ＬＡＮで接続しているＰＣのソフト

質問

知人から次のことを尋ねられました。

会社内で１０台のパソコンをＬＡＮで繋いでいる環境らしのですが、Access2002を導入して利用する場合には、10台分のAccess2002パッケージを購入する必要があるのか？　つまりAccess2002パッケージが３万円だとすると３万×１０＝３０万円の購入資金が必要かと尋ねられました。

現在は、主にExcelを利用しているらしいのですが、パソコンを購入時にプレインストールをしていたので別にソフトを買い足したことは無いとの事です。

メーカーに尋ねれば判ることですが、別途良き方法があるかとも思い質問しました。

回答No.5

noname#102878 · ベストアンサー

「Accessのライセンス」とは、データベースを開発するためのライセンスです。言い換えればAccessというアプリケーションを使用するためのライセンスです。

Accessによって作成されたデータベースは見方を変えれば「単なるファイル」に過ぎませんので、AccessがインストールされていないPCに置いておいても、そのPCでAccessのライセンスは必要ありません。
ファイルサーバーにデータベースのファイルを置くために、ファイルサーバのためにAccessのライセンスを購入する必要はないのです。

「１ライセンスしか買わない」ということは、「１台にだけインストールできる」逆に言えば「１台にしかインストールできない」ということです。
つまり、MSAccess.exeという、Accessアプリケーション自体を起動するためにはライセンスを購入しないとダメということです。

まずはこれを理解してください。

【ケース１】
ExcelからもAccessのデータベースに接続することはできます。
PC-1にAccessというアプリケーションをインストールして、データベースを作成する。
他の９台はExcelを使ってデータベースに接続する。
データベースの置き場所は問いません。他の９台に配っても構いません。
このケースでしたらAccessはPC-A１台分のライセンスで済みます。
9台のPCにはAccessをインストールしていません。

【ケース２】
Webブラウザを通してデータベースに接続することができます。
PC-1にAccessをインストールし、データベースを作成する。そのデータベースで「データアクセスページ」と呼ばれるWebページを作成し、これを共有フォルダで公開するか、パーソナルWebサーバやIISなどのWebサーバで公開する。
他の９台はWebブラウザを使ってPC-1のWebページを開いてデータを閲覧・更新・削除する。
このケースでもAccessはPC-1の１ライセンスだけでOKです。
その他のPCはAccess以外のOffice製品がインストールされていればデータの更新・削除が行えます。
HTMLなのでデザインなどはかなり制約されます。

【ケース３】
OfficeXP Developer EditionというOfficeの最高グレードであれば、開発したデータベースを制限付きで配布できます。
PC-1にOfficeのDeveloperエディション(開発・配布を行える、Officeの中で一番高い製品)をインストールして(もちろんAccessもインストールされます)、データベースを構築する。
PC-1で、先のデータベースに接続してデータ入出力するデータベースを別途作成し、Accessのランタイムと共に他の９台に配布する。
このケースでもAccessはPC-A１台分のライセンスで済みます。
９台のPCにはAccessをインストールしていません。
９台のPCにはPC-AのOffice製品が配布できるAccessのランタイムをインストールします。
＃ Accessランタイムは既存のデータベースを利用するだけのアプリケーションで、新たなデータベースを作成できません。
＃ しかし作成したデータベースによって、ランタイムの権限では不都合が起こることがあります。

整理します。
以上のケースはどれも、Accessのライセンスを１つだけ購入し、PC-1にのみインストールします。

ケース１と２では他のPCにはExcelなどのOffice製品がインストールされている必要があります。

ケース３は特殊なケースで、「開発を行えないAccessアプリケーション」をPC-1からもらもらうことになります。
受諾開発を行う業者がAccessのデータベースを開発し、「データベースを利用するだけ」の顧客にデータベースと「開発を行えないAccessアプリケーション」を売るケースがこれです。
これをやるため、開発を行うPCはDeveloper EditionというOfficeを購入する必要があります。

