• ベストアンサー

完全な平面どうしは密着させるだけでつながる?

 いぜん、NHKのとある番組で、アルミかなにかの金属のカタマリふたつのそれぞれの面を、鏡よりも完璧な平面になるように研磨したあと、接着剤とかを一切使わずにグッと密着させるだけで完全にくっついてしまう、という実験をしてまして、この現象を知らなかった私はかなりビックリしました。  この現象は理屈の上では、金属に限らず、どんな物質でも起こるものなんですか?  また、この現象により接着したものは、完全に「一体化」してしまったんでしょうか?言い換えれば、もともとひとつの物体だったもののように、なんらの継ぎ目も残さず、完全に融合してしまったのでしょうか?  この現象はなんと呼ばれているのでしょう?  詳しい方、教えて下さい!

noname#3627
noname#3627
  • 科学
  • 回答数13
  • ありがとう数38

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aster
  • ベストアンサー率70% (374/533)
回答No.12

  >この現象は理屈の上では、金属に限らず、どんな物質でも起こるものなんですか? これは、固体を固体としてまとめ構成している分子間引力や結合力によるもので、原理的には、すべての固体物質同士で、こういう現象は起こり得ます。 ただ、色々と物質により「条件」が必要になり、日常的な固体物質のあいだでは、こういう現象は普通観測されません。 しかし、先の方が述べておられるように、真空での金属などの場合は、条件を人為的に整えないでも、真空に磨いた金属を露出させているだけで「条件」が整うことがあり、接合が起こり得ます。 液体の場合を考えてみてください。水に水を注ぎ加えると、普通は、一体化して、どれが最初の水で、後から入れた水と最初の水の「境界」はどこにあるのか、と言っても、そんなものはありません。完全に一体化してしまいます。 液体一般は、同じ種類の液体だと、こういう風に、境界なく混合してしまいますし、異種の液体でも、混合することが多いです(水と油のように、混合しない液体同士も無論あります)。 液体の場合は、簡単に一体化するのに、固体の場合は、何故簡単に一体化しないか。それは、液体は、確かに分子構造を持っていますが、分子と分子のあいだの結合が緩やかな力でつながっていて、「三次元的立体的に」、分子構造が決まっていないからです。 液体に同種の液体を注ぐと、液体の分子同士で、緩やかな結合を取るので、簡単に混じり合って一体化してしまうのです。 固体物質で、こういうことが起こらないのは、まさに、立体的三次元的に、分子結合が構成されているからで、また、通常の固体は、空気中にあると、表面が酸化等して、化学変化を起こし別の物質分子になっているので、同種の固体を押しつけてと思っていても、あいだに異種の物質があって、接合しないのです。 液体などの場合も、酸化などで変質しますが、全体が変質する訳ではなく、例えば、油だと、表面だけが酸化して膜になるが、なかは質の変化を起こしていないので、表面の変質した液体とは混じらないが、なかの変質していない液体とは混合して一体化することができます。 しかし、固体の場合、酸化膜などの表面の別の物質で被われた「内部」に、どうやって、例えばアルミの分子面を接触させるか、液体と違って、固体のなかに入って行ける訳でないので、簡単に接合・一体化が起こらないのです。 ただし、蝋などの物質は、長時間重ねて置くと、一方が他方のなかに、沈み込んで一体化するというようなことがあります。これは、ガラスもそうですが、これらは、非晶質と言い、丁度、液体と固体の中間のような構造になっているからです。 岩石でも、長い時間で見ると、同じような性質があります。ただ、岩石の場合、同種物質というのが難しいので、そのままでは、一体化しません。 「接合・一体化が可能な条件」というのは、その固体物質の分子結合というか、結晶の三次元的な構造が影響します。