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教えてください!「ノーカントリー」のいろいろな疑問

こんばんは。 ネタばれ大なのでまだ見てない人は読まないでくださいね。 映画はそれなりの本数見てるのですが後半が???でした。 1つでもいいので教えてください。 1.お金持って逃げた人がモーテルの換気口にカバンを隠しますが それを隣の部屋から取り出したのはどういうことを考えてでしょうか? (ここからが後半) 2.おばあちゃんの荷物を運びながら泊まるところを聞いたメキシコ人たちは殺されてしまったカウボーイの次に雇われた人たちですか? 3. そうなるとお金持ってた人と奥さんとおばあちゃんがモーテル?にい るところをメキシコ人たちが襲ってそこに殺人者さんが来たのですか? 4.そうなるとなんで奥さんは生きてたんでしょう?(いなかった?) 5.その後トミー・リー・ジョーンズがモーテルに来たときに殺人者さ んは何を狙ってベッド下?にいたんでしょうか? 6.結局お金は誰が持ってるんでしょうか? 個人の感想としてですが1時間20分ぐらい恐ろしいほどの緊張感で映画 を見せ、その後はストンと観客にストーリーをまかせ映像を放棄するとい うのはちょっとずるいなーとストーリーを理解できない私は思いました(^^; どうぞよろしくお願いします。

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  • Yusura
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回答No.3

