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回答(9件中 1~5件目)
林学を学んでいる者です。
ブナやミズナラなどの種を他県(特に離れた地域)から取り寄せる事には大反対です。林業でも林業種苗法というもので、各地の母樹林などで生産された種苗を用いる事が義務付けられています。これは、不良な種が広まるのを防止する事と、遺伝子汚染を防ぐために行われているようです。
これと似た話として、現在も道路建設後の緑化などに外国産の草本類が用いられているようですが、学会では郷土種の草本を用いる方針に転換しているようです。これも、遺伝子汚染や生態系保全に配慮したものと言えます。
また関東南部では、ミズナラは(傾向として)比較的標高の高いところに多く生えているようです。。ミズナラは夏緑樹林(落葉広葉樹)ですが、三重県は照葉樹林(常緑広葉樹)が中心の森だと思います。ミズナラを暖かい地域の平地に植えても、上手く育つかどうかは分りません。
(注)ブナの森だけが豊かな森であるかのように言われていますが、通常ブナは水分が多めの谷筋などにしか自生しません。白神山地などは、山地全体が過去に崩壊したために水分が豊富なので、ブナを中心とした樹木が生育できるようです。そういったことを考えずに条件の悪い土地でブナを植えて枯れてしまったのに、「環境悪化でブナが枯れた」と他人のせいにする人もいます。
「適地適作」という言葉がありますが、林業の業界では「適地適木」は常識です。有用な樹種では「谷にスギ、中腹にヒノキ、尾根にマツ(アカマツ)」というように植えていくのがセオリーです。
(おまけ)ブナは最近の「環境ブーム」に乗って、国民の間で認知度の一番高い樹木だそうです(少し前はイチョウだったそうです)。
投稿日時 - 2002-09-13 22:22:52