鳥インフルエンザウィルスについて(1/2)

解決済みの質問

鳥インフルエンザウィルスについて

宮崎県などで発生した鳥インフルエンザについて、渡り鳥の糞などにハエがたかり、そのハエが鶏舎に入ったのを鶏が食べて、鳥インフルエンザに感染しているのではという報道があります。

しかし、ウイルスは、基本的に生体の細胞内でしか生存できないのではないのですか。生体外に出た場合は、数日間しか生存できないし、たとえハエといえども、消化器官の中に入ったら、ほぼ即時に死滅するように感じるのですが、どうなのでしょうか。また、そのハエを鶏が食べたとき、やはり、消化管の中で、死滅すると思います。

そこで質問です。

1.鳥インフルエンザのウィルスは、鳥の体外に出た場合、どのくらい生存できるのか。

2.ハエの消化管の中で、生存できるのか。

3.鶏の消化管の中で生存できるのか。

4.仮に、鶏の消化管の中で生存できたとして、その鶏に感染するのか。

投稿日時 - 2007-02-20 01:44:54

QNo.2767865

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

 獣医師でウイルスを専門としています。

 質問に対するお答えですが、

1.鳥インフルエンザウイルス(AIV)の体外での生存期間ですが、はっきりした数字は判りませんが、一応不活化条件は56℃30分ということになっています。
 この「56℃30分」はウイルスの不活化条件の指標のようなものなので、「56℃まで温度を上げないと死滅しない」あるいは「30分処理しないと不活化しない」ということを意味するものではありません。
 一般的には環境に対しては弱いウイルス、という認識です。また乾燥や日光にも弱いです。

2.ハエの消化管内での生存はできないでしょう。

3.鶏の消化管内では生存、増殖が可能です。
 そもそもインフルエンザウイルスの増殖部位は「外気道及び腸管内」です。自然宿主であるカモ類での主な増殖部位は気道ではなく腸管内です。
 ですので、4の答えも「感染する」です。

 ハエがウイルスの媒介をしているかもしれない、ということについてですが、考えられるのは以下のような経路です。

1.AIVに感染した野鳥が鶏舎のすぐ横で糞をする
 この時、糞には感染力を持ったAIVが存在します。
2.ハエがその糞にたかる
 この時、ハエの足に糞すなわちAIVが付着します。
3.そのハエが続いて鶏舎内に侵入してエサにたかる
 この時、ハエの足に付着したAIVがエサに付着します。
4.そのエサを鶏が食べる
 感染成立、というわけです。

 つまり、ハエは「媒介」というより「機械的にウイルスを運搬」しているという推測です。

 むろん、体外に排泄されたAIVは急速に死滅していきます。
 しかし糞の中で湿潤な環境にある間は、乾燥した環境下より死滅する速度は遅いでしょうから、糞の排泄→ハエに付着→エサに付着の時間が短ければ、感染性を保ったまま鶏に摂取される可能性もあるのでしょう。

 例えば、ほんとに例えばの話なので数字はいい加減ですが、野鳥によって排泄された糞からハエの足に、10の4乗個くらいのウイルスが付着したとして、ハエが鶏舎に移動してエサにたかるまでの5分の間にウイルスの死滅が進み、100分の1に減ったとしても、エサには100個の生きたウイルスが付着する計算になり、その100個で鶏に感染が成立するのかもしれません。

 なお、「高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)」は、本来鳥類の気道か腸管内でしか増殖できない(感染できない)AIVが、全身の臓器で増殖できる(感染できる)ような変異を遂げたもの、です。

 自然宿主であるカモ類では、AIVは気道や腸管内でのみ増殖します。
 この状態では増殖も緩やかで宿主に「病気」も起こしません。

 これが何かの拍子に鶏に感染すると、鶏はたまたまAIVには高い感受性を持っており、すなわち鶏の体内ではAIVはよく増殖します。
 しかも鶏は、これもたまたまですが「家畜」として飼われており、そこでは自然状態では考えられないほど生息密度が高くなっています。すなわち、鶏→鶏の感染が非常に効率よく起きる、ということです。

 ですから、鶏に感染したAIVは自然宿主であるカモ類に感染しているときとはケタが違うほど増殖速度、すなわち「世代交代の速度」が速くなります。
 そのうち、ノーマルだと気道か腸管でしか増殖できないはずのAIVが、全身臓器に感染してしまうような変異を遂げてしまいます。
 これが「高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)」です。