これらのケースはAccessのライセンスを節約するための方法ですが、イレギュラーな方法ですので開発にはそれなりのコストが掛かります。
どんなデータベースを開発したいのかわかりませんが、それなりに使えるものが完成するまでに30万円ぐらいの工数は使い切ってしまうと思います。
ならば、Accessを使用する台数分のライセンスを購入してインストールしたほうがメリットは大きいです。
Excelで限界を感じてAccessに移行するのは自然な流れですし、みんなで共有して使用するデータベースだけじゃなく、そのPC内だけで個人のデータ管理に使用するデータベースもみんながそれなりに開発を覚えてスキルがアップすれば業務運用の幅も広がりますよ。

とにかく目先の費用を削減する、と言うのなら別ですが・・・

お礼

本当にご丁寧なご指導とご回答をありがとうございました。
おかげで充分理解でき、すっきりとしました。
今後ともよろしく。

回答No.4

old98best

追加です。
データベースを自分のＨＤＤの中に構築しないで、データベースにアクセスするだけのパソコンのライセンスは、ＯｆｆｉｃｅＸＰシリーズのどれか１つが正規にインストールされていればＯＫなようです。
たとえば、Ｅｘｃｅｌ２００２がインストールされているパソコンならば、制限無しでＡｃｃｅｓｓ２０００２のデータベースへアクセスする事が可能です。
ですから、Ａｃｃｅｓｓ２０００２のライセンスは１台だけでＯＫという事です。
ただし、別のパソコンのＨＤＤの中にもＡｃｃｅｓｓ２００２のデータベースを構築するのでしたら、そちらは別個にライセンスが必要になります。

要するに、データベース１カ所ごとにライセンスは必要で、アクセスするだけならばライセンスは不要というようです。

補足

ご指導ありがとうございます。
非常に参考になりました。

メーンになる１台のＰＣにのみデータベースを構築し、他の９台のＰＣはアクセスするだけの環境なのでライセンスは１台だけでＯＫと判断できました。

只ちょっと気になることがあります。
（１）他の９台のＰＣにもAccess2002がインストールされてなければ、データベースの構築されているＰＣを覗くことが出来ないのではないでしょうか？

（２）Access2002のインストールはインターネットに接続してライセンスの認証を行うので昔と違って、せいぜい２台のＰＣにしかインストール出来ないように思うのですが私の勘違いでしょうか？

追加質問ですがよろしくご指導ください。

回答No.3

old98best

Access2002は、データベースです。
データベースの構築１組ごとに、ライセンスが必要です。
１台のパソコンだけにＡＣＣＲＳ２００２をインストールして、他のパソコンをそこのデータをアクセスするだけでしたら、他のパソコンのライセンスは不要です。
ただし、ライセンスの無いパソコンからのアクセスには一定の制限があります。
単にセルのデータを書き換える程度でしたら、ライセンスが無くても大丈夫です。
以上はマイクロソフトが公式に発表している事です。
なお、他のパソコンのライセンスはｏｆｆｉｃｅＸＰのライセンスがあれば問題なく、Ａｃｃｅｓｓ２００２を含まないｏｆｆｉｃｅＸＰのバージョンでもライセンス的にはＯＫらしいのですが、私はそれについての詳細は知りません。
参考ＵＲＬに、マイクロソフトの公式の説明があります。

参考URL：

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP288729

回答No.2

taknt

ライセンスのみを購入するという方法があります。
そのほうが安くなるようです。

参考URL：

http://www.microsoft.com/japan/info/license/open/open_view.asp

お礼

ご回答ありがとうございます。
参考になりました。

回答No.1

mld_sakura

単体のパッケージを購入する必要はありません。
必要数分のライセンスを購入すればよいのです。

基本的には５ライセンス単位で、価格的にも若干安くなっています。
ライセンスを購入すると、ライセンス証明が発行されます。

お礼

ご回答ありがとうございます。
参考になりました。