愛敬四山様と太田道灌借蓑の関係について
- 愛敬四山様の「太田道灌借蓑」は、太田道灌の状況を詩ったものであり、原出典として間違いないと考えられます。
- 心緒については辞書的には理解できますが、関連するホームページなどは特定できません。
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心緒
日本の文化や精進ごと、仏教などでも心の静謐さが要求されます。英雄の心緒乱れて麻の如し。」というこばは、曽って下村湖人の次郎物語で目にしたのですが、検索によりhttp://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_A13_3.htmlにであい、出している会に教えを乞うたのですが、1カ月ほどご返事はありません。 このHPでは太田道灌の状況を詩った、愛敬四山「太田道灌借蓑」)に在りました。 質問; 1. 愛敬四山様は何かの出典を踏んでいたのでしょうか。 つまり、愛敬四山様の、「太田道灌借蓑」が、そもそもの原出典だと理解していて間違いはないでしょうか。 戦国の陣中の武将の泰然自若を持している心中の様子かと思っていましたが、そうではないのですね。 2. 心緒というのも辞書的には判るのですが、このことを取り上げている、HPなどをご存じないでしょうか。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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1についてのみ、しかも他人様の記事をご紹介するだけです。 http://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_A13_3.html の「作者略伝」には >>愛敬四山 1802-1852・・・(1) との記述が見えます。 一方、 http://homepage3.nifty.com/youzantei/mitisirube/yamabukidensetu.html には >>話の原型になったのは湯浅常山著「常山紀談」(1739)・巻之一【太田持資歌道に志す事】ですが・・・(2) との記述が見えます。 (1) と(2)を比べると(2)が100年ほど早く、愛敬四山の、「太田道灌借蓑」より「常山紀談」が先行していそうです。湯浅常山著「常山紀談」(1739)に先行する資料の有無は存じません。 湯浅常山著「常山紀談」(1739)・巻之一【太田持資歌道に志す事】は http://homepage3.nifty.com/youzantei/mitisirube/doukan_kadou.html に紹介されています。が、山吹の件に関して、これで全文なのか一部なのかは存じません。 http://unicanet.ndl.go.jp/psrch/redirect.jsp?type=psrch に於いて「タイトル」の窓に「常山紀談」、「著者・編者」の窓に「湯浅常山」を入力して「検索」をクリックすると200:件のリンクが貼られています。巻の1や上巻を所有する図書館が大分ありそうです。 こんなもので役に立ちますかどうか。
お礼
有難う御座いました。 心緒ということばは、これはこれで独立のことばですから、いろいろに使われるでしょうが、“乱れて麻のごとし”の句の中で使われているのは、やはり太田道灌のこの逸話に関連してのことのようですね。 戦陣陣中の泰然自若を装う、大将の心中をいうのが最初ではなかったかのようですね。 ともかく太田道灌の逸話に関連しての七言句が有名なのだと理解しておきたく存じます。 少し急いで読ませた戴きましたが、太田道灌は、蓑ではなく花を差し出されたときには、やはり心中に怒りをおぼえているようですね。 何か身につまされる気がします。 何のことか理解できず、ただ戸惑っただけでというのではなさそうで、怒りが同時にか、併発的に生じているのですね。 自己に予想できないこと。そして戸惑いと怒り。 小愚も、日常心したいところです。 有難う御座いました。
補足
早速なるご教示に心より感謝申しあげます。 一方、心緒という語で、Web検索すると、万葉や、短歌が多く上がり、また中国語を漢字で表現しているたくさんのものでてきて、心緒というほどでもない、単に心理的に雑念が消えず、がいつも乱れている、私の生活の導きとは中々なりにくいことと、心にかかっていた、この七言の出典と、原典的意味が渇望されておりました。 ご紹介のHPをよく読み、勉強します。 有難う御座いました。