• 締切済み

植物の生存につて

生物学でよいのか分かりませんが、質問させてください。 自然界で植物が生き残るためには、種子は何%くらいの発芽率が理想なのでしょうか?たとえ発芽したとしても自然災害や昆虫に食べられるといった被害によって生存率は下がってしまいます。やはり90%以上が理想でしょうか?もし、発芽率が低くても植物が生き残れるように作戦がなにかあるのでしょうか。 ふと疑問に思いました。よろしければ回答よろしくお願いします。

  • ti-zu
  • お礼率57% (326/570)

みんなの回答

  • lamb1204
  • ベストアンサー率56% (18/32)
回答No.3

#1です。 イネの分子生物学的な研究をしています。 (発芽の研究をしているわけではないので、一般人として回答します。)  #2さんがご指摘のように、発芽率は条件によって変わります。 ある条件によって発芽率が上下したとき、それが植物の生存戦略にとって有利となるのか不利になるのかは、場合によって変わります。  したがって、具体的な植物種や条件を決めずに、一概に何%の発芽率が良いとかは言えない、というのが回答になると思います。 一般論的に発芽率を評価するのであれば、潜在的な能力としての発芽率を考える必要があります。  噛み砕くと、 ある条件のもとで60%の発芽率の時、のこりの40%は、(死んでしまっていたりして)どれほど良い条件でも発芽できないのか それとも、 この条件では発芽しないけど理想的な条件であれば発芽できる種子なのか、 ということを考えなければならないということです。 ですから、実験室ではできるだけ理想的な条件で栽培して種子をとり、理想的な保存方法で種子を保存し、理想的な条件で発芽させて発芽率を評価します。 …が、この場合の発芽率は、質問者さんの考えていらっしゃる内容では意味がないですね ^-^;  現在の作物品種としてのイネについて言えば、発芽率が低いというのは農業形質として有利とは思えません。(作物品種なので、農業に不利な形質は淘汰されるように品種改良されてきています。作物品種ではない原種のイネについては私は知識がありません。)  実際、栽培中の天候が充分でしっかり実り、その後の保存状態の管理もきちんとしたイネの種子は、かなり100%に近い割合で発芽しているように思います。もちろん、明らかに実のつまりが悪いような種子は取り除いていますが。

ti-zu
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 発芽率だけに注目してしまって、発芽した時の周辺の環境状態(気候など)に注目していませんでした。それぞれの植物にとって条件が整った時に高い発芽率を示すというわけですね。 イネの分子生物学的な研究、興味深いです。詳しい回答、ありがとうございました。

  • TTOS
  • ベストアンサー率40% (209/510)
回答No.2

山火事の後などにいちはやく発芽するハギの仲間は、高温にさらされると発芽しやすくなります。アメリカには山火事の跡で発芽しやすいマツがあるそうです。山火事の後日当たりが良くなった状態で多く発芽をすることで、一気に仲間を増やすことができます。 「環境が整うことで発芽が促進され、環境が悪ければ発芽は抑制される」・・・環境によって発芽率を変えることが植物の作戦でしょう。 稲について考えると、すべてが同時に発芽し成長すると、台風の被害などもすべて同時に受けることになります。100%発芽は100%死滅の可能性にもつながるのではないでしょうか。 明発芽種子・暗発芽種子など、光条件で発芽が決まるものもあります。

ti-zu
質問者

お礼

高温にさらされて発芽しやすくなる植物があるのですか。光だけでなく温度も関係あるのですね。そして、確かに全ての種子が同時に発芽してしまうと、環境が悪ければ全てが死にその種は生き残ることが出来ないですね。植物は賢いと改めて感じました。 興味深い回答、ありがとうございました。

  • lamb1204
  • ベストアンサー率56% (18/32)
回答No.1

私の直観的には、植物から見たら自分の種は全部(100%)発芽するのが理想だと思うんですが、質問者様は100%発芽するのも良くない、というお考えということでしょうか?

ti-zu
質問者

補足

もちろん100%が最も良いと思います。 しかし、実際「100%発芽」というのは難しいと思います。発芽能力を持っていない種子もありますよね。また、園芸店て種子を買うと「発芽率60%以上」とか「発芽率70%以上」と袋に書いてあります。いったい最低何%以上の発芽率だと生存が期待できるのだろうと思ったのです。 分かりにくい文章かもしれません。また補足要求をお願いします。

関連するQ&A

  • バナナの種の生存期間 発芽率 保存方法

    バナナの種を買って育てようと思っています。オークションなどで珍しい種類のものが売られているので利用しようと思うのですが、保存状態にもよるでしょうが、バナナの種はどのくらいの生存期間があるでしょうか。教えてください。 種には一端乾かしてしまえば発芽率が極端に落ちるもの(アケビなど?)や乾燥状態で数年持つもの(砂漠系?)、乾かさなければ十数年持つもの(オニバス?)など様々です。園芸店で売られている野菜や草花の種は発芽保証期間があると思うのですが、オークションの輸入種子はそのようなものは当然なく、出品者もそのような知識があるかあやしい所です。オークションでそのような種子を買うのは賭けと考えてあきらめたほうが良いんでしょうか。

  • 古い種子の発芽率

    家庭菜園をしていると、一袋の種子を一年で使い切ることはほとんど無く、残ってしまいます。 今日も昨年残ったインゲン、オクラ、トウモロコシの種子を蒔きましたが、さて発芽するでしょうか? 古くなると発芽率は落ちると思いますが、中で1年以上経つと極端に発芽率が落ちる作物(要するに古い種子は使ってはいけない作物)にはどういうものがあるか教えてください。

  • かいわれ大根の水中発芽(発芽の条件)

