• ベストアンサー

「の」と「が」の違い

●取り返しのつかないこと ●取り返しがつかないこと 上記の「の」と「が」の違いによって、どのようなニュアンスの差が生じてくるでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#11476
noname#11476
回答No.4

文法的にはNo.3の方の説明になるとおもいます。 どちらも主格を表す格助詞になります。ご質問のニュアンスですが、 取り返し の つかない事 取り返し が つかない事 これだと分かりにくいので、「が」の働きについて説明します。 「が」は文の中で特に重要と思われるものにつきます。 いちばん簡単なのは、「は」と「が」の違いですが、 私は山田です。 私が山田です。 上の文は自己紹介に使いますが、下の文は使いませんね。代わりに「誰が山田さん?」と聞かれたら下の言い方で答えますね。 ここでは「が」によって「私」という一番重要な情報を伝えています。つまり強調されるのです。 同じような働きを「取り返し」で見てみましょう。 a)だめ、そんなことしたら取り返しがつかないよ ここでは取り返しがつかない=やり直すこと出来ないということを強調したいために「取り返し」を「が」で強調しています。 ここで「が」の代わりに(「の」は従属句の中でしか使えないので)「は」を使うと、 b)だめ、そんなことしたら取り返しはつかないよ 前の文に比べると平穏でなんか力が抜けますよね。 a)の文だとまさに待ったなしですが、b)の文では「でも、まあいいか」とか「でも、彼に頼めば何とかしてくれるかも」なんていう逃げ道が残されているんですね。 従属句の中では「は」→「の」に変えますので、 取り返し の つかない事 取り返し が つかない事 という2種類出来上がるわけです。ニュアンスとしては上記でのべたような、限定、強調のいみが「が」にこめられています。 ただ主文の中ではないので、それほど大きな違いがあるわけではありません。 では。

princess_s
質問者

お礼

ありがとうございました。 とても参考になりました。

その他の回答 (3)

  • UKY
  • ベストアンサー率50% (604/1207)
回答No.3

2番目の型が「の」は所有を表す格助詞だなどといっていますが、大嘘です。 「の」も「が」も、この場合はどちらも主格を表す格助詞です。 (もちろん「の」には所有を表す用法などもありますが、この場合は違います。) この場合では、 「取り返しのつかない」+「こと」 「取り返しがつかない」+「こと」 と区切るのが正解です。 実際のところ、「の」を使っても「が」を使っても意味に差は無いと思います。 個人によってニュアンスの捉え方は変わってきますので、すべてを一まとめにしてニュアンスの違いを区別することはできないと思います。 (私個人としては、「の」の方が丁寧な感じがしますが) 実際に使い分けるとなると、1番目の方が言うように言葉の響きなどがポイントになってくるかもしれません。

princess_s
質問者

お礼

ありがとうございました。 とても参考になりました。

  • Dobatt
  • ベストアンサー率29% (7/24)
回答No.2

区切ってみましょう。 文法的にはこうなります。 ・「取り返し」の「つかないこと」 ・「取り返しがつかない」こと 前者の「の」は所有などを示す格助詞、 後者の「が」は主格を表す格助詞です。 ・「僕」の「好きなこと」 ・「僕が好き」なこと と、してみるとわかりやすいかと思います。 ここから考えると 前者は「好きなこと」に比重がおかれる感があり、 後者は「僕自身が」ということが強調される、 ということになります。 ただしこれらは、前後の文脈によるところも大きく 一文だけ取り出して見た場合は、たいした ニュアンスの差はありません。 先の方が回答されているように、語感や韻で 選択すること場合がほとんどでしょう。   

princess_s
質問者

お礼

ありがとうございました。 とても参考になりました。

回答No.1

A●取り返しのつかないこと が起こる B●取り返しがつかないこと が起こる Aは聞きやすく、Bは『が』が2回連続して聞こえるので聞き辛い。つまり『の』は『が』を聞き易くする作用を持っている。 その逆で言い易かったりもする。 ○これが私の生きる道 ○これが私が生きる道 はい、声に出して読んでみましょう。

princess_s
質問者

お礼

ありがとうございました。 とても参考になりました。 意味的な差はほとんどないのだろうか、と思っているところです。

関連するQ&A

  • expect と suppose のニュアンスの違い

    expect と suppose のニュアンスの違い 「~と思う」という意味で上記の言葉を使う時に ニュアンスの違いなどはありますか? 回答をお願いします。

  • 「ねえ」と「ねえねえ」と「ねえねえねえ」の違い・・・

    同じ言葉でも、繰り返しの数でニュアンスが違ってきますよね。 そのニュアンスも、結構個人差があるのではないかと思ったので、皆さんにお聞きしたいのです。 以前、確か2回繰り返した時の違いについてはアンケートを取ったような記憶がありますので、今回は3回まで広げてお考えいただけますでしょうか。 「ねえ」 「ねえねえ」 「ねえねえねえ」 「はい」 「はいはい」 「はいはいはい」 「でも」 「でもでも」 「でもでもでも」 とりあえず思いついたのはこんなところですが、その他の例も大歓迎です。 では宜しくお願いします。

  • 「負う」と「担う」の違いは?

