油脂のけん化価分析に使用する試薬について
- 油脂のけん化価分析に使用される試薬について質問です。エタノール性0.5 mol/l水酸化カリウムの調整方法や1%フェノールフタレインの使用理由、さらに滴定におけるフェノールフタレインの量の違いについて教えてください。
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油脂のけん化価分析に使用する試薬について。
油脂のけん化価分析に使用される試薬について質問です。 (1)エタノール性0.5 mol/l水酸化カリウム : 35 gを20 mlの水に溶かし、エタノール-水(95:5)を加えて1000 mlとする。 とある書籍(おそらく基準油脂法であったと思います)に書いてあったのですが、上記方法で、なぜ0.5 mol/lに調整できるのか計算方法がわかりません。また、なぜ1度水に溶解した後にエタノール-水を使用するのでしょうか? (2)1 %フェノールフタレイン : フェノールフタレイン1 gをエタノール-水(95:5)100 mlに溶かす。 同様にエタノール-水を使用する理由を教えて頂きたいのです。エタノールのみではいけないのでしょうか? (3)滴定の指示薬として、『1 %フェノールフタレイン数滴を加え滴定する』と書いてありました。今現在、けん化価の分析を行う際には、1 %フェノールフタレインを1 ml加えて行うと先輩から教わりました。この量の違いで滴定に影響はないのでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。
- atsu_4
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- 化学
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質問者が選んだベストアンサー
(1) 水酸化カリウムは、エタノールに溶けやすくないので、 溶かすのに撹拌や時間を要すると、炭酸ガスを吸収し、 炭酸カリウムの沈殿が発生するため、すばやく水に溶かしてから、 エタノールに加える。 (2) エタノール95はエタノールとほぼ同じで、無水エタノールではなく、 日局エタノールぐらいの濃度ですね。あまり意味はないと思いますが。 (3) 指示薬量の違いは、終点の鋭敏さに影響が出ます。 多いほど鈍くなります。 但し、けん化価では1mLを使うことになっていますね。
その他の回答 (2)
- elpkc
- ベストアンサー率53% (626/1160)
>けん化価では指示薬を1mL使うことになっているということですが、何か参考にされている方法とか、書籍、HP等があるのですか?もしよろしければ、教えて頂ければと思います。よろしくお願いします。 http://jpdb.nihs.go.jp/jp14/pdf/0099-1.pdf をご覧下さい。 確かに指示薬の量が少ないと、終点がわかりにくいです。
お礼
ありがとうございます!! とても助かりました。参考にさせていただきます。
- citchem
- ベストアンサー率42% (3/7)
お答えいたします。 (1)けん化反応は、塩基性条件下でのエステルの加水分解反応であり、水酸化物イオンが求核剤となりますが、エステル結合を断ち切るときに水が必要となります。一度、けん化反応の反応機構を書いてみるとおわかりいただけるかと思いますが、水酸化物イオンは一旦エステルのカルボニル基部分に求核付加して遷移状態を形成させ、方やカウンターイオンのカリウムイオンは脂肪酸部分の塩の生成に使われます。そして、電子の移動により、水がエステル結合を断ち切るときに、Hがアルコールの生成に関わり、残ったOHで水酸化物イオンが再生するからくりです。このときのエタノールは、より求核反応性の高いとされるエトキシドアニオンを生成させ、そのイニシエータ的役割を期待するという意味に加えて、油脂と求核剤の接触効率を高め、定量的な反応を促進するためと考えられます。 (2)フェノールフタレインの発色には水は欠かせません。フェノールフタレインがアルカリ性で赤紫色になっているとき、無色の状態のものが塩基性加水分解された形をとるためです。 (3)フェノールフタレインは鋭敏かつ目立つ色に反応するので、数滴程度でも十分と考えられますが、多く滴下すると、変色点をより確認しやすくなります。1mlというのは多すぎるような感がありますが、滴定の精度を上げたい場合には、少し多め(10滴程度)に加えた方がよいでしょう。
お礼
とても丁寧な回答ありがとうございます。 参考にして、もう一度先輩と話してみたいと思います。ありがとうございました。
補足
すみません。もう1点だけ質問したいのですが、『エタノール性0.5 mol/l水酸化カリウム : 35 gを20 mlの水に溶かし、エタノール-水(95:5)を加えて1000 mlとする。』とのことですが、なぜこの調整で0.5 mol/lに調整できるのか計算方法がわかりません。もしよろしければ、計算方法の回答をお願い致します。
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