金属の場合も、三次元的構造があり、結晶なのですが、結合のために、微妙に決まった方向に原子が並ぶ、組立立体パスルのように、凸部と凹部が組み合わさらねばならない、というような厳しい条件ではありません。 従って、アルミとか、鉄の表面を十分に綺麗にし、純粋な鉄やアルミが露出するようにして、同じように条件を整えた面と接合し、「圧力」を加えると、平面がほぼ完全である場合、分子間結合が、二つの面のあいだ生じ、接合が完成し一体化します。 この場合、平面の度合いは、分子の結合力が到達する範囲の誤差で、互いに接合できるような条件でなければならず、一部はそういう条件になっているが、他の部分はそうでないと、条件にあった部分だけが接合し、そうでない部分は、接合していないという状態になります。 「圧力」をかけるのは、普通の状態で押しつけただけでは、突起部などが少しでも残っていると、それに邪魔されて、分子同士が結合できる距離にまで平面が接近しないからです。 かなりな圧力を加えると、平面に多少の不整合があっても、押しつけられることで、互いに分子の露出した面が、くっつき合う距離になるので、分子結合が成立し、接合し、一体化するのです。 完全な平面や、完全に不純物のない表面を造ると、圧力をかけなくとも、触れさすだけで、接合します。粘着テープや接着剤の固まり始めた場所に指を触れると、くっつくのと同じことです。 鉄などだと、色々な不純物を混ぜて合金にしていることが多いので、うまく分子と分子が接合しないことも起こり得ます。つまり、単一物質の固体で、しかも分子の立体構造が比較的融通のきく物体なら、このような方法で接合できるということです。 接着剤は、まさに、複雑な構造の固体物質の分子構造と、かなり自在に分子結合できるような物質で造られていて、最初液状なのは、相手の固体表面の分子構造に応じて、それに応じた結合を接着剤の分子で選択できるように、丁度、液体が混じり合うのと同じ原理で、分子結合を築くためです。 普通、二つの表面に接着剤を塗って、乾燥しかけると、接着剤同士を接合して、これで接着ということになります。接着剤同士は、同じ物質構造で、また完全に乾燥していない状態だと、分子結合力の活性が残っているからです。完全に乾燥すると、活性は消えます。 水晶と水晶でも接合しますが、水晶の場合、結晶の分子配列が非常に規則的で、立体的に方向を持った整列構造なので、この整列方向とうまく整合しないと、水晶同士の接合は不完全になります。非常に微妙で精密な結晶格子と、方向も含めて接合させるというのは、難しいのです。 無理に接合させても、結晶の配列方向が違っている接合面が後の残ります。そして、この接合面を境にして、水晶の結晶整列の方向が違っていることになります。 シリコンウェハースの場合は、普通、エピタキシャル成長という方法で結晶を造り、薄板(ウェハース)は、この成長軸と垂直な面で切断して薄い板にするので、ウェハース同士では、結晶の並んでいる三次元的方向が揃っているのです。それ故、水晶の場合には非常に難しかった、結晶配列の立体的方向性の条件が、整っているので、接合が可能になります。 異物質の固体同士の接合になって来ると、水とアルコールは溶け合うが、水と油は溶け合わないのと似て、接合できる場合とできない場合などが出てきます。 なお、金属などだと、溶けるまで熱しなくとも、ある程度熱を加えて、不純物を十分に除去した面を圧力をかけて押しつけ合うと、平面がそれほど完全でなくとも、接合し一体化します。これは、熱によって、結合性が高まり、そこに圧力が加わるので、金属面が融通を持って、結合する方向へと曲がるためです。しかし、圧力が小さいと、あいだに空気が入ったりします。 また、熱ではなく、超音波と圧力で接合させる方法もあるようです。 この現象は、一般的には「接合」ですが、「固相接合」というのではないでしょうか。あいだに、はんだや銀ろうなど、また接着剤を使うのも、もしかたら、固相接合かも知れませんが。  

