ウィルス感染したHPでのHP提供元の責任

質問

とても変な質問ですが、気になるので質問をします。
現在HPを見るだけで感染するウィルスが流行っていますが、感染しているHPが有料の方も結構いらっしゃいます。
（多分、プロバイダ提供のHPスペースにも当てはまると思うのですが）

この場合、感染したHPをUPしたことでHPスペース提供元は責任がないのでしょうか？
HPを見て感染している方はもちろんウィルスに関して不注意だとは思うのですが、HP感染を起こさないようにHPスペース提供元が何かしら事前に講じる必要はないのでしょうか？
そしてその義務も負わないのでしょうか？

規則でHPで公共に何かしら損害を与えるHPは駄目だ的な文がありますが、
感染したファイルをUPすることはこれに当てはまらないのでしょうか？
この場合、悪意でHPをUPする方はいらっしゃらないと思うのでHPスペースを削除するのはあんまりだとしてもスペースを一時的に停止、アカウントの停止するなどするという対策をとる・・ということを有料HPスペース提供元はやらなくてもいいのでしょうか？？

無料HPスペース提供元の中でウィルス検索を行うサービスをしているところもあるので、有料HPスペース元はそういうサービスをしなくてもいいのだろうか・・・？ときになった次第です。
まったく法律のことは分かりませんので変な質問だとは思うのですが、よろしかったらこのような質問に答えて下さる方がいらっしゃることを期待しています。

回答No.1

noname#2567 · ベストアンサー

これは、現状では難しい問題ですね。
　なにしろインターネット文化なんてものは、この数年で急速にでてきたものです。
　ゆえに、法律家もまだ全然対応できていないのが現状でしょう。
　そもそも、法律なんてものは、過去の判例の積み重ねでできてくる物です。
　ある程度判例が積み重なって来ないと、まったく無力なんですよね。
　この種の内容は、最近になって出てきた事ですから、過去の判例の積み重ねが全くない訳で。

　インターネット文化の原点をたどると、「基本的にネットワークを使う人は良い人」ってのが根底にあるのですよね。
　故に、現状のインターネットではできる事はなんでもやり放題な訳です。
　やり放題でも、みんな良い人がやっているなら、そうそう人様に迷惑を掛ける事もないでしょう。
　ところが、インターネットが一部の人間だけの物から、一般大衆に開放されてからは、とてもみんな良い人なんて言えない状況に急激に変化してしまった訳です。
　みんな良い人が前提に運営されていた物が、ある日突然、良い人でも悪い人でも自由に使えるようになってしまったのですから、悪い人が悪い事をやってもそれをプロテクトする手段も無ければ、取り締まる法も無いってのが現状でしょう。
　もちろん、悪意を持った行いに対して様々なプロテクトを掛ける手法も次々に開発されていますし、法制化も進められている訳ですが。
　悪い事を考える奴は際限が無いので、対策は常に後手に回ってしまいます。
　対策は常に後手ある訳ですから、当面は結局自分の身は自分で守る事に徹するしか無いんじゃ無いでしょうかね?

　misuzunekoさんのおっしゃるように、悪意のあるコンテンツはある程度強制的に排除する方法が欲しいって考えもわかりますが。
　実際にそれを行うには、全てを知りつくした管理者が、全てのコンテンツを検閲しなければいけないことになります。
　さらに・・・個人でもある程度自由にサーバを建てる事ができるので、公共のサーバで悪行ができなくなれば、悪意の連中は自前でサーバを建ててやはりやり放題になるんじゃないでしょうか?
　実際に、幾ら拒否リストに登録しても次々にやってくるSPAMなど。
　最近はSPAM送信時だけゲリラ的に、非合法に接続したサーバから送信されている物が多いようです。
　こうなると、SPAMの送信元を確定する事すら困難になります。
　こう言う実情を考えると、例え強制力を持つ根拠が確立できたとして、現実問題としてそれを理想的に実施するのはかなり無理があるんじゃ無いでしょうかね?(^^;

　Misuzunekoさんが上げた例は、明らかに誰かの悪意が絡んでいる訳なんですが・・・。
　他にも、例えばバナー広告の類の中には、閲覧する度にユーザ情報の一部を広告サイトに送りつけたり、一種のスパイウエアをユーザのPCに放り込むような物が沢山あります。
　情報の収集元の身元があるていどはっきりしている事から、やっている事はトロイの木馬と変わらないのに、違法では無いとされていたりします。
　多くのユーザはそれに気がつかずに使っているんで、一部を除いてあまり問題にはなりませんが。
　私の場合は、はっきりした実害を被った事があります。
　WindowsXPを使い始めて暫くしたある日から、Windowsにログオンする度にExplorerが1回不正終了するため、Windowsが使用可能になるまでに何分も待たされるなんて事態に陥りました。
　さんざん悩んで調べたあげく、Explorerが不正終了する原因が、その種の広告サイトが知らない間に送り込んでくるスパイツールが、WindowsXPでは正しく動作せず、それが原因でExplorerが不正終了している事がわかりました。
　行為自体が悪と規定されていない以上、第三者に処分を依頼する訳にも行かないでしょうし、こちらが知らないうちにそんな怪しい物を送り込んでくるような相手に、こちらの情報を少しでも知らせるのは恐いので直接抗議する気もしません。
　その時以来、私のシステムにはめぼしい広告サイトへのアクセスを検出して遮断するツールが常駐し、システムからその種のスパイウエアを検索して削除するツールが頻繁に動いています。
　結局・・・法や制度がなんとかしてくれるまで待っていられるような状況ではなく、とにかく自衛するしかないってのが、現状だと思ってます。(^^;

お礼

大変親切な回答をありがとうございました。
それなのにお返事が送れて大変申し訳ありません。

noname#2567さんがおっしゃるように今は自分で自衛するしかないのですね。
他人に頼りっきりではいけないということが解りました。
法でも完璧ではない、と聞きますし、これからは自分がしっかりしてインターネットを楽しみたいと思います。

本当にありがとうございました。