 日本で発生したHPAIは、3年前の山口、大分、京都で発生したものも今回の宮崎と岡山で発生したものも、それぞれ遺伝子的に極めて近いということが判っています。
 これは、日本で発生した鶏舎で「高病原型への変異」が起きたのではなく、どこか他の場所で変異して高病原型になったウイルスが、山口や大分、京都にそれぞれ何らかの方法(渡り鳥?)によって運搬されてきた、ということを強く示唆しています。

 カモ等の渡り鳥が直接鶏舎に入って鶏と接触することは考えにくいので、何かで中継されているはずなのですが、これまではカラスやスズメなどの他の野鳥、人、あるいは水といったものが考えられてきたのですが、今回ハエも候補に加わった、ということなのでしょう。

 ちなみに、高病原型への変異と「ヒトに感染能を持つ」変異とは、またちょっと別の話になります。

投稿日時 - 2007-02-20 18:10:23

お礼

ありがとうございます。

渡り鳥の腸管内で鳥インフルエンザのウイルスが増殖可能だと言うのは知りませんでした。

全くの素人考えなのですが、人間の胃に胃酸があり、ある程度の殺菌作用があるように、鳥の胃にも胃酸のような殺菌作用のあるものがあるのではないでしょうか。もっとも、胃酸によりウィルスが死滅するかどうかも、はっきりは知らないのですが。

投稿日時 - 2007-02-21 07:40:24

ANo.2

6人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています

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ベストアンサー以外の回答(11件中 1~5件目)

ANo.12

 カモ類の生態が完全には解明されていない現状では、何を考えても推察でしかないのですが、少なくとも日本だけでなく世界中の専門家が誰も「おかしい」と言っていない、ということだけは心に留めておいてください。

 ごく自然なこと、とまでは言いませんが、とりあえず我々が持っている既存の知識で「あり得ること」と判断できる出来事である、ということなのです。
 茨城の事例は、分離株の遺伝子がグアテマラ株にごく近い、ということは、既存の知識ではほぼあり得ないこととされています。ですから何らかの人為的な要因が加わったであろうことは多くの専門家が推測しています。「テロ」であると考えている専門家は私の知る限りいませんが。

 ですが今回の宮崎の例については、当然のこととまで思っている人もいませんが、これまでに知られているカモ類の移動パターンから考えて「あり得ること」と考えられています。

>毎年同じように宮崎で感染が起きてしかるべき

 これに対する答えも、この一連のやりとりの中で既に書いていますから、もう繰り返しません。

投稿日時 - 2007-03-23 00:29:03

お礼

ありがとうございました。

ずいぶん長く自分の疑問に付き合っていただき感謝します。

ただ、依然として、自分としては、今回の宮崎の鳥インフルエンザに疑問を感じています。

重ねてありがとうございました。

投稿日時 - 2007-04-13 22:48:40

ANo.11

 遅くなって申し訳ありませんでした。突発事態により、仕事がたいへん忙しくなってしまったことと、その最中にPCが壊れてしまい(オーバーヒートでマザーごとお亡くなりに・・)、結局買い換えになったのですが、買いに行くヒマもセットアップをするヒマもなく・・・

>そうすると三つの群れがみんな韓国から宮崎までまっすぐに飛んできたことになり、そして、宮崎からどこかへ飛んで言ったことにもなり、不自然だと思うのです。

 さして不自然とは言えないでしょう。
 カモ類の渡りは非常に広範囲に及び、ほとんど地球を半周するくらい飛ぶルートもあるそうですから、韓国→宮崎がひとっ飛びで、さらにまた南へ、というのはごく普通のルートのように思えます。

>そうなら、カモは、高病原性のAIVを持ったまま長期間方々を飛び回ることになり、先に渡ってきたカモや後から来たカモにAIVを感染させる機会がありそうですが、AIV感染のカモは見つかっていないのですよね。

 現に数年前から東南アジアでHPAIの流行があり、そちらは彼の国々の社会的な事情もあって防圧することができず、ずっと流行が続いていますが、このアジア株が去年からアフリカやヨーロッパで見つかっています。
 渡り鳥から直接取れたウイルスもありますが、鶏に入ってHPAIが発生してしまった事例もあります。
 つまり、現在は渡り鳥によってアジアから世界中にHPAIVがばらまかれている?という状況になっています。