noname#3627
質問者

お礼

スゴーーーー!! 我が目を疑うテキスト量、疑問を残さぬ精緻な解説、おまけに読みやすさを考慮した段落分け!! パーフェクトとしか形容できません。手間を度外視した親切さもありがたいの一言。 参考書が執筆できそうですよね。自分も今後、回答者の側に廻ったときはぜひ見習いたいものです。 まことに、ありがとうございました!

その他の回答 (12)

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.13

12の回答で、 >従って、アルミとか、鉄の表面を十分に綺麗にし、純粋な鉄やアルミが露出するようにして、同じように条件を整えた面と接合し、「圧力」を加えると、平面がほぼ完全である場合、分子間結合が、二つの面のあいだ生じ、接合が完成し一体化します。 金属は「分子」でなく、金属結合で、原子を自由電子で囲んでいる状態です。

noname#3627
質問者

お礼

再度カキコありがとうございます。 補足ですね。 ますます理解が完璧に近づいた気がします!

noname#11476
noname#11476
回答No.11

接着剤の原理と同じになります。 接着剤は互いの物質の隙間に入り込むことにより、分子間力を働かせます。 なので、もともと完全に互いの物質を原子/分子レベルであり合わせることが出来るのであれば、接着剤は必要ありません。 完全にぴったりと物質を隙間なく合わせると分子間力によりくっつきます。 完全な平面を作るのは容易でないので、柔らかい物質だとあまり例は無いかもしれません。 堅い物質ではガラスなども張り合わせることが可能です。この接着方法をオプティカルコンタクトと呼んでいます。 あと、シリコンウェハー(半導体チップを作るもとの鏡面に磨いた円盤)を2枚同様にして張り合わせるとやはりぴったりとくっつきます。 この方法はシリコンウェハー上に良質の絶縁層を形成する方法として利用されることがあります。 完全に融合してしまったかどうかというのはケースバイケースでしょう。 張り合わせ精度が非常に高ければそうなるでしょうし、でも不完全であれば残るでしょう。 また、張り合わせが結晶同士だと、完全に結晶方位、位置を合わせ内限り継ぎ目は残るでしょう。

noname#3627
質問者

お礼

すごい・・・非常に分かりやすく、かつ突っ込んだ回答が得られて嬉しいです。ありがとうございます。  よく分かりました、理論の上では(精度の問題がまったくないとすれば)どんなものでもこの接着方でつなぎ合わせることができるんですね。  一般人とありますが、専門家さんではないですか? ありがとうございました!

  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.10

この現象は、全ての金属で起こると思われます。金属の原子は、金属結合によって結び付いています。金属結合は、金属イオンの間を自由電子が行き来しているだけの結合です。同じ元素の金属を完全に密着させれば、金属の元々繋がっていた部分と密着させた部分と間には、何の違いもなくなります。よって、二つの同一元素の金属の塊は、一体化して一つの金属の塊になってしまうのです。この現象は、ガラス対ガラスでも起こります。板ガラスを濡らしてから、その上にガラスコップを滑らせると、板ガラスに引っ掻き傷がつきます。これは、水がガラスの間の汚れを洗い落とし、真にガラス対ガラスの接触になるからです。

noname#3627
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど、金属においては「完全に一体化する」と考えても良さそうですね。 「表面同士」の現象は、思ったよりもはるかに複雑で多様な種類の現象が起こっているんですねえ。 勉強になります。

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.9

「金属」では「自由電子」というのが原子を固める力を持っているので、 密着した金属同士で、電子が自由電子として行き交う状態であれば、「一体化」になります。熱で溶かす、というのとは、ちょっと違います。 「イオン」結晶(食塩など)はもろいですが、金属は「ねばり」があります。ズレを自由電子がまとめている形と考えればイメージしやすいと思います。 「完全に平面」というのは技術的には難しいと思いますが、鉛やアルミニウムみたいな軟らかいものをつかえば、可能かな。 「分子間力」は、やはり「ねばり」が劣ります。金属ならではの現象じゃないでしょうか。

noname#3627
質問者

お礼

ははあ、なるほど! どんな物質にもあるのが「分子間力」で、金属にはそれに加えて「自由電子」もつなぎとめる力に一役かっている、ということですね? ということは、他の物質を使うとくっつくことはくっつくけど金属ほど強くはくっつかない、ということでしょうか。 ありがとうございました。

noname#2748
noname#2748
回答No.8

くっつける物の種類にもよりますが、#4の方が仰るように分子間力でくっついているのでしょう。例えば鉄どうしを極めて平滑に研磨し、互いに押し付けると分子同士の距離が一塊の鉄の状態に極めて近くなります。この状態では分子同士が引き合う力によってあたかもひとつの物であるようにくっ付いてしまいます。 この現象とはちょっと異なりますが、面白い現象をひとつ紹介しておきます。純金と鉛の塊を密着させて置いておくと、その接合面では金と鉛の合金状態になってしまい、これは完全にくっ付いてしまいます。

noname#3627
質問者

お礼

 ありがとうございます。 なるほど、本来、原子同士の距離を縮めてやれば物質は自然とつながる・・・わけですね?  金と鉛のお話は驚きでした。酸化皮膜ができにくい性質だからなのでしょうか・・・

