• ベストアンサー

束縛理論の用語について

束縛原理を覚えた際に、GB理論をもとにした本ではgoverning categoryという用語が出てくるのですが、原理とパラメーターの理論をもとにした本ではbinding domainと出てきます。その中で束縛をされなくてはならない、されてはならないということでは同じだと思うのですが、この二つは全く同じものですか?何か違いはあるのでしょうか? あと、もうひとつ。gioverning categoryは「束縛範疇」と訳されるのは知っているのですが、binding domainは日本語ではなんと訳されるのですか?これも「束縛範疇」でいいのでしょうか?それともまた違う訳語があるのですか? だれか分かる方教えてください。

  • awsrg
  • お礼率25% (16/64)
  • 英語
  • 回答数3
  • ありがとう数5

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

Governing Category は「統率範疇」、 Binding Domain は「束縛領域」、 ちなみに後者は「束縛範疇」( Binding Category)とも言います。 GB理論では統率が最も重要な概念で、あらゆる定義に顔を出しておりました。 束縛原理の定義にも、です。そういう意味ではGB(Governemtn and Binding Theory)というのは、はなはだ不適切で、Chomsky 自身は「原理とパラメータの理論」と呼びたいと言っていました。 さて、やがて、統率などという概念は使わなくても何とかならないか、何とかなるんじゃないか、ということで束縛原理にも統率を使わないようにしてみました。そこで統率範疇とは呼ばず、束縛範疇(Binding Category)あるいは束縛領域(Binding Domain)と名前を改めたわけです。 このように、統率など、いくつかの概念を捨て去り、最小限の概念でやっていこうとするのがミニマリスト・プログラムです。

awsrg
質問者

お礼

詳しく教えていただきありがとうございます。心のモヤモヤが取れました。

その他の回答 (2)

  • tamfred
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.2

『入門ミニマリスト統語論』 Andrew Radford著 外池滋生訳 ではbindingを束縛、domainを領域と訳してあります 確か荒木一雄先生が編纂した用語の和英辞典のようなものがあったはずなのですが、それには載っているかもしれません

awsrg
質問者

お礼

僕もこの本読みましたが気づきませんでした。ありがとうございました。

  • tjhiroko
  • ベストアンサー率52% (2281/4352)
回答No.1

素人ですが、アルクではgoverning category は「統率範疇」、binding domain は「束縛領域」となっていますね。 こちらでお調べになってみて下さい。 http://www.alc.co.jp/ また、Googleで検索してもこのようになっています。 http://www.google.co.jp/search?num=50&hl=ja&q=%22governing+category%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja http://www.google.co.jp/search?num=50&hl=ja&q=%22binding+domain%22+%E6%9D%9F%E7%B8%9B%E9%A0%98%E5%9F%9F&lr=lang_ja

awsrg
質問者

お礼

わざわざ調べていただいてありがとうございます。よくわかりました。

関連するQ&A

  • 生成文法理論の外観をざっと理解するのにおすすめの本はありますか?

    現在独学で生成文法理論の本を借りて地道に勉強しているのですが、いまいち全体像が見えてきません。現在までに得た知識はSやTP(IP)から始まるtreeの書き方、Xバー理論、GB理論などで、ネットで検索すると見たことない専門用語(Lなんとかなど)がたくさん出てきます。そこで、とりあえず全体像を掴みたいので、それに適した本をご存知でしたら教えていただければありがたいです。

  • 法律用語と日本語語源の文化的宗教的背景

    1、日本語において、日常使っている言葉において、例えば「往生した。」という時の往生は、仏教から、「俺の面子に関わる問題」と言う時の面子は儒教から来ていると思うのですが、又「禊になる選挙」と言う時の禊は、神道からきていると、「三位一体改革」という時の「三位一体」はキリスト教から、それに法律用語は殆んど、明治以降の欧米語からの意訳、翻訳だと思っているのですが、これらの語源を説明してくれていたり、分類、範疇分けしてくれているような本、辞書など、ご存知であれば、教えて頂ければ大変ありがたいのですが。 2、又、法律用語で、明治以前から使われていた言葉が、法律用語としてあれば、おっ知らせ頂ければ大変ありがたいのですが。

