解決済みの質問
炭酸カリウムは,製麺のための「かんすい」の材料として,
広く一般的で,食品添加物なのですが,
炭酸カリウムが例えば空気中二酸化炭素と
反応してできる炭酸水素カリウムは,日本では食品添加物として
使用できないようです。
この理由をご存じの方,いらっしゃらないでしょうか。
実は,水耕栽培の水槽に肥料の一つとして,炭酸水素カリウム他を
入れているのですが,これが安全であることを説明するのに,
食品添加物であるということを書いています。しかし,
炭酸水素カリウムだけが,食品添加物としてNGでした。
http://www.fcg-r.co.jp/daijiten/
海外では,食品添加物として認められているようなのですが,
日本で認められていない,理由をご存じの方,
いらっしゃいましたら是非教えてください。
よろしくお願いいたします。
投稿日時 - 2007-01-10 23:25:11
#1です。農&食関係です。
医薬品として登録されていても食品添加物になるのは可能です。
特に炭酸水素カリウムの場合、欧米で食品に使われていますので
認可はされやすいはずです。
しかしながら、(2)(3)の理由によりメリットが少ない。
ラボ内で8.4gと10.0gならたいして違わないでしょうが、
産業として大規模に利用するとなると30kg入り袋が84袋と100袋
トラック8台と10台とやはり「ナト」に軍配が上がります。
食品分野を含む多くの業界の方は申請しないはずです。意味がないから。
若干「カリ」が有利なところとしては、あなたがやられているような
農薬あるいは農業資材としての利用時が考えられます。
「ナト」だと塩害があり不都合だからです。
その場合でも「農業に使うときに安全性をうたいたいので
食品添加物として認めて下さい」という申請はとてもできないでしょう。
そんな感じの事情があるのではないかと推察されます。
投稿日時 - 2007-01-12 14:44:03
補足
tomoyaok様
明快かつとてもわかりやすい説明,大感謝です。
確かに,重さは経済的には大切な事項ですね。
トラックに例えていただいて,とてもわかりやすかったです。
ナトリウムだと塩害・・・錆びさせてしまう・・・こんな
単純なことでも,専門家でないと気がつかないです。
実は,水耕栽培と書きましたが,アクアポニックスの研究を
始めたところです。(水耕栽培+水産養殖)
この1年半ほど,観賞魚の飼育でどのように水質が変化していくか
をずっと調べていました。イオンメータで当初調べて,今はイオン
クロマトの準備ができて詳細な把握ができるようになりました。
硝酸イオンは水耕栽培に必要な濃度は確保できることがわかりました
が,どうしてもリンとカリウムが足らず,食品添加物で適当なもの
を物色していました。
投稿日時 - 2007-01-12 15:51:03
お礼
大変,わかりやすい説明,ありがとうございました。
紀要にもわかりやすく書けそうです。
投稿日時 - 2007-01-12 16:22:54
2人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています
ベストアンサー以外の回答(5件中 1~5件目)
うーん、これ以上は私の力では無理です。
投稿日時 - 2007-01-19 11:14:35
補足
tomoyaok様
たくさんのアドバイス,本当にありがとうございます。
植物を燃やすと,草木灰=炭酸二カリウム(一般に炭酸カリウム)
となり,炭酸カリウムが空気中の二酸化炭素と反応すると,
炭酸水素カリウムになるようです。(ネット上の知識)
とりあえず,このあたりを第1候補として,考えてみます。
私のHPです。(写真は相当古いですが・・・。)
http://xythos.tokyo-ct.ac.jp/usr/matsu/hp/
今後も,アドバイスいただければ幸いです。
tomoyaokに,goo.ne.jpをつけてメール差し上げました。
よろしければ,お返事下さい。
(HPにも私のメアドがあります。)
投稿日時 - 2007-01-19 15:57:38
お礼
沢山のアドバイス,親切にいろいろなことを教えていただき,ありがとうございました。
投稿日時 - 2007-01-22 00:15:03
塩素に対して誤解があるようですので、まず説明します。
Cl-:正しくは塩化物イオン。塩素イオンとか塩素とかは誤用ですが、
極狭い範囲(ラボ内等)では使用する場合もあるかもしれません。
また、そのものを通常単体で取り出すことができないので「概念」として
考えてもらってもいいかもしれません。
Cl2:塩素。少し色の付いたガスです。猛毒です。水にもよく溶けます。
水道水の殺菌にはこれを使います。「物質」として考えるといいでしょう。
ですので、水道水には塩素が「溶けて」いますが、
塩化カリウム溶液には塩化物イオンが「存在して」いる。
ですから、それについての心配は全くしなくて結構です。
次にCl-(塩化物イオン)の影響ですが、
魚についてはよく知りません。ただ、海の魚には影響はありません。
海水にはCl-がそれこそいっぱいあるからです。そして川と海の違いは
単に浸透圧の問題だけと思いますので、「多分」大丈夫です。
植物については肥料として塩化カリウムが用いられることもありますので
悪影響はないでしょう。ただし、さつまいもに塩化カリウムを与えると