 白鳥からHPAIVが分離されたという話は記憶がありますが(去年、ヨーロッパのどこかだったと・・)、確かにカモからHPAIVが分離されたという話は記憶にありません。弱毒のH5N1でしたら日本でも分離されていますが、強毒変異したものはまだ分離例がなかったかと思います。(世界中で凄まじい勢いで発生例や分離例が報告されているので、全て追いかけているわけではない私には聞こえていないだけかもしれませんが)

 ひとつは感染したカモは死なない=回復するわけで、そうすると抗体が産生されてウイルスは体内から排除されてしまいます。
 ですからカモ同士で感染することにより、ウイルスは生き延びていく訳なのですが、つまり群れの中で「今現在、ウイルスを排泄している=ウイルスが分離可能な個体」の割合は僅かだということになります。カモに対しては病原性が低く、また鶏のような高い生息密度でもないですから当然のことなのですが。
 まして死なないとなれば、普通に群れの中で行動しているわけで、そういう個体を捕獲してウイルスを分離する、ということは現実的には不可能でしょう。
 カモ以外の鳥類に感染して致死的あるいは高い病原性を発揮すれば、その鳥は死ぬか弱るかしてヒトの目に触れることになり、検査すればウイルスが取れる、ということになるのでしょうが、カモからHPAIVを分離するのは、確率的には砂漠の中の10円玉を見つけるくらい難しいことだと思います。

参考URL:http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html

投稿日時 - 2007-03-12 23:39:09

お礼

ありがとうございます。

御礼が遅れすいません。
ただ、自分の方は「不自然だ」と言う主張になり、Jagar39さんの方は「不自然なことはない」と言う主張にずっとなっていて、本当のところはどうなのかと言う議論になっていないように思います。

よって、こちらから質問をしていて失礼かとも思いますが、あと一回か二回で、もう終わりにしておきたいと思います。

>さして不自然とは言えないでしょう。
>カモ類の渡りは非常に広範囲に及び、ほとんど地球を半周するくらい飛ぶルートもあるそうですから、韓国→宮崎がひとっ飛びで、さらにまた南へ、というのはごく普通のルートのように思えます。

いえ、不自然だと思います。なぜなら、「ごく普通のルート」であれば、毎年同じように宮崎で感染が起きてしかるべきだと思うからです。そして、そうはなっていませんよね。ですから、やはり、今回、福岡や大分で発生せず、宮崎で3件も続けて発生したのは、とても不自然だと思います。

投稿日時 - 2007-03-15 10:52:45

ANo.10

 説明不足でしたね。
 「発生地」というのは、中国や韓国での発生農場のことです。カモも発生農場(中国や韓国での)の近くに来なければHPAIVを保有することもないわけです。
 すなわち、「中国から韓国を経て日本に飛来するカモのうち、HPAIVを保有するのはごく一部」ということです。

>ただ、「ほんの少数のカモ」のはずが、なぜ、宮崎にだけ3件もの養鶏場への感染をもたらし、渡りの中継地であるはずの山口、福岡、大分などの県では感染が起きていないのか

 山口、福岡、大分が必ずしも渡りの中継地とは限らない、ということです。
 もちろんこれらの地域を中継地、すなわち休息地にしている群も多いはずですが、全ての群がこられの土地で休息するとは限らないでしょう。
 カモが移動するときは「各駅停車」ではなくある程度の距離は一気に飛ぶでしょうから、韓国の発生農場で休息したカモの次の中継地が宮崎だった、ということだったのかもしれません。もしそうなら、福岡や大分で発生しなかったのは自然なこと、ということになります。

 宮崎での発生の順序ですが、別にある特定の群が宮崎県内を移動しながら感染を拡大させたのではなく、HPAIVを保有したいくつかの群が宮崎県内に移動してきたとき、たまたまそれらの群が休息地にした近隣の農場にウイルスが感染してしまった結果なのかもしれません。

 少なくとも、「宮崎県内で北から南に発生しないのは不自然だ」と考えるのは、ある1群が宮崎県内を「各駅停車」しながら移動していることになってしまい、逆に非常に不自然です。カモの行動様式がそれほど詳しく判っているわけでもありませんが、いくらなんでもそんなカモはいないでしょう。そんなことしていたら日本から出る前に春になってしまう。
 また、「同じルートを取る群」はね停車駅も概ね同じであるかもしれない、という考え方も自然だと思うのですが。1回のフライト距離が群によって大きく異なる可能性は低い、と思います。