  • The Blessed Lord

     標目の句は、勉強中の本に度々出てまいりますが、私たち日本人のというか、私の心に在り場所を持ってもらう日本語が考え付きません。  それで便利であるが、邪道でもありうる造語をなすということにしました。  “穢れ”は、“気”が枯れるということからの言葉らしいが、まぁ、不完全なる人間の手を経て、“汚れた”とか、つまり“不完全になった”という意味を持たせたいと存じました。  それで、“The Blessed Lord”を、“無穢なる主”という訳語にしたいと存じます。〔“むえ なる 主”〕  (1)自分の読書ノートの中の用語でしかありませんが、何か他にいい訳語はあるでしょうか?  (2)私の造語に批判をお願いします。

  • 義務

    鈴木修次の『日本漢語と中国』というやや古い本に、「義務」は日本産(「産」とはいっても論語の雍也篇に基づく)らしきことが書いてありますが、一方で、箕作麟祥の伝記(1907刊)に「支那語の万国公法・・・オブリゲーションを訳してありしより取」ったという回想があります。法政用語として最初に広まったのは日本においてのようですが、現在では日中どちらで誕生した訳語と認識されているのですか。

  • カトリックの翻訳語辞書

     カトリック関係の本を翻訳しているのですが、訳語について辞書か用 語集などをご存じの方は教えてください。今のところ、一般的な辞書と 次の2冊しかありません。  文部省 学術用語集 キリスト教学編 日本学術振興会  キリスト教用語辞典 小林珍雄編 東京堂出版  後の方は、カトリックを中心とした編纂ですが、いかんせん古い(昭 和29年刊以後改訂なし)。  カトリック教会内部ではたぶん翻訳語についての決めというか約束事が あるだろうと思うのです。たとえば次のような団体名はどういった訳語を あてる決まりになっているのでしょうか。  Congregation for the Doctorine of the Faith  National Board of the Conference of Major Superiors of Religious Men   豊作@高槻

  • 「上弦の獅子を喰べる獅子」

    こんにちは。 読書なのか、宗教なのか、それとも哲学なのかカテゴリーに迷いました。 「上弦の月を喰べる獅子」著:夢枕獏 を読みました。この本についてのある(感想)文で 『仏教的世界観ってのは、最先端科学(不確定原理・相対性理論等)に通じる部分がある。』という一文 を読んだのですが、「仏教と最先端科学の通じ方」について、仏教知識ゼロの私にわかるように、簡単にご説明いただきたいのですが、お願いいたします。 この本は、すごいスケールですごい設定ですごい世界観の内容なので圧倒されてしまいました。仏教ベースだと思いますが、知識ゼロの私にもイヤな感じはうけませんでした。 あと、読まれた方の簡単な感想などもお聞かせいただければうれしいです。 よろしくお願いします。

  • 「混血」は良くない言葉ですか

    「ハリー・ポッターと謎のプリンス」という訳語に、予約時から違和感を持っていましたが、本の注によれば原作者の了解を得てこのようにした、とのことです。 確かに「謎の」は雰囲気的にはぴったりですが、原タイトルを無視してでも変えなくてはいけないほど「混血」は悪い言葉なのでしょぅか。文中でも「半純血」とあり、これはシリーズをずっと読んできた者には理解できても、日本語としてどうかな?ですよね。 また、差別用語ということではなく別の理由でのこの訳なのでしょうか。   (例えばD,フランシスの競馬シリーズは原語と無関係に漢字二字にしてる、みたいなのはわかりますが、ハリポタはずっとハリー・ポッターと○○なのでわざわざ変える必要はないですよね)

  • ハンチントンの『文明の衝突』はなぜ国際政治学の世界では重要視されていないのか?

