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ダイヤモンドの値段がほぼ同じというのは、単純に言えばデビアス社(社名を出していいかどうか悩んだが、経済誌や関連業界ではこの事は常識だし、一般の新聞でもこの問題はちょくちょく出るので伏せる必要は無いと判断。)が生産調整を行うと同時に、生産実績に応じて販売内容と価格を決定、得た利益をプールすることで、生産調整に不可欠な買い入れ資金を得るという巧妙な循環システムを作り上げているからです。色々あって、世界の9割以上のダイヤがデビアスの手で調整されているという時代は過ぎたものの今だに多くのダイヤはデビアス社の監視下にあります。
これは独占禁止法に当たるのでは?と思われるかもしれませんが、たとえば全ての人工的な統制(生産と在庫調整)をやめてダイヤモンド市場を自由化した場合、現在確認されている鉱山をフル生産にするとダイヤの産出量はすぐにでも倍になることははっきりしています。これは間違いなく供給過剰となり、ダイヤモンドの価値イメージを損ね生産者の首を締めるばかりか、生産が過剰になればなるだけデビアス社は余計に原石を買い上げることになり、その費用は原石の卸値段に上乗せされ、結果的には生産の過剰が価格を押し上げることになります。ですから他の大産出国はデビアス社を困惑させるような事はせず、このシステムを利用して外貨稼ぎに熱中した方が得策であると判断し、この風習が崩れることはないのです。
蛇足ですが宝石のカッティングは日本には特種な事情があるのでダイヤモンドの本場ベルギーで最高のカットのものを買って帰っても、日本では最高のカットとはされない(評価基準が違うため)という現実があります。
※このようなことを詳しく説明しているサイトがありますので、よろしければ御覧ください。
■購入者の側に立ったダイヤモンド入門
http://www.nihongo.com/diamond/diamond.htm
1)デビアス社については第1章ダイヤモンドに関する基本的な知識(目次)からデビアス社を御覧ください。
2)日本の特殊事情は第3章 ダイヤモンド購入上の注意事項と購入の実際に記載してあります。
他の宝石の場合は、このような大規模統制はされていないため、需要と供給のバランスに加え希少性と産出国のブランドによりある程度価格が左右されます。店によって値段が違うというのは、ジュエリーショップの経営母体が鉱山や加工工場を所有している場合は、卸し、中買、加工などの業者が流通経路に入らないので必然的に値段が下がりますし、産地から原石を直接買い付けして加工している場合もあるなど、流通経路にも左右されています。(中間業者が多いところは同じ価値の宝石でも当然値段は高くなってしまいます。)
他には、宝石を加工する時の手間だとか使用した材質で値段が変わってくる場合と有名なデザイナーによるジュエリーにはデザイン料がプラスされたりブランドネームの価値というものでも値段が変動しています。
● アクセサリー [accessory]というのは、身につける装飾品、ブローチやネックレスやイヤリングなどの装身具全体を指します。
● ジュエリー[jewelry]は宝石や貴金属類の事です。
投稿日時 - 2000-06-26 02:32:48