  • morion2
  • ベストアンサー率38% (13/34)
回答No.7

非常にうる覚えなんですが、 ガスこんろの点火装置か安全装置に使われていて、 ノウハウがいっぱいあるためどこかのメーカしか作れないそんな部品に この原理が使われていたような、、、 どなたか分かる方いませんか?

noname#3627
質問者

お礼

?ありがとーございます? 確かに自分も、「この現象を工業的な技術として利用できないのだろうか?」と思っていたので、使われていても不思議ではなく思います。 誰か知ってる方がいるといいんですけどねえ。

回答No.6

 私もかなり以前NHKの深夜番組で見ました。  大学の研究室の話で、金属と宝石のような鉱石の表面を真っ平らにして、真空中でレーザーを当てて表面の汚れと酸化皮膜を完璧に落とします。そしてその二つをくっつけると離れなくなるというものでした。さらにその身近な物で実験できる例としては、釣りに使う比較的大き目(手で持ちやすい程度の)の鉛の重りを二つ、擦り合わせるとそのうち熱くなってきてくっ付いてしまうとも言ってました。これも擦り合わせるうちに金属表面の酸化皮膜の内側の金属(鉛)そのものが直接触れ合うことでくっ付いてしまうんだとか。 ついでに宇宙空間で使われる工具類にはこういった理由からくっついてしまわないようにコーティングしてあるんだとか。  この番組の中でもうひとつ面白い物があり、陶磁器の割れ方をセンサーを使ってコンピューターに取り込み、破壊されるときの特徴を調べその特徴をもたない陶磁器を造ったというものです。 その陶磁器(皿)は、一般的に出回っている木ネジ(鉄板ビス)を立てても割れず、ネジが貫通してました。  うろ覚えなんで正確でないかもしれませんがお役に立てれば。

noname#3627
質問者

お礼

お役に立ちました、ありがとうございます!  確かに番組中でも研磨した後、何かの薬品に漬け込んで酸化皮膜ってやつを落としてました、今思い出しました!  陶磁器の方の記述は、スイマセン、読んでもちょっとよく分からないです。

  • pen2san
  • ベストアンサー率37% (260/696)
回答No.5

既に何名からか回答されておられます様に二つの物体の電子結合による力で接合されます。 この現象は真空中で顕著で、地上では問題なく動いていた(滑っていた)アームや開閉装置が宇宙空間で融着して開閉しなくなる等トラブルの原因にもなります。 分子構造上は2つのブロックが一つになった様な振舞いをします。

noname#3627
質問者

お礼

へーえ、そうだったんですか! 上のほうの回答者の方も「表面の酸化の膜」がなければもっと起こりやすい、みたいなことを言われてますが、真空中ではよく見られる現象らしいですね。でもそれが宇宙探査の障害になるほどだったとは・・・知りませんでした。  ありがとうございました!

  • westpoint
  • ベストアンサー率35% (173/482)
回答No.4

分子間力の問題ですね。 鏡より完全な平面と言うことになれば、分子間力でくっついてしまいます。 もちろん一つに融合したわけではありません。また、どんな物質でも起こる現象です。 分子間力については、「分子間力」「水素結合」「ファンデルワールス力」「クーロン力」などで調べて勉強してみて下さい。

noname#3627
質問者

お礼

 ありがとうございます。  番組中の解説を思い出すに、おっしゃるとおり「分子間力」に間違いないと思います。  やっぱりそのモノの材質に関わらずに起こる現象だったんですね。

  • yomyom2001
  • ベストアンサー率46% (763/1638)
回答No.3

NHKの番組ではありませんが、だいぶ昔に同じようなものを見たことがあります。 大工の棟梁みたいな人が、カンナをかけて表面をつるつるにした木材を2つ、火の用心の拍子木みたいに、パンと打ち合わせたらくっついて離れなくなる、というものです。 これが出来るようになると、カンナかけで一人前と言われるんですよ、みたいなことを言ってました。

noname#3627
質問者

お礼

ふえー、すごい!! 番組では、金属の研磨に機械とか使って、かなり大掛かりな技術っぽく思ったんですけど、まさか人間の手で同じことができるとは・・・  職人さんというのはホントにすごいんですね。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • ゴムの平面研磨方法について

