大気中(CO2)→植物(有機化合物の形でCを蓄える)→・・・・ の炭素循環を指しているのでしょう。 従来は 資源を採取する(例:石油)→燃料を燃やして大気に放出(CO2) →大気中のCO2濃度が増える です。

rocky05
質問者

お礼

なるほど、そうですか。よくわかりました。 ご回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • バイオエタノールはCO2削減に役立つの?

    化石燃料を燃やすと空気中のCO2濃度が高まりオゾン層が破壊される。 バイオエタノールは原料の植物(サトウキビやダイズなど)が 大気中のCO2を吸収するので、化石燃料をバイオエタノールに 切り替えるとCO2の大気中の量はプラマイゼロになる。 だからバイオエタノールは環境に優しい …といったような理屈をよく聞くのですが、わたしにはよく理解 出来ません。初歩的で幼稚な質問かもしれませんが、どなたか 次の点について教えてください。 ●燃料電池は別として、バイオエタノールだろうとガソリンだろうと、 燃やす以上はCO2は発生する。 ●バイオエタノールの原料であるサトウキビやダイズは、以前から 食料や飼料などの用途で生産され続けてきた。 ●その植物の用途が食料から燃料に代わろうと、大気中のCO2を 植物が吸収する量には関係ない。 …とするならば、「バイオエタノールがCO2削減に役立つ」のでは なく、「バイオエタノール増産の目的で、サトウキビやダイズの 生産量が増えた分だけ、そのCO2吸収分が増える」という話であって、 サトウキビやダイズの使用目的が食料から燃料に変わったという だけでは、大気中のCO2の増加の歯止めにはなんの役にも立たない のではないでしょうか? いま、ダイズなどの価格がバイオエタノール需要で高騰しています。 もしも原料植物の大幅生産増をせず、単に用途だけが変わったと すると、バイオエタノールの台頭というのは、 「貧乏人が飢え、先物投機家や生産者は儲かるけれど、エコロジー には全く関係ない話」 ということになってしまうのではないか…?と思われて ならないのです。バイオエタノールが環境によいのではなく、 CO2削減のためにはもっともっと植物を増やしましょうよ、 というのが本筋ではないか、と私は思うのですが…。 私の考えは何か間違っているのでしょうか?マスコミでは 誰もこの話に全く触れていないように思うのですけれど…。 面白半分の回答はできれば避けていただき、多少なりとも 専門知識のある方に真面目にお答えいただけると幸いです。

  • バイオ燃料について・・・

    バイオ燃料は今後、普及すると思われますか? 理論上では排出CO2と穀物などの吸収CO2でトータルCO2発生量はプラスマイナス0と謳われていますが、実際はバイオ燃料の配送に伴ってタンカー等の配送にガソリンなどを燃やして、CO2を発生させています。 ご存知の事とは思いますが・・・。 しかも、今後はバイオ燃料の高騰は避けては通れない事実になっており、今後の日本経済 の消費減退も危ぶまれるのでは?と心配します・・・。 皆様は、バイオ燃料は普及すると思いますか? その他、感想などもありましたらお聞かせ下さい。

  • バイオ燃料が環境に優しいって本当?

    動植物由来のバイオ燃料はカーボンニュートラルなので炭酸ガスを増やさないということから増加が推奨されているようですね。 でも、私の頭が悪い性だと思うのですが、どうも良く理解できません。 どなたかわかりやすく説明してください。 私が思うには。 1.化石燃料で車が走っても、バイオ燃料で車が走っても同じだけ炭酸ガスがでる。 2.化石燃料を使ってもバイオ燃料を使っても、炭酸ガスを吸収する植物の総量は基本的に変わらない。 (全く植物の生えていない荒廃地に緑の燃料用植物を植えないかぎり) 3.排出量も吸収量も変わらなければ、大気中の炭酸ガス総量は変わらない。 という考えになってしまうんです。 何処がおかしいのでしょうか?

  • CO2が増えると酸素が減るのでは?

    近年、二酸化炭素(C02)の排出量が増えて地球温暖化現象が問題になっています。CO2って炭素と酸素が結びついたものだから、CO2が増えているということは、酸素が減っているって事ではないのでしょうか?エネルギーをバンバン燃やし、酸素を吸う人間の数も増えつづけ、一方では光合成を行う木々を伐採しているわけだし。大気圏の厚さだって限度があるだろうし。まったく問題に取り上げられませんが、近年酸素は減っていないんですか?このままでは私達は窒息死で全滅しませんか?

