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格子振動と,ブラッグの回折条件の関係

同種原子からなる1次元格子振動の勉強をしています。 運動方程式を解き,群速度と位相速度を求めたまでは良かったのですが, 次の文章が理解できなくて困惑しています。 「群速度は波数k=π/aで0になる。このとき,波長λは2aとなり,進行波でなく定在波となる。 これは,格子振動がブラッグの回折条件を満たすことによって,結晶格子によってブラッグ反射を起こしていることに対応する。」 (電子物性:森北出版)より aは格子定数です。 私が学習したブラッグの反射条件では, nλ=2dsinθ となっていますが,これと上記の文章の関連性がわかりません。 また,群速度が0になるということは,波は位相速度成分のみであるということでしょうか? わかる方がいらっしゃいましたら教えてください。よろしくお願い致します。

noname#66037
noname#66037

みんなの回答

  • eatern27
  • ベストアンサー率55% (635/1135)
回答No.1

>nλ=2dsinθ において、d=a,θ=π/2,n=1としたら、 >k=π/a になりますよね。 この条件を満たすときは、"入射波"と"反射波"の波長(波数)が一緒になるので、定在波になるって事を言っているんでしょう。逆格子ベクトルとかを使って考えた方が分かりやすいかも。 >波は位相速度成分のみであるということでしょうか? 位相速度"成分"なんてどこに書いてありました?

noname#66037
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >位相速度"成分"なんてどこに書いてありました? すみません・・・。私の説明不足と知識不足です。 教科書にその言い回しは無かったのですが, 「群速度が0になるが,その時の位相速度は0にはなっていないのでしょうか?」 ということを伺いたかったのです。

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