 つまり、中国の発生地→韓国の発生地→宮崎というルートを取る群が、最初の停車駅(中国の発生地)でウイルスを拾い、韓国と宮崎に持ってきた、ということが可能性として考えられます。
 その場合に北から順に発生しないとおかしい、というのは、ある1群によるウイルスの伝搬しか考えないからで、同じルートを取る複数の群によって運搬されたと考えれば別に不自然ではありません。
 同じルートを取る、ということはそのルート上に発生地域があった以上、その「特定のルートを取る群」がHPAIVに感染しやすいわけですから。

 カモの移動ルートや行動様式はそれほど詳しく判っているわけではないので、この考え方も可能性に過ぎませんが、「ある特定の地域が他の地域と比べて特にハイリスクになる」という現象は、「渡り鳥」によってウイルスが運搬されるという大前提から考えれば、むしろ自然なことに思えます。

>そういう群れの中でさえ、感染している個体とそうでない固体がいると言う意味なのでしょうか。

 それは当然でしょう。元々それほど激烈に感染力が強いウイルスではありませんし、ましてカモ類はAIVをそれほど増幅しないので(AIVはカモに感染しても発症しない→ウイルスがあまり増殖しない)、群の中でも感染しているものとしていないものがある、というのは自然なことです。
 鶏に感染すると速やかにほぼ100%の死をもたらすHPAIVですら、カモに実験感染させると発症はするものの死ななかった、というデータもありますし。

 また、日本で発生後に野鳥調査をしてもウイルスが採れた試しがないのですが、それも私は当然だと思っています。
 カモがその地域にウイルスを運んでから鶏に達するまでにはタイムラグがあるはずだと思いますから(カモが直接鶏舎に侵入して鶏に感染させるはずもないので)、「日本で発生した時」は、その元である韓国や中国で発生があった時とはタイムラグがあるわけです。

 HPAIは鶏に感染すると経過も早いですから、それだけその地域としてはウイルスの総量としては「急激に増加し急激に減少する」わけです。感染した鶏が死ねばウイルスも死んでいきますから。
 なのでカモが発生地でウイルスを拾ったときから比較的短い時間で、その地域でのウイルス量が減少するため、カモに感染しにくい状況になっていると思われます。特にHPAIが発生すると多数の人間が来て防疫活動をやりますから、なおさらカモはウイルスを拾いにくくなるわけです。

 日本で発生したときは、その原因になったカモはもう飛び立ってしまっていない可能性が高く、後から来るカモはウイルスを保有している可能性が非常に低くなっている、のかもしれません。

 そんなわけで、私の中ではこれまでの日本でのHPAIの発生状況は、その時の野鳥調査の結果なども含めて、かなり綺麗に整合性を感じているわけです。

投稿日時 - 2007-03-02 01:21:22

お礼

ありがとうございました。

いろいろ疑問はありますが、あまりこの話題だけにこだわっていてもいけないと思い、あと一回だけで終わりにしたいと思います。ここまで付き合っていただきありがとうございました。

いろいろ疑問があると言うことだけ、ここに記させていただきます。

>カモが移動するときは「各駅停車」ではなくある程度の距離は一気に飛ぶでしょうから、韓国の発生農場で休息したカモの次の中継地が宮崎だった、ということだったのかもしれません。もしそうなら、福岡や大分で発生しなかったのは自然なこと、ということになります。

ですから、発生地は、結構中国国内でいくつか離れた、ばらばらの地点ですよね。そして、宮崎では3箇所で発生しているわけで、3つの群れが来たことが推認される。そうすると三つの群れがみんな韓国から宮崎までまっすぐに飛んできたことになり、そして、宮崎からどこかへ飛んで言ったことにもなり、不自然だと思うのです。

宮崎からもっと南へ飛ぶのでしょうか。沖縄ですか。台湾ですか?とてもそうとは思えないのです。

>鶏に感染すると速やかにほぼ100%の死をもたらすHPAIVですら、カモに実験感染させると発症はするものの死ななかった、というデータもありますし。

そうなら、カモは、高病原性のAIVを持ったまま長期間方々を飛び回ることになり、先に渡ってきたカモや後から来たカモにAIVを感染させる機会がありそうですが、AIV感染のカモは見つかっていないのですよね。