筋っぽくなるので、それ以外のカリウム肥料を使うと聞いたことがあります。
作用機序は知りませんが、塩化物イオンが悪さをするようです。
投稿日時 - 2007-01-17 15:16:19
補足
tomoyaok様
(見やすさのためClはCLと表記しています。)
CL2, CL-について教えていただいて,ありがとうございます。
酸素が水の中に解けている溶存酸素と同じ状況ですね。
「塩化カリウム,肥料」で検索すると確かにたくさん出てきます。
それで,水耕栽培でKCLを使うと,植物はカリウムイオンを吸収し
たら,水の中にはどんどんCL-イオンが増えてきそうな気がします。
植物がカリウムと同量吸収するようだとうれしいのですが・・・。
それで,炭酸2カリウムや炭酸水素カリウムはどうでしょうか。
カリウムイオンが植物に吸収された後は,炭酸ガスや水に
なりそうだという思惑があります。KCLですと,確かに
肥料なので問題なさそう・・・ですが・・・,植物の
成長に必要な三大要素にCLが含まれてないので気になっています。
tomoyaok様のご意見は,いかがでしょうか。
投稿日時 - 2007-01-17 18:36:36
@goo.ne.jpの件は詳しくないのでよくわかりません。
読むことができましたら、それに対してお返事いたします。
さて、カリウムということでしたので
塩化カリウムがいいのではないでしょうか。
食品添加物&医薬品です。
投稿日時 - 2007-01-17 11:20:24
補足
いつも有用なアドバイス,ありがとうございます。
(お礼状を添えて感謝の気持ちをお送りしたいくらいです。)
@goio.ne.jpの件は,ブラウザのウィンドゥ内の右上に,
「関連: ブログ メール ニュース 」という文字列が
ありますので,メールをクリックすると見ることができると思います。
塩化カリウムですが,濃度にもよると思うのですが,
CL-が,植物・魚にどのような影響があるのか,気になるのですが,
大丈夫でしょうか? 一般には,ハイポを入れてNaCLとしてしまった
り,1日組み置いて塩素が抜けるのを待つようですが・・・。
リン酸の濃度目標は,0.00126mol/L(120ppm) です。
カリウムの濃度目標は,0.00882mol/L(345ppm) です。
水量は101Lです。
リン酸二水素カリウム:リン酸水素二カリウム
=15.2g : 2.74 g(pH6目標で,7.1:1の質量比)
で,リン酸を目標濃度にします。
同時に増えるカリウムは,0.00142mol/L
足らないのは,0.00740mol/L,101Lをかけて
つまり,0.747molのカリウムが必要です。
KCLは,74.6ですから,55.7gとなります。
水100Lに溶かして,塩素濃度は0.00747mol/Lなので,
CLの原子量35.45をかけて,0.265g/L= 265ppmです。
水道水が,1ppmくらいでしょうか。
かなり不安ですが,tomoyaok様のご意見はどうでしょうか。
投稿日時 - 2007-01-17 12:06:57
PとKならリン酸(水素)カリウムでいいんじゃないですか。
食品添加物です。
塩害は錆びる意味ではなく、植物には高いNa濃度は
よろしくないのでは、と思ったからです。
錆びるのはイオンの問題なのでKでも錆びますよ。
投稿日時 - 2007-01-12 16:46:07
補足
アドバイスありがとうございます。
リン酸二水素カリウム
リン酸水素二カリウム
はメインで使用しますが,カリウムの濃度が足らないもの
ですから・・・。
(失礼とは思いましたが,@goo.ne.jp宛,詳細をメールさせて
いただきました。)
カリウムだけを増やす安全な添加剤を物色しています。
さびの件,アドバイスありがとうございます。
言われてみれば当たり前のことも,専門外だと
本当に気がつかないし,常識はずれのことも考えてしまいます。
投稿日時 - 2007-01-12 18:01:54
想像ですが、
(1)医薬品として先に登録されているので行政の担当部門が手放さない。
(2)炭酸水素カリウムを食品添加物として使いたいと思う業界が少ない。
あるいは業界圧力が弱い。
そのような邪推もしてみましたが、おそらく科学的にも
次が正しいのでは内科と考えます。
(3)
炭酸水素イオンとしての効果を期待する場合、炭酸水素カリウムの使用重量は
その分子量を考えると比較的大きくなる。
しかも水への溶解度は両者でさほど変わらない。
よって、炭酸水素カリウム使用の利点がない。
(炭酸カリウムの場合は水への溶解度が大きいのが利点です)
投稿日時 - 2007-01-12 10:21:19
補足
tomoyaok様
(変換ミスから,医療関係の方でしょうか?)
大変勉強になる回答,ありがとうございます。
(1)(2)のようなこともあり得るのですね。
炭酸水素ナトリウムが広く一般的なので,(2)なのですね。きっと。
(1)ですが,医薬品は食品添加物にはできないのでしょうか?
(3)ですが,ナトリウムとカリウムが,原子量で23と39で,
16の差。分子量は,NaHCO3が84,KHCO3が100。前者の方が後者の
16%経済的という事になりますでしょうか?
(当方,機械工学出身の情報工学の教員で水耕栽培の研究を
始めたという変わり者です。言葉の使い方が間違っているかも
しれません。ご容赦下さい。)
投稿日時 - 2007-01-12 11:25:13