フライパンを熱してから油をひく原理(4/3)

解決済みの質問

フライパンを熱してから油をひく原理

フライパンの使い方の常識として、「熱したフライパンに油」というのがあります。
油を入れてから熱するのと、原理としてどうちがいがあるのでしょうか。

投稿日時 - 2002-04-18 08:19:02

QNo.254866

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

今週は忙しくて料理できなかったのですが、先ほどやっと実験できました。なかなか興味深い結果が得られました。材料は前回と同じ豚バラです。実験で変えた条件は、

1. 鍋の表面の材質(たわしでよくこすったあとか、酸化膜があるか)
2. 油を入れるときの鍋の温度
3. 油の量
4. 材料を入れるときの鍋の温度

の4つです。

さて、前回まで、鍋表面に酸化膜が形成されていて、高温で材料を入れたときは、油を入れるときの鍋の温度に無関係にくっつかないことを報告しました。今回、酸化膜をとるために、研磨剤つきのたわしでゴシゴシこすって、キッチンペーパーで水気をざっとふき取り、そのまま10分程度自然乾燥させた鍋を用意しました。火にかける前に油を投入し、よく鍋を熱してから材料を投入しました。鍋表面は火にかける前にあらかじめ油で覆われているので、酸化膜の形成はある手程度阻害されているはずです。結果は・・・、全くくっつきませんでした。

したがって、私の仮説はウソだということがわかりました。もしかすると、鍋さえ熱ければ油の有無とは関係なく十分な酸化膜が形成されるので、実際上は油を引く前に酸化膜を形成させることに神経を使う必要はないということかも知れません。

いずれにせよ、この結果は、材料を投入するときの鍋の温度が重要であることを示唆しています。そこで、もっと厳しい条件にするために、鍋を徹底的に洗った上で油を全く敷かずによく熱し、材料を投入しましたが、やはりくっつきませんでした。もっとも、豚バラの場合、自分自身が油を出すので、この結果から油の効果を云々することは出来ませんが、いずれにせよ、油を入れる温度よりも材料を入れる温度の方がずっと重要だということが示唆されます。

そこで、温度の効果を確認するために、鍋を火にかける前に材料を入れてみました。その結果、油の有無、酸化膜の有無にかかわらず、必ずくっつくことが判りました。つまり、鍋に材料をくっつけないようにするためには、上記の4つの条件のうち4、つまり、鍋をよく熱することがもっとも重要な要素であることが明らかになりました。ですから、ご質問の「常識」は(少なくとも物理的プロセスに関しては)「迷信」だということですね。これは私にとっても以外でした。

ではその背景にある科学は?というと実は良くわかりません。豚バラの場合常に油があるので、油と鍋との結合力が高温ほど強くなる、というstarfloraさんのモデルで結果は説明できそうですが、高温になればエントロピー項が効いて自由エネルギーが下がりますので、鍋と油分子との間に化学反応が起こらない限り結合が強くなることはあり得ないように私には思えます。間違っていましたらご指摘ください。私自身はたんぱく質の場合、熱が加わると変性して凝固しますが、その過程が長ければ鍋表面の微妙な凹凸と固着してしまうのではないかと今は想像しています。鍋が熱ければ、肉表面はあっという間に凝固しますからくっつきません。ご飯のようなでんぷん質の場合も、糊化したくっつきやすい状態から、表面が固まる、もしくは油で覆われた状態になりやすいため、鍋が高温の方が良いのだと思います。いずれにせよ、単なる潤滑や吸着の問題ではなく、化学反応も介在しているので事態はちょっと複雑ですね。

ちなみに、くっついたものをあまりきれいに洗わなかった場合、高温にしてから材料を入れても、油をたっぷり入れても、くっつきました。温度以前に鍋を良く洗って綺麗にしておくことは重要です。その点では「鉄鍋を洗剤で洗ってはいけない」というのは迷信だと思います。もっとも洗ったあとの表面は非常にさびやすいので、よく熱して保護膜としての酸化膜をつけ、油を薄く引いておくことは重要です。

投稿日時 - 2002-04-27 18:37:59

お礼

何度も実験していただいて申し訳ありません。
(じつは、No.254298の質問でも実験しなくちゃ、と思いながら、実験装置を作れずにいます。GWの間に何とか・・)

「よく熱したフライパン」というのが、ポイントですね。
瞬間的に、ジューッと水分が沸騰する事で水蒸気の層が出来て、肉と鉄の間に隙間を維持しているうちに焼けてしまうのでくっつかない、ということもあるでしょうか。

豚バラ肉ですが、これ自身、脂(いわゆるラードになりますね)をもていますので、「熱していないフライパンに豚肉」というのは、「油のあとで熱する」状態に近いような気がするのですが、あたたまる前に肉とフライパンが接してはいけないわけだ・・。

 フライパンさえ熱ければ、油は後先かんけいないとすると・・・?

 あと、「油の酸化」説があるのですが、料理人の作業を見ていると(TVなどで)、
 中華鍋を熱してから、お玉で油をすくって入れて、鍋があつくなったら、また油を容器に戻しています。加熱する油の量が、実際に使われる油の何倍かになるわけですが、もどした油は、またあとで使うわけでしょう。(捨てるんなら別の容器に入れるはず)
 すると、加熱で油が酸化することを危惧するにしては、逆の行為をしている事になります。加熱した油をもどすということは、酸化した油を混ぜることになる訳ですから。
 これを考えると、「酸化」もどうかな・・。

投稿日時 - 2002-04-27 22:53:20

ANo.16

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ベストアンサー以外の回答(16件中 16~16件目)

ANo.1

私は油を長時間熱していると酸化が進むので、(加熱している時間を短くするために)熱したフライパンに油をいれた方がよいと理解しています。

天ぷら油などはそう言うわけにも行きませんので、一度使うと酸化が進んで傷みます。オリーブオイルは酸化を抑制する作用があるので、天ぷら油に加えておくと、酸化が進みにくくよいのですが、お値段が、、、、

酸化した油は食べたときに油臭くもたれた感じになります。

と、理解していましたが、自信はないので、他の回答者のご意見も参考にして下さい。

投稿日時 - 2002-04-18 08:30:28

お礼

ありがとうございます。
熱してから油を引かないと焦げ付きやすい、というのがあるのですが、酸化によるのでしょうか。

投稿日時 - 2002-04-18 21:32:56

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