本当に、長い間回答していただきありがとうございました。もしよければ、これが最後ですから、ご回答ください。

投稿日時 - 2007-03-03 23:27:10

ANo.9

 ・・・とうとうエシュロンまで出てきてしまいましたか・・・

 ウイルス学とはもはや何の関係もない話になってしまっているので、そろそろお開きにしなければと思います。

 ここのところがどうしても理解していただけないようですが、

>本来出ないはずのウィルスが出たと言うだけで、十分に力の誇示になるわけですから。

 No.8でも書きましたが、ならないんですよ。
 オリジナルの弱毒そのままのウイルスをばらまくということは、もしこれがテロならその組織の技術的幼稚さを示すものでしかありません。
 本来出ないはずのウイルス、といってもここが肝心なところですが出所ははっきりしているわけです。単にその「経路」が不可解なだけです。その経路もわざわざテロ組織の介在を想定しなければならないほど不可解なものではありません。

 話は変わりますが振り込み詐欺のことにしても、「捜査する」ことと「公開する」ことは別で、現実にかなりの件数が検挙されています。警察が何もしていない、ということはないでしょう。
 またそもそも警察もマスコミがテロとみなさなければ、「脅し」にはならないわけです。テロとは質問者さんご自身が書かれたとおり、政治的な目的(あるいは宗教的な目的)を達成するための無差別攻撃ですから、テロはテロと認識されなければ意味を為しません。そのために多くのテロはわざわざ「犯行声明」までするわけです。
 公にはテロと認識されないようにこっそりと特定の個人だけを脅すのは、テロではなく「嫌がらせ」です。

 茨城や宮崎のインフルエンザを人為的なものと仮定するならば、テロとしてはケチであり嫌がらせとすれば大がかり過ぎています。

 重ねて書きますが、今回のHPAIが宮崎だけで発生していることは(岡山でも出てますが)確かに不思議ではありますが、テロを持ち出さなければならないほど不合理ではありません。

 渡り鳥は全ての個体が揃って行動しているわけではないので、そもそも九州全土が同じ量のウイルスに暴露されているはず、という前提が間違っているのです。
 これまでに発生した地域では必ずカモのウイルス保有状況の調査が行われていますが、その調査でカモからウイルスが採れた試しがありません。
 つまり中国と韓国という発生地を経由してきたカモの中でも、HPAIVを保有している個体はごく僅かなのです。考えてみればそれも当然で、日本を通過するカモは何十万羽もいるのですが、それらが全て発生農場に来ていたら、ほとんど天変地異のような光景になってしまいます。

 つまり、ごく一部のカモが中国や韓国からウイルスを持ってきたとすれば、ある特定の地域のみにウイルスを運搬した、と考えるのが自然です。

 日本には何カ所かカモが何万羽何十万羽と集まる「集合地」のような場所があるのですが、そこである程度お互いが持っているウイルスを交換しあっていることは推察できます。
 ですがほとんどの「集合地」はせいぜい数百羽とか数千羽の単位です。ですから、九州全土にウイルスをばらまけるほどのウイルス量を渡り鳥が保有することは、実際かなり難しいでしょう。
 ウイルスを保有した集団がたまたま宮崎で一時滞留したのだとすれば、宮崎で固まって発生していることもそれほど不自然ではありません。

 もちろんこの説は確認されているわけではないのですが、少なくとも「テロ説」よりはずっと自然な話です。

 我々が日常生活でごく普通に目にしているとおり、渡り鳥は休息地で大集合することはあるが、通常は数十羽単位の小さな集団で移動している、という性質を考えれば、渡り鳥の飛来コースであってもある特定のウイルスに暴露される量は、地域によって大きな差がある、と考えるべきでしょう。
 なので九州全土に発生する方がよほど「テロっぽい」と私は思います。

投稿日時 - 2007-02-28 01:26:13

補足

お礼の続きです。

>つまり中国と韓国という発生地を経由してきたカモの中でも、HPAIVを保有している個体はごく僅かなのです。考えてみればそれも当然で、日本を通過するカモは何十万羽もいるのですが、それらが全て発生農場に来ていたら、ほとんど天変地異のような光景になってしまいます。

