加藤楸邨 「鮟鱇の~」

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加藤楸邨 「鮟鱇の~」

鮟鱇の 骨まで凍てて ぶちきらる  加藤楸邨

この句の観賞をすることになったのですが、いまいちイメージがつかめません。
「鮟鱇が台所で凍っているのを鍋にするために包丁でぶち切っている」
こんな感じでいいのでしょうか?
細かい意味などを詳しく教えてください。
よろしくお願いします。

投稿日時 - 2007-05-30 06:51:51

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QNo.3041939

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またきました。m(__)m
「骨まで凍てて」の部分ですが、もしかしたら、アンコウは凍ってないのかもしれません。
この言葉は「冬」の季語か枕言葉みたいな感じで付けられているのかも。
つまり「骨まで凍み通るような寒さ」を表現しているのではないか、と考えました。

というのは、アンコウは大きな魚ですから凍らせる事自体大変です。
何日も保存してから食べるような魚ではなく、鮮魚のうちが大事ですから、液体窒素やディープフリーザに入れたりはしないでしょう。

さらに本当にカチカチにしてしまったら包丁より、つるはしかノコギリが必要になりますし、アンコウの味の源である内臓を切り分ける事が出来ません。

学生時代は本当に凍っているのだと思ってましたが、今よく考えてみると「本当に凍ってる」とするとちょっと変なので。(笑)

投稿日時 - 2007-05-30 19:08:51

お礼

何度もご回答頂き、本当にありがとうございます。
学校で話し合ったときに「凍った魚は切れるのか」と疑問がわいたところでしたが、凍らせること自体が大変なこととは気付きませんでした。
「骨まで凍みるような寒さ」の日には、鍋が食べたくなるのかもしれません。
表現の部分まで、何度もご説明ありがとうございました。

投稿日時 - 2007-05-30 22:06:59

ANo.5

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ベストアンサー以外の回答(5件中 1~5件目)

ANo.6

「鮟鱇の」という上の句は、その「の」という格助詞のせいか、そのままトスーンと下の句「ぶちきらる」に連なって行く、その素早さが小気味好く覚えます。そんな出刃の勢いのような素早さが、やがてその情景の持つ痛々しさのような思いに移り始めます。

さらにその後で、中の句[骨まで凍てて]を振り返って、冬の寒々しさと重なった、自分にとっての痛ましさをも感じ出すや、「凍てて」が「いてて」に、さらには「イテテ」即ち「痛てて」という痛みを吾が身に味わう意味さえ籠められてはいまいかと、読み解いたりもします。

 そういえば、この作品が載せられた「起伏」は、昭和23年1月から24年6月までの作品を収録したものであること。そのあとがきには、この間は殆ど病臥中で、この集は病中生活の報告のごときもの、だと思い至ります。病臥で「起伏」を繰り返した時期だったのだと。

 病を得た詠み手にとって、精のつく鮟鱇料理をご馳走してもらえると、出かけたは良いが、何しろ寒さが厳しい巷。あるいは新宿西口の闇市界隈に出向いたのかもしれません。そんな巷の世知辛い寒風に「ぶちきらる」姿は、鮟鱇ならぬ病んだ詠み手ご本人だったのでしょう。そのような実に「骨まで痛てて」と詠う、そのうら悲しさにさえ凛とした品位と、ささやかな諧謔とでもいったものが、読む者にも味わえるのではないでしょうか。

投稿日時 - 2007-06-03 21:35:45

お礼

お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
「骨まで痛てて」の、今までにない解釈の仕方がとても参考になりました。
発表まであと少しのところでご回答頂き、とても助かりました。
ありがとうございました。

投稿日時 - 2007-06-10 12:43:47

ANo.4

こんなのも参考までに↓

参考URL:http://www.mito.ne.jp/~uosyu/ankou/ankou.html

投稿日時 - 2007-05-30 09:09:09

お礼

分かりやすい写真でした。
アンコウのグロテスクさが鮮明になりました。
ご回答ありがとうございました。

投稿日時 - 2007-05-30 22:01:42

ANo.3

こんにちは。
ユーモラスでグロテスックな深海魚、鮟鱇がつるされて、ぶちきられる。
見かけによらず、冬季は特においしいのです。
グロテスクな外形、不思議なおいしさ、それを「骨まで凍てて」、「ぶちきらる」という独特な残酷なな表現で対比させ、印象づけた句ですね。
冬の鮟鱇のおいしさとグロテスクさが強調され、残りますね。

投稿日時 - 2007-05-30 08:52:18

お礼

ご回答ありがとうございます。
この句の表現の細いところまで教えて頂き、とても参考になります。
この句から不思議な印象を受けたわけが少し分かったように思います。

投稿日時 - 2007-05-30 21:59:47

ANo.2

URL一つ忘れました。m(__)m

http://www7.ocn.ne.jp/~sansui/sub6.html

投稿日時 - 2007-05-30 07:55:56

お礼

とても参考になる文章と写真でした。
ありがとうございました。

投稿日時 - 2007-05-30 21:54:33

ANo.1

こんにちは。
アンコウという魚はまな板の上に乗せて切るのではありません。

ロープで上からつるして包丁で刀のように切りつけます。
これを「あんこうのつるし切り」と言います。

この光景を読んだ句ですので、「アンコウのつるし切り」を知らないと意味が判りません。

凍った状態のアンコウをつるし切りにしてる所ですね。
凍ってない状態でもやるようですが、ぬるぬるがすごいので凍ってる方が滑りにくいようです。

http://www.eiwa.com/ichiba/syun/fuyu12.1.2/ankou.html

投稿日時 - 2007-05-30 07:47:51

お礼

ご回答ありがとうございます。
アンコウをそんな風に切るとは知りませんでした。
たしかに「つるし切り」を想像してみると「ぶち切る」という言葉に納得がいくように思います。

投稿日時 - 2007-05-30 21:52:20

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