    次のような条件でゴムの平面度を出すための方法(研磨など)についてアドバイスお願いいたします。 ゴム材質:NBR、硬さ:ショアA60、直径:40mm、ゴム厚:1.5mm、のゴムがほぼ同寸法のアルミ材に成形接着された状態で、ゴムの円形平面を平滑にするために研磨加工を考えています。 この部品を使用して気密を保つために必要な平面度は0.02以内、表面粗さはRy3.2μは欲しいところですが何か良い研磨方法や研磨機械はございませんでしょうか。 現状、研磨しない状態では成形時のゴムのヒケなどが原因で平面度が0.06程度までばらつくものがあり、気密が保てず、歩留まりが良くありません。 サンドペーパーや砥石(共に#1000~1500番前後)の手仕上げでトライしてみましたが、なかなか平面度で満足いく結果がでません。 なおこの部品は1000個単位の量産品です。

  • 会社のロゴがぴったりとハマる金属の塊の件

    会社のロゴがぴったりとハマる金属の塊 変な表現ですが、よく工場の技術力をアピールする映像で 金属の塊にロゴなどが飛び出していて、手でゆっくりと押し下げるとピタッ!とハマって完全な平面になり、ロゴも何も見えなくなってしまう。 というのがありますでしょう。 あれって1つの金属塊をレーザーか何かで切り抜いているのか、凹の金属と凸の金属は別々に切削しているのにそれがピタリとはまる、という事なのでしょうか。 目に見えないほど完全に一致しているなら摩擦力がすごいと思うのですが、CRC556は使わないのでしょうか。 どういう理屈なのか気になって眠れません。

  • シュレディンガー方程式について

    シュレディンガー方程式について 普通の物体が中心力を受けて運動する時、ある平面上を運動します。その平面以外ののところにその物体が存在する確立は0です。 また同じように中心力を受けて原子核の周りをまわる電子は球状に存在確率があります。 これはミクロな現象とマクロな現象の違いで、マクロな現象は近似でしかないということだと思うのですが、どう近似したらそうなるのかがわかりません。 マクロな物体でもシュレディンガー方程式は満たすはずです。そうなればマクロな物体も必ずしも同一平面上にいないくてよいのではないですか?なぜこういう矛盾が出るのですか? 物質を構成する個々の原子を考え、それぞれの存在の可能性の範囲を考えるときは、一個だけで運動する電子とは違って、他の原子からの力があるから球面的には広がらなさそうですが、では物体を一つのものとして、シュレディンガー方程式を解いてはいけないんですか?極座標表示のシュレディンガー方程式の角度成分(Θ、φ)には質量の変数は含まないですよね。だからシュレディンガー方程式をといても、電子と普通の物質両方とも同じ結果になるのではないですか?そうだとしたら、そっからどう近似したら現実の結果とあうのですか?

  • メッキが乗らない現象

    過去 寸法 40*70*4.0 材量 SKD11 HRC57-59(高温もどし) 平面研磨やW/Cカット等の 加工後に無電解ニッケルメッキをしていた。(外注さん) メッキの密着が悪く剝がれる現象が起きていた。 原因が酸化膜が残っているから(外注さん談)と言う事で 現在 SKD11 HRC60(低温戻し)←焼き入れ時に酸化膜が発生しない為 に変更したのですが まだメッキが密着しない現象が起こります。 上記の現象が起こったらメッキを剥がし ショットブラストを当てて 再メッキを行います。 そうすればメッキは密着します。 何か酸化膜の他に原因が有るのでしょうか?

  • ガラスの透過性と鏡の反射性について

    ガラスは光の殆どを透過し、一部を反射します。金属固体は光の多くを反射し、一部は吸収され熱エネルギーに変わります。鏡は光の殆どを反射します。 これらは物質のどのような事が原因で性質に違いが起きるのでしょうか?それぞれ構成元素が違い、それぞれそういう特徴を持っているからと言われればそれまでですが、それらの物質の具体的な性質について知っている方がいれば教えてもらえないでしょうか。特に鏡(鏡に限らず水面なども含めて)は単に反射するだけでなく、物体をそこに映し出すというのは鏡の表面がどうなっていて、鏡の材質がどういった性質を持っているから実現したのですか?また鏡に反射させても、ある程度は光が減衰していきますか?

