「男女平等」の矛盾

質問

よく、「男性は女性よりも優位に立ちたがる」「女性は男性に守られたいと望む」と言われますし、「男尊女卑」なんて言葉もありますよね。でも、社会は「男女平等」という男女の差が小さくなるような方向へと変化してきました。

　矛盾してませんか？？

　私は女ですが、正直「男尊女卑」か「完全な平等」のどちらかの方が楽でいいです。現在の、本音は「男尊女卑」みたいな感じなのに建前上は「男女平等」というのは疲れます。

　なぜ、「男性は女性よりも優位に立ちたがる」「女性は男性に守られたいと望む」という本能のような深層心理を無視して、男女の差がなくなるような「男女平等」という価値観を提唱するようになってきたのでしょうか？

回答No.5

hakobulu

男女平等というのは、男にしろ女性にしろそのもって生まれた本分を十分に発揮する機会は平等に与えられるべき、ということではないかと思います。

『「男性は女性よりも優位に立ちたがる」
「女性は男性に守られたいと望む」という本能のような深層心理』があるという仮定は一般的かもしれませんが、必ずしも全ての男女に当てはまるわけではないと思われます。
たとえばベタですが、女性がダンプの運転手になる自由もあれば男が保育園で幼児の世話をする仕事につく自由もある。
本当の「男尊女卑」というのは女性の人格を認めない（雌としては認める）ということですし、また「完全な平等」というのは体力差というものがありますからどちらも非現実的と言えます。

学問的なことは知りませんが、女性に限らず他者の人格や人権を認めるということの意義が認識されだしたのは、つい最近と言っていいのではないでしょうか。
「本能のような深層心理」とおっしゃるように、原初の人類は性交の形態である力学的優位を人格的優位にまで敷衍して容認していたのでしょう。
平等という概念は、本能を抑圧することによる文化文明の進展（あえて発展とは申しませんが）に伴ない、超自我が発達してくるようになった段階で、本能性だけでは満足できなくなってきたということではないかと思います。
これがご質問に対する直接的な回答部分になります。

現在の世界を見れば容易に理解できるように、現段階の人類においては、本能と超自我のバランスという点ではまだまだ本能が優勢であると考えるしかないでしょう。
本能・自我・超自我のバランスの取れていることが人間性の目指すところと思われますが、その意味では（良くも悪くも）過渡期と言えるでしょう。
『男尊女卑』から、
『「男尊女卑」みたいな感じ』になってきたことはある意味での変化があったという捉え方も可能ではないかという気がします。

お礼

ありがとうございます。

回答No.4

ANASTASIAK

いやいや逆ですよ。ファーストレディという戦略と同じです。
しかし、生殖するためには男性は女性を圧倒し女性は従順を
装う必要があるのです。でないと、種がもちません。

お礼

ありがとうございます。

回答No.3

hunaskin

＞「男性は女性よりも優位に立ちたがる」「女性は男性に守られたいと望む」という本能のような深層心理
優位に立ちたい女性、立てる女性や女性に守られたい男性や、誰にも守られたくない女性の心の自由を守るために「男女平等」という考え方があるのです。

男だって女だっていろんなひとがいるんですよ。
それを個人の資質や事情を無視して性別を根拠に人間を規定するのはどうもよろしくないんじゃないか、ってことですね。

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以下は補足または蛇足です。

まず、確認しておかなければいけないことは
「理念は完璧に実現することはない」ということですね。
どのような理念でも実社会の中で実現するときに様々な矛盾や例外に行き当たり、どうしても歪んだ面が出てきてしまいます。
「男女平等」もそうなんです。

現代の日本ではまだ完全な男女平等は実現していませんし、おそらくどんなに時がたっても実現することは無いと思います。

しかし不完全ながらも昨日よりはちょっとましな世の中になったな、という感じで社会が多くの人々にとって幸福なものに変化して行くことは良いことなんじゃないでしょうか。

自分は男ですが、30年前よりも20年前、その時よりも現在、と男女間の差別が無くなってきたことは実感していますし、喜ばしいことだと思っています。

性別や人種、出身地など当人に責任の無い事柄でひとの行動を規定するのはいけないんじゃないだろうか、という考え方のうちのひとつが男女平等です。

現代の日本の状況は下記のようなものです。
ある女性が「男のように働くのは嫌だ。わたしは家事をして暮らしたい」と考えることも自由ですし、男が同じように考えることも自由です。また「正直「男尊女卑」か「完全な平等」のどちらかの方が楽でいいです」というように考え、その思いをwebで表明することも男女に因らず自由です。
ただ、考えを実行したり他人からの共感を求めることについては別の社会規範に抵触しない範囲で実行しなければならないだけです。

先に書いたように、完全な男女平等はこの世の中に実現していません。
けれど、それが現在は建前に過ぎないのだとしても旗印をまず掲げなければひとがその方向へ歩いていくことはとても難しいものになるのです。

お礼

ありがとうございます。

回答No.2

myeyesonly

こんにちは。
資本主義の経済体制の中で完全に男女平等にすれば国民は滅びます。

理由は資本主義では男女の区別なく労働力でしかないわけで、日本もごたぶんに漏れず少子化まっしぐらです。

資本主義で一番大事なのはお金の流れであって人間の命じゃありません。
現実に「過労死」が問題になってるでしょ。
昔の奴隷だって死んじゃったら労働力にならないので殺さないように使ったのに、今の日本は死ぬまでこき使って死んだら保険金でさらに儲けるという仕掛けになってます。
労働力として死ぬまでこき使われるのが平等になったら子供なんか作れません。
当然絶滅あるのみになります。

資本主義ではそういう経済（経営者）の暴走を行政が止めなければ絶滅街道まっしぐらになるのですが、日本の行政は経団連なんてのにご意向を伺ってる程ですから、国民はお金を生み出す道具としか見てません。
このままいけば間違えなく絶滅ですね。
ニホンオオカミ、トキ、コウノトリ・・・次はニホンジンでしょうか。

ｘｘ年後のレッドデータブックより
ニホンジン
ユーラシア大陸の東側の日本列島という小さな孤島群に定住していた人間の一群。
第一次大戦～第二次大戦までは、世界に名だたる強力な軍事国家であり、第二次大戦後は経済大国として、合衆国にも経済力で影響する程の国家であったが、極端な経済偏重政策の結果、少子化現象を食い止める事ができず人口は減りつづけ、現在、合衆国、Japan州の Ueno-Zoo で国際保護動物として保護され、人工繁殖が検討されている。

・・・なんて書いてあったりして。(笑)

お礼

ありがとうございます。

回答No.1

maniera

こんにちは。
出勤前なので手短に自分の考えを。
深層心理以前の問題として、人間には生物としての本能として「子孫を残す」というのがあります。で、♂は自分の遺伝子を残すため♀に気に入られなければなりません。強くて優れた自分をアピールします。♀もまた、よい遺伝子を持つ♂を求めます。自分を守ってくれるような能力の高い強い♂を。
本来♂（男）と♀（女）は生物として対等なのです。

男尊女卑とは、あくまで社会システムとして、そのほうが都合が良かったのでしょうが、現代の経済優先社会では女性も大事な労働力であり、消費者であるわけで。女性の権利を男性と同等にするという方向は、社会の要請だと思います。

自分は女性ですが、もし自分がかのタリバン支配下のように、外出もままならず最低限の教育も受けられないというのは単純にイヤですね。

お礼

ありがとうございます。