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【地球温暖化懐疑論】”エコロジー活動”は私達にとって不利益ですか?

エコロジーに興味を持ち始め、色々と調べている内に 地球温暖化の報道に対する懐疑論が存在している事を知りました。 様々な考察をWebサイト等で読んでみました。 特に印象的だったのは、懐疑論を唱えている人々が一様に 「マスコミに踊らされるな!」と警告している事です。 「環境問題は金になる」「途上国の発展を妨げるためのアメリカの陰謀」という 政治色の強い主張が前提となっている場合が多いです。 確かに、環境問題は数多のビジネスチャンスを生んでいます。 温室効果ガスも仮説に過ぎず、ひょっとしたら間違っているのかもしれません。 しかし、こうした主張にはどこか違和感を感じます。 「温暖化問題についてはまだ不明瞭な点が多い」と指摘するよりも、 啓蒙活動そのものが目的のような印象を受けるからです。 「エコロジー活動に関わることそのものが、  マスコミおよび一部の資本家・強者に搾取されることに等しい」という書き込みもありました。 それでは、エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか? 二酸化炭素を減らすためにコストをかけ、 クリーンなエネルギーを手にすることは、お金のムダ遣いなのでしょうか。 エネルギーや資材を倹約・節約する事で生じる 経済的・環境的デメリットはあるのでしょうか? (非再生紙よりも、再生紙を選ぶこと…  割り箸ではなく、マイ箸を使用すること、エコバッグで買い物をすること等) よろしければ、ご意見をお願いいたします。

みんなの回答

noname#58080
noname#58080
回答No.11

>Well to Wheelで検索してみたら、トヨタとみずほ総研の研究報告書が出てきました。 ​http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Nov/nt04_1110.html​ このデータはみずほがトヨタと行ったもので、時々引用されますが、電気自動車が載っていない所がおかしいですね。更にアドバイザーの石谷教授は当時は燃料電池の推進者で、電気自動車反対派でしたからこうなったのかもしれません。(現在は世の中の流れは、電気自動車の変わっていますから、石谷先生も電気自動車反対派から推進派に華麗なる変身をとげておられます。)トヨタの当時の戦略で意図的にはずした可能性もあります。いずれにしても燃料電池のデータが良すぎます。 W toWは計算は、車の方向性に関する社会的なコンセンサスを得るのにきわめて重要です。何がいいのか分からなければ、自動車会社、サプライの技術開発、社会インフラ投資を進めることはできません。否が応でも自動車は日本の基幹産業ですから、将来エネルギを決めていくことは、経済全体への影響を考えても非常に重要です。間違っていたら裾野まで含めて、社会的に大きな損失をこうむることになります。 トヨタは、このために、出したのだと思いますが、本来は国際機関で合意したものが必要だと思います。このための組織は電気自動車であればWEVA、自動車の国際規格であればISO、又、国連やIPCCにワーキングを作る方法もあると思います。そのくらい重要なテーマです。 現時点ではこの1つの報告書だけで見るのは危険です。 参考にいくつかWtoWの検討結果を添付します。 1)ダイムラークライスラー http://www.daimlerchrysler.com/dccom/0-5-920736-1-932626-1-0-0-925197-0-0-8-876574-0-0-0-0-0-0-0.html 2)経済産業省 http://www.meti.go.jp/press/20070528001/initiative-torimatome.pdf このP.8が日本の見解です。但しこのデータも燃料電池については、石谷教授のWtoTのデータを元に計算していますから、燃料電池が良く出ています。 いずれにしても、このデータはトヨタという企業が頑張っているといえるものではありません。シェルも出したことがありますが、石油業界に都合のいいデータです。 WtoWときちんと勉強されたいならば、多方面のデータを収集することをお勧めします。 フランスやアメリカも集める必要があるでしょう。特にアメリカのエネルギー省関係のデータは、政権の政策の影響をあまり受けず、客観的で重要です。

nacht1030
質問者

お礼

引き続き、貴重なご意見をどうも有難うございます。とても興味深く拝読しております。 リンクを貼って下さったダイムラークライスラーのツールを早速試してみました。 海外には既にこうしたツールが、一般に公開されているという事、とても感心いたしました。 とても重要な問題であるからこそ、一企業の独自の見解ではなく、全世界基準の見解を設けて採用していく必要があるのですね。 国や企業によって結果が違うというのはあまり納得できませんし、公正ではありませんね。 今回の質問を機会に、WtoWを知り興味を持ったので、仰られるとおり多方面の見解をあたってみようと思います。有難うございました。

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noname#58080
noname#58080
回答No.10

