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戦場のピアニスト
こないだ戦場のピアニストをDVDで見たのですが 私は号泣で 「すごい映画だった」と、一緒に観た友達に言ったら 友達は 「主人公がにげてばっかり。結局自分の事しか考えてないじゃない」 「いくら戦時中だからって、家族や友達が犠牲になってるのを何もせずに見てるだけなんて卑怯だ」 「なんだか、上手く守られているような気がする。話を美化しずぎじゃないか?」 と言っていました。 そう考えると、そんな感じもしますが 戦時中、自分の命を守るので必死だった主人公の気持ちも分からなくはないです。 感じ方は人それぞれなので、友達を否定する気は全く無いですが この映画を観てみなさんはどう思われたのか、是非教えてください。
- makinosawa
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友達はハリウッド映画に出てくるような英雄的な行為をする人物を求めていたのかもしれません。しかしこの映画の主人公は、英雄でもなければ、立派な人間でもない、単なるピアニストです。そういう人間の奇跡的な出来事を通じて、戦争やホロコーストの悲劇、この時代の人々を描いたのがこの映画だと思います。 人間なんてそんなに強くはありません。英雄的な行為を求めるのは簡単ですが、それを実行できる人はほんの一握りだけです。ホロコーストという悲劇の中では、自分一人が生き抜くだけで精一杯だとしても、なんら不思議ではありません。また、そういう姿を通じて、当時の人たちが、いかに過酷な状況に置かれていたかが表現されていたのだ、と思います。 この映画が評価されているのは、英雄ではない、ありふれた一人の人間が主人公だからかもしれません。観客はよりリアルに、より身近に感じられるからこそ、感動するのではないでしょうか? 最後に、シネマトピックスオンラインの「戦場のピアニスト」のページを紹介するので、解説を読んでください。 シネマトピックスオンライン「戦場のピアニスト」 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3295
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私も、いろんな感じ方があってイイと思いますし お友達の言うことも分かります。 ただ、お友達が以下のことを知らなかったら ぜひ知らせてあげて、もう一度語り合う価値があるかも知れません。 この作品は ●実話に基づいている。 ●第二次世界大戦終結時にワルシャワ市内で生き残っていたユダヤ人は わずか20人であったという。 シュピルマンの生存自体が奇跡のようなものだった。 ●監督のロマン・ポランスキー自身がユダヤ系ポーランド人であり ドイツに占領されたフランスのヴィシー政権下における 「ユダヤ人狩り」から逃れるため転々と逃亡した経験を持つこと。 私は、ロマン・ポランスキーが生き残って このような映画をつくってくれたことを嬉しく思いました。
お礼
回答ありがとうございます。 実話に基づいていること、監督自身がユダヤ系だったのは知っていました。 しかし、ワルシャワ市内で生き残ったユダヤ系の市民がそこまで少なかったことは知りませんでした。 同じように生き延びた人達、みんなの物語といっても過言では無いのかも知れません 正直、もう一度見る勇気は無いです。 でも、この映画を観た事で知らなかった歴史を深く知ることができた事、CUE009さんの言うようにこの映画を作ってくれたロマン・ポランスキーに感謝したいです。
この映画は、実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの実体験を元に描かれています。そのため、主人公がひたすら逃げ惑うばかりでも特に違和感は感じませんでした。むしろ、ヒーロー的に立ち回らなかったから生き残れたのでは?と思います。 ナチスの将校の前で、恐怖心と必死に戦いながらピアノを弾く主人公の姿に心を打たれました。
お礼
回答ありがとうございました。 自分がその状況になったら、果敢に戦う!と、思ってはいるものの そんな状況のなかでは、やはり逃げ惑うことしかできないと思います。 多分、あの時代には沢山のヒーローがいたのかもしれません。 でも彼はleclownさんの言うように、それをしなかった。 だから生き残れた。 生きることが彼なりの勇気だったと改めて考えさせられました。 あの月明かりだけの暗い部屋で、ピアノを弾く場面 恐怖を感じながら弾くピアノの美しい旋律が脳裏によみがえり、また胸が熱くなりました。 ありがとうございました。
- dondoko4
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見終わった後、「ビルマの竪琴」の邦画を比較してしまいました。
お礼
回答ありがとうございます ビルマの竪琴は見たことが無いのですが、あらすじを見るとピアノが竪琴になった感じでしょうか? でも戦場のピアニストよりも、もっと重く苦しいような映画のような気がします。 戦場の~は最後に救いがありましたが、ビルマ~はどうなんでしょう? 凄く観たくなりました。 近いうちに観て見て比較してみたいと思います。 ありがとうございました。
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