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公共図書館のAVサービスの理念について

私はある公共図書館の司書で、AVサービスを担当しています。館長より、AVサービスのコンセプト(サービス理念)を確立しなければいけない、と言われ、私もそのとうりだと考え、参考にするために図書館情報学関係の雑誌や図書を調べています。そこでは、CDやビデオの選定方法、収集方針、装備方法、データなどのことは比較的簡単に見つかります。しかし、これらは理念ではなく、法律で言えば「施行規則」みたいなもの。「理念」とは、「憲法」のようなもので、「施行規則=収集方針その他」はその理念から導き出されるのではないか、と考えていますが、「サービス理念」について書かれた文献にはいまだ出会っておりません。アメリカ図書館協会のHPなども見てみましたがだめでした。 そこでどなたか、「AVサービスの理念」について書かれた文献を御存知の方、あるいは、自分はこう考えるという確固たる信念をお持ちの方、お答えをお待ちしています。

質問者が選んだベストアンサー

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  • buran
  • ベストアンサー率33% (259/782)
回答No.3

私はある地方自治体で、スポーツ大会の準備事務に携わっている事務職員です。 公的なスポーツ大会の理念ともなると、大会の根本原則でありあらゆる場面で発表され、またその理念に則って、大会全てが動いていくことが求められます。 一昨年の段階で、大会理念の試案を作れ、と上司に言われあらゆる大会の理念を調べたことがありますが、スポーツのイメージというのは案外画一的なもので、一言で言うと無難であるか地域色が前面に出ているか、でした。 その際に作った試案は、国際交流、スポーツムーブメントの発展、環境に配慮した都市に融和した大会、みたいな話に落ち着いたと思います。 結局、後に記者発表をしなければならず、もっと上の方の方々が開催理念をつくり、専門委員会を開いて審議いただいて今の理念が決まったわけです。 おっしゃるような「確固たる信念」ではありませんが、公共図書館がAVサービスを実施するための「コンセプト」を決めるための材料をお示しできればと思います。 1.何ゆえにAVサービスを公共図書館が実施するのか 目的論です。本当に必要か?というとお困りになるかもしれませんが、公共図書館がやる意味を挙げておく必要があるでしょう。 2.どうやって市民にAVサービスを提供するのか 方法論です。細かい話はそれこそ「施行規則」ですから、誰に及びどんな形で提供するのか(5W1Hが大まかに入るかもしれません)を方向付けます。 3.これからの方向性について ここは「理念」ではありませんが、コンセプトとしては予算獲得や今後のAVサービスの長期計画立案のうえで重要だと思います。 単純に書きましたが、1.の部分はどこの図書館も抱えている問題ではないでしょうか。 あまり細かいフレーズを書きすぎると、あなたの思考のお邪魔になるといけませんので、簡単にあげると、 また、どちらの市町村かも分かりませんので、的外れもあるかもしれませんが、お許しください。 「市民の生涯学習および研究資料として求められる音声映像資料の収集と提供を行なう。」 「貴重ないしは高価ゆえに一般市民が日常接することのできない価値ある音声映像資料の収集と提供を行なう。」 「郷土資料のうち、音声映像にて記録されたものの収集保存および提供を行なう。」 「音声映像資料に普段接することのできない市民への情報提供として事業を行なう。」 2.については、 「広く市民に音声映像資料に触れる機会を設けるため、本館および分館、自動車文庫の本図書館全施設において、閲覧ないしは貸出もしくは所蔵情報の提供を行なう。」 「なお、本事業の実施にあたっては、図書館法および○○県図書館条例ならびに著作権法等の関係法令に従い、公共サービスの一環として行なう。」(あくまで市民サービスで、レンタルビデオ屋ではないと。) 「資料の収集および提供にあたっては、市民の要望とともに公共図書館としての役割をふまえ行なう。」 3.については、 「今後増加するであろう音声映像資料への市民の要望について、図書資料の所蔵の方向性との整合を図りながら、技術革新にともなう音声映像資料の形態等も鑑みて、市民の要望に応えるべく、提供方針について随時研究検討を行ない、適切なサービスを提供する。」 すみません。雑駁で長くなってしまいました。 こんなところでいかがでしょうか? 参考になれば幸いです。 で、プロの司書の書かれた参考になるようなページのURLを書いておきます。 松本市図書館 http://www.matsumoto.ne.jp/city/city/toshokan/gai/gai8.htm 多摩市立図書館 http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ka2/n23-koba/tamalib/mail/mail1.htm では。

hanamaru010103
質問者

お礼

buranさん、どうもありがとうございました。今までは、霧の中をさまよい歩く、といった感じでしたが、おかげさまで霧が晴れてきたような感じです。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • mi-chan
  • ベストアンサー率18% (41/224)
回答No.2

以前ビデオ&CDレンタルショップにおりました。 専門店を自分の目で確かめるのも、一つの方法だと思います。 流行り物だけでなく、なるべく多くの種類を置かれているお店や、個性的なお店、あと図書館にお勤めなら、ご存知かとは思いますが、毎年出るCDカタログ(すごく分厚い物)に、種別に載っています。 難しい事は、解らないので、あなたの求めている事と違うかもしれませんが。

hanamaru010103
質問者

お礼

「自分の目で確かめる」本当にそうだと思います。時間を作って、レンタル店やCDショップに足を運びたいと思います。アドバイス、ありがとうございました。

  • y-yossy
  • ベストアンサー率26% (4/15)
回答No.1

あまり堅苦しく考えないようが良いと思います。 これまでの書籍が単に「視聴覚モノ」に代わっただけのことですから、従来の「図書館」あるいは「図書」の概念・理念をそのまま応用すれば良いのではないでしょうか? 文献をあさるよりまず、担当であるあなたご自身が、図書館のAVサービスを通して、利用者にどのように喜んでもらいたいか。どのような人にAVサービスを利用してほしいか。あなたご自身のお考えを、そのまま理念として館長さんに認めてもらえるのがベストだと思います。 私は、利用者としてよく、いくつかの公共図書館を利用します。書店と同じように、スタッフの方の思いや構えが、本のならびに、あるいはサービス内容に現れている図書館は良い図書館だと思います。これからも市民の方に喜ばれる良い図書館づくりを目指して頑張ってください。

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