温暖化は決めたことですから、やらなければいけないのです。 産業革命以降の人間の生産活動を下げるのが目的です。 環境というのは、人間にとっての生活環境です。ここが大事な点です。 大腸菌にとっての環境でもなければ、鯨にとっての環境でもないのです。もし地球にとっての環境でないならば、ほっておけばいいのです。人間活動も環境の一部ですから。 人間にとっての、環境問題の原点は、人口問題、資源面からは1972年のローマクラブの提言です。それから約20年以上かけて地球環境が研究されました。まだ分からないことだらけです。特に気象のことは、良く分からないし、その影響も分からない。しかし、人口を減らさないならば、地球と共存して生きていかなければならないということです。 但し、ローマクラブの提言に書いてあるように、我々は何かをしなければいけない。それがIPCCをつくり、京都議定書を作ったのです。 主な流れは以下のようなものです。詳しくは本を買って、勉強してみてください。 1.歴史 1)原点  環境問題の原点のひとつはこの問題提起です。  ローマクラブ 「成長の限界」 1972年発刊   この本の序文に書いてある言葉が象徴的に物語っています。 「ウ・タント事務総長が指摘した問題――軍拡競争、環境悪化、人口爆発、ならびに経済停滞は――は現代人の中心的な問題としてしばしば口にされる。人間社会の将来の進路、おそらくは人間社会の存在さえもが、これらの問題に世界が対応する速度とその有効性にかかっていると信じている人は多い。それにもかかわらず、これらの問題を理解し、その解決策を求めることに積極的に関心を払っているのは世界の人口のごく一部の人々にしかすぎない。」(D・Hメドウズ他著、「成長の限界」より抜粋)   2)この後1990年にIPCCが学術部門の意見を取り上げ、炭酸ガスの削減を政治に提案しました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%80%99%E5%A4%89%E5%8B%95%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%94%BF%E5%BA%9C%E9%96%93%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB 3)これを受けてCOP3でCO2削減が決まりました。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/kiko/cop3/index.html 2.経済への影響 1)マイナス要因 全体的にはマイナスでしょう。省エネの技術開発は膨大な金がかかって、製品への価格転嫁はできません。企業の収益は悪化します。結果、リストラや給与の削減など収入への影響が出ます。 生活水準は下げなければなりません。物を買うのは徹底的にやめることです。大量消費文化は捨てなければいけません。ハシやビニール袋などで、お茶を濁してはだめです。冷房、暖房はやめて、車は使わない、買ったものは、死ぬまで使う覚悟が必要でしょう。結果として、消費は下がり経済は悪化します。 2)プラス要因 但し、生産活動をマイナスに持っていくわけですから、ひずみが出ます。このひずみを利用してもうけようとしている人間は、各分野に有象無象のごとくいます。 「懐疑論」を書いている連中もそのひとつですし、逆に温暖化研究で金を取っている連中も同じです。 排出権取引で、金を得よとしている低開発国、CDMの市場で設けようとしている連中もいます。 今年に入って急にマスコミが騒ぎ始めたのは京都議定書の約束機関に入ったからです。しかしまじめな番組はほとんどないのが実情でしょう。 3.懐疑論について 地球が温暖化するかどうかは本当は良く分かりませんし、温暖化したときに困るのかどうかも良く分かりません。地球全体をシミュレーションするなどということ自体が、今の人間の知識で正確にできるはずがないのです。 温暖化とその農業や経済への影響を研究するのは学問です。学問ならば、色々な研究結果が出てくるのが当然です。学会で専門家の中できちんと議論が続けられるべきでしょう。

nacht1030
質問者

お礼

二つの回答に渡った、丁寧なご意見をどうも有難うございます。 専門家の方でしょうか?とても環境問題に精通されている方とお見受けしました。 他にも、多数環境問題に関する質問に回答を寄せられているようですね。 書籍の引用まで書いて下さって、有難うございます。 やはりネットだけで知識を得るのには、当たり前ですが限界がありますね。専門の書籍に頼るのが一番望ましいのでしょうね。 挙げられた書籍を、機会があれば手にとってみたいと思います。 以下は私の個人的な感想なので、もし的外れだったり、お気に障られるような文章がありましたら申し訳ないです。 マイナス要因として挙げられたのは、全人類が大量消費文化を捨てられた場合の問題ですね。 私はそこまで徹底した対策が取られるとは思えないので、あまりピンときません。 それに省エネ製品に限らず、企業各社は新製品の開発をたゆみなく行い続ける訳ですよね。 一概に省エネ対策だけが、企業財政を圧迫させるようには思えないのですが… 今やエコロジーである事が製品のプラスイメージに繋がる社会ですから、それによって他社よりも利益が上がれば、それはそれで一つの有り方ではないかと考えてしまうのです。 それと、プラス要因で挙げられた>まじめな番組はほとんどない というご意見。 具体的に番組名やそのまじめでない、とされる内容を挙げていただけると、ご意見を読む時の参考になります。 例えばNHKの環境特集などを、指されているのでしょうか? 既にいただいた他の回答でも見かけたご意見ですが、あまりピンとこないのです。 懐疑論についてのご意見は、全くもってその通りだと私も感じます。 二つ目のご意見へのお礼に続きます。

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  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.9

まず現在の環境対策は Well to Wheel (原油から車輪)という考え方で綜合評価されます。 従って一般に言われるように、木を見て森を見ないやり方は、まともな企業は行ないません。 ただ、地球の大気循環についてのシュミレーション等に精密さを求める事は、地震予知・天気予報と同じで無理があります。 個人的な意見として、病人に対して、完璧に病状を把握できないから、治療法の効果を確定できなから、副作用があるかもしれないから、と言う理由で何もしない訳には行かないとは思いますが。

nacht1030
質問者

お礼

ご意見をどうも有難うございます。 温暖化問題に懐疑的なサイトやブログを読んでいると、往々にして大企業が行っている環境対策は、イメージアップばかりを気にしたいい加減なものばかりであると言わんばかりの意見を見かけます。 企業が提示している対策が、本当に環境にいいものであるのかどうか、見定められないケースもありますが… Well to Wheelで検索してみたら、トヨタとみずほ総研の研究報告書が出てきました。 http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Nov/nt04_1110.html これは一例に過ぎませんが、製品の生産にかかるエネルギー・温暖化ガスの排出からその後に至るまで、きちんと計算されている事がわかり、とても感心しました。 大気循環については、おっしゃる通りのようですね。精密さを要求する方が、無理なのかもしれません。 そして最後の病人に例えられた文章は、とても分かり易いですね。 私が環境対策を批判する方々に疑問を持っているのは、まさしくその点にあるのです。 他に具体的な方策を示すならともかく、その大半が「どうせ何をやっても無駄だからやめた方がいい」という意見で終わっているのです。 「そもそも、元々病人ではない」というのならともかくとして。

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  • candypen
  • ベストアンサー率25% (8/31)
回答No.8