この論理おかしくありませんか。日本という広い地域に来るカモの数と発生農場の近くに来るカモの数は、もともと異なるわけですから、このことから、「中国と韓国という発生地を経由してきたカモの中でも、HPAIVを保有している個体はごく僅かなのです」とは言えないのではないでしょうか。
日本に渡ってきているカモの中で、ほんの少数のカモが感染しているはずというのは、ある意味分かります。そうでなければ、中国など、夏場に鳥がいる地域が全面的に感染した鳥だらけになってしまいますから。
ただ、「ほんの少数のカモ」のはずが、なぜ、宮崎にだけ3件もの養鶏場への感染をもたらし、渡りの中継地であるはずの山口、福岡、大分などの県では感染が起きていないのか、それが不自然と感じると言うことなのです。
宮崎の感染場所の発生の仕方も不自然です。最初に感染が確認された清武が一番南であり、北から渡って来たとしたら、一番最後に来るべき場所です。それなのに、2番目は日向と言う一番北の地域で起こり、次に、これらの中間点で起きている。しかも、中間点で起きたのは、宮崎全県に非常事態宣言が出された後ですよね。つまり、別々の群れが個別に感染を引き起こしたと言うことになってしまう。
でも、別々の群れなら、それだけ宮崎の手前の県で感染を引き起こす可能性も高くなるはずです。つまり、一つの群れの3倍になるはずで、それなのに、宮崎以外の県では発生が見られない。これが疑問です。

最後に、自分の疑問に付き合っていただき、とても感謝しています。

投稿日時 - 2007-02-28 05:20:35

お礼

毎回ありがとうございます。

確かに、ウィルスの話しからは逸れてしまったので、もう終わりにした方がいいですね。

> 話は変わりますが振り込み詐欺のことにしても、「捜査する」ことと「公開する」ことは別で、現実にかなりの件数が検挙されています。警察が何もしていない、ということはないでしょう。

ええ、「何もしていない」と言うことはないと思います。しかし、振り込め詐欺についての検挙率は確か5%ほどしかないと何かで読んだ覚えがあります。また、銀行では、各支店ごとに被害の発生状況を店頭に貼り出すなり、銀行独自の判断で防犯カメラの映像を店頭に貼り出すなりできるはずです。また、各県別の年度ごとの振り込め詐欺の発生状況をまとめた資料もインターネット上で公開されていないようです。これについては自分で探したのですが、見つからない。警察庁にもないし、各県警のサイトにもないのですね。その他、いろいろと疑問点はあります。

>これまでに発生した地域では必ずカモのウイルス保有状況の調査が行われていますが、その調査でカモからウイルスが採れた試しがありません。

そうなのですか。カモも含め渡り鳥のほとんどは確か群れで行動するのですよね。そうしたら、そういう群れの中でさえ、感染している個体とそうでない固体がいると言う意味なのでしょうか。そして、感染している個体よりも感染していない個体のほうが割合として多いと言う意味ですよね。どうも、自分としては、不自然な感覚を覚えてしまうのですが、どうなのでしょうか。

投稿日時 - 2007-02-28 05:20:05

ANo.8

 だんだん話がウイルスから逸れていきますが、

>生物兵器テロは、現在はまだ、最終目的が人々の生命を取ることにあるのではなく、そういう事ができるぞと威嚇して、それ以外の要求をする、その手段としてあるのだと思います。

 生物兵器を開発すること自体には、さほど技術的な困難さはありません。旧ソ連が開発していたという「ワクチンが効かない天然痘ウイルス」のようなものは、それなりの技術を必要としますが、インフルエンザウイルスをばらまく程度のことでしたら、大学の小規模な研究室の予算程度の経費があればお釣りが来ます。遺伝子的な改変を伴う場合は難易度も上がるでしょうが、それでも「新型インフルエンザ」を作出するのに別に市町村予算規模ほどの経費も必要ないです。
 化学兵器も然りですが、低予算で多大な人的被害をもたらすことが可能だからこそ、生物化学兵器を用いることは国際的に最大の禁忌とされるわけです。