    冷戦終結後、世界各地で頻発する紛争の原因は「文明の断層線(フォルト・ライン)にそって起こる」と論じたハンチントンの『文明の衝突』(鈴木主悦訳 集英社)。彼はこの中で文明と宗教とを明確には区別せず、むしろ同一視しているように私には思えました。文明の衝突=宗教の衝突なのだ、と。やがてこれは単なる机上の空論でなく、9・11とこれに対する米国の報復(アフガン空爆やイラク戦争)が証明したと思いました。イスラム原理主義とキリスト原理主義との衝突という意味で。 しかし、最近は『文明の衝突』で展開されている理論自体、国際政治学の世界ではあまり重要視されていない、という複数の意見を耳にします。それはなぜなのでしょうか? 私の仮説は、以前このカテゴリーで行った質問 「9・11は全て仕組まれたヤラセだった、というのは真実なのか?」 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1406010 で触れた様に、9・11はブッシュ政権がビンラディンと共に企てた陰謀なのではないか、『文明の衝突』の論文自体は1996年、つまり9・11以前に発表されているが、それは9・11によって米国民の目をイスラム原理主義敵視→アフガン空爆やイラク戦争の正当化へと結び付けるために用意したシナリオだったのではないか、だから現在ではこの理論自体が重要視されていないのではないか、というものです(検証のしようがありませんが)。 この本の帯には、キッシンジャーやブレジンスキーといった錚々たる顔ぶれが推薦文を書いていて、この本を買った時は凄いと思いましたが、今ではこれが却ってこの理論が政治的に利用されていることを裏付けているかのような気もしました。

  • 日本にいないのに、どうやって工学の専門用語学べる?

    皆さん、こんにちは。 それは私の初めての投稿で、よろしくおねがいします。自分のブログに書きました。眠かったから間違いはいっぱいあったのにご覧ください。 http://jnassar.blogspot.ca/2012/06/mechatronicse … ブロッグの内容を綺麗にしてみて、以下に書きました。 ー 私は日本人じゃない。カナダで生まれて、いろんな国で育って、東亜にまだ行ったことありません。今はカナダのオンタリオ州のウォータールー大学で機械電気工学(英:Mechatronics Enginering)を勉強しています。ロボット工学みたいなことです。卒業は来年の4月はずです。 卒 業したら、義肢とかなやつに興味があって、研究開発したい。大学でそんなこと学ばないし、専門知識を上達するために修士号を習得しようと思ってます。しかし、成績がそんなに悪くないのにカナダとかなら成績は不充分です。でも、日本でやってみたら成績より入試や面接の方が必要らしくで、日本はロボットで世界一ですから一番いい選択権やと思います。 日本では、工学部学院の講座は全部日本語で提供される。でも私は日本語をちゃんと使えるのに、専門用語とかまだ下手です。今はビデオを見たり本を読んだりして、小学校と中学校の数学と物理を自分で学んでます。更に、京大の入試をやってみて、問題を図で翻訳で分かったから成績は悪くなさそうでした。ある日、日本語で講座分かるかなぁって思って、高校の復習を見て、全然何も分かりませんでした。良く頑張っとるけどな。 今の一番考えてる大学は: *京都大学(友達は良くいます。) *千葉大学(副学長と会って話して、「千葉大へようこそ」って最後に言ってくれた。彼は地雷を探知するロボットや、ロボットヘリコプター等もやります。そして、かれの学生の一人は義肢に関連ある研究をしていて、すごかった。) *東北大学(研究科でバイオロボティクス専攻を提供してて、英語版の授業も受けられる。つまり、義肢とかも入ってそう。) *最近、東京大学についても考えて始めたけど、まだ良く調べてへん。 ー 私にはランキングとか気にしてません。どんな大学でも、どんな方法でも、目標を満たしたい。人を助けたいと思います。 今年8月に日本語を勉強し始めてから3年間になります。今まで私は自学してて、本やメディアを使わず、人と話すことだけで学べた。しかし、カナダで会った日本人の専攻は主に英語で、工学について話せる方はあまりいませんでしたし、どうやって習えるかどうか良く分かりません。 お勧めはありますか?日本で修士号(特に工学で)取得した方がいますか?どうでした、経験は?研究とかできましたか? 長々からすみません。 ー ってか、工学について話したかったらどのカテゴリーはいいですか?科学や物理学は一番近そうけど、ちょっと違ってる。

  • 統語論の束縛理論

    *A friend of himself hit John.とういう文は非文になるけど、 A friend of himself worried about John.は非文にはなりませんよね?これは統語論の束縛理論に基づくと、上の文はJohnがhimselfを束縛できないからなんだと思いますが・・・下の文はなんなんでしょうね?なぜ非文ではないのでしょうか?