解決済みの質問
この春から英語の勉強を始めたものです。よろしくお願いします。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」からの抜粋文です。
With her income so much reduced and so many dividends not being paid,that was indeed something to take into consideration.
(収入が減り、配当金が支払われない状況で、これは考慮すべきことだった。)
上記の英文の構文がよくわかりません。
withの役割、so muchの位置、not being paidの役割、thatの役割などが良く理解できません。よろしくご教示くださいませ。
投稿日時 - 2007-05-06 12:58:20
こんにちは。
文を下記のように分析・解釈します。
1.with her income so much reduced:
(1)このwithは、付帯状況を表す前置詞withで、コンマの前までかかり、主節を修飾する副詞句となります。主節には「~なので」「~という状況で」「~からみると」という状況説明として使われます。
(2)her incomeが主語S、so much reducedを述部Vとして、「収入が非常に減って」と訳します。With+S+Vで「SがVなので」「SがVとなって」という状況を説明することができます。
この時、SVの態は一致させなければなりません。so much reducedは形容詞的用法の過去分詞で、前の名詞her incomeにかかる分詞構文となっていますが、reducedが現在分詞でなく過去分詞が使われているのは、主語をher incomeとした場合、her income (was) so much reducedと受身になるからです。
2.and so many dividends not being paid,:
(1)このandは、前出の<her income so much reduced>と<so many dividends not being paid>を等位接続しています。従って付帯状況を表す前置詞withはso many~の句にもかかっていきます。
(2)so many dividendsが主語S、not being paidが述部Vとして「かなりの配当金が支払われないで」と訳します。
この時、上記の1と同様、SVの態は一致させなければなりません。not being paidは形容詞的用法の現在分詞で、前の名詞so many dividendsにかかる分詞構文となっています。主語をso many dividendsとした場合、so many dividends (were) not paidとなり受身の文になります。
過去分詞paidだけでも受身の意味は表せるので、beingは必要ないように感じます。ところが、notという否定詞がある場合は、このように受身の基本、be動詞+過去分詞をそのまま使って、be動詞を現在分詞にしてnotに接続します。
3.従って、この文は付帯状況を表す分詞構文になります。付帯状況を表す分詞構文はasなどの接続詞を使った副詞節に書き換えることができます。例:
As her income was so much reduced and so many dividends were not paid,
4.以上を踏まえ、前文の意味は
(直訳)「彼女の収入がかなり減って、相当な配当金も払われない、という状況で」となり、抄訳のような訳となっています。
5.that was indeed something to take into consideration:
(1)このthatは前文のwith~コンマまでの副詞句全体を受けている指示代名詞です。「それ」=「彼女の収入がかなり減り相当な配当金も払われないという状況」となります。
(2)もともとはtake into considerationの目的語で、take that into consideration「それを考慮に入れる」だったところが、主語になっている文です。
(3)この文はSVCの第2文型になっており、to不定詞はsomethingという名詞を修飾する、形容詞的用法です。
(4)直訳は「それは、本当に、考慮に入れるべき事だ」で、抄訳のような意訳になります。
以上ご参考までに。
投稿日時 - 2007-05-06 20:14:19
お礼
御礼が遅くなりました。ご回答ありがとうございます。大変よくわかりました。親切で丁寧な、また詳しいご説明、私のような初心者には大変助かります。ありがとうございました。
投稿日時 - 2007-05-08 04:31:55
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ベストアンサー以外の回答(3件中 1~3件目)
「with」が前置詞であることは理解できると思います。例外もありますが、「前置詞」で文がスタートした場合、その前置詞句は「副詞句」になります。たとえば、
On the desk ~
In the park ~
Against the wind ~
などは、すべて原則として「副詞」になります。つまり文全体の主語はこの「前置詞句」の中にはないということです。したがって、「前置詞」で始まる文は、以下のような構造になります。
(前置詞+名詞+~)【S】V ~
さらに、(前置詞+名詞+~)の部分が長い場合は、たいてい「前置詞句」の終了を示す「,」があります。
以上より、問題の文は
(WITH her income so much reduced and so many dividends not being paid),【that】was indeed something to take into consideration.
という構造になっています。「(IN the park)【we】played tennis.」と構造は同じです。ですから【that】はこの文の主語であり、that以下は「それは実際に考慮すべきことであった」という意味で「主文」を形成しています。
次に( )の中ですが、これはyuu111さんの書かれているように「分詞構文」です。「分詞構文」は意味が「時」「理由」「付帯状況」「結果」「連続」「条件」と多様で苦手な人が多いように思います。
ただ、これらの細かい意味よりも、すべて結局は「副詞句」を作るということのほうが重要です。私は「分詞構文=分詞の副詞的用法」と考えています。つまり「分詞構文」の部分は、主文に対する「補佐」に過ぎないわけです。
したがって、私は「分詞構文」を見たらとりあえず、その部分を「~して」「~されて」と意味をとって「主文」に意識を集中させるようにしています。たとえば、
Trained properly, the monkey ~
とあれば、「適切に訓練される時/ので/ながら/た結果/れば」のいずれかに決定するのではなく、ラフに「適切に訓練されテ、」と意味をとり、主文である「the monkey ~」に意識を持っていきます。結局「主文」の内容次第で分詞構文の意味も決まるのです。また、いずれの意味なのか厳密には決定できない場合も多いのです。
ところで、「with」で始まる分詞構文は「独立分詞構文」と呼ばれているもので、以下のように必ず「with+《名詞》+~」の形になります。
(1) with+《名詞》+(~ing)
例)with her child playing around her⇒彼女の子どもが周りで遊んデ、
(2) with+《名詞》+(過去分詞)
例)with her eyes closed⇒彼女の目が閉じられテ、
(3) with+《名詞》+([being]+補語)
例)with you away⇒あなたが離れテ、
「~テ、」と訳すことで「with ~」の部分が補佐であり、主文がそれ以外にあることが意識できるように思います。以上をあてはめると、
With《her income》(so much reduced) and《so many dividends》(not being paid)
⇒《彼女の収入》が(とても減らされテ、)そして《それほど多くの配当金》が(払われないデ、)
ということになります。ちなみに「with~」の分詞構文は「付帯状況」か「理由」を意味します。この場合は「理由」と考えて、
⇒彼女の収入が激減し、配当金の多くが支払われなかったので、それは実に考慮すべきことだった。
とすればよいでしょう。長文失礼しました。
投稿日時 - 2007-05-06 17:10:17
お礼
御礼が遅くなりました。ご回答ありがとうございます。大変詳しくしかもご丁寧な回答よく理解できました。こういう分詞構文もあるのですね。ありがとうございました。
投稿日時 - 2007-05-08 04:21:23
こんにちは
withは俗に「付帯状況のwith」と呼ばれているもので、ざっくりいうと、「with AB」で「AをBしたまま」か「「AをBしながら」と訳します。
thatは、おそらく前の文を指していると思われます。
so muchはreducedにかかる副詞です
失礼します
投稿日時 - 2007-05-06 13:04:00
お礼
御礼が遅くなりました。ご回答ありがとうございます。「付帯状況のwith」は昔習ったような気がします。昔のことなのでよく覚えていないことばかりです。参考書を見てみます。ありがとうございました。
投稿日時 - 2007-05-08 04:15:34