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産業翻訳・特許翻訳へのルート

翻訳業に興味を持っている理系大学院生です. 将来的には,理工系翻訳か特許翻訳をしたいと考えているのですが, とりあえず修士課程終了後は,将来翻訳に結びつくような職種に就きたいと思っています. そうなると, 理工系翻訳だと研究職 特許翻訳だと企業の知的財産部や特許事務所 で経験を積みながら翻訳を勉強し,いずれはフリーランスを目指すか, 翻訳会社に直接就職し(社内),実際に働きながら勉強していくか, どちらが良いのか悩んでいます. イギリスの大学を卒業しているので,英語は自信がありますが,翻訳となると日本語力が必要なので,かなりのトレーニングが必要だと自覚しています. 日々勉強はしていますが,このままでは,たとえ翻訳会社に直接就職しようとしても無理でしょうか...(翻訳講座を受講するか考え中です) なんだか一人で悶々と考えていると,どうしたらいいのか良く分からなくなってしまって. 現在フリーランスでお仕事されてる翻訳者の方は,フリーランスになるまえはどのようなお仕事をされていたんですか?翻訳までのルートは人それぞれだとは思いますが,もしよろしければアドバイス頂けないでしょうか? 長くなって申し訳ありませんが,宜しくお願い致します.

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回答No.2

onihitodeさんの専攻は化学・環境分野ということですが、それらだけでフリーランスでやっていくのはちょっと難しいでしょうね。 医薬は有機化学がほとんどですから、有機化学が得意な方であれば、何とかなるのではないかと思います。 でも、医学関係には化学よりも機械・電気的な要素が強い文献もありますよ。化学の翻訳者にはそういう仕事もまわされる可能性があります。それらについては大丈夫ですか? また、もちろん生化学の分野は今は人手が不足しています。たとえば、こんなご質問がありました。 ★バイオ系の翻訳家になりたい! http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=227370 バイオと化学は明らかに違う学問なんですけど、一緒くたにとらえられがちです。化学専攻なのにバイオができないなんて言っていたら、翻訳業では食べていけないのではないかと思いますので、是非勉強して下さいね。 でも、それらの分野もちゃんと翻訳ができると、フリーランスとして生計を立てていける可能性は多少は高くなると思いますよ。 > 翻訳となると日本語力が必要なので・・・ その通りです。専門分野の技術文献の翻訳は、英和の場合、英語がある程度できれば内容をそこそこ理解すること自体はそれほど難しいことではありませんけど、それを適切な日本語にすることがけっこう厄介です。内容的にわかってはいるんだけどうまく日本語で表現できない(誰もが理解できる日本語に置き換えられない)なんてことはよくあることです。そんなときに、日本語表現力は必須です。 逆に和英の場合には、日本語はけっこういい加減な言語なので、内容を理解せずに直訳するととんでもない文章になってしまいかねません。よく内容を理解してから翻訳することが必要です。その意味で、日本語読解力が必要です。 ご存知かも知れませんけど、先日、こんなご質問がありました。 ★工業技術翻訳家になるには、どうしたらよいですか? http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=330415 元の文章がちゃんとしたものでしたら、英語力がある程度あればそれなりの翻訳ができますけど、文法的にデタラメな英語又は日本語に遭遇することはよくあることです。そんなときは本当に悩みますよ。 日本語力をつけるためには、ひたすら経験を積むことだと思います。もっとも、それ以前に、論理的な思考回路を備えていない人には、技術文献の翻訳は非常に難しいものだと思いますが、理系大学院生の方であれば、その辺は心配ないでしょうね。 ところで、化学は実験の学問ですから、実務経験は大事ですよ。いろんなことを経験していればいるほど、翻訳する際には想像だけではなくて実務・経験に基づく翻訳ができるものです。その意味で、化学の場合に限れば、一度研究職について何年か経験を積むってことは、かなり大事なことです。 なお、英和の特許翻訳は、これから需要が減っていくのではないかと思います。 と申しますのも、数年前から海外から日本に出願する場合にはとりあえず英語のまま出願して、2か月以内に翻訳文を出せばよいという仕組みに変わりました。 それでも、今までは国際出願(PCT)についてはそういう制度がありませんでしたけど、今度から国際出願まで2か月間の猶予期間を設けることができるようになります。 それだけの猶予があれば、特許事務所の方では内部で翻訳をしたいと考えるでしょう。法律的な知識のない外注に依頼するより、内部の者が翻訳をした方が安全だという発想を持つことはいたしかたないでしょう。残念ながら、フリーランスの方たちにとっては、ますます厳しい状況になってしまいますね。 紹介させていただいた質疑でも説明していますが、翻訳を生業にしたいと考えている方は大勢いらっしゃいます。そういう方々に負けないだけの力をつけることが必須です。 大したアドバイスにならないどころか、失望させてしまいかねない回答になってしまいましたが、無責任に嘘をついて甘い期待を抱かせてしまうことはできませんので、ご理解下さい。 現実をしっかり見据えて、これから先の人生で真面目に努力して、頑張ってください。私は陰ながらonihitodeさんを応援していますからね。

