• 締切済み

なぜファウストは救済されるのか?

ゲーテの「ファウスト下」の第5章の終盤から最後まで(ファウストが死ぬところから最後まで)を読んだ方の個人的な意見が聞きたいのですが、なぜファウストは救済されるとおもいますか? 人それぞれ色んな考え方があると思いますが、是非教えてください。

みんなの回答

回答No.2

デウス エクス マキーナ  と、ロマン皆無な回答をしてみます。 私見ながら、欧米の思想は「フランダースの犬は敗北者の物語としてウケが悪い」等の正義と勝利を期待しており、そうでないストーリーは都合が悪いのでは無いでしょうか?  日本人的な感想を持つならば(自分自身読書量は少ない方ですが・・・)、悪魔に負けるのも結果の一つとして後々の教訓とすべきで、本来であればデウス ウキス マキーナ等は持ってくるべきではなく、自然のままにストーリーを任せるべきだと言うのですが、欧米であれば絶対的な神の支持者のファウストが負けるという事は許されないのですかね。

  • danboald
  • ベストアンサー率27% (16/58)
回答No.1

ファウストは第2部第5幕に至って干拓事業を起こし、これによって新しい土地に新しい人々の理想郷を作ることを夢に見、「憂い」に視力を奪われてもその意思を捨てません。 これらが天使たちの言う『「絶えず向上しようとする者」を私たちは救うことができる』の定義に当てはまって救済されたのでしょう。 でもそれまで(第1部や第2部第4幕まで)のファウストの言動にははあまり向上心が感じられないような気もしますが。

関連するQ&A

  • 『ファウスト』はハッピーエンドなのに悲劇?

    ゲーテの戯曲『ファウスト』に関する質問です。 『ファウスト』は悲劇と銘打たれていますよね。 ところが、最終的にファウストはグレートヒェンによって魂が救済されることで、ハッピーエンドを迎えますよね。 もちろん、単純にハッピーエンド=喜劇、バッドエンド=悲劇と分類できるものではないと思いますが、なぜこのような分類になるのだろうかと疑問に思いました。

  • ゲーテ「ファウスト」の訳者について

    ゲーテの「ファウスト」を読もうとおもい、ネットで検索したのですがいろいろな出版社から出版されています。 どの出版社のどの方が訳したものがよいのでしょうか?

  • ゲーテの「ファウスト」の実在モデル

    おはようございます。 いつもお世話になっております。 ゲーテの「ファウスト」の実在のモデルと言われているゲオルク=ファウスト博士について、オカルトに終始しない、人物史に近い感じの書籍を探しています。 そう言った書籍やサイトについてご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さいませ。 何卒宜しくお願い申し上げます。

  • ファウストと言うオペラについて教えてください

    随分昔の話ですが、オペラ座の怪人(主演がユアン・マクレガーのではないです)という映画を見ました。 その中で主人公の女性が出演するオペラが、「ファウスト」と言う題でした。 とても美しい音楽で、是非もっと良く聞いてみたいと思ったものです。 その後、「ファウスト」と言うオペラのCDを2枚も購入し、長い時間をかけて聞きましたが、私の求めていたものと全く違う雰囲気の曲調なのです。 おかしいな・・・と思い、映画の一瞬の場面を(録画してある)何度も静止してよく見てみると、どうやら作曲家が違うらしいのです。 作曲者グノーと書いてありました。 図書館やお店で探しても、グノーという人の「ファウスト」はみつかりませんでした。 このカテゴリーを知って、こちらならどなたかに教えて頂けると思い質問しました。 私は、クラシックには全く詳しくないので、グノーという方のフルネームすら分からない次第です。 どんな事でも良いですので、ご存じの事があったら教えてください。 宜しくお願いいたします。

  • 口先三寸は間違いですよね?ゲーテ、ファウスト

    タイトルの件、辞書でもネットでも口先三寸は誤用だと書かれているので誤用なんでしょうが、 ゲーテの『ファウスト』邦訳版、集英社文庫に何度か口先三寸というフレーズが出てきます。 発行所も作品も有名なものなので、もしかしたら誤用と知りつつ何か意図があって使っているのかなと思ってしまっています。 それとも訳者の単純なミスなのか、事情をご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願います。

  • マルガレーテとグレートヒェン

    こんにちは。今、ゲーテの「ファウスト」を読んでいます。 悲劇第1部でマルガレーテとグレートヒェンって言うのが出てきたんですが、グレートヒェンって女の人の名前、ですよね…… 「マルガレーテとグレートヒェンの関係」がすっごく謎です。 グノーの歌劇の方には、グレートヒェンって出て来ないし……第2部以降を読んだら、分かるのでしょうか? 誰か、教えてください。

  • メフィストフェレスの呪いを解く方法はありますか?

