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化合物、混合物の違いと第一イオン化エネルギーと電気親和力

rei00の回答

  • rei00
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回答No.8

随分遅くなりましたが,私にも回答させて下さい。  さて,「化学」ですので,反応式とエネルギーがどうなっているかを考えてみましょう。「第一イオン化エネルギー」及び「電子親和力」の定義は Zincer さんが #3 で回答されているものを使います。  まづ,「第一イオン化エネルギー」についてです。反応は, 原子 → 1価陽イオン + 電子(e-) ですね。ここで,電子(e-)が単独で存在する状態は非常に不安定ですので,左辺に比べて右辺の方が高エネルギー状態になります。つまり,エネルギーを与えないとこの反応は起こりません。エネルギー状態を示すと下のようになります(比較のため原子1,2のエネルギーを揃えてあります。等幅フォントで横に広げてご覧下さい)。ここで,原子1に比べて原子2の方が,イオン状態のエネルギーが低いですので安定で,反応は進みやすいです。第一イオン化エネルギーで見ると,原子2の方が少なくて済みます。つまり,原子2の方が「1価陽イオンが相対的に安定⇒1価陽イオンになりやすい=陽性が強い⇒第一イオン化エネルギーが小さい」という事になります。          _(1価陽イオン1 + e-)         /↑               _(1価陽イオン2 + e-)        / |= 第一イオン化エネルギー /↑ (原子1)_/  |       (原子2)_/ |= 第一イオン化エネルギー  次に,「電子親和力」についても同じ様に考えます。反応は, 原子 + 電子(e-)→ 1価陰イオン ですね。ここで,電子(e-)が単独で存在する状態は左辺にありますから,左辺の方が右辺に比べて高エネルギー状態です。つまり,この反応が進むと余ったエネルギーが放出されてきます。エネルギー状態を示すと下のようになります。ここで,原子2に比べて原子1の方が,イオン化状態のエネルギーが低く安定で,反応は起こりやすいです。電子親和力で見ると,原子1の方が大きいです。つまり,原子1の方が「1価陰イオンが相対的に安定⇒1価陰イオンになりやすい=陰性が強い⇒電子親和力が大きい」という事になります。 (原子1 + e-) _       (原子2 + e-) _          |\               |\   電子親和力 =| \      電子親和力 = ↓ \_(1価陰イオン2)          ↓  \_(1価陰イオン1)  いかがでしょうか。よけいな混乱を引き起こさなければ良いのですが・・・

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