 ですから、弱毒性のAIVをばらまくことは、「示威行為」にすらなり得ません。問題は「可能か不可能か」ではなく、「やるかやらないか」だけですから。
 なのでほんとに「やる」のであれば、弱毒は意味がないわけです。
 暴力団がすごんでみせるのはせいぜい恐喝罪にしかなりませんが、テロの場合は弱毒だろうが強毒だろうが「殺人罪」が適用されるわけです。繰り返し書いている「リスクが同じ」というのはそういう意味です。

 それと、もし仮に
>そういう事ができるぞと威嚇
 するのであれば、鶏の命は取るべきでしょう。鶏の命も取れないウイルスですごんでも誰も怖がらないですよ。

 某国が最近核実験をしてやたら「すごんで」いますが、実は核兵器なんぞより生物兵器の方が比較にならないほど安上がりで確実なものを造ることができます。
 某国がそれをしないのは、それをやっては「すごみ」では済まされないからです。生物兵器は「威嚇」の手段としては成立しません。もしやるなら常に「実効」を得ないとやる意味がありません。

 宮崎の件については、質問者さんが政治的あるいは経済的に極めて重要な人物でない限り、質問者さんの行動予定に沿って発生があったのは単なる偶然でしょう。

 茨城に関しては「テロ」ではなく「犯罪」である可能性は残っているとは思いますが、今回の宮崎に関してはその線も成立しづらいと思います。
 中国から韓国、そして日本と同一のウイルスが感染した地域が広すぎるので、もしこれがテロまたは犯罪だと、その犯人はそうとう巨大かつ国際的な組織力が必要だと思われます。そんな巨大な組織が実際にテロ行為をするのに、こんなケチなことをするだろうか、と考えると決定的に違和感があります。

投稿日時 - 2007-02-27 01:39:16

補足

お礼からの続きです。

>宮崎の件については、質問者さんが政治的あるいは経済的に極めて重要な人物でない限り、質問者さんの行動予定に沿って発生があったのは単なる偶然でしょう。

僕は行政のある不正を告発しています。その広がりは全国的で、かなりな影響があるはずです。僕個人が重要と言うより、僕の告発の内容が非常に重要であると思っています。

>中国から韓国、そして日本と同一のウイルスが感染した地域が広すぎるので、もしこれがテロまたは犯罪だと、その犯人はそうとう巨大かつ国際的な組織力が必要だと思われます。そんな巨大な組織が実際にテロ行為をするのに、こんなケチなことをするだろうか、と考えると決定的に違和感があります。

エシュロンをはじめとして、非常に大きな組織(一種の犯罪組織という意味で)は、かなりあるのではないでしょうか。そして、今回のことは、決して、「ケチなこと」ではなく、脅しとして意味のあったものだと考えざるを得ないと思います。
その根拠は、やはり、宮崎で3件も発生し、山口、福岡、などで発生していないと言う点です。

重ねてありがとうございました。

投稿日時 - 2007-02-27 23:44:30

お礼

本当に毎回すいません。ありがとうございます。
あくまでも、議論をしたいわけでもなく、ましてや、Jagerさんの発言に反論するのが目的でもありません。

ただ、自分として、どうしても納得がいかないので、その疑問を書いておきたいというだけのことなのです。

>ですから、弱毒性のAIVをばらまくことは、「示威行為」にすらなり得ません。問題は「可能か不可能か」ではなく、「やるかやらないか」だけですから。
>なのでほんとに「やる」のであれば、弱毒は意味がないわけです。

ですから、脅しであれば、強毒である必要性はないと思います。本来出ないはずのウィルスが出たと言うだけで、十分に力の誇示になるわけですから。

>暴力団がすごんでみせるのはせいぜい恐喝罪にしかなりませんが、テロの場合は弱毒だろうが強毒だろうが「殺人罪」が適用されるわけです。繰り返し書いている「リスクが同じ」というのはそういう意味です。

これも違うと思います。そもそも、非常に不合理なことで、普通に考えれば犯罪行為としか思えないのに、警察が全く動かないことは多くあります。例えば、振り込め詐欺(年間300億円から250億円の被害があります)は、現金を引きおろしに来た犯人の映像が銀行やコンビニの防犯カメラにあるはずですが、全国的に、一切公開されていません。つまり、「殺人罪」の適用があろうがなかろうが、マスコミや警察がテロと見なさなければ、リスク自体が生じない、つまり、安全に、脅しがかけれる、そういう状態であるわけです。
丸で、日本は、どこかの植民地ですよ。

投稿日時 - 2007-02-27 23:44:10

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