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クロスカップリングでPdIIを用いる理由
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ご質問の例がトリフェニルホスフィンによる還元を含むかどうかということも含めて、いささか曖昧な補足ではありますが、たとえば、アリルトリフェニルホスホニウムクロリドとPd(0)が生じると考えれば化学量論の説明はつきますし、アリルトリフェニルホスホニウムクロリドも、塩化アリルとトリフェニルホスフィンの反応で調製できような安定な物質ですので、さほど無理な反応とは思えません。 なお、一般的には酢酸パラジウムとトリフェニルホスフィンからのPd(Ph3P)4の調製に利用することが多い手法だと思います。その場合、トリフェニルホスフィンは還元用に1モル、配位子用に4モルの合計5モルが必要です。
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ご質問の例に当てはまるかどうかわかりませんが、トリフェニルホスフィンを添加することによって、反応系内でPd(0)へと還元することもよくあります。 これによって、空気中で不安定なPd(0)の取り扱いを容易にするという意図です。
お礼
回答ありがとうござました。 ちなみにトリフェニルホスフィンで還元とはどういう機構で 進むのですか? この場合アリルクロライドが抜けてPd(0)に戻るのでしょうか?
最適例とは言えませんが、一例を。↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B3%E7%94%B0%E3%83%BB%E5%B0%8F%E6%9D%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0 なお、酸化的付加⇔還元的脱離、は「形式的」な酸化還元なので、深く考えないようにして下さいね。
お礼
回答ありがとうございます。 Pd二価の安定性などよく分かりました。
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