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未来完了はどんな状況で使うのですか?

starfloraの回答

  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.6

    未来完了の使用状況と用例については、すでに回答があり、それ以上の何かを述べる必要がないというか、わたしには、それ以上分かりません。     二番目の「完了形」の意味について、私見を述べてみたく思います。何かに典拠している訳ではないので間違っているかも知れません。     まず、日本語に「完了の助動詞」がある、というのは、正確には違っているのです。この場合の「完了の助動詞」は、「日本語文法での完了の助動詞」で、英語の「完了」と、共通する部分があるので、こういう名が付いているのですが、本当は別のものなのです。     英語の場合、「直説法」だけで言えば、「完了」の意味はかなりはっきりしています。複雑に見えるのは、「行為の持続」や「行為の完了」を意味的に内含している動詞があるからです。「完了」を内含している動詞の場合、過去形であっても、完了の意味になります。過去完了とは違う、「過去時点での完了」です。これは「現在の完了」もあるのです。die というような動詞は、he dies. のような例で考えると、これは「彼は死んだ」で、しかし、出来事は「現在」に起こっています。     動詞のタイプを別にすると、現在、過去、未来は、それぞれの時間の一点でのできごとあるいは行為の「生起」を意味しているのです。「生起」ですから、その時点前には、できごと・行為は「なかった」のです。しかし、その時点以降についは、現在・過去・未来時称は、「何も指定していない」ということになります。動詞が完了タイプの場合、指定は、完了となり、動詞が継続タイプの場合、継続進行になります。ただし、継続進行が、どこまで継続しているのか、それについての情報はありません。he lived. という時、「彼は生きていた」ですが、何時まで生き続けたのか、この時称は情報を含みません。     完了形は、「完了」の意味で捉えるより、むしろ「未完了」の意味で捉える方が分かり易いと思います。現在完了は、過去に生起したできごと・行為が、その後も継続し続けていること、つまり完了せず、未完了であることをはっきり述べる時称で、現時点でも未完了だと言っているのです。現在までも過去の行為・できごとの影響が続いているというより、過去に完了せず、現在も未完了だという用法です。無論、未来については「指定なし」です。     過去完了は、過去の時点から見ての過去の出来事・行為の生起というより、過去の時点から見ての、更に過去の時点で起こった出来事・行為の未完了を言っているのです。少なくとも、過去の時点まで、その行為・できごとは継続しているのです。He knew that she had lived. とは、「彼は、彼女が生きていたことを知った」で、彼が知った時点で、彼女は死んでいないという風に理解されます。これは、live が持続タイプの動詞だからです。die を使うと、過去の更に過去の時点で、「彼女はなくなった」という完了の意味になります。しかし、完了か持続かは、動詞が内含する意味によって決まって来て、過去完了の場合も、現在完了と同じ事項になるのだと思います。     I live in Paris. I lived in Paris. I have lived in Paris. の三つの文章だと、最初は、「いま住んでいる」ので、将来は「未定」です。次は、「昔住んでいた」のであり、過去と現在のあいだは、どうであったか「未定」かつ、現在と将来の状態も「未定」です。三番目の現在完了だと、「いまも住んでいる」で、過去の場合の「未定」が、「既定」になります。過去と現在のあいだも住んでいたし、現在も住んでいる。しかし、未来は「未定」です。     I finish the work. I finished the work. I have finished the work. 最初は、「この仕事を終了している」です。あるいは日本語として自然な表現では「この仕事を終了した」です。何時終了したかというと、今終了したのです。日本語だと、このような他動詞的な主体的行為について、「単純現在」の形がないはずです。「今日、わたしの仕事は終わる」だと単純現在のようですが、これは自動詞になっています(また、「予定未来」のようにも読めます)。次の「この仕事を終了した」というのは、英語でも、「完了」の意味です。動詞が完了の意味を持ちますし、過去にその主体的行為が行われたからです。それでは三番目の現在完了の文章はどういうことかというと、「この仕事を終了した」という意味で、日本語だと同じ表現になり、完了となります。     「すでにこの仕事を終了している」という風に訳しますが、finish のような主体的行為の他動詞だと、過去の場合でも、「すでに終了してしまっている」の意味になるはずです。これはどう違うのかというと、やはり、現在完了は、「過去の未完了」なのです。過去の時点で行為が起こり、それは未完了なまま現在まで継続しているのです。そういうことが「既定」です。しかし、動詞が完了の意味を元々持つので、行為は過去の時点で完了し、それ以降に「未定」状態が「既定」となり、「完了の事実」が現在まで継続するのだということになります。     I finished the work. だと、例えば、「三月二日、その仕事を終了した。しかし、四日にクレームが来て、仕事が終わっていないことが分かり、翌日、仕事をようやく仕上げた」という風に展開する余地があります。I finished the work on March 2, but I received a claim on 4, and.... というようなケースがありえるということです。これは、「過去の完了」がただの過去形だと、後に覆ることがあるということです。     He got angry. だと、十年も前のことだと、もう今は怒っていない可能性が高いですが、一時間前の過去だと、今は、怒りが収まったのか、まだ怒り続けているのか、過去形は、その状態は表示しないのです。He has been angry. だと、ずっと怒り続けている。行為の生起の完了が、未完了状態になって継続しているのです。     完了形は、英語で、perfect ですが、これは、「完全な」という意味で、per+fect は、「通じて行う」が原義で、{(すべてを)通じて行う」と「完全」になるのですが、「通じて行う」とは、行為の継続・持続で、むしろ「未完了」に近いとも云えるでしょう。(He laghed. 「彼は五分前に笑った」は、その後に「しかし、すぐ表情を変え起こりだした」とも続けることができますし、「そしていまも笑い続けている」と続けることができます。行為が完了していないのは後者の方で、後者は、現在完了で表現できます。     もう一つ、英語の直説法の場合、ほぼ純粋に時間のなかの出来事・行為の生起のパターンとして「時称」が意味を持ちます。しかし、英語でも仮定法になれば、またフランス語の「半過去」や「複合過去」などになると、「時称」は、時間のなかの生起パターン以外の意味を持って来ます。単純に時間の直線を考えて、そのなかの時点における行為の生起とか、時点から時点へのできごとの持続などというパターン把握できるのは、英語の直説法の「時称」が、近似的にそうなるのです。     一般に「時称」と読んでいる動詞のモードには、「時間のパターン」以外の要素が普通入っているのです。日本語の「時称」は、「助動詞」で表現されますが、古語で、「き」は事実過去で、「けり」は伝聞過去だという時、「伝聞過去」というのは、単に、時間のモードを表すだけでなく、別の要素も入っているのです。そして「き」は、「けり」でないということから、まさに、「けり」同様、時間以外の要素が暗黙で入っているのです。     日本語の「完了の助動詞」の「完了」と、英語の時制の「完了」は別のものなのです。  

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