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バブル経済について教えてください

anoutaの回答

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  • anouta
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回答No.4

 1985年プラザ合意がありました。これはドルの価値を先進国間で調整していこうというものですが具体的にはドル高を変えることでした。理由はといえばアメリカの輸出産業を活性化させるためです。1972年にニクションショックというものがありました。これはドルと金を交換することをやめるとニクソン大統領が宣言したのですがアメリカもこの時期から経済的に低迷してきたのです。  プラザ合意により確か1ドル230円から180円ぐらいに円高になったと記憶しています。こうなると困るのは日本の輸出業者です。俗にいう「円高不況」となりました。この当時新潟県などの輸出業者が円高で倒産しているなどとマスコミを騒がせていました。この不況を打開するために政府は公定歩合を下げました。この時の日銀総裁は澄田さんでした。澄田さん個人としては公定歩合を下げ続けることに躊躇する気持ちはあったのですが、世論および政治家の圧力はものすごくすさまじいものでそれをはねのけることができなかった、と後に述べています。この出来事はのちに日銀の独立性について議論となり、現在は日銀の独立性は強められています。  結局、公定歩合は下がり続けお金だけはじゃぶじゃぶ出回り、これがバブルの始まりとなりました。そしてお金の使い道に困り、土地や株などに回りこれらが高騰したのです。1989年12月に何と株価は39000円まで上がったのです。  ところがここまで高騰すると次第に社会生活に支障を来すようになりました。よく言われたのが国民が一生働いても家を買うことさえできない、また土地の立ち退きを強要するブローカーなどによって嫌がらせを受けるなど常識を越えたものでした。土地転がしなどという言葉もマスコミに登場しました。  これではいけないというわけで<平成の鬼平>と異名をとる三重野日銀総裁が就任し、熱くなりすぎた景気を冷やそうと公定歩合を上げお金の供給を絞り、そして政府は土地の高騰を防ぐために土地取り引きに対する融資を規制する法律を作りました。これらがバブルがはじけるきっかけとなり、平成不況に突入します。そして現在に至るのですが、エコノミストによると93年と97年に不況を脱せるチャンスがあったのに政府が判断を誤ったため(減税をやめたり、財政再建を優先した)、不況が長引いているということのようです。  経済を判断することはとても難しいものです。超一流の大学を卒業した人達でさえ判断を誤ります。アクセルとブレーキをいつ、どのくらいの強さで踏むかです。これは永遠の問題なのかもしれません。因みにアメリカにはグリーンスパンさんというFRB議長がいて、そのすばらしい経済運営の手腕により好景気が続いていると言われています。これをグリーンスパン神話というそうです。

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