    小学校の夏休みの宿題で植物の発芽の条件(水・適当な温度・空気)に ついてかいわれ大根の種子を使って実験しました。 教科書では「水中に沈めた種子(インゲン豆)は発芽しない」と書いて あったのですが、かいわれ大根では発芽しました。 思っていた結果は得られませんでしたが、ありのままに「水中で発芽 する植物もある」と書いてもいいかな、と思うのですが結論として正 しいでしょうか? 水草のように水中で育つ植物は別にして、かいわれ大根のように水中 でも発芽する植物は他にもありますか? またその植物はなぜ水中でも発芽できるのでしょう? ご回答よろしくお願いします。

  • 「子葉」について教えてください

    有胚乳種子における子葉の役目は何でしょうか。 定年後、趣味で植物学をやりはじめました。さて、「種 子の発芽のためには養分が必要である。発芽のための養 分を胚乳に蓄えている有胚乳種子と、子葉に蓄えている 無胚乳種子がある」という所で疑問が生じています。 それは、「では、有胚乳種子における子葉の役目は何で しょうか」という疑問です。本やインターネットを、ざ っと、調べた限りでは説明がされていません。あるいは 分かっていないのでしょうか」有胚乳種子においても、 子葉は胚乳とともに養分である」というように想像して いますが、本当はどうなのでしょう。どなたかお教え願 えれば幸いです。

  • 発芽しなかった場合・・・

    こんばんは。 いつもお世話になっています。 今回もよろしくお願いします。 暖かくなって、ちょうど時期の植物の種まきをしました。 色んなHPを回って、 「種まきをしてから○日で発芽」 というような事は調べて、わくわくと待っていますが・・・ 例えば、「大体2週間ほどで発芽」って場合で、 今ひとつ、発芽率の悪い種族のコならば どの程度で見切りをつけますか? 私が種まきして 約2週間で発芽のコは、1ヶ月経っていますが、 1つとして、発芽していません・・・(;;) また、遅いコで発芽率も悪いコならば 「発芽まで30日~100日」ってコもいまして・・・ どのあたりで 「ダメだった」と思えばいいのか、判りません。 また、種子って、蒔き方が違えば、発芽しませんよね? 適切な蒔き方をした上で、全くダメだった場合・・・ どうにかして、復活させる方法ってあるんでしょうか? 種から、植物を育ててらっしゃるかた・・・ ぜひ、教えて下さい。

  • ケツァルコアトルス

    翼竜はなぜ絶滅してしまったのでしょうか 寒冷化や地殻変動などの自然災害では 大きな生物の生存は脅かされるのでしょうか 宜しくお願いします。

  • 今年のレタスは調子悪い?

    私の近所ではレタス農家が沢山いるのですが、 今年は気温が高いせいかレタスの発芽率が低いようです。 種子に問題が無いとすれば、後は管理次第だと思います。 育苗箱を直接地面においている人に特に被害が集中しているみたいです。 しかし、15センチ以上上げて、高温対策をした人でも管理体制が悪いと、発芽率が悪いみたいです。 これら以外で発芽率が悪い理由はあるでしょうか? ちなみに対象の多くがジャングルという品種です。 詳しい方の手助けをお願いします。

  • 昆虫の共食いの原因

    昆虫をある一定数以上まとめて生存させると、餌に不自由しない環境でも共食いを始める、という話を聞いたことがあります。これを最初に聞いたときには、昆虫でもやはりストレスというものがあるのか、と思ってました。しかし昆虫などという単純な生物にも、ストレスなどというものはあるのでしょうか。餌がなくなったときのことを考え、あらかじめライバルを減らしておこうという“戦略”なのかとも思いましたが、なにせ生物のことは素人なのでよくわかりません。どなたか詳しい方、教えてください。

  • ドングリの木について

    ドングリの実は生物学的にいうと、種子なのでしょうか? それとも、果実なのでしょうか? 茶色いカタイ皮をむいてみると、中の実のようなところが2つに割れました。中に種子のようなものが見当たらないので、もしかするとドングリ自体が種子なのではないかと思ったのです。 もしドングリの実自体が種子なら、ドングリの木は裸子植物に分類されるのでしょうか? 以上、ドングリの実は種子なのか?果実なのか?    ドングリの木は被子植物なのか?裸子植物なのか? 教えてください。

  • 光発芽種子

     教科書を読んでも、どうも断片的にしか書かれていないように思えるので、質問させてください。光発芽種子の発芽までの流れなんですが、以下のようにまとめてみたのですが、これであっているのでしょうか。  もともとの種子にはフィトクロムPR型がある。このままでは、発芽しない。  赤色光が当たると、フィトクロムPFR型となり、発芽が促進される。  その後、遠赤色光が当たると、再びフィトクロムがPR型となり、発芽は抑制される。  さらにその後、赤色光が当たると、フィトクロムPFR型となり、再び発芽が促進される。  植物が生い茂る自然の環境では、葉などによって、緑色光以外は吸収されている。 赤色光が吸収されずに、地面に落ちている種子にあたるということは、その環境に 十分光が当たり、これから光合成が十分にできると予想され、発芽が促される。  こんな感じで自分の頭の中にまとまっているのですが、こんな感じでいいのでしょうか。 どのみち疑問なのは、太陽光だと、赤色光から遠赤色光まであまりエネルギーに差はなく、 赤色光が当たる環境だと、遠赤色光もほとんど同量当たっているのではないかと思ってます。 赤色光だけ当たる環境とか、遠赤色光だけ当たる環境とか、想像できないのですが、 どんな場合があるのでしょうか。  質問が2つになってしまいましたが、ご教授いただけますと、ありがたいです。