  • フッ化カルシウムの封着

    フッ化カルシウム製の光学ウインドウを金属材料(今はアルミ合金製です)に封着する、という技術的な課題を与えられました。 今はエポキシ接着剤で接着していますが、水分やガスの出入りが疑われる現象が起きています。 調べてみると、酸化物ガラスと金属の封着にはいろいろと手法があるようなのですが、フッ化カルシウムという(広い意味ではガラスかもしれませんが)材料に対して良い方法はあるでしょうか。 金属のほうも、黄銅など線膨張の近いものに変えるべきかと考えています。

  • 固形のサビ落とし、ご存じですか?

    手元に、入手先がよくわからない固形の錆び落としがあります。 非常に効果的で、店で購入したいのですが、商品名や販売店などがわからずに困っています。 材質は硬くて軽く、一見すると炭のような数センチ立方の物体で、一般の研磨剤のような手触りです。聞いた話によると、固形のゴムにアルミの粉末が混ぜられており、表面に傷をつけずに錆だけを削ぎ落とすといったものらしいです。 で、金属表面をこすると、面白いように錆びが落ちていきます。 DIYな店を回ったのですが、それらしきモノは見当たりませんでした。 どなたか心当たり、ありませんか?(ノД`)

  • 放射、熱伝導、アルミの毛布、

    防災用品にあるアルミブランケット。暖かい? アルミって熱伝導率が高いはず。(だから金属類は触るとひんやりするわけで。)この疑問に検索してみたら 輻射、放射、放射冷却、 これで説明されている。放射冷却は分かる。「冬の良く晴れた日は寒く、曇りの日は割と暖かい」という現象。雲のような遮るものがなかったら熱は宇宙へひたすら逃げていく。 あちこちの説明によると・・・。 熱を持った物体は赤外線を出す。物体は赤外線を出すと冷めてしまう。 この赤外線を反射するのがアルミの役割。 アルミの「高い熱伝導率」ゆえに熱が逃げていくという損失は避けられないけど、「熱を持つ物体」から発せられる赤外線をアルミは反射させることができる。 ここまで理解できたように思った。本当に理解できたか?読んでいて、できたイメージは以下の通り。 「熱を持った物体」から放射された赤外線をアルミは反射する。熱はとどまり暖かい 「熱を持った物体」を直接アルミでくるんだら熱伝導率が高いゆえに熱が逃げてしまう。熱は失われる。冷える。 「熱を持った物体」を布団等でくるみ、その上からアルミでくるむと、布団中を伝わった赤外線はアルミに反射される。熱はとどまり暖かい。 それにどうやら 「熱≠赤外線」なのらしい。 以上のことについて修正および補足等お願いします。・・・(1) 次は文章を読んでつまずいたことについて。 アルミのシートについては赤外線を反射させるといったし、納得した。 が、以下の文が理解できない。 「雨の日に気温が下がりづらくなるのは、地表から出る赤外線を雲が吸収し放射冷却が遮られるから」 アルミシートの時は「反射」といったが、雲の時は「吸収」だという。真逆ではないか。文章ミスか?宇宙に熱が逃げていかないだけましということか?、熱を吸収した雲が覆うことで、地球はまだそれなりに暖かいんだということか?・・・(2) (1)(2)についてよろしくお願いします。

  • アルミホイールの白濁について

     先般、燃費の悪化についてご質問しましたところ、とても役に立つご回答を頂戴しましたので、これは素人にとって有難いことと、また別の質問をさせて頂きます。  クルマは5ナンバーカムリの最終モデルで、純正のアルミホイールを履いておりますが、最近、スポーク部分やリムの周囲など切削研磨仕上げした面(鏡面ではない)に雨や水がかかったままにしていると、その部分が白っぽく変色します。乾けばまったく元のアルミ色に戻りますが、このような現象が起きるのは、ホイールの金属組織に水がしみ込んでいるのではないか、そのために強度や耐食性が弱まりはしないかと心配しております。また、よろしくお願いいたします。  

  • トムソン効果とトムソン係数

    トムソン効果とトムソン係数 温度勾配のある物体(金属)に電流を流すと吸熱または発熱が起こるというトムソン効果について、教えてください。 (1) 実際の発熱量を計算したいのですが、比例係数(トムソン係数)の値が載っている文献などがみつかりません。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。ちなみに知りたいのは、ニッケル、金、銅、アルミについての値です。 (2) トムソン効果の逆で、温度勾配のある金属に電流を流すと、(抵抗による電圧降下以外の)電位差が生じるという現象はありますか? 以上、よろしくお願いいたします。