解決済みの質問
「助長」という言葉を調べてみると、
1、力を添えて、成長・発展を助けること。ある傾向をさらに著しくすること。
2、〔苗の生長を助けようとして無理に引き伸ばし、根を抜いてしまったという「孟子(公孫丑上)」の故事から〕不要な助力をして、かえってそこなうこと。
ということが書いてありました。
私は(2)の方で習った憶えがあったので、悪い意味でばかり使っていたのですが、
こう見てみると、1と2は正反対の意味があって、なのにどっちを使っても良い、ということなんでしょうか。
どっちが一般的、とかありますか?
みなさん、「助長」には2つの意味があるとご存知なんでしょうか。
ご意見、お聞かせ下さい。
投稿日時 - 2002-07-27 17:43:23
2,にあるのがいわゆる「故事成語」としての意味で,よかれと思ってかえって悪い結果を招く,つまり,「角を矯めて牛を殺す」ということわざや,「荘子」にある,渾沌という名ののっぺらぼうの皇帝に九穴(目鼻口耳など)を穿ってかえって死なせてしまう不気味な寓話と同じパターンですね。
一方,1,の方は,「長ずるを助く」という,字のとおりの意味ですから,故事成語とは別に,そのまんまの字義をとった熟語としても使えるよ,ということでしょう。
故事成語の方が2,となっているのは,辞書の方針として,使用頻度などとは関係なく,言葉としての成り立ちの先・後で項目の順序を決めているのかもしれませんね。
たとえば「蛇足」だったら,まず「蛇の足」という意味を先に載せる,という具合に。
で,1,の方の「ある傾向をさらに著しくすること」という意味は,No.3さんが例を挙げておられるように,「いいこと」にも「悪いこと」にも使えるはずですから,細かく見ると,1,が2つと2,が1つで,計3パターンの使い方があることになりますね。
私自身は,2,の意味をはじめに(本で読んで)知りましたが,実用例としては,nanamiさんと同じく,1,の「悪い意味」の方(「悪癖を助長する」のパターン)以外,ほとんど見たことがありません。
図らずも好ましくない傾向を促進してしまう,ということで,2,と似ていますがちょっと違いますよね。2,は助けようとして弱らせてしまう,ということですから。
この点,もしこの言葉が今も学校で教えられているのだとしたら,昔ながらの故事成語として教えるのは,むしろ混乱を招くので,やめた方がいいんじゃないかな,と思います。
というわけで,何にそう書いてあるわけでもないのですが,私自身の語感としては,「企画力を助長する」のような,1,の“いい意味”での使用は,ちょっとヘンです。
「助長」という言葉には,伝統的にネガティヴなイメージがあったはずだと私は思います。それを「知らずに」見たまんま文字通りの意味で使う人が今後増えるということは,大いにありそうですが。
それから,これは思いつきですが,たとえば「親の中途半端な反応が,子どもたちの甘えを助長してしまう」のような使い方をわりによく見かける気がするので,あるいはこの言葉は,まったく別の言葉である「増長」なんかとも,イメージ上どこかでつながっていたのかもしれないな,と思いました。
投稿日時 - 2002-07-27 22:33:53
お礼
詳しい解説を、有り難うございます。全くその通りだと思いました。
そう云われてみれば、学校で教えて貰ったのは、この故事を元にした説明だったので、
「助けようとして、結果が悪くなる」という意味で習ったのだと思うのですが、
今、自分の中では、「悪いことを助ける」という意味もなくはなく、
「良い・悪い」という大きな違いはなくとも、違った意味で捕えているんだと気付きました。
これから、国語の先生がどんな教え方をされるのかは判りませんが、
やっぱりイメージ的に、「良い」意味で使うと違和感がおられる方も沢山おられるだろうし、
少なくとも私はそうなので、
もう少しは様子を見ようと思いました。有り難うございました。
投稿日時 - 2002-07-29 00:37:07
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ベストアンサー以外の回答(5件中 1~5件目)
例えば生活保護でも「助長」を良い意味で使います。
自立助長という言葉があります。
生活保護法第27条の2
保護の実施機関は、要保護者から求めがあつたとき
は、要保護者の自立を助長するために、要保護者から
の相談に応じ、必要な助言をすることができる。
法律で謳ってるのですから、一般的なのでしょう。
言葉は本来の意味から転移していくことは多いで
すね。言葉が変化していくのは宿命でもありますし、
一方で言葉の乱れも見逃し難く、難しいところです。
投稿日時 - 2002-07-27 22:27:32
お礼
これは(1)に当たりますよね。
法律にある、ということは、きっと使っても間違いないってことなんでしょうね。
言葉の意味がかわることに、特に問題はないんです。
ワイドショーとかで、文句とか言ってる大人を見ても、「時代だからな…」と想ったりします。
でも、それを知らない人がいるとなると、
きちんとした場で使っても良いものなのかな、と想ってしまい…
でも、これで少し安心できましたv 有り難うございました。
投稿日時 - 2002-07-29 00:31:25
我が家の『大辞林』と同じ文なので、ソースはInfoseekあたりでしょうか。
私も(2)が元(故事)の意味なので、基本的には悪い意味で使うのが正解だと思いますし、そう使ってきました。ただ、『広辞苑』で引いても同様に出てくることから、誤用が広まって、定着したととらえていいと思います。
参考に、独擅場・独壇場などもぜひ調べてみてください。大笑いしますよ。
投稿日時 - 2002-07-27 20:05:04
お礼
gooです☆
広辞苑にももう書かれてあるんなら、そう使っても間違いではない、ってことなんでしょうね。
でも、どのくらい定着しているんでしょう>
やっぱり、良い意味で使うと首を傾げる人もいるんでしょうか…
でも、そんなに気にすることはないかもですよね!
有り難うございましたv
投稿日時 - 2002-07-27 20:42:50
本来の意味は”よけいなお節介”とゆう2の意味です。
でも、字面だけやと、1の意味に思えて、誤用なのにひろまっちゃたんですね。
僕はなるだけ使わないようにしています。
投稿日時 - 2002-07-27 17:52:57
お礼
やっぱり(2)の方が一般的なんですね。
それにしても、良い? 意味の方が先に書かれてあったので驚きました。
私もまだ詳しいことは解らないので、
とりあえずは(2)だけで使っていこうと思います。
でも、(1)がとても一般的なら、使い易い言葉になると思うんですけどね…><
有り難うございましたv
投稿日時 - 2002-07-27 20:29:53