ケト酸の融点が降下した原因と対策

このQ&Aのポイント
  • ケト酸の融点を測定中に、メタノールで再結晶を繰り返すと融点が10℃ほど下がってしまう現象が発生しました。結晶水の存在や乾燥不十分が原因として考えられますが、確証はありません。IRスペクトルの変化は見られませんでした。
  • 融点の降下が起きた原因として、結晶水の存在や乾燥不十分が考えられます。しかし、確証は得られませんでした。IRスペクトルの変化もなかったため、別の要因が考えられます。
  • ケト酸の融点がメタノールの再結晶により10℃ほど下がってしまい、原因と対策を求めています。結晶水や乾燥不十分が考えられますが、確証はありません。IRスペクトルの変化は見られませんでした。
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ケト酸の融点が降下?

 γ-(2,5-Dimethyl-4-Methoxybenzoil)Propionic acidの融点を測定していたのですが、メタノールで再結晶を繰り返していると融点が10℃ほど下がってしまいました。  メタノール、水分は十分に除去したつもり(1日風乾、1日硫酸減圧デシケータで乾燥)なんですが、融点が元に戻りません。 原因としては、 (1)結晶水を持っている  (2)乾燥が不十分  の2つぐらい考えられるんですが、どちらも確証は持てません。  他に文献値に近い融点が出たモノもあるので、両方IRを取ってみたところ、 ピークは変わりありませんでした。  原因と対策をお教えください。よろしくおねがいします。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rei00
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回答No.1

原因に関しては,記載の内容からは何とも言えませんが,推定されている (1), (2) が原因であれば,減圧デシケ-タ-中で 40 ~ 60 ℃で一晩乾燥させれば,改善されると思います。 また,融点測定で一度溶けたものをゆっくり冷まして結晶化させ,再度融点測定を行なう事で,結晶溶媒(再結溶媒がメタノ-ルですので水とは限りませんね)や乾燥不十分だった溶媒は除去できます。 まづ,これらの点を確かめられてはいかがでしょうか。

samashi
質問者

お礼

情報不足で申し訳ございませんでした。 早速試してみたいと思います。  他にも推測できる原因があれば、「もしかして…」程度のことで よろしいので、またお教えください。 最後になりましたが、ご回答ありがとうございました。

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