ANo.6です。 お礼への丁寧な回答、ありがとうございます。 もう一点だけ、回答させて頂きたく書き込みました。 それは、温暖化が問題であるとするときの根拠が、 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書にある、ということです。 何が言いたいかというと、IPCCの報告書を採用しないで、 温暖化が問題であると言うことの出来る根拠が私には見つけられない、ということです。 科学的見地からして温暖化が起きるだろう、という目測や、 その温暖化によって人類に対する様々な不利益が生じるだろう、という目測を抜きにして、 温暖化が問題である、と言うことはできないように思います。 温暖化という広範囲に影響を及ぼす環境問題ではなくて、 ゴミの問題や資源・エネルギーの有効利用の問題を 質問者さんが気にされているのであれば、 マイバッグやマイ箸を選択するという取り組みは有効であると、私は思います。 何か目的があってのエコロジー活動ですので、 それがゴミの問題なのか、倹約をよしとする信条なのか、 それとも物を大事にするという信条なのか、 自然が処理できないような(CO2を含め)ゴミを排出することは自然への罪だとする信条なのか、 何を目的としているのかを大事にされてみてもいいかもしれません。

nacht1030
質問者

お礼

candypenさん、再び貴重なご意見をどうも有難うございます。興味深く拝読しております。 私はまだ知識が浅いですが、知る限りでは、温暖化を問題とする書籍やサイトのほとんどが、IPCCの報告書を採用していますね。 温暖化自体に漠然と問題意識を感じるのではなく、予想される不利益と、 なぜそうなるのか?をまず理解していくのがいいかもしれませんね。 アドバイスも、どうも有難うございます。 私自身はもともと倹約に興味があり、様々な節約方法を調べたりしているうちに、節約することは環境にも優しいということを知って、 環境問題全般にも目を向けるようになりました。 ですがあまりにも範囲が広く、膨大な規模の話で、くわえて様々な懐疑論もあって…少し混乱してしまったというのが、正直な所です。 おっしゃられる通り、自分の目的や信条を基点にして、自分なりの活動に取り組んでいこうと思います。 ちなみに、前回のお礼に書いた >相当量の温室効果ガスを排出しなくては、急激な温暖化は回避できない。 は、 >相当量の温室効果ガスを削減しなくては、急激な温暖化は回避できない。 でした。申し訳ありません。

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  • isoworld
  • ベストアンサー率32% (1384/4204)
回答No.7

(他の方の回答を読まない状態での回答です) 「エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか」 これは何とも言えません。環境にとってよいことをしていたつもりが、実はそのほうが環境には負荷になっていることが一杯ありますから。何が環境にホントに貢献しているか、見極めるのが難しいと思いますよ。 「二酸化炭素を減らすためにコストをかけ、クリーンなエネルギーを手にすることは、お金のムダ遣いなのでしょうか」 コストをかけて何かをすることは、環境に負荷を与えている傍証になります。人間、あるいは人間の活動そのものが環境汚染減だ、という学者がいますし。 何もしない(経済活動も生産活動も単なる移動も)のが、たぶん環境にはいちばん無難だと思います。人間の存在、および人間の活動そのものの否定です。 「エネルギーや資材を倹約・節約する事で生じる経済的・環境的デメリットはあるのでしょうか?」  ご存知だとは思いますが、現状ではほとんどの場合、環境にやさしいと称する資材を使うほうが割高です。たとえば再生紙はバージンパルプから作った真っ白な品質のよい紙よりコスト高です。  そういう節約ではなく、使用自体の倹約や節約は、環境にはプラスの要素が大きいと思いますよ(倹約・節約が経済には打撃になる可能性がありますが)。

nacht1030
質問者

お礼

ご意見をどうも有難うございます。 おっしゃる通り、どんな行為が本当に環境に貢献していると言えるのか? 見極めるのはとても難しいと感じます。 出来れば、本当に有効な手段だけを取っていきたいのが心情ではあります。それが個人レベルのささやかなものであったとしても…。 そのいちいちを検証するのはとても不可能なことですが、納得の出来る範囲で取り組んでいきたいとも思います。 >コストをかけて何かをすることは、環境に負荷を与えている傍証になります。 これも難しい問題ですね。一概にそうは言い切れないケースもあれば、全くその通りであるケースもある。 しかし、人間の活動そのものが汚染源であることは否めませんね。 原始レベルの生活を送り、生態系の一部に違和感なく組み込まれていた頃は、激しい環境汚染ともまだ無縁だったのでしょうね。 (だから人間そのものが居なくなってしまえばいい、もしくは今すぐ原始レベルの生活に戻すべき、というような極論もたまに見かけますが…) 再生紙やペットボトル等のリサイクル品については、結局は環境に優しくないのだという意見も見かけます。 結局の所は、あらかじめ消費量を少なくして、ゴミを出さないように努めることが、環境にとっては一番いい方法なのでしょうね。 もしこれからそういうブームが訪れたとして、皆が一斉に倹約を始めたら、 どの程度の経済的打撃になるのかは、私にはあまり想像はつきませんが…

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  • candypen
  • ベストアンサー率25% (8/31)
回答No.6

