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天才と遺伝子

現在、私は大学の学部生で、遺伝子発現に関する研究室に所属しております。 私の研究テーマは、ある条件においてマイクロアレイ法を用いた遺伝子発現の網羅的解析となりました。 近々、ラボのゼミにて、関連するテーマにて興味深いトピックスのプレゼンテーションがあります。 そこで、遺伝子研究業界のフロントマンの方々に質問です。 私は、進化に興味があります。例えば人に関して優位な能力を持つ「天才」というキーワードに興味があります。才能と遺伝子発現との関連を知りたいと考えています。 例えば、勉強ができる人・スポーツの天才・女性にもてる男などと遺伝子の関連性にフォーカスをあてた著書などありましたら、教えていただきたいと考えています。 よろしくお願いします。

noname#111282
noname#111282

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

まず、遺伝子レベルで研究を行うとして、 「天才」をどう定義するといいのでしょうか? そこから考えるので、きちんとした分子生物学では 「天才と遺伝子」ということを言い出す研究者は皆無と言って良いと思います。 言っているのは、人にうけたい目立ちたがり屋の自分がアホなことをいっているという確信犯的な研究者か、ほんとに馬鹿な人くらいです。 質問者様は仮に、マイクロアレイで、ある遺伝子のチップを使うとして 何をもって天才として、何に着目しようか「考えましたか?」 例えば、「野球の天才」を解析するとして、まず、誰が天才ですか? イチローですか?松井ですか?福留ですか?松坂ですか? イチローを選んだとして、なぜ松井はダメなのですか? ある意味、一部の人しかなれないということでは、プロ野球選手は全員「天才」ではないですか? では、仮にイチローを選んだとして、彼の何を調べますか? 眼の遺伝子発現ですか?筋肉の遺伝子発現ですか?脳遺伝子発現ですか? 仮に筋肉として、どこの筋肉を調べますか? 腕の筋肉ですか?足の筋肉ですか?指の筋肉ですか? そもそも、肉体的なものではなくて、「練習を一生懸命にすることが天才」なのかもしれません。その結果が野球がうまいのかもしれません。 それなら、行動を司る脳の「練習をする」ことに関連した遺伝子かもしれません。さて何を調べましょうか? いやいや、試合とかで「集中する」ということに長けているのかもしれません。これも脳の「集中する」ということを制御する遺伝子を解析するのかもしれません。「集中する」ことに関与する遺伝子って何でしょうか? 調べないといけませんね? まてよ、これすべてが「天才」たるゆえんかもしれない。では、すべてを調べないといけませんね? 研究とは、何に「フォーカス」するのかを考えてするものです。 何にフォータスをあてますか?

その他の回答 (1)

  • TTOS
  • ベストアンサー率40% (209/510)
回答No.1

「天才」と「遺伝」のキーワードで思い出すのはゴルトンです。 彼は優生学を提唱しましたが、ナチスドイツほか各国で、遺伝子を残すべき人と断種すべき人を選別する思想に発展してしまいました。 人種差別を「科学的」に合理化する議論の展開は「何を以って優れているとするか」という、科学とは無縁な価値判断が前提にあるためであろうと思います。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E7%94%9F%E5%AD%A6

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