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=227370, http://trans.kato.gr.jp/translators/
onihitode
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます!! 暖かいお言葉、とても嬉しいです。 厳しい世界だとは思いますが、だからこそ挑戦したい、という思いが前よりも強くなりました。 翻訳業についてもっと勉強し、これからのことを考えて行きたいと思います! 勉強しなくては行けない事が山積みですが、頑張ります! 本当に、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • Imiko
  • ベストアンサー率57% (280/491)
回答No.1

コンピュータ分野の翻訳をしています。1995年にいきなりフリーランスで翻訳を始めました。その前はアルバイトをいくつかしただけで、職歴と言えるほどのものはありませんでした。新聞の求人広告に応募してトライアルを受けまくり、徐々に依頼が来るようになりました。今は翻訳で家族4人が生活できるようになりました。翻訳学校も通いませんでした。 しかし、当時は翻訳者人口そのものが少なかったので“いきなりフリーランス”も可能でしたが、今はそうもいかないかもしれません。 現在、産業翻訳で最も仕事量が多い分野はコンピュータ、医薬、特許です。理工系というと、たとえば、建築・土木、電気・機械などの分野がありますが、これらの分野のどれか1つだけで生活していくのは現実問題として無理なので、電気も電子も機械も何でもこなさなければならないということになります。 ですから、将来、フリーの翻訳者になるための基礎固めとして研究職に就くというのは、あまりお奨めできません。ご自分の研究したいテーマがあるのでしたら別ですが、翻訳業の前段階としては、お奨めできません。 とりあえず、 ・翻訳業についてもっと知ること が必要かもしれませんね。その上で、 ・英日か日英か ・どの分野を専門にするか ということを考えた方がよいでしょう。 翻訳会社に就職するか、翻訳講座を受けるか、ということも、ある程度分野を決めてから考えた方がよいでしょう。翻訳会社にも色々あり、ありとあらゆる分野を扱っている大手もあれば、コンピュータ分野が強い所、医薬専門の所、官公庁を主なクライアントとしている所などがあります。翻訳学校にも得意分野がありますし、翻訳講座も分野を特定している講座を受けた方が効率的に学習できるのではないかと思います。まあ、総合的な講座を受けて、自分の適性を見極めるという方法もありますが。 産業翻訳全般について紹介しているページを参考URLとして挙げておきます。 「産業翻訳の基本がわかるWebマガジン」 http://trans.kato.gr.jp/ あとは、書店で『通訳・翻訳ジャーナル』、『稼げる実務翻訳ガイド』をお求めになるとよいかと思います。 インターネットには、翻訳関連のサイトが多数あります。「実務翻訳」「産業翻訳」「翻訳者」などで検索してみてください。

参考URL:
http://trans.kato.gr.jp/
onihitode
質問者

お礼

丁重なお返事,ありがとうございます!! 有意義なアドバイスばかりで大変ありがたいく思います. 自分の専攻は,化学・環境分野なのですが,やはり機械・電子など他の分野の勉強も重要ですね.しかし,医薬のほうが私には入りやすいかもしれない...と考えてしまって悩み中です.Imikoさんがおっしゃるように,総合講座から初めて,それから判断したいと思います. 日英,英日では,英文ライティングのほうが慣れているため,そちらから始めたいと考えています.しかし,日英の通信講座って少ないですね...独学のほうがいいのでしょうか... Imikoさんが紹介して下さったHPを熟読して,もっと翻訳業について勉強し, これからどうしたら自分にとって一番いいのか考えたいと思います

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