よその回答への返答での質問者さんのコメントに対してになってしまうのですが、 >>こんな小さな島国の日本が頑張っても仕方ないのです。 >しかし、他所の大国が不誠実だからといって、日本が何をやってもムダだという事ではないと思います。 全世界的に合算して考えると、はかない削減かもしれませんが、それなりの恩恵には預かれるはずです。 日本が何をやっても無駄、というのは極端だと思いますが、 地球温暖化が問題視されているのは、ある時点を境にして急激な温暖化が始まる、だろうとされているからではないでしょうか。 (なおかつ、急激な温暖化は人類に対して甚大な被害をもたらす。) この急激な温暖化の「到来」を避けるためには、少なく見積もっても京都議定書が掲げる目標値以上の取り組みが必要とされています。 日本が頑張っただけでは、その到来をわずかばり延期できるにすぎず、 IPCCの報告書を頼るならば、この到来を避ける取り組みができるのは、 今の世代だけです。 >カーボンニュートラルについては、お金さえ払えばそれで済む、という方法なので、あまり好感がもてません。 確かに、じゃんじゃん排出してお金を儲けておいて、その一部を支払ってお終いでは、結局のところ排出してるじゃん、という話ですよね。 ただし、IPCCの報告書を頼りに温暖化の到来を避ける取り組みを行うのであれば、 結構な額のお金がかかり、その結果として、途上国への支援がないがしろにされることもあるわけです。 温暖化対策と、途上国への支援は別問題ですからね。 なおかつ、日本のようにエネルギー効率が既に高い国においては、 費用対効果で考えた場合に、日本が排出を削減するという手段がどれほど有効なのか疑問にも思います。 日本が払ったお金で、日本よりもエネルギー効率が低い国が設備投資等を行い、 排出の総量が削減される方が効率がいいかもしれません。お金で解決できる部分もあるのではないでしょうか。 >二酸化炭素を減らすためにコストをかけ、 クリーンなエネルギーを手にすることは、お金のムダ遣いなのでしょうか。 温暖化に関する予測がこけたとして、温暖化対策の結果として何を得るにしても、 ものすごい高い買い物になるのではないでしょうか。 国内の別の問題、国外の別の問題へお金を使ったほうが、有効でしょう。 温暖化への懐疑と一口に言っても、様々なレベルがありますので (例えば、CO2排出が温暖化へ結びつくことへの懐疑、急激な温暖化が到来するということへの懐疑、急激な温暖化がもたらす被害への懐疑等々) 一つ一つあたってみてはいかがでしょうか。ちなみに、CO2排出と温暖化の関係を疑っている人は少ないかもしれません。 さらに、温暖化と一口に言っても、IPCCの報告書にあるような急激な温暖化(急激な温暖化の到来、それによる甚大な被害、対応できるのは今の世代だけ)のことを指すのか、 それともなにか別の事態を指すのか、そこをはっきりさせようとしてみるのもいいかもしれません。 温暖化対策に翻弄した結果として、おいしい空気が吸えたとしても、 IPCCの報告書を頼りにするのならば、その取り組みが不十分な場合には、 急激な温暖化が到来します。この温暖化を問題とするならば、 いわゆるエコは、その到来を数秒なり数分、延期するような取り組みとしてその直接的効果においては評価するべきでしょう。 国民は国民でやれることやってるし、政府は政府でやれることやってて、 これからも頑張ろうねという話にはなったり、 CO2の排出をごまかしていた企業が出てきた際に、私たちはやれることやって協力してるのに、 この企業は!!という話になったりはするかもしれません。 結論としては、いわゆるエコは、環境問題に意識を向けさせるという以外には、 温暖化の問題と関連させて考える実益が極めて少ないと考えます。 なぜならば、IPCCの報告書を頼りにすると、相当な量のCO2排出を削減しなくては、急激な温暖化は回避できないからです。

nacht1030
質問者

お礼

ご意見をどうも有難うございます。コメントへのレスポンスもとてもありがたいです。 日本だけが頑張る、というのがいつのまにか話の前提になっていますが、 温暖化対策を含めた環境問題に対しての意識は、ヨーロッパ諸国に比べて 日本はまだまだ低いのではないか?と感じる事が多々あります。 いわゆるエコ先進国よりも、エコ後進国の方がはるかに多かったとしても、世界的に問題意識が高まっている傾向にあると思います。 企業や国家にとって、環境問題に対して何らかの対策を講じることは、既に一種のステータスになりつつあります。 優れた技術をもった先進国として、環境を含めた様々な問題に取り組むことで、 国際社会に貢献しているというアピールにもなるのではないのでしょうか。 その費用に対して、相応の評価が得られるかどうかは、また別の話です。 >CO2の排出をごまかしていた企業が出てきた際に、私たちはやれることやって協力してるのに、 >この企業は!!という話になったりはするかもしれません。 これは国家レベルの話でも同じことで、急激な地球温暖化を目の当たりにした際、 「私達の国はやれることはやってきたんだ」と、多少なりともその責から気持ちは救われるかもしれませんね。 あまりポジティブな話ではないですが。 相当量の温室効果ガスを排出しなくては、急激な温暖化は回避できない。 そうした目測の下に動いている活動家が、脅しのようなPRをしたりというのは、ある意味では当たり前の事かもしれませんね。 今の一世代に全てがかかっているという目測ならば、それでも足りないぐらいかもしれません。 環境対策に使う費用を、もっと別の事に使おう、という主張は結構ですが、個人的にはそれはまた別に語るべき問題と感じます。 これはあくまで個人的な感想ですが、環境対策を無駄遣いとするなら、 それよりもはるかに無駄な遣い方をされている公的資金が、他に沢山あると思います。 カーボンニュートラルについてのご意見は、仰るとおりだと思います。 地球温暖化・環境問題に対する様々な意見を、どんどん当っていこうと思います。 そのそれぞれが、どれも違った視点から見た新鮮な意見でしょうから。

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回答No.5

真実は、たぶんその間にあります。 「環境問題」をダシにして、いいかげんな本を書いて儲けるやつ、いたずらに読者や視聴者の不安を煽って、的外れな方向に誘導するマスコミ、ごく偏った情報を世間に流布させて正義の味方を気取る「環境保護団体」、環境負荷を「いいわけ」にして、当然するべきことを放棄する企業、実は大して効果の無いことを、さも効果的かのように言う事業者、提示された数字の本当の意味も良くわからず、ただ踊らされるだけの消費者、こういう人たちが実際にいることは確かです。 とはいえ、それを指摘するふりをしてすべての環境問題を否定する、もっとおかしな事をしている人もいれば、指摘するまではいいけれど、さらにおかしな事を言い出す人もいるわけで、あなたのような疑問を持つのも当然でしょう。 便利のため、ここでは後者をアンチ環境派、前者をプロ環境派と言いましょう。 実のところ、われわれ専門家から見て、まともな意見ほど世間では注目されません。アンチにせよプロにせよ、環境問題では極端な議論ばかりが注目を集め、まともな意見はその狭間で沈没しているのです。 あなたが、アンチ環境派に疑問を持つのは大変結構です。ですが、その対極にいる「プロ環境派」の人たちには踊らされないように十分注意してください。

nacht1030
質問者

お礼

ご意見をどうも有難うございます。お金になりそうな所には、どこにでもそういう人達が湧いて出てくるものですよね。 環境問題に限らず、様々な問題は「黒か白か」の極端な意見ばかりがクローズアップされます。 おそらくその方が分かり易く、不謹慎な物言いで言えば、見世物にうってつけ(!)なので、一般にも浸透しやすいのでしょうね。 言ってしまえば、過激派のような、環境問題をダシにした啓蒙・商業活動をする人々の声の大きさに霞んでしまうのでしょう。 しかし、私のようなほとんど知識のない人間が、問題に取り組もうと思った時には、アンチ・プロに関わらず、提示されたデータや方法、意見を、ひとまず素直に信じてみるしかないのが現実ではあります。 そこから様々な意見にも目を向け、自分なりに納得のいく「中庸」を模索していくのが、一番いい方法かなと思っている所です。 個人的には、対立意見すなわち悪、とでも言うような、極論をいくスタンスには共感しづらいので……。 「答えは玉虫色の中にある」 この言葉を胸に留めて、様々な意見に目を向けていこうと思います。

