• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:弁護士の使命と正義について)

弁護士の使命と正義について

このQ&Aのポイント
  • 弁護士の使命とは、被疑者の無罪を立証することですか?
  • 弁護士の内心と使命の関係はどうなっているのでしょうか?
  • 弁護士の使命とは、正義を追求することなのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#39364
noname#39364
回答No.2

ご返答ありがとうございます。 あなたの考え方を否定するつもりは毛頭ありませんが、参考までに私個人の意見を述べさせてください。 まず、あくまでも積極的真実発見義務が無いだけで、嘘を言ったりすることは許されないという消極的真実義務は弁護人にはあります。ですので、嘘を述べるわけでなく、証拠不十分として公判において主張するのみです。 ですので、反倫理的という表現はあまりそぐわないと思います。 弁護士職務基本規定が制定される前までは、弁護士倫理なる規定が存在していました。その9条において「弁護士は、被疑者及び被告人の正当な利益と権利を擁護するため、常に最善の弁護活動に努める」と規定されていました。しかし、そのように言うと、弁護人は、被告人の依頼が「正当・不当」を判断しなければならないかのような誤解を生じかねないとして、弁護士職務基本規定46条において、「弁護士は、被疑者及び被告人の防御権が保障されていることにかんがみ、その権利及び利益を擁護するため、最善の弁護活動に努める」として、「正当」な利益という表現を改めています。 何が正当か不当かというのは、裁判所の判断することであって、このことから、「正当」という言葉が削除されたものと思われます。 その意味で、弁護士は被疑者及び被告人の利益のためにのみ活動すると思います。 社会的正義の実現が要請されているのはあなたの仰るとおり、検察官です。 なぜ積極的真実発見義務が弁護人には要請されないのか、それは被告人に黙秘権(憲法38条1項、刑事訴訟法311条1項)が保障して、真実義務を否定し、かつ、弁護人依頼権を保障した当事者主義(刑事訴訟法256条6項、同298条1項、同312条1項等、訴訟追行の主導権を当事者に委ねるという建前のこと)の下では、弁護人に積極的真実発見義務を負わせれば、弁護人が付いた被告人が弁護人がいないときよりも不利になり、背理ですので、弁護人に積極的真実発見義務はないとされています。 少し砕けた表現をすれば、当事者主義が原則である刑事訴訟においては、被告人は圧倒的に不利であり、そのため弁護人がいるのですから、検察官と一緒に被告人を糾問するような裁判をすればかえって、弁護人がいないほうが良かったなどのことがありえるからです。 弁護士の任務として弁護人の司法に対する協力義務が説かれることがあります。しかし、弁護人が被告人に対する任務を全うすることが、結果的に刑事裁判の目的に適い、公的意義を有するのであって、被告人に対する任務を離れて弁護人の公的義務がある訳ではありません。 弁護人は誰からも見捨てられた(見捨てられてきた)被告人を、たとえ世界中の人々から「悪魔の代理人」と非難されようとも、断固として護る者、それが弁護人だと思います。 ご参考までに。

rokujuuban
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。よく分かりました。 弁護士という職業はそれ自体で自己完結しているものではなく、司法のシステム全体の中の役割として理解しないといけないということですね。 弁護士の方に失礼な表現をしてしまったことを反省しています。 それでもmikichi07さんの識見に甘えて、感想を書かせて下さい。 弁護士には積極的真実発見義務がないということですが、実際は裁判の調査を通じて、事件について詳細な情報を得る訳で、場合によっては被疑者から本人しか知らない告白を受けることもあるわけですよね。 また、情緒的な書き方をすれば、悲しみに暮れ、不幸に貶められていく被害者や遺族の実態も目の当たりにしなければならないですよね。 勿論、だからといって被疑者を糾弾するのが弁護士として正しい姿勢でないことはご回答でよく理解できました。 でも弁護士の方には、せめて裁判所の外では、被疑者に対して罪を認めることを説得する立場であってもらいたいと思います。 弁護士は高度な法律的知識や論証技術を持っているのは間違いないでしょうが、それを必ずしも自分の信念や、信じるもののために行使できるとは限らないところに、職業的な悲しさがあるように思いました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