    こんにちは。 メフィストフェレスの呪いを解く方法はありますか? ゲーテのファウストに於いてメフィストは主と掛けをして勝ったにも関わらず、ファウストの魂は天に召されました。 主は、ファウスト(魔術師)を救いメフィスト(人間らしい下僕)(堕天使)を退けたのです。 このことにより、メフィストの呪い (1)メフィストが紙幣を造ったことにより、人間は只の紙切れを価値あるものと信じてお金に翻弄されている。(信用契約である) (2)新たな新天地を開拓していると権力者や政治家は信じているが、それは、人間自らの墓穴を掘り続けているのに過ぎない。 (3)ファウスト博士の弟子ワーグナーはホムンクルスを造り。学者達は、今も新たな魔術によりそれら新技術を見出し続けている。それだけでは、何も生み出さないのに。 天才ゲーテは、美しい詩と共に我々に伝えるのです、恐怖と希望が隣合わせであることを、さらに、事業が人間の成すべきことだと。たぶん、私は、信念かもしれないと考える。 ヘラクレイトスが言うように万物は流転する(everything flows)のである、だから彼は、ロゴスによって考える方法を見出したのだ。 優愁は誰にでも訪れ人を盲目にする、所詮、人間は母なる宇宙に従うほかないのだろうか。 どうか賢者の方、私にお教えください。よろしくお願いします。

  • 「抜くしかない」と言われた歯の救済法は?

    下の奥歯(親知らずの1個手前)は随分前に神経まで取って土台を立てて?銀歯をかぶせていたのですが、 最近銀歯が取れたので診てもらったところ、 歯の根っこまでやわらかくなってしまっていて土台も立てられない この歯は抜くしかない 抜いてしまうと対合する上の歯が、押さえるものがなくなるので落ちてきてしまったり、出てきてしまって最終的に抜かねばならない可能性がある と言われてしまいました。 ここは保険内の治療しかしてくれない歯科だったので、こう言われたのか、 それとも差し歯や他の手段をもってしても救済できず、抜くしかないのでしょうか? 奥歯の神経を取って、歯根まで腐って?土台も立てられないほどやわらかくなってしまった、という私の歯の救済法をご存知の方がいらっしゃいましたら、アドバイスをお願いします。 また、救済法が保険外治療などの場合、かかる費用もご存知であれば、合わせてお願いします。

  • ファウスト博士の亡霊

     つぎの文章を読んで 哲学的なご所見を述べてください。  ○ (ホムンクルスの世界観) ~~~~~~~~~~  ひとが人のたましひを尋ね求めるのは   わがたましひをいつくしむごとく 相手のたましひをうやまうためにと   そして そうではなく   たかぶりの心によって相手のたましひをおとしめようとしてとである。  けれどもなかには たましひをころそうとして近づくばあいがある。  かみのごとくいかなる者の下にも立つまいと心に決めたばあいである。  ~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ このような(末尾に言う)たましひが もし現実にあったとしたら どうか。  でも その毒麦を引っこ抜くことは人間の為すことではないと考えられています。  となりの麦をもいっしょに引き抜いてしまいかねないからだと。  穫り入れのときまで待てと。  ところが 近頃は この穫り入れの時が 延びた。あるいは もともと来ない。もともと来るか来ないかは 分からないものであった。と分かって来たかに思われる。  そこで ファウスト博士によるむしろメフィスト―フェレスごっこが始まったのではないか。  毒麦が自己を主張し始めた。わたしはわるくないのだと。わるいのも一興であると。  ホムンクルスは 文字通り小さく見られ落としめられる。おまえの出る幕ではないんだぞと。  悪魔にたましひを売ったというよりも 悪魔を自分の家来に従えたかたちを採るようになった。    何ものをも否定する精神を おのれの道具とするたましひ。  すべてを削除し削除しまくる人生を送ってやるのだと心に決めたもののようではありませんか?    ご所見をうかがいます。

  • 西洋文学

    西洋文学に興味があって、なにか読もうと思っているんですが、おススメの本を教えてください。 自分は、ゲーテ「ファウスト」、ドストエフスキー「罪と罰」、あとシェイクスピアらへんを読もうと思ってます。 別に西洋に限らず、日本文学でもこれは読んだ方がいい!!ていうのがあれば教えてほしいです。