こんばんは。 私はすごい傑作だと思いました。 サスペンス色も強いのですが、これだけで宣伝している映画会社は姑息ですね。 ご質問に対してすべて回答できないのですが、回答させていただこうと思います。 1.もう一部屋、38号室を借りた理由はメキシコ人側の追手が、最初に借りた部屋の中で待ち構えていることを知ったから、です。 タクシーから部屋の様子をうかがいますよね。 あの時、カーテンの様子からわかったのだと思います。 で、そういう時に備えてアタッシェケースは通気孔に隠していたので、 新しく借りた部屋からお金を回収した。 2.突然出てきていきなり劇をひっかきまわしますが、メキシコ側の新手です。 カウボーイって、目が青い人が演じていて、モスが川に落としたケースを発見していたカーソン・ウェルズですよね? カウボーイハットをかぶっていてシガーに殺された殺し屋2人め、 病院でルウェリン・モスに取引を持ちかけた人。、 この映画の非合法組織はアメリカ側とメキシコ側で、どちらかどちらかを雇っているのですが・・・ たぶんなのですが、カーソン・ウェルズを雇っているのはアメリカ側です。 そしてシガーが雇われているというか、シガーが属している組織もまたアメリカ側です。 だから、カーラの母、モスの義母に手を貸して行き先を聞き出していた人はシガーにとって敵のメキシコ側です。 つまりシガーは、自分が属する組織の中の人間も、シガーが則るルールに 反したという理由で殺していることになります。 話を戻して、メキシコ側もメキシコ側で独自にお金と麻薬の行方を追っていて、 ルウェリン・モスから彼の妻の実家に辿りつき、そこで張っていて彼女らに動きがあったところで動きだした、 それがカーラと母が旅行に出かけようとしたあのシーンなのだと思います。 3.ここの時系列はこうです。 ・ルウェリン、自分が指定したモーテルに到着 ・到着そうそうプールの女性にナンパされる ・カーラのポカでカーラ母から落ち合う先を聞き出したメキシコ側が先回りしてルウェリンと銃撃戦 ・ルウェリン、メキシコ人4人のうち1人を道連れにするも自分も殺される、何とか部屋まで戻るが入り口で倒れて死ぬ ・プールの女性、おそらく巻き添えで殺される ・メキシコ人たちはお金を回収できずにあわてて逃げる (ここの理由が私にはわかりませんが、騒乱で人が集まってきたから、かなと思いました) ・↑ちょうどこの銃撃戦終わりあたりから逃走の時にベル保安官モーテルに到着、逃げていく3人組を見る ・保安官がルウェリン・モスの死を確認 ・警察到着、現場検証の間に日が暮れる、保安官が現場からでてきた時にモス妻到着、 保安官の表情からなにが起きたかを悟る という流れです。 この時間系列の把握だけは絶対の自信があります(*・v・*)! 奥さんたちは銃撃戦に居合わせていません。 従って4の奥さんが生きていた理由もこれですし、6のお金も、 奥さんはモスが持っていたお金を渡してもらっていません。 彼女は結局、序盤でルウェリンに「実家に行け」とバスの中で言われて別れたあと、 再び生きて再会はできなかったんです。 お金はシガーが回収しています。 銃撃戦のあと、警察の捜査が終わったあとにやってきてお金を回収しています。 それを示すシーンが、ベルが見た、 ・ドアのシリンダーが屠殺銃によって吹き飛ばされているシーン と、 ・通気孔ダクトが外されていて脇にコインが落ちているシーン です。 「モスが通気孔にお金を隠すだろうことを知っている」、「コインを持ってそれを開ける」のはシガーただ一人です。 だからお金はシガーがこの時点で回収したのです。 私がわからないのは5番です。 私の想像では、ベルがあの部屋に立ち入ったとき、おそらくシガーはもうすでに立ち去ったあとです。 だとすると、あのシガーがドアの隙間に隠れているシーンはいったいなんなのかよくわからなくなりますが、 あれはシガーがあそこに隠れているかも…という、ベル保安官の想像なのでは? といっしょに見た知人に言われ、そうなのかもと思いました。 というより、2回目鑑賞の知人が1回目鑑賞時に言われた解釈がそれだそうですが(^^; 私見としては、保安官が緊張しながら浴室の明かりをつけていたところ、 その後安堵のため息をつきながらベッドに深く腰をおろすので、少なくとも保安官とシガーは会わなかった。 これは確実です。 シガーが妻を殺しに来たときお金について発言しているのは、 カーラはルウェリンが非合法組織から非合法な大金をかすめ取ったこと、 そのために殺された事を知っているからです。 だから、お金を見失った殺し屋がそれが理由で来たと思ったのでしょう。 この組織の男はお金を回収しに来たはず→私はお金を受け取っていないよ→帰るしかないよね。 だからお金はないのと強弁し、何とか逃れようとします。 字幕ではよく理解できませんが、そして私はリスニングが苦手ですが、 セリフでは「お金は受け取っていない」というような内容でした。 (意訳すると、あの母の葬儀代云々の話は、お金があれば今日の母の葬儀代だってもう支払ってるよ!