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古文の活用形

古典文法が全く分からないので教えて欲しいのですが。 動詞の活用の種類は分かるのですが、活用形をどう判断するのかが分かりません。 例えば、「棟を並べ」の並べの活用形は何かと聞かれたらどのようすればいいのでしょうか?

noname#72303
noname#72303

みんなの回答

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

こんにちは。4/29の英語のご質問以来ですね。 ご質問1: <活用形をどう判断するのかが分かりません。> 以下の手順で判断します。 1.まず、その文脈で動詞が自動詞、他動詞どちらの用法で使われているかを見ます。 2.次に、他動詞、自動詞に応じた活用形を調べます。 3.次に、文脈でその文の修飾の仕方を判断します。打消し、仮定、恒常条件、理由など、どのような意味で使われているかを探り、それに応じて活用を決定します。 ご質問2: <例えば、「棟を並べ」の並べの活用形は何かと聞かれたらどのようすればいいのでしょうか?> 上記の手順に従い、以下のように判断していきます。 1.「棟を」と目的語となる修飾語がきていますから、この動詞「並ぶ」は目的語をとる「他動詞」として使われていることがわかります。 2.「並ぶ」は自動詞では四段活用、他動詞では下二段活用になります。 3.この部分だけでは前後文脈がわかりませんので、2つの可能性を述べます。 (1)もし、この句が「棟を並べ、」と次の文に続くのであれば、これは連用修飾語として「連用形」となります。 その場合は「並べ」は「連用形」と判断されます。 (2)もし、この句が「棟を並べ。」と歌の文末にくるのであれば、これは「連用形止め」という一種の和歌の詠嘆の用法になります。 その場合も「並べ」は連用形と判断されます。 4.一方、「並べ」となっているところから、一瞬「命令形?」という疑問も浮かんできそうですが、これは命令形にはなりません。理由は、下二段活用の命令形は「べよ」になり、「べ」の形は未然・連用しか存在しないからです。 以上ご参考までに。

回答No.2

活用の種類が判断できるのであれば、活用表に照らし合わせて、該当する形を答えればいいのです。 「並べ」は、バ行下二段活用「並ぶ」だというところまでは分かるのですね。 そうすると、 未然  連用  終止  連体  已然  命令 べ   べ   ぶ   ぶる  ぶれ  べよ という活用表になるわけですから、「並べ」は、未然形か連用形でしかありえない、ということですね(「べ」という活用が、他の活用形の欄にはないから)。 そこまできたら、今度は、「並べ」が何に接続しているかを見ます。 「並べ-ず」とか、「並べ-ぬ(-こと)」とか、「並べ-む」とかに接続して(つながって)いたら、「並べ」は未然形です。 「ず」は、打消の助動詞で、これは「未然形接続」といって、「ず」の上には未然形がつながることになっています。 「ぬ」は、打消の助動詞「ず」の連体形ですから、「ず」と同じ事情です。 「む」は、意志や推量の助動詞で、これも「未然形接続」のグループの助動詞です。 そのほか、助動詞では、受身・尊敬関係の「る」や「らる」、使役・尊敬関係の「す」や「さす」や「しむ」、願望の「まほし」、打消推量の「じ」、反実仮想の「まし」などは、すべて「未然形接続」なので、これらの上に乗っかっている活用語は、すべて未然形であるということが言えます。 また、打消接続の接続助詞「で」や、順接仮定条件の「ば」、願望の終助詞「なむ」や「ばや」は、「未然形接続」の助詞ですので、これらの上に乗っかっている活用語も、やはり、すべて未然形と判断して良いのです。 「並べ-けり」とか、「並べ-き」とか、「並べ-つ」とか、「並べ-ぬ」とか、「並べ-たり」とかに接続していたら、「並べ」は連用形です。 過去の助動詞「けり」や「き」、完了の助動詞「つ」「ぬ」「たり」は、「連用形接続」といって、これらの上には連用形がつながることになっているのです。 また、「並べ-て」とか、「並べ-つつ」、「並べ-ながら」などに接続していても、やはり「並べ」は連用形です。 単純接続の「て」、動作の反復を表す「つつ」、動作の並行を表す「ながら」は、「連用形接続」の接続助詞だからです。 そのほか、禁止の終助詞「そ」も「連用形接続」です。 「棟を並べ、」と、句点につながっている場合は、連用形中止法と言って、「並べて」とほぼ同じ意味で、これもやはり連用形です。 このように、活用語が何に接続しているかを見極めて、問題となっている活用語が何形なのかを判断します。 未然形接続の助動詞や助詞につながっていれば未然形。 連用形接続の助動詞や助詞につながっていたり、句点につながっていたり、他の用言に係って(修飾して)いたりすれば連用形。 文が言い切られていたり、終止形接続の助動詞や助詞(助動詞・助詞の一覧表で調べてください)に接続していれば終止形。 体言(名詞)に係って(修飾して)いたり、連体形接続の助動詞や助詞(助動詞・助詞の一覧表で調べてください)に接続していたり、係助詞の「ぞ」「なむ」「や」「か」の結びに当っていたり、「こと」とか「人」とか「物」とか「歌」などの名詞が直後に省略されていると考えられる場合は連体形。 完了の助動詞「り」や、順接確定条件の「ば」、順接確定条件の「ど」「ども」などの接続助詞に接続していたり、係助詞「こそ」の結びに当っていれば已然形(実は、この他にも已然形と判断しなければならない語法はありますが)。 言い切って命令していれば命令形。 ということです。 こう言ってしまえば簡単なようですが、実際には、「○○形接続の助動詞」と単純に言っても、その助動詞自体が活用を起こしていて、基本形が見分けにくいということがあります。 たとえば、「ず」は、「ず」という基本形のままで出てきてくれれば問題ないのですが、「ぬ」という連体形で出てきたり、「ね」という已然形で出てきたりすると、この「ぬ」や「ね」の正体が実は「ず」なのだ、と判断できなければ、「ぬ」や「ね」の上に乗っかっている活用語が未然形であることも判断できなくなるわけです。 他の例で言えば、 こういうことを「品詞の識別」というのですが、過去の助動詞「き」も、「き」という基本形のままで出てくれば問題ないのですが、未然形の「せ」や連体形の「し」や已然形の「しか」の形で出てこられると、これの正体が実は「き」だなんて、インチキだ!と言いたくなりますよね(カ行である「き」がサ行に活用するなんて、頭にきますよね!)。 そうすると、「せ」「し」「しか」の上に乗っかっている活用語を連用形だと判断することも、容易ではないわけです。 このような見極めのことを、「品詞の識別」というのですが、これは、経験を積んで、自分で法則を見出していくより他に、身に付くすべはありません。 チャート式で覚えこもうとしたって、そうそう覚えられるものでもないのです。 何べんも品詞分析してみて、間違ってはやり直す、という経験を積んでいけば、識別は、見ただけで瞬時に判断がつくように、かならずなります。 理屈に合わない単語の切り方さえしなければ、古典文法上の品詞分析は、極めて明快に解き明かすことが可能です。 面白いものですよ。 じっくり時間をかけて、チャレンジしてみてください。

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.1

以下のURL及びその中のリンクを参考にしてみてください。 http://www.ucalgary.ca/~xyang/kobun/2-2-2.htm

noname#72303
質問者

お礼

回答ありがとう御座います。 ん~いまいち分からないです・・・

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