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文系出身の特許翻訳者の専門分野について

某国際特許事務所から特許翻訳社として内定を頂いた者です。 文学部卒、27歳で、知財業界は未経験です。 将来的には外国出願業務全般を担当できるようになりたいと思っております。 そこで、専門分野を化学系にするか情報処理系にするかで悩んでいます。 外国出願業務を担当できる程度のレベルの技術知識、理解力は 化学系と情報処理系のどちらのほうがつけやすいものなのでしょうか。 適性は多少化学のほうがあると思っていますが、興味の強さは同じようなものです。 私のバックグラウンドは、 ・文学部卒 言語学専攻 ・化学・・受験科目として選択。(英語の次に得意な科目でした) ・情報処理・・独学で20冊程度の書籍で学習。 また、出来れば夜間学部に行かずに独学で勉強を続けて行きたいと思っております。 また、化学分野は特許の需要が電気、情報処理系に較べて少なく、 給与も低めという書き込みもありましたが、それは事実なのでしょうか。

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noname#65751
noname#65751
回答No.1

>外国出願業務を担当できる程度のレベルの技術知識、理解力は >化学系と情報処理系のどちらのほうがつけやすいものなのでしょうか。 外国出願とは、一般的には日本の企業が外国に特許出願をすることを指します。その出願業務全般と言えば、外国の特許庁からの拒絶理由通知他のoffice actionが現地代理人から送られてきた時に、出願人に技術及び法律の両面から適切なアドバイスをし、出願人と相談しながら現地代理人に対して適切な応答・補正についての指示を出す仕事が、プロとして最も大切な仕事となります。 また、外国出願をするということは、一般的に考えて、その前に日本でも出願をしているということになります。日本の特許事務所では、その国内出願を担当していて技術内容を理解している者が外国出願も担当するのが慣例となっています。 いずれにしても、国内の企業の研究者や知財部の人たちと技術的な内容に関する話をする機会が多くなります。この質問は、その程度までの技術的知識を得るのには化学系と情報処理系のどちらが容易か?ということですよね? 文学部言語学科だと、大学受験時の学力レベルと大学で学んだ後の学力レベルとを比較することはできないのでしょうか。理系の学問では、入学前と卒業時とで学力・知識レベルにはかなりの差がつきます。 特に、化学は実験の学問なので、明細書中に実験の部がないことは極めて稀です。化学系の学科を卒業して企業に研究職として勤めた経験がある人でも、実験に関する記載は、実際に自分で実験をやっていることだったら簡単にわかるのに、やったことがない実験に関する記載はチンプンカンプンに近い状態になることも少なくないです。大学や企業の研究所等の現場で学べなかったのは、大きな不利になります。 さらに、化学の翻訳は簡単に見えることもあるけど実は専門外の人には非常に難しいです。形の上で翻訳ができているように見えても技術的に間違っているということは、よくあることです。正確な翻訳をするためにはそれなりに高度な専門知識が必須です。 >また、出来れば夜間学部に行かずに独学で勉強を続けて行きたいと思っております。 以上のことから、残念ながら、文系の人が、化学の外国出願実務をできる程度の技術知識、理解力を、大学で勉強し直すこともせずに独力で身につけるのは、極めて困難と言わざるを得ません。 それに、きついことを言うようですが、大学受験生のレベルの知識しかないのに大学で勉強し直すこともしない特許事務所員に、日本の企業が大切な特許出願を任せてくれると思いますか? 私は無理だと思いますよ。 大学で勉強し直すことを避けたいのであれば、英語力と日本語力だけで何とかできそうな分野(例えば機械系の構造ものの発明)に関する外国から日本への出願の翻訳を専門にするのが一番いいだろうと思います。 知財翻訳検定の過去問で実力を測ってみたらいかがですか。 http://www.nipta.org/NIPTA_J.html http://www.nipta.org/ExamPast_J.html

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