という意味です。) 苦しいですが、少なくとも彼女から見ればすじは通っています。 でもシガーは否定して、「モスと約束したから(殺しに)来た」と言います。 で、カーラはお金のことを口にしなくなるので、彼女なりに、この頭のおかしい殺し屋が、 彼なりのルールに従って動いていることを理解したのかもしれません。 少なくとも観客はそのように理解しますが。 私がわからないのはここから先で、ルールに従って動くシガーが、どのように モス妻にコインをコールさせたのか、ということです。 そのシーンを描かないのですが、「シガーにとって殺しが必要でない時にはコイントスで運命を決める」 「コイントスの結果に絶対従う」「シガーはルールに従う」というそれまでの描写を考えると、 「コイントスをしなければシガーは殺すか殺さないか結論を出せない」わけで、 あのモス妻のコール拒否は劇中でシガーが唯一、混乱している場面だと思います。 そもそもモスに、取引を破ればモス妻をも殺す、と約束し、それに従ってモス妻を殺しに来たのにも関わらず、 「じゃあ譲歩しますのでコイントスで」(半々の確率でモス妻に生き延びるチャンスを与える) という時点で、ルール魔のシガーがルールをかなり曲げているんですよね。 だから、どうやって決めたのか、そこを知りたいです。 原作には書いてあるのでしょうか。 この映画は、確かに前半のサスペンスがあまりにも出色のために、緊張感で見失ってしまいそうになりますが、 劇中では傍観者のように見えるベル保安官の話なのだと思いました。 彼は最初からモノローグを務め、最後も印象深い夢の話でしめくくります。 この「この物語はあくまでベル保安官の話」というふうに考えると、 5番のシガーが隠れている映像は保安官の想像、あるいは保安官の想像でなくても、 このニアミスが保安官にとって、決定的な分岐路になったということは腑に落ちるんです。 理解できなくなってしまったひどい世の中に虚無感を感じていた保安官。 虚無感というのも違う気がしますけど。 年をとった、気力が続かなくなったということなのかな。 そこで劇中のシガーのような、死に神とのニアミスで引退を決めるきっかけのような思い、 それを映像化したのが5番のシーンなのかなと思いました。 私は映画の中で、一つ一つ全部これはこうですよ?こうですよ?って説明つけられないと理解できない人間なんです。 ちょっとした暗示とか暗喩とか、もうまったくダメ。 でもこの映画は思わせぶりじゃないのによく理解できて面白かったです。 わからないところも多々ありましたが(^^; (なんでモスはわざわざアメリカ側に戻って服を買うの?とか。←メキシコでも国境に近いところだとドルが通用するのでは、とか なぜシガーはルウェリンがカーラを利用したと思ったのか、 シガーはなぜ取引現場で案内役の二人を殺したのかとか) で、映画は最初はシガーの殺人シーンを丁寧に描くのに、徐々に写さなくなるんですよね。 でも、圧倒的な死であるシガーにふれた人々が、確実に殺されちゃったんだ… ってアホな私にもわかる。 ひっくりかえったネコ用のミルク皿、こぼれたミルクをなめているネコ、その向こうのドアが半開きなんだけど、 「なにか重いものに押されてドアがそこまで開いた、さっきまでいた人が…」ってわかるんですよねー。 モス妻の実家から出てきたときも、靴の裏を拭くか確認するしぐさで、カーラを殺したってわかる。 背筋がぞくぞくするほど恐ろしかったと同時にその描写に感心しました。 あと、この映画のシガーって非常に論理的なキャラだと思いました。 論理的だから、情緒の機微のはざまにあるウィットとかユーモアをまったく解さない。 だから世間話の存在意義を理解できない。世間話って、情緒の分野だから。 すべての行動に彼なりの論理がある。そして論理しかない。 「とても論理的な人」と考えると、そういう意味ではすごく理解しやすいキャラでした。 アスペルガーという、同じく非常に論理的(で他人の情緒を解する能力が標準より低い)な 人々についての本を読んだことがあるのですが、ここにもやはり 自分には不可解な情緒あふれる社会に適応するために「マイルール」を たくさん作って生きている話があって、これを思い出しました。 そしてモスの死を見た瞬間はとてもショックでした。 死にかけのマフィアの下っぱに求められた水をあげられなかったことを気に病んで現場に戻ってしまう、お人好しな面もあるモス。 彼がベトナム帰還兵だって知ったあとは、これが過去の戦場で、 死にかけていく同僚兵士に水をあげられなかった過去でもあったのでは…とか想像しちゃうんですよね。 さらにベル保安官の意味ありげな会話が続いて、なんだか 何度噛んでも噛むほど味が沸いてでてくるガムみたいな映画だと思いました。 しかも噛めば噛むほどシイタケの出汁みたいな味になる。 特に奥さんが死ぬところ、死ぬこと、死ぬ意味、 それまでがんばってきたモスのことをどうしても考えてしまいますよね。 長文回答すみません。なにかの参考になればさいわいです。