noname#39364
noname#39364
回答No.1

弁護人(士)の任務は、被告人の自己弁護権(防御権)を実効的なものにすること、被告人の利益を擁護することであり、それに尽きます。 あなたがおそらく言いたいのは、裁判所や検察官の真実発見に協力する義務という、「積極的真実義務」があるかどうかについて聞いているのであると推察いたします。 このことを前提にすれば、回答は「いいえ」です。 なぜなら、弁護人に積極的真実を負わせれば、弁護人がついた被告人が弁護人がいないときよりも不利になり、背理だからです。 又、日本弁護士協会の弁護士職務基本規定82条において、「5条(真実尊重義務)の解釈適用に当たって、刑事弁護においては、被疑者及び被告人の防御並びに弁護人の弁護権を侵害することのないように留意しなければならない」と規定し、弁護人に積極的真実義務がないことが明文化されています。 例を挙げると、被告人が弁護人に犯行を告白し、弁護人も被告人が犯人であると確信している場合、被告人が無罪となるような弁護活動の可否が問題となりますが、争いあるも(色々な説がありますが)、学者の多数説は、弁護人も被告人が犯人であると確信する場合であっても、刑事訴訟においては法定の手続において証拠能力ある証拠(刑事訴訟法317条、333条1項)により、合理的な疑いを超える程度に被告人の罪が証明されて初めて有罪とされるのだから、そのような証拠が公判廷に提出されていない場合、証拠不十分による無罪を主張することは、なお正当な弁護権の範囲に属するとして、無罪主張肯定説が主流です。 私も概ねこの考えが正しいと思います。 過去、弁護人を降りたことについては、良くわかりませんのでご勘弁ください。 参考になればと思い書かせていただきました。

参考URL:
http://www.nichibenren.or.jp/ja/autonomy/rinri.html
rokujuuban
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 参考になりました。 添付頂いた弁護士職務基本規定のなかで、「弁護士は基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする」とありますが、挙げて頂いた例の場合ですと、被告人の人権が社会正義より優先することが主流の考えということでしょうか? そうであれば、弁護士という仕事は構造的に反倫理的な側面を持っているように思えます。 場合によっては殺人者を庇って無罪にすることを使命として求められ、またそれが手柄や報酬につながるということですよね。それでは、強い正義感を持った人にはかえって不向きな職業のように思えます。むしろ能動的に公訴を行う検察官の方が社会正義を実践しうる立場に思えます。 立場変われば言う事も変わるのは、サラリーマンの世界も同じですし、だからどうということでもないのですが、弁護士という職業が高い社会的尊敬を受けていることには違和感を感じます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 弁護士はどこまで深入りできるか?

    ひとつ前の質問者さまと似た内容ですが、次の1-3までのレベルで弁護士が法律に触れるのはどの段階ですか?あるいは、レベル3でも法律には触れないのでしょうか。弁護士の倫理観とか道徳観は別にして、あくまでも法律上の観点で教えてください。 (1)被疑者の話を聞いているうちに「有罪らしい」という感触を得たが、被疑者は「自分は無罪」と言う。そこで被疑者にとって不利にならないように弁護方針を組み立て無罪として弁護した。 (2)被疑者は弁護士だけには「私は有罪」と打ち明けたが、無罪として弁護してほしいと言う。そこで被疑者にとって被疑者にとって不利にならないように弁護方針を組み立て無罪として弁護した。 (3)被疑者は弁護士に「私は有罪」と打ち明け、さらに裁判でも有罪を認めたいという。しかし弁護士は無罪にできる自身があったので、被疑者に無罪を主張せよと言い含め、巧妙な弁護方針を組み立て無罪として弁護した。 以上において、もちろん証拠やアリバイの捏造はしません。また、裁判では無罪になったとします。

  • アメリカの陪審制では・・・?

    アメリカの陪審制では、殺人犯でも無罪の評決が下されたら、たとえ有罪の証拠があっても、無罪になるのでしょうか? 被害者が凶悪犯だった場合、陪審員たちも犯人を「賞賛する理由はあっても、問責する理由は無い」という流れになって、感情的に無罪の評決をが下されたら、たとえ検察側が有罪を立証できても、その犯人は無罪になるのでしょうか?

  • 弁護士の仕事について

    いつの時代から、被告に無罪を勝ち取ることが「良い弁護士」と言われるようになったのですか? 事件の捜査などが出来ない僕たちは有罪無罪の判断は出来ませんが、有罪か無罪かを被告の傍で見ている弁護士の方が知らないはずが無いと思うのです。 現在の弁護士の方を見ていると、何が何でも無罪を勝ち取ることに必死になっているように思えます。 明らかに有罪の被告を無罪にすることが、弁護士の仕事なのですか?違法な捜査が行われていないか、証拠品は違法なものではないのかを見極めるのが弁護士の仕事ではないのですか? 弁護士の方の目の前で起こった殺人でさえも、被告に弁護を依頼されれば無罪を主張するのですか? この場合の事例は、現行犯逮捕での事件の弁護の事としてください。

  • 弁護士は正義か否か?