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  • sicco
  • ベストアンサー率27% (134/486)
回答No.4

#3の補足です。 自分、環境博の仕事を手伝ってました。 そのとき育んだ知識と私見では、環境活動はコストがかかると思っています。 ハイブリッド車は高価です。 耐熱に優れた住居も高いし。 再生紙も高い。 太陽光発電も自家発電も、なかなか元は取れません。 でも、そういうお金のかかるエコロジーは、お金持ちから始めればいいんですよ。 ハリウッドでプリウスが流行っているように。 経済的に余裕のない人まで、高価なエコロジー製品を使う必要はないと思います。 技術進歩で、コストを下げていくことで、徐々に誰もが享受できるようにしていけばいい話なんです。 いま、環境活動は、黒か白か、みたいな乱暴な議論が多いんですけど、今どうなのかというのに意味はなくて、これから白にしていけるかどうか、が大事だと思うんです。 僕は、エアコンの温度は何度以下に・・・といった啓蒙活動はいかがなものかと感じています。 我慢、我慢、では世の中が窮屈になりますから。 不利益、ではないかもしれませんが、環境問題が人々のメンタル面に与える負の影響は大きいと思います。 節電技術を上げることで乗り切る。 あるいはデザイン性のいい団扇や扇風機を流行らせて楽しむ、など、前向きな思考が大事だと思っています。

nacht1030
質問者

お礼

siccoさん、引き続き貴重なご意見をどうも有難うございます。 興味深く拝読させていただきました。 確かに、ハリウッドなどの流行の最先端を行く人々の間では、”エコセレブ”なる富裕層が増えてきています。 そうした方々がロール・モデルとなって、世間を牽引していくのは良い事だと思いますが、庶民には簡単に手の届かないエコ製品も沢山ありますよね。 科学は常に日進月歩ですから、今すぐ焦って高価な製品を選ばなくとも、近い内により高機能の製品が安価に買えるようになるはず…と思います。 私が思うに、環境問題に踊らされるな!と主張する方の中には、こうしたエコ・ムーブメントによって背伸びをして、無理に高価な製品を選ぶな!という意味で警鐘を発している方もいるんじゃないかと思うんです。 背伸びをせずに、やれる範囲の事をやり、技術進歩を待つというのも、ひとつのあり方だと思います。 上を見ればキリがないですし、コストのかからない方法だって沢山ある訳ですからね。 窮屈になりがちな環境対策を、前向きに楽しむのはとても重要なことだと思います。>デザイン性のいい団扇や扇風機を流行らせて楽しむ 「地球のために、やらなければいけない」という義務感があるから、窮屈になってしまうと思うんです。 私自身、それなりに環境に配慮した生活を送っていますが、その動機は「地球のためにやっている」というより、「自分のためにやっている」というウェイトが大きいです。 例えば、省エネで節約する事により、目に見えて出費が減る。これは立派な自分の利益ですし、あれこれ節約方法を考えるのは楽しいです。 ただ漠然と、大きすぎてほんの一部しか見えない「地球」を意識しても、大義感だけがつのって継続していけないと思うんです。目に見えて地球が綺麗になった!という実感が得られる訳でもないですし。それこそ窮屈な、負の影響ですよね。 自分にメリットが生じるからやる、自分が楽しいからやる、という動機づけが一般的になれば、心も余裕を持ったまま、みんな変わっていけると思います。

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  • sicco
  • ベストアンサー率27% (134/486)
回答No.3

ナチスのユダヤ人虐殺も事実無根だ、と主張する人がいるぐらいですから、環境問題など存在しない、と主張する人がいても不思議ではありません。 じっさいのところ、温暖化が人間によるものなのかどうか確実にわかっているわけではないですし。 ただ、 >「環境問題は金になる」 だから環境活動に批判的、という人は馬鹿です。 むしろ金にしないといけないんです。 利益が出るから企業も技術開発をするわけで、人々のボランティアや善意にばかり期待しても限界がありますからね。 >それでは、エコロジー活動は私達に不利益をもたらすものなのでしょうか? それこそがポイントで、「利益をもたらす」ように経済構造を変えていく必要があるわけです。 それに、戦争が技術を進歩させたように、環境危機も技術を大いに進歩させています。 ガソリン車の燃費も、すでに1リッターで何十キロも走るところまで開発が進んでいますが、それはあなたに不利益をもたらしますか?ということです。

nacht1030
質問者

お礼

ご意見を有難うございます。個人的にはとても共感いたしました。 私自身、環境問題をビジネスチャンスにする事は決して悪い事ではないと思っていますし、 むしろ数多の企業にポジティブな変化をもたらしているという印象を持っているのです。 もし懐疑論者の方々が言うように、現在の温暖化対策が有効かどうかは 疑わしかったとしても、 技術の進歩、倹約による浪費削減、森林伐採の削減、海の汚染を食い止める、大勢で一つの問題に取り組み、協力しあう…等 社会が得られるメリットは大きいものだと私は思います。 そう思っているからこそ、ではデメリットがあるとしたら何だろう?と感じて質問させていただきました。

