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癌細胞のエネルギー合成

癌細胞のエネルギー合成は解糖経路のみを使っていると聞いたことがあります。本当に解糖経路だけであれだけの増殖ができるほどのエネルギーが得られるのでしょうか?また解糖経路だけでエネルギーを作るのであればミトコンドリアの電子伝達系はどうなっているのでしょうか?止まっているのですか?さらに癌細胞から分離した培養細胞もやはり同じようにエネルギーを合成しているのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

みんなの回答

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.1

何方もお答えにならないので素人ですが… ご質問の件は,ドイツのオットー・ワールブルグ博士(ノーベル賞を受賞)の「ガンは酸素不足でミトコンドリアが機能しなくなるとガン化する」という説と思います。その後ご質問にありますように,ガン細胞を培養したりしますとミトコンドリアは正常に機能することが解りました。ですから休んだ状態といえるのではないでしょうか。コウボも酸素がなければ解糖系で発酵しアルコールを造りますが,酸素があればミトコンドリアで酸素呼吸をします。 その後この説は,ミトコンドリアの異常が癌を生み出すという「癌ミトコンドリア原因説」に引き継がれていきました。しかし,この説もミトコンドリアの高名な研究者であります林純一博士等は明解に否定しております。 話はさらにややこしくなりますが,近年の研究では活性酸素が細胞に重大な損傷を与え細胞死を引き起こすことが解ってきました。ミトコンドリアが働かないガン細胞は,活性酸素の影響を受けにくく,ガン細胞の特徴の1つの細胞死(アポトーシス)を起こしにくくなるようです。また,ハ虫類型ミトコンドリアも活性酸素の影響が少なく,これがハ虫類や鳥類の寿命を長くしている原因の一つのようです。 「ミトコンドリアミステリー」林純一 をお読みください。「癌ミトコンドリア原因説」に反対の立場の方ですが…

skmt_vet
質問者

お礼

面白い話題ありがとうございました。「ミトコンドリアミステリー」あたりから勉強しなおします。ありがとうございました。

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