nyan_neko
質問者

お礼

こんばんは。お礼がすっごく遅れてごめんなさいです。 サイトからの回答があった通知もすっごく遅かったのですがその間 右手でタイプができなくなってしまって脳梗塞の検査やMRIを受けたり どたばたしてしまって本当にごめんなさいです。 明日も2度目もMRIがあります(;_;) 今でもこの映画の質問はほとんどないんですね。 すっごく長く詳しい回答をいただき感激です! 1は全然気づかなかったですね・・・もう1回見ないといけないかな(苦笑 2はやっぱりおばあちゃんは荷物の場で殺されちゃったのでしょうか? 3はなぜメキシコ側が退却したかですね?私全員殺されたのかと思ってました。 5はやはりおかしいですよね?保安官が入ってきたときシガーがいて、もしそれが妄想であるならなんらかの映像加工をすると思うんです。 コイントスをしないで奥さんが殺されてしまったのは「しない場合は殺す」というルールがあったのかもしれない ですし、新しいルールを作ったのかもしれないと思いました。 >シガーはなぜ取引現場で案内役の二人を殺したのかとか これは私も不思議でしたがもしかしたら相手の2人がメキシコ側だったとかっていうことはありえないでしょうか? ベル保安官の最初と最後のセリフというか話はどこかに解説が書いてあったと思うのですが 解説を読まないとわからないって1本の映画として完成していないと思うんです。 「シックスセンス」などは1回見てわかるんだけど裏設定を知って再度見ると新しい驚きがありました。 質問にも書いていますが恐ろしいほどの緊張感は十分評価したいと思っているんですがなぜその後表現手法を変える必要があったのか? そしてそれは答えもなく観客がそれぞれ推測しいろいろな回答がなりたつならばそれは1本のサスペンス映画として失格、逃げのように 思います。 なぜ観客が期待したシガーとモスの対決をまったく映像化せず完成したのか?映像化してあったら監督の意思は表現できなかったのか? 作成途中で時間がなくなって後半は「観客が勝手に考えてね?」にしたんじゃないいの? なんて考えてしまいます(^^; 本当にご親切な回答をありがとうございました。 またお気づきの点がもしありましたら是非教えてください!

その他の回答 (4)

