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助詞「に」「は」「には」の使い分け

外国の友人から、 1.具合の悪い時は、この薬を飲んでください。 2.具合の悪い時に、この薬を飲んでください。 3.具合の悪い時には、この薬を飲んでください。 上記3つの助詞の使い分けについて質問を受けたのですが、よく説明できなかったんです。 この3つの言い方の違いを教えてもらえませんか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gekkamuka
  • ベストアンサー率44% (138/309)
回答No.2

 少し角度を変えて考えてみました。 1.具合の悪い時は、この薬を飲んでください。 2.具合の悪い時に、この薬を飲んでください。 3.具合の悪い時には、この薬を飲んでください。 4.具合の悪い時、この薬を飲んでください。 この場合、「この薬を飲め」という主題が<を>によって強められているので、前提条件における助詞はあまりその役割が求めれず、むしろ助詞なしの4番が一番収まりがつくし、これが2番と共に、「飲んで…」という用言を限定修飾しているだけに、すっきり通りやすいのではないでしょうか。  これを別の角度から見直すため、更に、この「薬<を>飲め」という文の結びつきを弱めさせて、ついでに順序も変えてみると、 1.この薬は、具合の悪い時は飲んでください。   この薬は、具合の悪い時は飲まないでください。 2.この薬は、具合の悪い時に飲んでください。   この薬は、具合の悪い時に飲まないでください。 3.この薬は、具合の悪い時には飲んでください。   この薬は、具合の悪い時には飲まないでください。 4.この薬は、具合の悪い時飲んでください。   この薬は、具合の悪い時飲まないでください。 用言に掛かる2と4番の場合が明瞭で、それに比べて3番は「飲め」とも「飲むな」とも両者いづれも可のような選択性が、そして1番はむしろ「飲むな」という逆接が、むしろ似つかわしいぐらいではないでしょうか。 3番は「この薬」にも「飲んでください」の何れにも掛かっているし、1番の方はむしろ「この薬」を取り立てているせいでしょうか。 下にもう一度、単純な例をあげてみました。  困った時、この金を使え。   困った時は、この金を使え。 困った時に、この金を使え。 困った時には、この金を使え。 この金は、困った時使え。 困った時使うな。  この金は、困った時は使え。困った時は使うな。 この金は、困った時に使え。困った時に使うな。 この金は、困った時には使え。困った時には使うな。

yanchengxu
質問者

お礼

語順を変えての詳しい説明をありがとうございました。 こういうふうに語順を変えて分析することでいろいろ見えてくるんですね。今までこういう分析をしたことがなかったので、また勉強しようと思います。 教えていただいたことは、さっそく友人に説明してみようと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

まだ考えがまとまっていないのですが、質問が閉じられてはいけないので、まず、現段階の拙論(中学校で習う口語文法のレベル)を記します。考えがまとまったら、また投稿させていただきます。 1の「は」は、これと取り立てて言う副助詞、あるいは主題を示す副助詞。 2の「に」は、これと限定する(この場合は時間)格助詞。 1の「は」は、いろいろある「時」のうち、「具合の悪い時」という場合を取り立てている。あるいは、「具合の悪い時」という状態についてまず提示し、その場合は「~してください。」と続けて述べている。 2の「に」は、後続の「飲む」という動詞(術語)を行うのが「~時」という時点であることを表している。 「具合が悪い時」を「三時」に置き換えてみましょう。 「三時は、この薬を~。」・・他の時間には別の薬かもしれないが、「三時」の場合に限っては~の意味。 「三時に、この薬を~。」・・薬を飲むのが「三時」であることを示しているが、他の時間、他の薬については何も述べてはいない。 3の「~には」については、未詳。 1~3が、伝える内容についてはほぼ等価であることは、ご指摘の通り(だからこそ、説明に苦労するわけですよね)だと思います。外国人にこの違いを説明し、納得させられる人はめったにいないのでは(負け惜しみですが)と思います。 とはいえ、このままでは悔しいので、さらに勉強したいと思います。ただ、いつになるかはちょっとはっきりしません。(月末まで締め切りに追われそうなので)説得力のある他の方の回答が投稿されれば別ですが、そうでなければ、御時間をいただきたいのですが・・・。勝手なお願いで申し訳ありません。

yanchengxu
質問者

お礼

詳しい説明をありがとうございます。 「具合が悪い時」を「三時」に置き換えるとわかりやすいですね。 早速今度友人に説明してみようと思います。

yanchengxu
質問者

補足

ご親切に色々ありがとうございました。引き続き考えていただけるとのことでしたが、お二人から詳しい説明をしていただけたので、一度ここで締め切らせていただきますね。 私自身、これから日本語を教える機会が増えそうなので、また助詞についてはこちらに質問させていただくことが多くなると思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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