    日本語を勉強しているアメリカ人です。 良く「負う」を見たことがあって、「荷を負う」や「荷物を背中に負う」という場合は背中や肩にのせるという意味だと思います。 しかし、「担う」もそういう意味があるので、違いが良く分かりません。 例えば: 荷物を負う 荷物を担う 上記は両方でも言えますか。ニュアンスの違いで使えないときがありますか。 誰か教えてください。 よろしくお願いします。

  • aboveの位置と意味(ニュアンス)の違い

    次ぎの文章で、aboveのニュアンスにどういう違いがあるのでしょうか?  (1)I reviewd the above documents      (※)上に挙げた文書群を検討しました   (2)see the documents above     (※)上に挙げた文書群を参照してください。   この、aboveは両方とも形容詞と考えていますが、よろしいのでしょうか? 前置の形容詞だと種類や一般的な性質、後置の形容詞だと一時的な状態をあらわずと 理解してきていますが、上記の場合、そんな差がこめられているとも思えません。 (1)と(2)でどういうニュアンスの違いがあるのか理解に苦しんでいます。 また、次のようにすると(1)、(2)とは、伝えたいニュアンスが違ってくるのでしょうか?  (3)I reviewd the documents above  (4)see the above documents

  • 「~です」と「~なんです」の違いについて。

    「~です」と「~なんです」の違いについて。 日本語についての質問です。 「彼は古くからの知り合いです」 「彼は古くからの知り合いなんです」 上記のニュアンスの違い、文法的な役割の違いがよく分かりません。 どなたかご存じの方、ご教示下さい。 ちなみに、この様な日本語文法に関する疑問について 参考になる文法書をご存じの方、 お勧めを教えて頂ければ幸いです。

  • 「上記の」と「当該の」の使い方・意味合いの違い

    「上記の人物」「上記の行為」と、「当該の人物」「当該の行為」とは、ほぼ同じ意味と思いますが、ニュアンスなどが違うのでしょうか? 「上記の」と「当該の」の使い方・意味合いの違いを、お教え下さい。

  • 「行きますか?」と「行くんですか?」の違いについて

    「行きますか?」と「行くんですか?」の違いについて 日本語のニュアンスがよくわからないので、教えてください。 「○○さん、どこへ行きますか?」と「○○さん、どこへ行くんですか?」の使い方の違いなんですが・・・ あるサイトには、 「どこへ行きますか?」=(相手がどこかへ行くかどうか確かではない時) 「どこへ行くんですか?」=(相手がどこかへ行こうとしているのを確信している時) と、『確実性』の点で差がでると書いてありました。 しかし、友人に聞くと、 「どこへ行きますか?」=(一緒に行こうとする時) 「どこへ行くんですか?」=(一緒には行かないが、相手がどこへ行くのか聞きたい時) と、一緒に行くか、行かないかで使い分ける、と言っていました。 私も、色々な会話を聞いていると、後者のほうが適切な説明のような気がするのですが、ネイティブではないため、自信がありません。 この二つの文の違い、使い分けについて、教えていただけませんでしょうか? (私は日本語学習者ですが、日本語が完璧ではないので、友人に訳してもらいました)

  • 「行けるのなら」と「行けるなら」の違いについて

    いつもお世話になっております。 「行けるのなら」と「行けるなら」のニュアンスの違いはあるのでしょうか? 行ける可能性はどちらの方が高いでしょうか? ブログではこういう風に使っていました。 「見るのなら勝手にしろう」や「洗濯をするのなら」、「歩いていくのなら」などです。 「なら」とあんまり変わらない気がするのですが。 はっきりしたニュアンスの違いはあるのでしょうか? 「のなら」は書き言葉のみ使っているのですか? 最近作文を書いていて微妙な違いも理解しなければならなくなったので。 どうか教えてください。 また、質問文に、間違っているところがありましたら、直していただければ幸いです。^^

  • 「ぱさぱさ」と「さぱさぱ」の違いは?

    オノマトペについて調べています。 多種多様で収集するのが大変困難な分野でもあると思いますが、 中でも小学生の時経験した疑問について考えています。 小学校2年生の時、学級文集で作文を書かされました。 私は関東で降った雪について書いたのですが、 その雪の感触を「さぱさぱ」というオノマトペで表現しました。 しかし先生の添削を受けて見直したところ、 その箇所を「ぱさぱさでは?」と赤ペンで訂正されました。 私としては普通に使ったのに、"間違い"とされました。 存外インターネットで検索してみると、 「ぱさぱさ」に比べ「さぱさぱ」のヒット数にはかなりの差がありました。 この差の理由が知りたいのです。 オノマトペは感覚的なものが多いと思います。 私も「ぱさぱさ」と「さぱさぱ」は微妙なニュアンスの違いで使い分けています。 ですがこの二つのオノマトペの印象は、違いがさほど大きくないとも思います。 "言い易い""言いにくい"の違いでしょうか? 音声学的な問題なのでしょうか? 「さぱさぱ」が一般的には"無い"に等しいのはなぜでしょうか? どなたか分かる方、 あるいはその調べ方、考え方のアドバイス等いただけたら嬉しいです。 どんな回答でも良いので、待っています。 よろしくお願いします。

  • 「喜ぶ」と「悦ぶ」の違い

    怒りはもってまた喜ぶべく、 憤りはもってまた悦ぶべきも、 亡国はもってまた存すべからず、 死者はもってまた生くべからず。 孫子 孫子はこの格言(?)のなかで、「喜ぶ」と「悦ぶ」を使い分けようとしているように感じます。私は同じ意味だと思っていたので、ニュアンスの違いがあるのかと思いびっくりしました。そして、ネット上の辞書を調べたのですが「異字体だよ」という程度の説明しかありませんでした。 この場合、「喜ぶ」と「悦ぶ」に違いはあるのでしょうか。違いがあるならどのような差異でしょうか。それとも、微妙なニュアンスの違いもなく完全に同一の意味の言葉なのでしょうか。 よろしくお願いします。