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儒学、朱子学、国学を学ぶ上でのお勧めの本を教えてください

江戸時代から敗戦までの歴史や考え方を学ぶ上で、儒学、朱子学、国学を学ばなければ本質がわからないことに気づきました。 原本で読むのは中々時間がかかってしまうため、意訳ではなく単に現代語訳された本をお教え頂けますと幸いです。 また併せて、学ぶ上で有用な傍用教本があればお教え下さい。 さらに藤田東湖の書などを学ぶにあたっては陽明学も抑えておく必要がありますでしょうか?

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回答No.2

私の場合、 論語は白川静の『孔子伝』(中公新書)から入りました。ちょっとくせがありますが良書だと思います。『論語』そのものはそれから取り掛かって、岩波文庫の金谷治訳を読んでいます。今でもトイレに常備してよく読んでます。同じ金谷さんでNHKブックス『論語の世界』 も良かったです。 それから岩波新書で島田虎治の『朱子学と陽明学』と取っ組みましたが難しくてなかなか今でも理解できていません。でも、これは必読でしょう。 その合間に四書や五経をちょっこっと読んでました。孟子や大学・中庸は岩波文庫を、五経は全く手付かずで、… 陽明学は中江藤樹を『日本の名著 中江藤樹・熊沢蕃山』(伊東多三郎責任編集)で。でも、陽明学はちょっとやっかいです。無責任ですがそれはやっていく内にわかると思います。 『方法としての江戸―日本思想史と批判的視座』(子安 宣邦著)や、『諸子百家』(浅野祐一著)なんかにも目を通しましたが、なかなか思うように勉強できていません。あと、田中彰の明治維新周辺の著書。丸山真男の『日本の思想』(岩波新書)をめぐる論争も非常に重要なのではないでしょうか。 明治以降の陽明学に対する著書は小島毅『近代日本の陽明学』(講談社叢書メチエ)なんかも面白かったです。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 白川先生が漢文学者だったことを失念しておりました。 まずこの本を入手してきたいと思います。 各種岩波文庫の本であれば、持ち歩くのにもよくいいですね。 陽明学は藩校でも、朱子学の確固たる理解を得た人のみに教えているところもあったみたいですし、やはり一筋縄ではいかなそうですね。 大変参考になります。 丸山氏の本を巡る論争はここも関連してたんですね。 マルクス史学の考え方を強引に日本の歴史に割り当てて、部分的に合致するところはこれやったりとこけおろし、説明の行かないところは無視するか歴史を捻じ曲げるかして、何でもかんでも階級闘争に結びつけて自己満足に浸ってるので、個人的についていけません(^^;

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  • metumei
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回答No.1

儒学系の原典と言っても『論語』・『孟子』・『荀子』・・・、と様々な資料があります。 それは朱子学についても同様です。どの資料の現代語訳をお探しになっているのか分かりませんが、訳本でしたら、明治書院の『新釈漢文体系』や集英社の『全釈漢文体系』などが詳しいと思います。語注などもついてますし。 図書館などにはあると思いますが・・・。 あまりスマートな回答じゃなくてすいませんm(_ _)m 参考までにです。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 お礼遅くなり申し訳ありません。 ご指摘の件誠にそうですよね。 絶版でしたので古本屋で見て見たいと思います(^^; 図書館だと返さなくてはならないので。

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