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『ASEANの将来性』

『東南アジア諸国連合(ASEAN)は将来、アジアの中心であることができるか』というテーマのエッセイを書かなければならないのですが、なかなか良い資料を見つけることができません。。 私はこの質問に対して肯定派で、今のところサポートするアイデアは3つです。 1)ASEANの人口の多さ(約5億5千万人) 2)経済成長率の高さ(GDPの継続した伸び) 3)アジア地域の政治的・経済的繋がりのため不可欠な存在(特にAFTAの重要性) しかしこの3つの理由では少し弱すぎるのではないかと思っています。特に3は理由になっていないかもしれません。。 この他にどのような理由があげられるでしょうか? それからこの題に対して良い資料等ありましたら教えて頂けないでしょうか? 分かりにくい点がありましたら補足いたします。 よろしくお願いします。

  • 経済
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  • sudacyu
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回答No.4

 No2/No3です。  No3の質問について  No2の回答にも書きましたが、過去において何度か日本・アセアン・オーストラリアの地域経済協力を模索する会議が開かれようとしましたが、必ずアメリカが参加を申し出て、結局は単にお互いに仲良く経済貿易活動を活発にしましょうね、という仲良し会議になってしまいました。  特に最近は小泉・安倍ラインが以前よりも格段にアメリカよりとなり、このような動きも見られません。資本と技術を持つ国は、日本の他にはEU/イギリスまたはアメリカ以外ありませから、アセアン・オーストラリアからは、他地域との連携を積極的に打ち出す動きは余りありません。(アセアン・オーストラリアの緊密化は見られます。)  オーストラリアは、太平洋弱小国の盟主を目指し、核問題などで大国の各政策に批判的で、アメリカとも一線を画しています。(太平洋諸国は、太平洋の島々がアメリカ・フランスの核実験場となったことから、核問題には敏感です。)  アセアン諸国は、国内に多数の華僑が住んでいるため、アメリカ・中国との間の微妙なバランスを取るのに、苦心しています。  ですから、日本さえアメリカとある程度の距離を置く外交方針を出せば、可能な外交政策とは思うのですが。

その他の回答 (3)

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.3

 今後20年を考えると、先進国で唯一人口の増え続けているアメリカ(現在3億人)と急激な経済成長に伴い、軍事費も急激に増えている中国が世界政治の軸になります。  中国・アメリカは、20年後は経済規模・軍事費で拮抗する存在となっているでしょう。(経済的に豊かになれば、民主化の動きが拡大して、いずれ中国も共産党の一党独裁から民主主義に移行するでしょうが、たとえそうなっても、二大強国はそれぞれの国益に従い、独自路線を取るはずです。)  20年後、日本・アセアン・オーストラリアはそれぞれ単独では、米・中のどちらかに尻尾を振らなくてはならなくなります。  ところが、日本の技術・資本とアセアンの市場(=人口)・成長性・石油及びオーストラリアの資源は、お互いに補完する関係で、単独では完結した力にならないものの、3つが連携すれば米・中の間で第三極として存在できます。(技術・資本を持つ日本は、この3者の場合、主導的立場に立てます。)  その後、中国が民主化していれば中国+(日本・アセアン・オーストラリア)+その他アジア諸国でアジア通貨連合を結成するのが一番望ましい展開と考えます。 理由:国が豊かであることが全ての基本。  国が豊かであるためには、日本の使っている通貨が世界の基軸通貨である必要があります。  世界の通貨は、1日24時間、活動時間が8時間とすると南北アメリカ:ヨーロッパ、アフリカ:アジアの三つの地域の通貨が、基軸通貨として存在可能です。  既に、アメリカドル、ユーロには当確が出ました。アジアについては、現在暫定基軸通貨「円」の状態です。  基軸通貨であるためには、民主化された(=先進国か又はそれに近い国)3億人の人が使う経済基盤が必要です。日本の円は単独では基軸通貨として当確が決して出ない。  反対に、アジアに通貨連合ができないなら、中国元は最終的にアジアの基軸通貨になってしまうはずです。(それには相当時間が掛かるでしょうが。)  中国の民主化より先に、日本+アセアン+オーストラリア通貨連合ができれば、それがアジアの基軸通貨として当確となり、中国元を飲み込むことも可能となります。  現在の政治状況  アセアン諸国は、中国と陸続きであること・華僑が自国経済に大きな力を持っていることから、中国に対する警戒心があります。またアメリカの強大な軍事力も警戒しています。  この両国の政治的軍事的圧力の緩和として、「経済力の日本」の存在を両国からの圧力を緩和してくれるものとして、歓迎していました。  ところが、小泉政権の日米同盟強化で日本がアメリカ側についたため、(ロン・康といわれるほどアメリカ寄りと見られていた中曽根首相でさえ、小泉首相のアメリカべったりは、アジア外交の重大な失敗と批判しています。)アセアン諸国はバランス上、中国寄りに姿勢を変えざるを得なくなりました。  その結果、アセアン諸国は現在日本の国連安全保障理事国入りに賛成していません。  <何故、基軸通貨であることが、国民の豊かさを保障するか。> http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2409675.html  別の質問に対する回答です。  重複がありますが、お許しください。