  • バイオ燃料について

    先日は皆様のご意見を頂戴出来たことに、とても感謝しております。 同時に疑問に思った事もあるので、改めて申させて下さい。 まず、バイオ燃料は普及されていると申された方がおりました。 現在、世界各国で多少、使用されている事は承知しておりますが、これは普及と呼べるのでしょうか?私には、未だ、『導入』レベルでは無いかと感じます。 何故なら、携帯電話が高所得者の持ち物であった時に普及したと呼べたでしょうか? 今となっては普及していると思いますが、当時が導入レベルであった事を容易に想像できるのでは?と思います。 また、食物の高騰は確実にバイオ燃料がもたらす惨事であります。 オレンジジュースの高騰はハリケーンかもしれませんが、パン屋の仕入れ値の高騰は確実に、穀物の取引値の高騰です。生産量は増加傾向にあるのに。 確かに揚げ足どりにも角度によっては見て取れますが、言い変えれば事実でもあります。 私の知人にも豚舎を営んでいるものがおりますが、バイオ燃料が引き起こす餌代の高騰であるとはっきり申しています。 また、バイオ燃料は光合成によりCO2の増加傾向を静止できると謳われていますが、実際タンカー等の輸入に頼る以上は全然CO2発生の歯止めにはなりません。 ガソリンもタンカーに頼るからバイオ燃料だけを皮肉るのは? ともご指摘頂きましたが、バイオ燃料の本来の目的はCO2発生静止ではありませんか? これでは抑制に過ぎず、根本的解決になりません・・・。 つまり、温暖化現象は速度を落とすだけで、ストップしないと言う事です。 また、農家は赤字では作物の生産はしないと申していますが、農家は赤字の所が多いです。 全国的統計を知っているわけではありませんが、赤字分は国からの補助金で賄っています。 何故、生産を辞めないのかと言うと、先祖代々続いている事などが絡んで赤字、もしくは利益が出ない状態でも続けているのです。 ですから、農家人口は徐々に減少傾向にあるのです。あくまで、一因ですが。 つまり、バイオ燃料は現段階での最善策ではありますが、決して温暖化を止める救世主ではないと言う事ではないでしょうか? あくまで、抑制のレベルから脱却できないのではないでしょう?!

  • 化石燃料燃焼によるCO2濃度の増加について

    化石燃料燃焼による大気へのCの放出は年間5.5GtCにもまるそうですが、もし全量が大気へ留まってしまうと、大気のCO2濃度の増加は年間何ppmになってしまうのでしょうか? 詳しい方居られましたらぜひ教えてください。

  • 化石燃料のことで質問です

    植物が光合成をして有機物を作り、その有機物を動物が食べる。 その動物の死骸や排泄物が微生物によって分解される。 この時、発生する二酸化炭素を植物が光合成をする際に使うので、大気中の二酸化炭素は増減しない。 これはつまりカーボンニュートラルですよね(大まかに言うと) では、化石燃料がカーボンニュートラルじゃないのはなぜですか。 化石燃料も元をたどると動物や植物由来なわけですよね。 でも化石燃料を燃やすと二酸化炭素は増えます。 カーボンニュートラルとは、 吸収する二酸化炭素の量(光合成に使う二酸化炭素)=排出される二酸化炭素(微生物を分解する時などに出る二酸化炭素量) なので化石燃料がカーボンニュートラルじゃないということは、化石燃料は上の等式が成り立たない。ということになります。 なぜ、化石燃料はカーボンニュートラルではないのか、説明して下さるとうれしいです。

  • CO2って分解できないのですか?

    植物の光合成のように外部化エアエネルギーを与えることでCO2から 有機物と酸素を作り出すようにすれば、CO2削減はかなり自由度が 増すと思われます。 もちろん外部からのエネルギーは原子力発電によるのですが・・・ やはり難しいのでしょうか?今後のめどをお教えください。

  • 観葉植物のCO2吸収量

    観葉植物がわりに屋内においてCO2吸収効果を期待できないかと思ったのですが、どのくらい吸収してくれるもんでしょう? また屋内においてCO2吸収目的に適した植物ってどんなのがありますか? (コンパクトでCO2吸収量が多い、変な虫や毒を排出しない(笑、見た目が良ければ尚可。通常観葉植物はあまり成長しないのでCO2吸収量は少ないと思いますが、成長して取り換えが頻繁でも構いません) 実際にはCO2以外にも臭いやVOCの排出のために換気は必要でしょうし、樹木にあてる照明の電気代考えるとバカバカしいかもしれませんが。 ただ電気代で言えば樹木の光合成に適した波長に絞ったLED電球使えば効率いいかもしれません。 LED電球で葉物野菜育てて食べるのが一番いいかもしれませんね。あとはVOC吸着してくれる植物があれば最高。そんなのありませんか?

  • CO2は分解できる?

    地球温暖化問題などでCO2の削減が対策されていますが、ところで、CO2は容易に炭素と酸素に化学分解できるものでしょうか。また、植物の光合成とはCO2の分解と理解してよいのでしょうか。 私は化学についてよくわかりませんのでよろしくお願いいたします。