    沖縄の殺人事件で弁護士が被疑者の男性に黙秘権を行使するように指示し、完全黙秘の状態に入ったとのニュースが流れてきました。 本人も当然、刑務所に行くのは嫌だから弁護士の口車に乗ったのだろうし、これで全く反省もしていないのが分かりました。(大統領は苦虫顔でしょう) 黙秘により、捜査は難航し、裁判は長引くだろうと新聞に書いてありました。 弁護士は「悪の味方」と言われて久しいですが、(弁護士は被害者のことは考える必要は無い、捜査にいちゃもんつけて、依頼者の無罪を勝ち取るのが仕事だ・・・)彼が犯人なのに今更、黙秘より、ベラベラしゃべった方が彼のためになると思いますが。。。 聞くところによると、弁護士会は全ての事件で、被疑者に黙秘するように指導しているとの噂を聞きました。 これが本当なら、国民の怒りは増すものと思います。 いつもの「冤罪を防ぐためですよ、警察、検察の暴走を止めるため」は聞き飽きました。 白黒はっきりした事件までもみくちゃにする理由は何なのでしょうか?(99.9%なのに) 決して弁護士の方を非難するわけではないのですが、自分たちの首を絞めてるような気がします。 自分たちが被害者の立場になっても、我慢するのでしょうか?意味が分かりません・・・

  • 弁護士は 有罪だと思っていても 無罪を主張するのですか

    弁護士は 有罪だと思っていても 無罪を主張するのですか 弁護士は、刑事裁判や民事裁判において 依頼人が嘘をついているとわかっている 刑事事件ならば99.99%有罪だと思っているのに 民事においては証拠から99.99%負けると分かっているのに それでも依頼人の主張を無条件に信じて(自分の意見を言うことなく)、弁護をするのでしょうか。(執行猶予を付けてもらう場合を除く) やはり 正義の実現という立場ではなく 報酬を貰う立場を最優先するのでしょうか。そして、それで心痛まないのでしょうか。多額の金を積まれれば どんな依頼でも断らないのでしょうか。

  • 公判中の被告が実は真犯人だと分かった時、弁護士は?

    無罪を訴えて審理中の被告が、実は真犯人に違いないとの、他の誰も気付いていない物的証拠を弁護士自身が入手した場合、弁護士として今後どうすべきとなっているのでしょうか? 被告は助かりたい一心で、真実を明らかにしてほしいとの弁護士の依頼を拒否した場合ですが・・・。 法の精神や社会正義なんか関係なく、証拠を握りつぶして、とにかく被告を無罪にすればそれで良し、とするか、または社会正義の確立という理念のもと、法廷に提出してたとえ有罪になろうとも真実を明らかにするか。 ケースバイケースだと思われますが、基本的にどのような対応をするのが原則となっているのでしょうか?

  • 不起訴や無罪になったとき

    被疑者が証拠不十分などで不起訴になったり裁判で無罪になった時 メディアは被害者の家族のインタヴューを流します。 インタヴューではほとんどの被害者の家族が、無念だとか、 有罪にすべきだとか、何故罰しないのかといった反応をします。 しかし考えてみれば不起訴になったり無罪になったりするというのは その被疑者が犯人ではない可能性が高いということでしょう。 ところが被害者の家族の反応は被疑者が犯人だと 決めつけているような反応が非常に多い。 被害者の家族にそこまで思い込ませるのは警察の説明でしょうか? あるいは検察の態度でしょうか? それともメディアがそういう反応を誘導しているのでしょうか? 裁判で被疑者を有罪にし、より厳しい判決を得るために 被害者の家族の強い怒りを裁判所に訴える作戦もあるのでしょうか? 本来なら真犯人を逮捕できなかった、あるいは有罪にできる証拠を 押えられなかった警察検察への批判が 被害者の家族から噴出してもおかしくないような気がします。

  • 弁護士って何でも弁護するのですか?

    弁護士って容疑者が殺人犯であろうと強盗であろうと 弁護するのですか? 犯人が分かってても、弁護士は無罪を目指すのですか? そんなの弁護したら国民から嫌な目で見られたりしないのですか? もちろん犯人の罪を軽くできたら、報酬も多いのですよね? なんか、悪者の面もあるみたいですね。

  • 裁判で勝つのは正義ではなく弁護士の腕(能力)による!?