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  • toy-ut
  • ベストアンサー率26% (24/92)
回答No.2

nacht1030さんの言う通りでしょう。 これまでエネルギ収支やコストを考えるととても採用できなかったリサイクルシステムや発電システムが、地球温暖化対策やリサイクルの切り札として採用されています。 たとえば太陽電池は、太陽電池を製造するまでに大量のエネルギを消費しCO2を排出しますし、バイオマス燃料製造も普通に考えればコストが見合いませんが、国(ex.NEDO)からの補助金があって採算が取れたり、企業の環境対策のイメージアップのため導入されているのが大半です。 つまり我々の血税を純粋に省エネルギーのため使い、企業収益を向上させるようであれば給料アップにつながるので良いと思うのですが、CO2削減やカーボンニュートラルのために使うとコストがかさみ、企業収益は少なくなり給料アップせず、要は無駄使いなのです。 一部の企業だけが開発費補助を受けながら機械を開発製造し、補助金をうけるシステム構成で受注し大儲けしているだけと思います。全員こういう企業で働けませんしね。 地球温暖化も米国や中国がCOP3に批准しないのに、こんな小さな島国の日本が頑張っても仕方ないのです。お金の持っている国から開発途上の国に資金援助するための「グリーン購入プログラム」という仕組みだけが有効で、結局狙い通りのCO2削減が出来るかというと無理でしょう。 少し極端ですが、皆自国自社が儲かればそれでよいのです。

nacht1030
質問者

お礼

ご意見を有難うございます。エコロジー活動には、初期投資やコストのかかる手段が数多くありますよね。 太陽電池についてはまさに良例ですね。製造時に排出されるCO2やエネルギーの消費を、長期的な使用による節電でペイ出来るのでしょうか? 太陽電池を生産するにあたって、具体的にどの程度のエネルギーを使用しているか私は分からないので、何とも言えません。 カーボンニュートラルについては、お金さえ払えばそれで済む、という方法なので、あまり好感がもてません。 結局、発展途上国にその義務を押し付けているように感じられます。 >こんな小さな島国の日本が頑張っても仕方ないのです。 しかし、他所の大国が不誠実だからといって、日本が何をやってもムダだという事ではないと思います。 全世界的に合算して考えると、はかない削減かもしれませんが、それなりの恩恵には預かれるはずです。 例えば、大気汚染を減らす事によって、私達がクリーンな空気を吸えるようになるとか。 温暖化は不明瞭な点が多い問題ですが、排気ガスが健康に悪いというのは割合明白ですしね。 大局的に見て、どうせムダだと投げ出すより、問題に取り組む方がずっとポジティブだと思います。 もっと技術が進歩して、従来の方法よりも低価格低コストなエコロジー製品が出来れば、一番いいですね。

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    国内外の正式な研究機関から「CO2が温暖化の主な原因である」とする研究報告が公表されていたにもかかわらず、日本国内には、これを否定したり疑問視する「温暖化懐疑論」が広がり、この影響で日本の温暖化対策が遅滞する一因となっていました。 しかしながら、以下の二つの裁判によって、「温暖化懐疑論者」の主張が退けられました。これによって、「温暖化懐疑論」の誤りが日本の司法でも正式に認定されたことになりました。 ●これほど大きな裁判なのに、日本のマスコミはなぜ裁判結果を報道しないのでしょうか。 ●命にかかわる問題であっても、軍国至上主義の時代には、戦況に不利な報道は自粛したように、経済至上主義の時代には経済発展に不利な報道は自粛するということでしょうか。 1.1 日本気象学会を訴えた事件 温暖化懐疑論の「第一人者」○○氏は自作の論文が日本気象学会の審査(査読)が通らないため、2009年同学会に対して損害賠償を求める訴訟を起こしましたが、東京地裁で敗訴。2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しました。 1.2 東京大学等を訴えた事件 社会に広がる「地球温暖化懐疑論」を正し、地球温暖化の実相を伝えることを目的として、2009年10月、東京大学ら5名は『地球温暖化懐疑論批判』を出版し、15名の温暖化懐疑論を論評しました。 これに対し、論評の対象となった○○氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場のマスコミでおなじみの□□氏も陳述書を提出しました。2012年8月、東京地裁は、当出版物が「公共の利害に係る見解について、「専ら公益を図る目的で行われたものである」、「事実であることの証明がある」、「人身攻撃というより 意見ないし論評としての域を逸脱したものといえない」として、○○氏の損害賠償請求を棄却し、同年12月に原告敗訴が確定しました。

  • なぜ日本人は地球温暖化懐疑論デマに溺れたのか

    約20年間、気候変動の問題に関わってきて、いまだに不思議に思うのは、正式な学術会議で議論され、国連から報告されてきたIPCCの報告書が、知識の浅い一般国民や金儲けに奔走している企業人ならいざ知らず、専門知識外とは言え、高学歴の元東大教授などが批判し、これをマスコミの多くが取り上げて、日本中に温暖化懐疑論デマがはびこったことです。 なぜ、日本人は先の大戦で300万人も戦死するような国民的狂気に突っ走ったのか疑問に思いましたが、これと同じことが目の前で繰り返されているのではないかと思いました。 最近、予測通り気候変動が少し顕著になってきたので、正気を取り戻してきたマスコミもあるようですが、これでは、ムチを打たれて方向を変える家畜と知的レベルが変わらないではないでしょうか。 氷河期が終わって約1万年間で最も気温の高かった時期が約6千年前の縄文海進期で、その時の気温は+2.0℃でした。これを超えると現在の生態系や気候が激変すると言われてきましたが、ほとんど本格的な対策を講じてきませんでしたので、CO2の濃度はかなり高くなってしまいました。 ここに至って、+2.0℃以下を順守しようとすると、今世紀後半にはCO2排出量を100%削減し、その上で+2.0℃に相当するCO2濃度まで下げるため、大気中に拡散してしまったCO2を人為的に回収しなければならない。 このことは、9月に発表されたIPCC第5次評価報告書を読めば理解できる内容です。 現在起きている「地球温暖化」とはこれほどまでの事態なのに、NHKの解説委員までもこの「温暖化懐疑論デマ」に流されてきました。 日本人はどうして巨大なデマに弱いのか不思議でならないのです。