  • Yusura
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回答No.5

こんにちは。 丁寧なお礼をありがとうございました。 脳梗塞の検査だなんてうかがってびっくりしましたが、MRIはいかがでしたか? まだ映画を見たり、タイプできたりする段階で検査ということになって、ラッキーですね。 さて、ノーカントリーですが、仰る通り質問数はとっても寂しいものですね(^^; もっと増えればいいのに、と残念に思います。 で、前回の回答で私は 「サスペンス色も強いのですが、これだけで宣伝している映画会社は姑息ですね。」と書きました。 はっきり書き直しますね。 「サスペンス映画であるかのように宣伝する映画会社は間違っている、  それを信じて来た観客が誤解するじゃない」って。 nyan_nekoさんは、 >それは1本のサスペンス映画として失格 とお書きですが、これはやはりサスペンス映画ではないと思います。 そして、たしかに「すべてのシーンの説明を映画の中で懇切丁寧に見せてくれる」映画でもないと思います。 でも私はこれでいいと思います。 だって、謎解き映画じゃないから。 だって、すさみすぎた世の中のことを理解できなくなっている老人の話なんですから、 何もかもわかりやすく描いてしまったら、逆に作品としては失格ではないでしょうか…。 この映画を見る前に、「主人公の退屈なわけのわからなさを観客も同時体験する」 映画を見ていたこともあって、私にはノーカントリーのつきはなした描写をこのように受け入れました。 カンヌ映画祭でパルムドールを撮った「4ヶ月と3週間と2日」という映画なのですが、 たいへんに面白かったです。(もしまだ上映していればとてもおすすめです。) この映画の中で、ヒロインは、事情を打ち明けられないばかりに、 彼氏の母親の誕生パーティに出席させられます。 その席で、彼の母親とその同年代の友人たちの内輪話を延々聞かされるシーンがあります。 その会話は彼女にとってなんの意味もなく、初対面で歳もかけ離れた人たちの、なんの知識もなくまったく理解できないものです。 もしかしたら、一蓮托生で監護している友人が今死にかけているかもしれないのに、 無意味な会話を聞かされ続ける、観客もイライラしながらシンクロする、 というシーンがあるのですが、ノーカントリーは表現手法としてはこんな感じだと思ったんです。 説明不足な面がたしかにあるのですが、(サスペンスではなく)ベル保安官の話であればこそ、 作品としては説明がないほうが上等だと感じます。 でも、映画会社が「サスペンス映画」かのような宣伝を打ったばかりに、 「これはサスペンスに違いない」という先入観でご覧になった方がたくさんいたようで、 私が見た映画館でも文句を言っている人がいました(^^; かなり罪な宣伝だったと思います。 「世の中に倦んだ老人の話」では宣伝になりませんので、わかりはしますけど。 でも、シックス・センスもそういう話でしたよね? 前半は幽霊がでてきてものすごく怖い映画なのですが、怒濤のどんでん返し以降も話が続きます。 それで、この話は、お互い深い愛情を抱いているのに、 どこか紗を挟んだように触れ合えない寂しさをもっていた二人の愛情の話でもある、 ということがわかります。 マルコム医師と妻の、お互い愛情を持ちながらすれ違う話、 なにより秘密を抱えたコールと、それゆえに埋め難い溝を感じているその母の話です。 ただ幽霊がでてくるSFとかサスペンス映画なら、 マルコム医師の妻の手から指輪が転がり落ちるシーンぐらいで終わりですよね。 でもその後も描いたので、違う含みももった映画になっています。 …と思うのですが、いかがでしょうか(^^;ゞ ノーカントリーも、そんな感じで見ました。 さて、補足でいただいたご質問への、私の回答です。 >2はやっぱりおばあちゃんは荷物の場で殺されちゃったのでしょうか? →これは明確ではありませんが、あの場で殺されてはいないと思います。 おそらく、本当にガンの最終ステージだったのではないでしょうか。 >3はなぜメキシコ側が退却したかですね?私全員殺されたのかと思ってました。 →彼らはいわゆる鉄砲玉です。 組織にとっては使い捨て、ミイラになりかねない下っぱミイラ取りですから、 プロの仕事は望めません。 撃ち合いが長引き、なんとかモスを殺しても、その時点で野次馬が集まってくるわ 警察車両がサイレンならして集まりはじめるわ、 なにを回収するのかもあまりよくは知らされていなかったでしょうし、 逃げても仕方ないかなと思いました。 >5はやはりおかしいですよね?保安官が入ってきたときシガーがいて、もしそれが妄想であるならなんらかの映像加工をすると思うんです。 →私は、「ベル保安官が最初に入る直前、ドアノブを開けるシーンでしか シガーが隠れて待ち構えている映像をはさまない」ことが、 仰る「何らかの映像加工」にあたるかと思いました。 実際に待ち構えているのなら、その後にも画面に出てくると思うのですが、 入る直前、「もしかして、まだ中にいるかも…?」とベル保安官が想像してどきどきするようなシーンでしか、 「シガーが銃を持って隠れている」映像を挟んでいません。 実際隠れていれば、普通なら、ベル保安官の進行に合わせて交互にシガーと保安官を映すと思うのですが、 それがなかった、一回しかシガーが映らなかったので、 「あのシガーの映像はベル保安官の空想」説を納得しました。 そして、この「夜に戻ってきてドアノブを見て、初めてシガーが来たことがわかる」のは、 同時に「ルウェリン襲撃時に、シガーはまだ来ていない」 「シガーがお金を回収しにきたのは、ルウェリン殺害のための警察捜査が終わってから」 だという時間経過を立証しうる証拠でもあります。 なぜなら、ルウェリンが襲撃されて警察が来た、この時点ですでにシガーが来ていたのなら、 ベル保安官はドアノブやコインに気がついていたから。 ベル保安官が、夜、捜査が終わって「もっかい現場に行ってみるか」と 立ち寄ったこの時点で初めてドアノブに気がついたということ、 特に排気口の蓋が開いていて、コインがねじはずしに使われていたとわかることから、 シガーがお金を回収したということと、その時間帯を特定できます。 >コイントスをしないで奥さんが殺されてしまったのは「しない場合は殺す」というルールがあったのかもしれない >ですし、新しいルールを作ったのかもしれないと思いました。 →私が思うようにアスペルガーっぽいほど論理的な人なら、 ルールを新設するということは考えにくいです。 なぜなら、それはパターン化ではないから。 次々場面ごとにルールを設定したら、ルールではなくなってしまいます。 それに、カーラにコイントスをさせるのは簡単なことです。 「コイントスをしなければ撃つ(100%死ぬ)、撃たれたくなければ選べ(50%で生き延びる確率がある)」 というだけですみます。ただ、映画は描きませんでしたねー。 >>シガーはなぜ取引現場で案内役の二人を殺したのかとか >これは私も不思議でしたがもしかしたら相手の2人がメキシコ側だったとかっていうことはありえないでしょうか? →あの二人もアメリカ側です。 だって英語を喋ってたもん! …というのは冗談ですw なぜあの二人もアメリカ側と言い切れるか? 発信機の追跡装置を持っていたからです。 メキシコ側は追跡装置を持っていません。 そして、水を求めていたメキシコ人の載っていたトラックの荷台に、 取引の商品であるドラッグが載っていました。 つまり、 アメリカ側→お金を持ってきて買う側 メキシコ側→ブツを持ってきてお金を受け取る側 です。 ここにも謎が一つあるのですが、どういう理由でお金に発信機なんか仕込んだんでしょうね。 映画のように取引現場で紛糾しなくても、これじゃモメて当然ですよねえ。 いろいろ反論みたいになってしまいましたが、 DVDとか(今じゃもうBDですか)、製品化されるときに「完全ノーカットバージョン」とか出て、 見たらぜんぜん別物だった…なんてことがあるかもしれませんね! もしそういうバージョンが出る時には、私も見たいとおもいます。 お体が大事な時に、また長々とすみません。 検査結果が良いものであることを願っています。

