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松尾芭蕉について

 非常に低レベルな質問で申し訳ありません。私は理系の学生で、高校で日本史を習っただけで、ただ歴史小説や歴史的建造物などを見ることが好きな者です。  たしか、高校時代に日本史の先生から「『松尾芭蕉は実は忍者で隠密活動の記録をもとに奥の細道を書いた』という学説が歴史学会で議論された」ということを聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか?  「高齢であった松雄芭蕉は本文中どうりの日程で移動出来るわけがない」とか、「奥、細という漢字が忍者を暗喩している(なぜなのかはよくわかりませんが)」というような理由を言っていたのですが、詳しい方教えてください。

  • 歴史
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  • ベストアンサー
  • kogonta31
  • ベストアンサー率67% (41/61)
回答No.4

「松尾芭蕉=忍者」説のあらましは、色々なサイトで検索できます。 主には、芭蕉が伊賀の出身者であり、紀行文「奥の細道」の内容に不自然なところが見られることから、拡大解釈されたものが多いようです。 漂白詩人(歌人,俳人)は、やせこけた老人と言ったようなイメージがありますが、実際には剛健な体躯でないと漂白は出来かねます。芭蕉に先立つ西行法師(芭蕉が歌人の理想として挙げていた)なども、武士の出身であり、相当の体躯を持っていたようです。当時の有名な荒法師の文覚なども、「西行法師にあったら、一発かましてやろう」とひそかに思っていたが、実際に面会したときには、西行の風格に恐れをなしていたなどの話もあります。 芭蕉も、西行と同じように一般人と比べるとかなり剛健な体躯であったのではないでしょうか? また芭蕉本人が忍者でなくとも(あるいはその素養が無くとも)、伊賀出身者であることから、少年の頃から忍者との交流や知識の伝授はあったと考えるべきでしょう。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B0%BE%E8%8A%AD%E8%95%89
Goswami
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。  そうですか。歌人や俳人は確かにこちらの勝手なイメージでやせこけてた老人と解釈していました。屈強な体格の持ち主でありながら、人間の心に染み入る歌が詠めるのはなんだかすごいですね。  「伊賀出身だから忍者などの知識を持っていた」と考えるのが一番納得できますね。周りに本物がいるという状況だけでも普通とは違うわけですからね。  ソースなども丁寧に提示してくださいまして、どうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#36463
noname#36463
回答No.3

珍説の類ですね。 伊賀出身であるということと、警戒していた、外様大名の領地を多く歩いたことと、歩くスピードが非常に速いということが論拠だったかと思います。 旅番組で、曾良が記録した日程を歩けるかと検証したのを見たことがありますが、ものすごくがんばれば、歩いて歩けないことは、ありませんでした。 現代のような乗物のない時代の人は、私たちより、はるかに健脚だったと思います。 もし、スパイであったとしたら、疑われるような記録を残した時点で、スパイ失格ですね。 私は、歴史に、夢や、謎を残しておきたい派なので、全面否定は、しませんが。

Goswami
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。  確かにスパイであったのならば、絶対に記録なんて残さないですよね。スピードの件に関しても、現在の社会生活を中心に考えてしまっているから無理だなんて思ってしまうだけで、当時ではそれが当たり前であったということもありえますよね。  ただ、やはり私も歴史にロマンがあるのはいいなぁと思ってしまうので、どこかで、「そうであってほしいなぁ」と願ってしまう部分があります。

  • komimasaH
  • ベストアンサー率16% (179/1067)
回答No.2

源義経はジンギスカンだった。なんていう人もいますからね。高校の先生は、そんな説もあるというニュアンスで話されたのでは。 でも一方では、幕府の命令を受けた間者だったとしたら?そんなことは現在でもありえます。たいしたことではありません。だいたい、俳句だけつくって諸国を行脚できる資金があると思うこと自体が不思議。 バチカンの暗殺集団P2なんてありますからね。なんでもありです。 p2はgoogleで調べれば分かると思います。assasinというキーワードでも付け加えれば。

Goswami
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。たしかジンギスカン説も先生はおっしゃっていたと思います。  私は大事なことはほとんど忘れてしまったのですが、日本史のいろいろなエピソードはなんだか覚えているなぁと実感しました。  バチカンの話など付け加えてくれてどうもありがとうございました。さっそく調べてみます。

  • kapox
  • ベストアンサー率21% (17/79)
回答No.1

いわゆる、ニセ科学に近い内容だと思う。 松尾芭蕉とか、山本勘助とか、聖徳太子とか、 実在や、あまり資料の残っていない人物は、伝説的な語られ方をするだけだと思う。 なんとか還元水、ゲルマニウム、水晶… 忍者かどうか、なんて、無意味なことをさぐるよりも、 その人の俳句をどう、思うかで、いいんじゃないかと思う。 相対性理論のアインシュタインなんか、私生活よりも、 自分の仕事のほうを見てくれと、口をすっぱくして、 言ってたし、 多分、芭蕉さんが、今、語れるなら、そういうと思う。

Goswami
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ニセ科学と呼ばれるものに対しては自信を持って反論が出来るのですが、文系の内容に関してはまったく無知な自分がはずかしく感じました。

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