  • 温暖化懐疑論を放送し、書籍出版するものを犯罪として裁くことはできなかったのですか。

    以前から疑問に思っていたのですが、 地球温暖化が人為的原因であるということは、国連の公式機関であるIPCCの第2次報告(1995)に書かれていました。ただ、断定できる確率が低くかっただけでした。 第4次(2007)では「かなり高い」(確率が90~99%)となって、懐疑論が下火になり、オバマ政権になってようやく収まりかけたというところでしょうか。 懐疑論が、個人的な私見であるにもかかわらず、あたかも二論あるようなマスコミ報道は国民を混乱させ、国際法京都議定書を遵守する意欲を減退させ、その結果、法律が整備させず、日本は約束期間(2008~2012)に入ったにもかかわらず、温室効果ガス排出量が基準年に比べ9%増加という結果になりました。 経済界には、いまだに懐疑論に惑わされているものも多く、これが日本の方向性を危うくしていますし、何よりも人類の生存に取り返しのつかない被害を与えてきたと思います。 中国やインド政府など途上国の温暖化防止意欲に対しても、悪影響を与えています。 先日の御手洗経団連会長が中期目標として+4%案を支持したのに対して、斉藤環境大臣が「それでは世界の笑いものになる」と発言するなど、国家の代表の意見がかみ合わないのも、元はと言えば、でたらめな懐疑論を野放しにし、まともな議論をしてこなかったためではないでしょうか。 火災なら、消火活動を妨害すると罰せられます。 地球温暖化は、地球の火災に等しいと思います。無作為ならいざ知らず、公式情報を積極的に妨害することは極めて悪質な犯罪だと思います。 残念ながら、私には訴える時間も金もありませんが、法曹界の方々だったら、日本のこの混乱を収拾する方法をご存知だったのではないでしょうか。 ご教示のほど、よろしくお願いいたします。

  • エコロジーは何のため?

    エコロジーは何のために行うのでしょうか? 人間の活動によって、 地球の環境が変化し、多くの生物の生存が脅かされています。 地球を、環境を守るためと言われれば 確かにエコロジーは当然なことのように感じます。 しかし、地球が誕生してから多くの生物が誕生し、 環境に合わせて進化しています。絶滅した種も多いでしょう。 現在環境問題と言われている事柄によって地球の環境が変化しても、 また新しい種が生まれ、進化し、適応していくのでしょう。 人類が絶滅した後も、地球は変化し続けるでしょう。 そう考えると、地球環境を守る必要性に疑問を持ってしまいます。 現在地球上にいる種を長く生き残らせるため、 という考え方が妥当なのでしょうか。 一般的な意見、もしくは専門的な意見等あれば ご回答よろしくお願いします。