nyan_neko
質問者

お礼

こんばんは。 お礼がまた遅れてすみません。 MRIは異常はなかったのですが右手の震えから左手の震えへ症状が広がりひどいときはコーヒーカップを持てない、字が全然書けないという怖い体験をしました。 おかげさまで今は左手は2本の指の震えで右手も2本の指の震えなのですが震えの状態がひどく字はなんとか書けますが結構厳しいです。 1ケ月ほど様子を見ることになったのですが原因がわからない病気は治るかわからないのですごく怖いです。 映画の話に戻りますが シガーと保安官の場面はシガーが映るのは1カットだったんですか・・・ もう1回保安官の想像という観点で映画を再見してみないとわからないですね(汗 おばあちゃんは確かに病気で死んでしまったのかもしれません。 どうなんでしょう・・・・ このようにいろいろ考えれる映画というのは完成度が高いといえるのでしょうか? それも監督がインタビューなので「実はこういうことだったんだよ」としゃばっちゃったら全部終わりなんですよね。 保安官の夢の話も誰かに解説してもらわないと映画を見てるだけではわからない人(私も)も多い。 やっぱりモスvsシガーの大決戦は見たかったです(笑 バックに発信機を入れたのはお金が行方不明になったときや常にお金の場所を確認できるようにしたかったのではないのですか?(大金ですし) ご心配していただきありがとうございました。 また再度の回答ありがとうございました。

回答No.4

1~4は皆さんの答えを聞いてフムフム納得したのですが、 5と6について私が理解したことが間違っているのかどうか気になって投稿します。 5についてはトミーリーがモーテルに来た時、シガーは金のバッグを回収していた最中で、 トミーが入って来たので慌てて隠れたのだと思いました。 そして6についてですが(これは誰もそうは解釈していないようなので自信があるわけではないですが)私には、トミーリーが金を持って行った のではないかなと思えました。 つまり変わっていく時代や汚れて行く世の中に、正義をつらぬいても勝てなかった現実に、自分は最終的に傷ついてついに負けた。 自分も汚れたと。 だから金を自分のものにして引退して、その夜、自分が信じてきた親からの正義の夢を見たと。 父が温かいたき火をして自分を待っていてくれてると思ってがんばってきたんだと。 でも、それはそうではなかったと。 そんな物語だと解釈したのです。 そういえば、はじめのモノローグから現代の荒廃に彼の迷いは感じられたし、 彼の表情も劇中決して「正義だけを信じて疑っていない」キャラクターではなく、そんな世の中に迷っている弱さが漂っていた。 そんな気がしました。 原作もあるのだろうし、解釈は色々できるのですが、 もしかしたらトミーリーが金を持っていると考えるのが、その後のシガーの行動や嫁のセリフやトミーの独白の筋道が立つような気がします。 もしシガーやギャングが金を回収済みならば、意味ありげにあのシーンで 通気口が空けられてるのを見せる意味もないのではって気がして。 いかがでしょう?