mirita
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 中国の事を考えるとASEANがアジアの中心になると考えるのは難しいですね…すでに肯定的な組立てでエッセイを書き始めてしまったので、新しい地域統合構想を膨らませてそれをサポートするアイデアに加えようと思います。 加えてお聞きしたいのですが、オセニア、日本、アセアンの政治的、経済的な協力体制を整わせようとする動きは実際にあるのでしょうか? もう少しいろいろな意見をお聞きしたので、他の回答もお待ちしています。 ありがとうございました。

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.2

 1)の人口の多さと2)の経済成長の高さを論拠とすると、中国の13億の人口とアセアンより高い経済成長を無視できません。  実際のところ現状のまま推移すれば、アジアの中心は「中国」となり、アセアン(華僑がこれらの国々の経済では、重要な役割を果たしています。)も日本もそのサブ的な位置づけとならざるを得ないでしょう。  私の個人的な持論ですが、日本やアセアンが、中国のアジア経済覇権獲得を回避したいなら、オーストラリアとともにユーロのような通貨同盟を目指すことが必要です。アジアの中心である以上、経済中心でなければならず、当然その地域の通貨が世界の基軸通貨にならなければなりません。  日本の技術・資本、アセアンの人口・成長性と石油、オーストラリアの資源この3つがそろうと、中国に対抗してアジア経済の主導権を握ることが出来ます。 (この場合、最大のネックはアメリカです。アメリカはアセアン・日本・オーストラリア、それぞれが単独であれば、これらの国をコントロールすることがほぼ可能ですが、これらの国・地域が合体しすると、アメリカに対抗するだけの政治力・経済力を持つようになるため、極度に警戒しています。過去にも日本・アセアン・オーストラリアで経済協力の会議を組もうとすると、「環太平洋で考えよう。」と必ず参加してきて、三者だけの緊密化を牽制しています。)  長くなりますので、別に過去の回答を示します。悪しからず。

  • code1134
  • ベストアンサー率20% (703/3370)
回答No.1

(将来性と言うより将来像に近いと感じましたが、それは兎も角として) ●"日中韓及び印豪ニュージーランド"とを絡ませつつ考察するか否か? http://ja.wikipedia.org/wiki/ASEAN+3 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2663205.html ●アジア通貨危機の教訓を(中心であり続ける為に)如何に生かしていくか? http://learning.xrea.jp/%A5%A2%A5%B8%A5%A2%C4%CC%B2%DF%B4%ED%B5%A1.html http://www.mof.go.jp/singikai/gaitame/tosin/1a703b.htm ●(2007年6/27)現時点でのEUの、言わばアジア版として、転用可能な部分の有無?辺りでしょうか? http://www.asean.or.jp/general/info/index.html http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/asean/ http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/asean/ http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2136698.html

mirita
質問者

お礼

ウェブサイトとても参考になりました。 アジア通貨危機の事もエッセイに織り込もうかどうか迷っていたのですが、深い関係がありそうなのでもう少し調べてみようと思います。 ありがとうございました。

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