    職場の上司(女性)なんですが、日頃から幼児虐待を匂 わす言動があり、恐い人だな~っと感じていたんですが とうとう警察沙汰になり、裁判にまでなりました。 (病院からの通報らしいです) ※ちなみにこの子は実子ではなく亡くなった兄弟の  子で、仕方なく引き取ったのこと) 日頃の言動、また社内には子供が同じ学校に通うという ご近所さんもいて、彼らの情報からみても彼女の有罪 は間違いないと誰もが信じていました。 ところが判決は無罪! この件に限らず世の中(裁判では)正義うんぬん は通用(認めてもらえない)しないなと感じずには いられない事件や事故が多いですよね。 運命を決めるのは”弁護士さんの腕(能力)だな~と いうことをつくづく感じさせられます。 ぶっちゃけた話し、弁護士さんの意識の中でも 『勝てば官軍! 僕の腕が正義をつくるのさ!』 ・・・そんな感じなんでしょうか? ちなみに私はそういう考えを否定しているのではなく 賢い消費者になる為の参考として聞いています。 できれば現役の弁護士さんの御意見が聞きたいです。 よろしくお願いします。

  • 容疑者につく弁護士について

    新聞などで事件の裁判について見ていると、容疑者に付いている弁護士の発言には耳を疑うものがあり、怒りを覚えます。以下の疑問点について教えてください。現役の弁護士さん、検事さんなどからのご意見の場合は、その立場も書いていただけるとより理解できます。 (記した事件はあくまで例です、全般的なご意見でもかまいません。) 1. 光市母子殺人事件の弁護では、『母への甘えの気持ちで抱きついた、性的ではない、強姦目的ではない』などとこじ付けを、弁護士ともあろう社会的に高位置にある者が公に述べています。 最近の木嶋被告の練炭殺人事件では、三人もの不審死が容疑者に深く関連しているのに、状況証拠を覆すために、『練炭などは料理の為に使った、睡眠薬は自分の不眠症の為に処方してもらった』など述べています。 単純な質問で恐縮ですが、これらの弁護士は100%嘘であると承知で述べていると考えて良いのでしょうか? 容疑者との接見ではどのようなやり取りがあったと考えられるでしょうか? 接見=裁判の打合せと考えた場合、すぐ横には拘置所の監視者が1人いると思いますが悪い打合せも当然記録されていると思いますが。 良く考えれば、たとえ被告が「黒」である弁護士がわかっていたとしても、検察側からの一方的な攻撃に一市民でもあり、法律の素人である被告が不当なやりすぎた刑罰を与えられないように、逆に壁を築き、それを検察に向かって『この壁を取り壊してみよ、この争点を証明できたら有罪もうけいれます』という役割を演じて、裁判を成り立たせている立場なのでしょうか? 2. 上記の2つの裁判の場合、弁護士の費用は誰が払うのでしょうか? 弁護士1人ではなく、複数で弁護団を作った場合など普通では払えない高額になると思います。 3. (上記の事件とは違い、) 1、2年前に再審により死刑囚から無罪になった幼女殺人事件の場合は支援者もいて、弁護士も正義感のある方だと思いますが、この場合の多額の弁護士費用はどのように調達できたのでしょうか? 正義と真実を追及する弁護士の持ち出し(無報酬)の部分もあったのでしょうか? 4. 上記の光市母子殺人、練炭殺人事件の弁護士はどのように選定されたのでしょうか? こういう人はこのような弁護を専門にやっているのでしょうか? 正義感のある弁護士なら、だれもやりたがらないと思います。 4. たとえば上記の光市母子殺人、練炭殺人の実際の弁護士とは、業界内ではどういう存在でしょうか? 腕が悪く、他の案件ではうまくいかないので、恥も捨てて、誰もやりたがらない事件の弁護をして弁護士という高収入にしがみついている、という形なのでしょうか? 

wi-fi中継器のSSID変更について
このQ&Aのポイント
  • wi-fi中継器のSSIDの変更方法について、Gの変更ができない問題が発生しています。どうすれば変更できるのか教えてください。
  • 過日購入したwi-fi中継器のSSID変更について困っています。Aの変更はできたが、Gの変更ができません。対処方法を教えてください。
  • エレコム株式会社のwi-fi中継器WTC-C1167GC-Wについて、SSIDの変更で問題が発生しています。Aの変更はできたが、Gの変更ができない状況です。対処方法を教えてください。
回答を見る