nyan_neko
質問者

お礼

こんばんは。 なんかここのシステムって古い質問に新しい回答が来ると通知がすごく 遅れるんですよね。大儲けしてるんですから改善して欲しいです。 そうなんですよねートミーが現場に再度来たとき鍵はエアで抜いてあるの を見てますから「中にいるかも?」と思いますよね。 モスが通気口に隠したのをしって捜査が一段落してからシガーがお金を取り にきた、その途中だったから通気口のネジも外れていた。 シガーは隠れても良かったが入って来てすぐ殺すこともできたのではないかと・・・ それに隠れているシガーに気づかないトミー保安官ではないと思うんです。 もしどこかにお金のカバンがあってそれを保安官が持っていこうとしたら シガーは撃ちにでますよね? 私が質問した他の謎はだいぶ解決してきてるように思うのですが「あの場 のシガーと保安官が対面しなかったのか?」 「本当はお金は誰が持っているのか?」 などまだ納得できないことが多いです。 この映画娯楽作としても良く出来ているのですから多数の方が見て意見を お聞きしたいと思います。 「マトリックス」なんて解析サイトいっぱいありましたよね。 回答わざわざありがとうございました。

  • jusus
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.2

こんにちは。 僕もこの映画で分かりにくいところがありました。 1. 何故でしょうね?犯人が自分の部屋に来てもすぐに逃げれるようにしたかっただけだと思っていたのですが、もっと明確な答えがありそうですね。 2. そうだと思います。 3. おばあちゃんはメキシコ人に殺されたのではなく、病気で死んだものだと思っていました。メキシコ人たちは昼間の人通りのあるところでは人は殺さないかと。 4. 奥さんとおばあちゃんは両方とも殺されてはいなかったのだと思っていました。 5. モーテルでメキシコ人を殺してからずっとベッドの下で隠れていたのか、もしくは犯人は犯行現場に戻るというやつかと思います。 6. 最後の家のシーンを観る限り奥さんが持っていたようですね(そして殆どを使ってしまった)。しかし、いつの間に奥さんは旦那からお金を受け取ったのかが分かりませんでした。 僕の中ではお金を持っていた旦那は、モーテルでメキシコ人に襲撃され、メキシコ人達がお金を持って逃げていった、もしくはその際、シガーが奪い取ったとばかり思ってました。 もしかすると、襲撃されたモーテルにお金はあり、その後、奥さんがコッソリ持って帰っていったのでしょうか?すごく気になります。 DVDが出たら、借りてもう一度じっくり観てみたい作品です。 (後味はあまり良くなかったですが)

nyan_neko
質問者

お礼

少し右手の具合が悪くお礼が遅れてすみません。 1.そうなんですよ。結局逃亡者さんは1号(例)の部屋の換気口にバッグ を入れて次に3号の部屋からバッグを取り出してる。ということはフロン トに逃亡者さんが1号室にいることにしないと意味ないと思うんですがどう もピッタリくる回答が思いつかないんです。 3.確かにそうかもしれないですねえ。安置室の死体は逃亡者さんのだけ でしたよね(それも顔を映さない)。 5.これは#1さんのお礼にも書いたのですがお金を探しに戻って換気口か ら見つけたのか?(見つけれなかったのか?)と思うんです。 トミーリー・ジョーンズがベッドの下に気づかないというのもちょっと変 と思います。 6.そうなんでしょうか?誰かが殺し屋のことを「金を見つけても奥さん を殺す男だ」って言ってましたよね? 何かで読んだのですが結局は逃亡者も殺人者もお金は手に入れれなくて メキシコ人たちが手に入れた。2人の戦いは多数の死者がでたけども無意 味なものだった・・・・・・というようなのを読んだ気がします。 またお気づきの点があれば教えてください。 ありがとうございました。