  • 最高裁で温暖化懐疑論が敗訴 マスコミは謝罪すべきで

    ■質問  正式な国際機関(IPCC)から「CO2が地球温暖化の主な原因である」と発表しているにもかかわらず、日本の多くのマスコミは、一方だけの報道では公平性を欠くとして、個人的な意見にすぎない「温暖化懐疑論」を報道し続けてきました。その結果、国民は混乱し、日本の温暖化対策は停滞してしまいました。  この「温暖化懐疑論」は最近、司法でも事件として争われましたが、「事実であることの証明がある」という明快な理由で懐疑論者の敗訴が確定しました。(下記(A)に詳細記述)  人類は今、温暖化による極めて深刻な危機に直面しています。マスコミ各社は、「国論を二分する問題」として懐疑論を取り上げてきたのですから、この裁判結果を真摯に受止めて、国民に訂正と謝罪を行い、地球温暖化(気候変動)の事実を迅速に報道すべきではないでしょうか。 (A) 裁判の経過 (1) 懐疑論者が東京大学等を訴えた事件 (平成21年(ワ)第47553号謝罪請求事件、平成23年(ワ)第10874号損害賠償請求事件)  社会に広まる「地球温暖化懐疑論」の誤りを正し、温暖化の実相を伝えることを目的として、2009年10月、東京大学ら5名(※3)は『地球温暖化懐疑論批判』を出版し、槌田氏ら15名(※4)の主張する温暖化懐疑論の誤りを指摘しました。  これに対し、槌田氏は科学者としての名誉が毀損されたとして、2009年に東京地裁に提訴。同じ立場の武田氏も陳述書を提出しました。2012年8月、東京地裁は当出版物が、  ○専ら公益を図る目的で行われたものである。  ○事実であることの証明がある。  ○人身攻撃というより意見ないし論評としての域を逸脱したものといえない。 との理由により、損害賠償請求を棄却。同年12月に控訴取り下げで原告敗訴が確定しました。  ※3:東京大学、住明正、小宮山宏、明日香壽川、濱田純一の各氏  ※4:槌田、薬師院、渡辺、伊藤、近藤、池田、矢沢、武田、山口、丸山、養老、赤祖父 等の各氏。 (2) 懐疑論者が日本気象学会を訴えた事件 (平成21年(ワ)第17473号損害賠償請求事件)  温暖化懐疑論の「第一人者」槌田氏は自作の論文が日本気象学会の審査(査読)を通らないため、2009年同学会に対して損害賠償を求める訴訟を起こしましたが、東京地裁で敗訴。2010年12月に最高裁で棄却されて原告敗訴が確定しました。 (B) 温暖化情報は単なる科学情報ではなく、防災情報です。  地球温暖化情報は、単なる科学情報ではなく、人類の生存にかかわる重大な防災情報であることを忘れてはいけません。  例えば、一方で多くの専門の科学者が「津波が来るぞー!」と警告を発し(引用(イ)参照)、他方では少数の専門外の科学者(温暖化懐疑論者)が、「本当かどうか分からない。嘘だ!」と言った場合、防災報道する立場のマスコミはどう対応すべきでしょうか。  情報が錯綜しているのであれば、何が事実であるか真剣に調査して、迅速に真実を国民に伝えるのがマスコミの役割でしょう。  ところが、日本のマスコミは、米国の石炭石油業界が「報道の公平性」を口実に懐疑論を報道させてきたのと同じ手法で、多くの専門家が支持する国際機関(IPCC)の温暖化情報に対しては、盛んに揚げ足取りをする一方、専門外学者の個人的な意見に過ぎない「温暖化懐疑論」にはろくに調査もせず、頻繁に報道してきました。この経過に対する評価は裁判が示すとおりです。  消火活動を妨害すると、刑法110条によって1年以上10年以下の懲役に処せられます。正式な国際機関による地球温暖化という防災情報を報道するに当たっても、情報内容の重要性を鑑み、最高レベルの誠実さで報道すべきだったと思います。 (C) 地球温暖化による被害を最小限にとどめる気温は「+2℃」  現在、地球の平均気温は産業革命前に比べ、0.8℃程度上昇していますが、これが「+2℃」を超すと、温暖化(気候変動)による被害が局所から地球規模へと急拡大すると予測されています。それで、先のCOP15では、気温上昇を+2℃以下に抑えるよう世界各国が合意(コペンハーゲン合意)しました。ところで、この「+2℃以下」(2.0~2.4℃)を守るためには、下記の条件を満たす必要があります。(引用(ロ)76/90表の区分1に詳細記述)     ・大気中のCO2濃度・・・・・・・・・・・・・・・・・・:350~400(ppm)   ・温室効果ガス濃度(CO2換算):・・・・・:445 ~ 490(ppm)   ・産業革命前からの気温上昇・・・・・・・・・:2.0~2.4(℃)   ・CO2排出がピークとなる年:・・・・・・・・:2000~2015(年)   ・2050年のCO2排出(2000年比)・・・・・:-85 to -50(%)(-は削減を示す)  元環境大臣の公明党の斉藤氏は、今月の国会質問で、「+2℃以下に抑えるため、日本は2050年までにCO2を80%以上削減しなければならない」という国際的認識について安倍総理大臣に質問したのも、この資料に基づいています。 (D) 「+2℃を守れなくても仕方がない」は人類破滅の入口  大幅なCO2削減は無理だし、「+2℃」を守れなくても仕方がないという人がいますが、それは正式な温暖化予測情報を知らないからでしょう。下記に「+2℃」の予測を示します。(引用(ロ)の47/90参照)   ・数億人が水ストレスの増加に直面する。   ・200万種ある生物種の最大30%で絶滅リスクが増加する。   ・ほとんどのサンゴが白化する。   ・洪水や暴風雨による被害が増加する。(最近少し顕在化してきた)   ・熱波・洪水・旱魃による死亡率増加。   ・この影響は数世紀以上続く。 (E) 「+2.0℃」をどうして守るか  過去65万年間、大気中のCO2濃度は180~300ppm間で推移していましたが、2012年現在では390ppmに達しており、しかも毎年2.0ppmづつ増加しています。 5年後には「400ppm」を突破してしまうので、「2℃以下」を守るためには、400ppmを超えた分をいずれ回収しなければなりません。(根拠:引用(ハ)参照)  しかし、現時点では大気中の低濃度のCO2を回収するめどは立っていないので(※1)、原発事故があったからといって、無造作にCO2を排出することは避けなければなりません。 ※1:火力発電所などで発生する高濃度のCO2を回収する技術は開発されつつあります。 (F) 自然エネルギー中心の社会を実現するためにも、原発再稼動は必要  現在、化石燃料を購入するために年間3兆円もの金額を投入していますが、このお金はいずれCO2となって、子孫を苦しめる原因になります。 事故を起こしたからといって、原発を止めて化石燃料に切り替え、大量にCO2を排出することはあまりにも無謀な政策です。  将来、自然エネルギー中心の社会に移行するにしても、CO2の排出を抑制しつつ実行しなければなりません。  そのためには、科学的安全性が確認できた原発を早急に再稼動させて、その発電分の火力発電所を即刻停止させ、そこで浮いた燃料代を自然エネルギー設備の整備資金に回せば、地球温暖化のリスクを低減させ、早急に低炭素社会を実現できるでしょう。  地球温暖化は眼前に迫っています。今の日本のやり方では、「脱原発のためには温暖化を軽視しても良い」というような誤ったメッセージを世界各国に発信することになりかねません。そうすれば、低炭素社会どころか、人類は最悪のシナリオに迷い込む恐れがあります。 ■引用 (イ) 「科学者からの国民への緊急メッセージ」平成19年2月 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/message_main.html (アドレスの http://www.env.go.jp  部分は環境省のHPなので信頼できます。) (ロ) 第4次評価報告書統合報告書概要(環境省 公式版)2007年12月17日版 http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf (アドレスの http://www.env.go.jp  部分は環境省のHPなので信頼できます。) (ハ) IPCCに向けた主要な数値実験の終了とその成果(海洋研究開発機構・東京大学・気象庁)   http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110223/ (独立法人 海洋研究開発機構 のHPなので信頼できます。)

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  • 「偽善エコロジー」を読んで

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  • 「偽善エコロジー」で分からなくなりました

    エコブームもあり、環境問題に少し興味が湧き色々調べていたら「偽善エコロジー」(武田邦彦氏 著)という新書を見つけて早速読んでみました。 環境のために少し自分でできることはないか、という思いがあったのですが、私が実行できそうな「マイバッグ」や「ゴミの分別」を否定してあったり、地球温暖化は気にしても意味がないという結論だったり、、、と驚くことばかり書かれていました。 科学的知識や環境問題に対する知識が殆どないので、「科学的」や「データ」、と言われると信じてしまいます。 この本を読むと、自分が環境に対してできることってあまりないのかなぁと少しがっかりしたり、楽しても大丈夫かなぁという気にもなります。 でもNHKスペシャルや他のTV、新聞や雑誌にこれだけ「エコ」「環境保護」とうたわれていて、少しでも何かしたいと思っています。 この本を読まれた方、または作者が書かれた環境の本を読まれた方、「エコ」に関わることで個人ができそうな事は何かを学びたいと思ったら、どんな本を読んだら良いと思いますか? よろしくお願いします。

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  • 厚労省補助金についてのわかりやすい一覧になったサイトありませんか。
  • 厚労省補助金には中小企業が労働者の育児休業取得や職場復帰をサポートするための両立支援等助成金があります。
  • 両立支援等助成金には出生時両立支援コース、介護離職防止支援コース、育児休業等支援コース、不妊治療両立支援コースが含まれており、育児休業等支援コースでは看護休暇も対象となります。
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