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コロイドの性質
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コロイド溶液の透析実験ですね。 まず、塩化鉄(3)FeCl3溶液を沸騰水中に入れて、水酸化鉄(3)Fe(OH)3のコロイド粒子を作ります。 反応式:FeCl3+3H2O→Fe(OH)3+3HCl で、半透膜(透析チューブ)は、溶液の溶媒およびイオンのような小粒子は透過するが、コロイドのようなやや大きいめの粒子は透過できないという実験です。 上記の反応で作ったコロイド溶液なら、外液にはコロイドは出てきませんが、イオンは出てきます。ので、以下の実験をします。 1)Cl-の検出反応 塩化物イオンは半透膜を通過するので反応します。 硝酸銀AgNO3溶液を滴下すると塩化銀の白色沈殿(AgCl)を生じます。 2)Fe3+の検出反応 これはコロイドに変化していますから反応しません。 ヘキサシアノ鉄(2)カリウム(フェロシアン化カリウム:黄血塩) K4[Fe(CN)6]を使用して検出しますが、反応しません。普通は、 やや黄色の液体のままになるはずです。 もし、Fe3+のイオンが存在していたら、鮮やかな青色沈殿を生じます。 ブルーシアンブルーなどと呼ばれますが。 ところが、ご質問の「緑」色は鉄の2価のイオンの色です。鉄(2)の 化合物が水に溶けると[Fe(H2O)6]2+の錯イオンを生じ、緑色になります。 つまり、鉄の2価のイオンの存在が一番怪しい。何か還元状態になって、 鉄イオンが3価から2価に変化したか、ヘキサシアノ鉄(2)カリウムの 変質による、鉄の2価イオンの遊離などが考えられますが。 もう少し、詳しい状況を教えてください。
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- rei00
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dragon-2 さんの詳しい解説があるので今更ですが,yukinari さんの補足を拝見して思った事があるのと,補足に対する回答が dragon-2 さんから中々出ないようですので一言(dragon-2 さん,回答する質問が多くてお忙しいんですか?)。 >ヘキサシアノ鉄(2)カリウム(フェロシアン化カリウム:黄血塩)K4[Fe(CN)6]を使用して検出しますが、反応しません。普通は、やや黄色の液体のままになるはずです。 もし,ここに極く微量の Fe3+ のイオンが存在していたら,青色と黄色が混ざって緑に見えると言う事はないでしょうか? >ご質問の「緑」色は鉄の2価のイオンの色です。(中略)ヘキサシアノ鉄(2)カリウムの変質による、鉄の2価イオンの遊離などが考えられますが。 ご使用になったヘキサシアノ鉄((2))酸カリウム水溶液はどんな色だったんでしょうか。「ヘキサシアノ鉄(2)カリウムの変質による鉄の2価イオンの遊離」であれば,この試薬自身が緑色だったはずです。 >何か還元状態になって、鉄イオンが3価から2価に変化したか、 この可能性はどうなんでしょうか。何も付いていない鉄イオン自身は空気などで容易に酸化され,2価イオンが容易に3価イオンになりますので,ちょっと可能性は低いように思いますが。 >あと質問したいのですがなにか還元状態になって、鉄イオンが3価から2価に変化する 2価の鉄イオンと3価の鉄イオンでは,3価の方が酸化状態が高いと言う事は判りますよね。で,何かの理由で還元状態になった場合,3価の鉄が還元されて2価の鉄が生成するわけです。 しかし,上記の様に空気中では一般に酸素が存在しますので,どちらかというと酸化状態で,2価の鉄が存在しても3価の鉄に酸化されてしまいます。 2価の鉄の状態を保つには,何かの還元剤が必要ということになります。 >鉄の2価イオンの遊離とはどういうことですか たとえば,使用した試薬のヘキサシアノ鉄((2))酸カリウム中の鉄は2価です。この鉄が試薬の分解などで2価のまま遊離してくると,2価イオンの遊離となります。 と,ここまで書いてきて,2価の鉄イオンは非常に考えにくい気になりました。これはやっぱり,元々のヘキサシアノ鉄((2))酸カリウム水溶液に色が付いていたのではないでしょうか。で,その色の元は不純物の混入ではないかと思います。
お礼
ありがとうございます もともと色がついていたってのが一番可能性が高くて ほかに微量のFe3+があったという可能性もあるかもしれないということ何ですね 実験のときどうだったか調べてみようと思います う~ん化学って難しい
以下の参考URLサイトにある実験ですね? 更に、 ○http://210.153.89.190/CollegeLife-Labo/6829/matome/matome8.html (遷移金属) これを参考に考えてください。 ご参考まで。
お礼
ありがとうございました 早速いってみますね
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