  • hosikage
  • ベストアンサー率36% (92/250)
回答No.1

1、追っ手がくるのを察知して、部屋を替わり換気口に隠したカバンを追っ手に気づかれないように移動させようとした。 2、メキシコ人は当然雇われた追っ手で、おばあちゃんから話を聞いた後殺した。奥さんはそのとき、保安官に電話をしていたのでその場にいなかった。 3、メキシコ人はモーテルにいる男を襲撃しようと部屋にきたが、男は部屋を替わっていていなかった。そこへ殺し屋がきてメキシコ人を殺した。 4、ただ隠れていただけじゃない? 5、金は当然殺し屋が持っている。なぜなら、殺し屋は金を持っていなくて、車を炎上させた隙に薬を盗んでいた。しかし、ラスト近くで少年にお札をだして「これでシャツを譲ってくれ」と言ったから。 緊張と緩和これがコーエンの視点の素晴らしいところだと思います。 現代社会は殺人さえも特別なことではなく、ルールを守って生きていても突然災害に遭遇することもあるし、すべての出来事が意味をもっているわけでもないということでもある。 この社会には、無表情の殺し屋も無力な保安官も金を盗んだ男も普通に存在しているという怖さ、その人物に誰もがなる可能性がある怖さ、些細ななことから命を狙われるようなことになるという怖さ、人間の欲望の醜さと怖さをとことん感じさせられて、ただただ無力感に襲われてしまいます。 最後に、的を外れた回答だったらお許しください。

nyan_neko
質問者

お礼

少し右手の具合が悪くてお礼が遅れてごめんなさいです。 1.ふみふみ 2.おばあちゃんはその場で殺されたということですね。 それで3人で落ち合う場所がわかったということで、逃亡者さんはプール の女性に誘われてましたが確かその後プールの女性は殺されて(自信ないんですが) プールに浮かんでたように思います。ということはそのプールがあったところ が3人の待ち合わせ場所だったということですよね? 3.でもプールの女性が殺されてたということは、その近くに逃亡者さんは いたのではないかと???じゃあどこで殺されたんでしょう??? 4.隠れていたといっても事件後ずーーーーーっといたとしたらすごい 長時間で、それに警察などの捜査もあったはずですからベッドの下で 見つからないというのはちょっと無理な気が・・・・ というよりトミーリー・ジョーンズが気づかないっておかしいと思いま せんか? 5.殺し屋さんはもしかしたらトミーリー・ジョーンズが部屋を見に来た ときにお金を取りにきてて通気口からバッグを出してベッドの下で持ってたとか??? それ以降の総論はたいへん参考になりました。 また新しいことがわかりましたら教えてください。 どうもありがとうございました。

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    先ほどまで、テレビ東京で放送されていた「アイデンティティー」という映画の解説をお願いしたいです^^; 怖い映画全般ダメで、でも見出したら止まらなくて、でも怖い、って調子で見たり見なかったりしていたら結局ストーリーが良く分かりませんでした・・・ 質問は、モーテルでの出来事は全てマルコム(でしたっけ?)の頭の中での出来事、その架空の殺人事件の犯人は偽警官かと思いきや、ティミーという少年だった、で、結局それで何でしょう? 殺人人格を抹消し、善良な?一つの人格に統合しようという精神科医の試みは甘かった、ということ? そういうことじゃなくて? 怖い映画の醍醐味を全く分かっていないですかね? ^^;

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    A・ジャッド主演、T・リー・ジョーンズとの映画ですが、夫殺しの罪で服役した妻が、実は夫のワナで別人になりすまして生きていた夫を、今度は本当に殺害しても、罪に問われないという内容。 国内で、又は米で、殺人その他、何らかの罪での事例もしくは相当する事件は実際に有るのでしょうか?

  • 映画のタイトル教えてください。

    かなり前にスカパーで見ました。前半は銀行強盗のストーリーなんですが、後半メキシコに逃亡しドライブインのようなところで仲間を待っていたのですが、夜になるとそこにいた客がゾンビとなり、バイオハザードのようになってしまう映画です。2度おいしい映画でした。友人に教えたいのでタイトルお願いします。