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ベンゾインとトリプタミンのアセチル化の反応速度に関して
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ベンゾインには構造式-C(=O)-C(-OH)がありますので、分子内で水素結合(5員環の)を作ります。そのため、アセチル化は行きにくくなります。 一方、トリプタミンのアミノ基は塩基性を有しておりますのでアセチル化は進行しやすくまたピリジンを加えなくても良いのです。 なお、No1のご回答にあります「ピロール環のNは塩基性を示す」には少し疑問があります。この場合、Nの孤立電子対は環内にあり芳香属性に使用されていますのでほとんど塩基性を有していないと思います。
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反応形態がかなり違います。一般にアミノのアシル化(アミド生成)の方がアルコールのアシル化(エーテル生成)よりも有利です。 さらに、 1.ベンゾインのOHの周辺は非常に混み合っている。α-位にフェニルがあります。トリプタミンのアミノ基は周囲に何もありません。 2.ベンゾインノOHは隣のカルボニル基との互変異性のため水素が酸性になっており、-O-はかなり安定で親核置換能が低いと思われます。トリプタミンは分子内の良い場所にピロール窒素がありこれが塩基として働くためにエントロピー的に有利です。
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