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経済学の骨のある本

noname#5336の回答

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noname#5336
noname#5336
回答No.4

過去にも同じような質問がありましたけど、回答をしなおした方が良いようですね。 経済学、特に主流派の経済学は、「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」に大別されます。ご質問の文面からは、その理論が必要と捉えました。 理論が精緻化されていますので、理論と数学は最低限必要です。 要するに、竹中平蔵や金子勝などの啓蒙書は省いてくれ、ということですよね。 入門書の定番は、 伊藤元重『入門・経済学 第2版』(日本評論社)だと思います。 個人的には初版本のほうが面白いと思ったのですが(ミクロとマクロを分けてしまった2版の構成は、どうも合わない)。 サムエルソンもいいですね。 彼の最大の業績は、「教科書を書いたこと」とも言われるぐらいですから。 サムエルソンは、できれば原著で読むと面白いでしょう。(Samuelson & Nordhaus, Economics, 19th ed., Mcgraw-Hill, 2001) 5300円で手に入ります。 StiglitzやMankiw、Blanchard(ブランシャールともブランチャードとも言う)などの本もありますから、好みの本をお使い下さい。 日本語のミクロの入門書としては、 倉澤資成『入門・価格理論』(日本評論社) 武隈慎一『ミクロ経済学 増補版』(新世社) 西村和雄『ミクロ経済学入門 第2版』(岩波書店) などがあります。 武隈先生の本は数学的にややレベルが高く、西村先生の本は微分が使われていない(しかし、分数がやたらと多い)ので、好みが別れると思います。 西村和雄『ミクロ経済学 第2版』(岩波書店)の巻末にもブックリストがあります。大抵の本の巻末にはブックリストが付いていますので、有効にお使い下さい。 矢野誠『ミクロ経済学の基礎』『ミクロ経済学の応用』(以上岩波書店) もあります。特に後者は「法と経済学」を取り上げており、面白いです。 あと上級編として忘れてはいけないのは、 奥野正寛・鈴村興太郎『ミクロ経済学I・II』(岩波書店) ですね。 マクロだと、次の本かな? と思います。 中谷巌『入門マクロ経済学 第4版』日本評論社 浅子和美・加納悟・倉澤資成『マクロ経済学』新世社 吉川洋『マクロ経済学 第2版』岩波書店 中谷マクロは、大竹文雄『スタディガイド 入門マクロ経済学 第4版』(日本評論社)と併読すると効果があがります。場合によっては、『スタディガイド』だけを読む方が良いこともあります。 応用経済学(財政学・産業組織論など)については割愛しますが、計量経済学は、 蓑谷千凰彦(みのたに・ちおひこ)『計量経済学 第3版』(東洋経済新報社) などが参考になるでしょう。 好みも別れますから、一概にどれとは言えません。 ご自身で大学図書館などを利用して探されるとよろしいと思います。 以上に挙げたのは、私が考える定番本の、ほんの一例です。 実際のところは、「数学的説明がくどい/足りない」という声がそれぞれの教科書について言えますので、数学の補い方は、お考え下さい。 なお、大学院レベルのミクロの定番は、 Mas-colell, et al, Microeconomic Theory, Oxford University Press, 1995 のようです。 マクロは、 Romer, Advanced Macroeconomics, 2nd ed., Mcgraw-Hill, 2001 や、合理的期待形成学派の教科書があります。 参考文献:一橋大学平成12年度講義要項。 一橋の先生の一部は、講義レジュメをホームページで公開していますので、見てみると面白いかもしれません。 個人的な好みが入っていますので、これよりも良い教科書があるかもしれません。 しかし、ここまで教科書が揃った学問は、社会科学では経済学をおいてほかにありません。 機種依存文字は適宜直してあります。また、英語のスペルは自信なし。

doumo
質問者

お礼

>入門書の定番は、 >伊藤元重『入門・経済学 第2版』(日本評論社)だと思います。 >個人的には初版本のほうが面白いと思ったのですが(ミクロとマクロを分けてし>まった2版の構成は、どうも合わない)。 私もこの本は目をつけてました。 この一年間でなんとかマスターしたいです。が、専門の方もあるんでどうなるかわかりませんが、経済学者に騙されないように頑張りたいと思います。

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