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「奇書」あるいは「大実験小説」にはどんなのがありますか?

archangeの回答

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  • archange
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回答No.9

ジョイスを読んでいらっしゃるようなので既読かもしれませんが、サミュエル・ベケットなんて如何でしょう? 面白いかどうかは別として、実験的であることは間違いないでしょう。 他には……、 ピエール・ギヨタ『エデン・エデン・エデン』  ポルノグラフィーですが、一読すれば過激な実験小説であることがご理解いただけると思います。なお、この作品、今は亡きペヨトル工房から再刊されましたが、この版元から出た本は『ロクス・ソルス』(レーモン・ルーセル)、『バフォメット』(ピエール・クロソウスキー)など奇書揃いでした。 アンドレ・ブルトン『ナジャ』  ブルトンに限らず、シュール・レアリスム、及びその周辺の詩人、作家たちの作品はいずれも奇書、実験的であると思われます。もちろん、彼らのバイブルたるロートレアモン伯の『マルドロールの歌』もしかり。 J・K・ユイスマンス『さかしま』『大伽藍』  美学的奇書、とでも申しましょうか。 多和田葉子『飛魂』  幻想小説を装った言語実験、だと思う。   ハラルト・シュテュンプケ『鼻行類』  これはとりあえず読んでいただくほかありません。 とりあえず、こんなところで。  

shina_chikuo
質問者

お礼

ありがとうございます。 ベケットって、ノーベル文学賞作家なんですね。知らなかった。 googleで調べてみると、言語芸術家と呼ばれていたりして、面白そう・・! 他に教えていただいた作家では、ユイスマンスと多和田葉子の名前だけ、 かろうじて知っているという程度でした。

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